発表会(^^)y

今日は最後の授業で発表会でした。
残念ながら人は少なかったけれど、皆さんの発表、よかったです。
紙を配って「時間の都合がついたら来てね!」といっておいたのですが、テストの真っ只中ということもあってか少し少なかったです。
まず、はじめにTAからHot potatoes と Webquestの説明がありました。やっぱり慣れているせいか、説明が簡潔でわかりやすかったです。
一年間を振り返ると、特に後期からは授業外でも集
清野先生のコメントと私の感想(一つ目の印が清野先生、二つ目は私の感想です。)
「レシピのドイツ語」
・学習サイトでありがちな、練習問題をたくさん載せるだけのものではなく、学習の過程を大切にした構成になっているのでそこがよいと思った。
(音声付の問題についての質問があった。)
・デザイン性が高く、色使いや絵や背景がすばらしかった。視覚的に刺激され、ちょっとやってみたいなとすぐに思えるようなサイトだった。いくら内容がよくても、デザイン性に欠けるものはやってみようと思わないから。それも大切だと思った。
「漫画でドイチュ」
・文法事項として説明したことを確認できるようなHot potetoesの練習できるような手を加えると良いと思う。分離動詞がどのように分離するか、アニメーションを使って説明できると面白いかもしれない。
・画面が二つに分割してあったので自分が学習サイトのどこにいるのかわかりやすかった。授業で最後に発表したときより、さらにかなりよくなっていたので、感動した。ドイツの漫画はこんなのですよ、と何回か見たことはあったが、それが日本語に対応した部分で同時に比べられるような2冊手に入ることは多くないので、よい構成の仕方だと思う。分離動詞について勉強しようという感じではなく、まんがが見たいので、一度やってみようと思った。学習者もそんな感じで、「〜の学習だぁ!」と肩を張らなくても取り組めるようなものはいいですね!漫画だとすぐ覚えられる、というと戸泉くんの感想はなるほど、と思った。
「実践ドイツ語」
・課題についての質問
・さすが、コンピュータを最大限に生かした機能がいろいろなところにちりばめられたサイトだと思った。評価表はとても細かく書かれていたので、参考にしてみたい。また、フレームや辞書がついていて、便利な点も多かった。ただ、すごくまじめな感じがしたので、もう少し絵が入るとさらによいと思った。
「よいしょドイチュで村おこし」
私たちのグループです。
まず、サイトの背景がとてもきれいで、改良した、文字のフォントの件などもよくなっていたと思う。Hot potatoesのサイトに比べて、指示や、文字での説明が少ないので、なんだか学習者を突き放したサイトになる恐れがあるというのを一番心配していた。その点について、考慮したつもりではありますが、
どの班もそれぞれ個性が出ていて、どれもそれぞれ面白そうだ。自分の班に欠けているものも多いので、ほかの班でよいと思ったことを、もう今年度の授業は終わってしまったが、これから教材を作るうえで(将来作りたいので)活かしていけるように、これまで学んだことを忘れないように整理しておきたい。
(続きはあとで)

ICTno

各班がそれぞれの進行状況を発表。
「三人組グループ」はスマトラ島沖地震の話題に加えて、アテネオリンピックの話題を作成しているようだ。レベルが異なる課題を設定したことはよかったと思う。特に、アテネの方は数字やデータを読み取らせる作業は初心者に適しているようだ。前にもそれは知ったが、忘れていたので、思い出してよかった。このWebquestの課題を作るときに、今まで学んだことを全てすぐに思い出せるわけではないので、他の班からの意見や他の班の活動を見て思い出すことや気づくことは重要だと思った。私たちの班にも皆さんの意見をありがとう。私も気づいたことはどんどん発言しているつもりです。
「ICTツーリスト」のグループは架空の旅行会社の名前を作ったところがなんとなく現実にありそうで、興味を持てる要素の一つだと思った。私たちのグループと比べて、文字が大きく、はっきりしていたので見やすかった。フォントの違いで受ける印象がだいぶ違うのだと、比べてみてそう思った。あと、リンク先の説明がしっかりついていたような小さな親切が重なって良いサイトになっていくから、おろそかにはできませんね。
私たちのグループに関しては、背景がきれいという意見が多かった。確かにリラックスするような背景は次の背景はなんだろう、と思わせる良いものだと思います。けれど指摘の中にもあったように、背景が印象深いだけになおさら文字のフォントの関係をもっと目立つ読みやすいものにしたり、内容も印象がしっかりするものにしなければならないと思った。文字はフォント(大きさ、字体)を統一したほうがよさそうだ。
ディスカッションの雛形についてはただ例文を挙げただけだとお粗末だし、ディスカッションの経験があまりない学習者にとってはどこからどのように始めたらいいのかわかりにくいため、フローチャートみたいなものを作ろうと思う。
あと更に課題へのアプローチのお助けということで、どんな視点から街の活性化(こう書くとなんだかまさしく村おこしになってしまうが、まあ名前もそうだし、いいか!)が考えられるか、キーワードをさらに付け加えたらいいと思う。だからやる。
あと、評価の点では本当に難しいものだと思いました。けれどid:asukaiさんが授業中に言った、「グループの中でのそれぞれ得意な役割や側面を自己評価することも大切。」というのは本当そうだな、と思った。

来週発表です。
とりをしっかり飾れるようにがんばろう!!ね、ユチャスコさん!

福田さんにページの切り分け方を教えてもらいました。早速週末少しやってみようと思います。ユチャスコのページはあのままだけれど、今、ドイツで日本語教師するときのためにいろいろ日本のこととか日本語の学習とかでページを作っているので、それに活かしたいと思います。

ICTの授業のまとめ

今日はそれぞれのグループが進行状況を発表した。
私たちユチャスコグループはホームページのおおまかなデザインが完成。あと手紙の雛形のドイツ語とリンク先のページが仕上がっている。
ただ、自分が一番懸念していた、リンク先をどこまで細かく載せるか、という点は、他のグループの人も悩んでいるようだった。
各都市のいろいろな情報が全体に載っているページを挙げてしまえばそこからいろいろな情報へとべてしまうし、各都市の特色を出そうと思うと偏見につながってしまうし・・・
あと、生徒への指示をもう少し具体的にサポートしてやらないと、今私たちが作成しているようなものでは、学習者が脱線してしまう可能性大、の恐れがある。
一応、今日班で話し合った結果、課題の雛形をひとつ簡単に示し、どんなアプローチの仕方が可能か、いくつか切り口を載せておこうということになった。

Webquestの課題では、作成、実施する方が準備するものはなんだか簡単な気がしていたが、実は、課題に取り組む過程で「親鳥→ヒナ鳥」授業と違って、いちいち指示しないので、見えないところ、暗示的な形で学習者をどのように導いていくかをしっかり考え、準備しなければいけないのだと感じた。つまり、今私たちが作成している過程で一番考えなければいけないことである・・・

あと、視覚的な部分が作成側の自己満足に終わらないように、これやってみよう、と思わせるようなサイトに仕上がるようにしたい。

ICTの授業のまとめ

Webquestにおいて1グループの人数はどれくらいがいい?
4人が、一番まとまりやすい。グループ学習だと、それぞれの強いところと弱いところが補いながらできる。多すぎる人数だと、遊んでしまう人がでてきたりするので4人が一番よい。コンピュータ学習=個別学習(進度、能力も含めて)は重要なポイント。けれどそれだけがコンピュータ学習のよい点ではない。メリットは他にもたくさんある。

*どんなよい点がある?
今までの授業の中でもわかったように、その時点での世界各地の情報が得られるだとか、興味に応じていろいろなところに検索を広げやすい、など。

*日本のCALL解釈では、Lavoratoryのイメージが強い。(Computer language lacoratory)ソニーの影響!?LL教室からひきつがれたいわゆる日本で考えられているCALL教室がほとんど。LLにコンピュータを導入しただけ!コンセプトが変わっていないから無意味。何を教育するかというコンセプトが一番大切。そこが変わっていないから、日本の教育は変わっていない。コンピュータが一台しかなくても、いっぱいあっても大事なところは教育者の教育の方針。

*外国語学習の場ではコミュニケーションを阻害する要因がなるべく少ない教室を作ることが大切。机の配置はコンピュータの配置など。外大のコンピュータの配置は外国語学習には不適切。

*VorlesungとSeminar。Seminarの授業形式は大切。自分たちの興味に応じて、主体的に学習を進めてそれを発表すること。ドイツの大学では後者でしか単位(?)は認められない。(知らなかった〜)

*評価
なかなか学習者に事前に言えないけれど、課題の前に、その到達点と、目標をきちんとしラパスか何かの形で学習者に伝えることが大切。
契約に基づく授業。学習者への評価の方法と同時に、学習者の先生への評価。
(本当!かなりうなずける!!!)

*自分たちで取り組むことで、事柄のもう反面を経験してきた。教師の大変さ、理想だけ述べていても無意味だから!話を聞いているだけだと頭で理解できたつもりでも身につかないことが多い。これはよく言われていることだけど本当にそう思う。
先に行為を行わせてから、正解を見せる。この定着効率は大変よい。(ある看護婦養成大学の話から)

帰納的学習法
実例を沢山見せてから、文法構造を学習者が構築させる。
考えてみると、ネイティブのTangramを使った授業の進め方はこんな感じ。新しい課のはじめのほうは、教科書を先読みしないかぎり、今なにをやっていて、どの文法項目に焦点が当たっているかよくわからない。そのかわり、後になって、触れた例文や単語、内容が頭に残りやすい。つまり授業の全体の内容が。

*グループ発表から・・・
石井さんたちのグループでは、他人のために旅行プランを作るという課題になっていた。その意図を聞いたところ、それにより学習者同士の会話やコミュニケーションが生まれるということ。その際、レベルに応じて学習言語と母語で話す。
実際自分たちが作るときには、自分たちが生徒でクラスでやったらどうなるかな、と考えながら行う。
私たちのグループでは「姉妹都市を結ぶ」という課題にした。
工夫したところは、課題の最後で、先生を姉妹都市を結びたいと考えている都市の市長になってもらって、学習者はメールを実際に送る。先生はそれに返事をし、具体的に会う日を決めるというものである。そして、最後の最後には、クラスのほかの生徒が姉妹都市の市民と見立て、実際に会う日程まで詰める。あと、脱線しないようにそれぞれの過程に当てる時間数を決めた。

「ドイツ語教授法」授業のまとめ

年が明けて初回の授業でした。^^

1.(Webquest のホームページを見て)Webquestの主旨を把握する
http://webquest.sdsu.edu/
Training materials 
→ Some thought about Webquest (目を通しておくこと)
・Long term(1週間から1ヶ月)とShort term(1回から3回の授業分)に分ける

→ Bilding Blocks for WebquestWebquestの構成と流れ)
・生徒に評価基準を示すことが大切
・Scaffolding(作業するときの足場、手がかり)…学習者がそれを頼りに学習を進めていけるようにするためのもの(Processからリンクが張られているので参照のこと)
Handlungsorientierter Unterricht(タスクを与えて進めていく授業)では、ただタスクだけを与えてやっておいで、というのでは学習者にわかりづらい、そのために作業を行うための目的や手順をしっかりと示してあげることが大切。(英語では、 task based/oriented )
先生がすべての情報を持っている親鳥で、生徒が口をあけてそれをもらうのを待っている赤ちゃん鳥であるという考え方から、
学習者は自ら課題に取り組み、間違いや失敗を経験したりする中で、自分の中に、経験として、学習活動をし、知識を構築していく考え方に。(constructivism)
それは… "Lerning by doing" ということ。

2.グループに分かれて一つのタスクについて評価をする
・Landeskunde的な学習目的があるのか、言語そのものの学習に重きが置かれているのかで、私たちの調べた
http://www.clearviewregional.edu/docs/ms/libra/webquestfrancetrip.html
の評価はだいぶ違ってくるが、もし、フランス人で英語学習者ならば、国内を旅行する課題はなんだかつまらない。しかし、フランス語学習者なら、フランスの文化や社会を知るためにはよい教材である。
・他のグループ
リンクが切れているとかなり問題がある。それがWb上の教材の強みだから。
レベル別に課題のレベル調整ができる課題は優れている。
目標言語で課題をこなしていくのか、それとも母語なのか。(外国語学習サイトの場合)
自分が今タスクのどの位置にいるかわかるようなサイトだと良い。
リンクで得る情報の関連性がないと、意味がない。

ある程度共通した視点が見えてきましたか…?

授業のまとめ

1.境先生の中国のお話
東アジアの人と一緒にドイツ語教育について考える(日本、中国、台湾、香港)
中国では、外国資本が入る企業(今は半分以上外国資本でも認められる)、今までと違い、外国企業はその国の方針で経営されるケース。言葉以外にも外国文化について学ぶ必要性。
Intercultural Trainingの必要性。
勢いがある中国。特に沿岸部。大学でも外国語教育が盛んに行われている。
小学校の英語教育…エリート校では特に力を入れた教育。英語のみでの教育。ペースも速い。
一方日本の教育は、議論が進んでいない。また、まともな政治家がそのことについて話し合っていないから…
2.グループ発表
*ユチャスコグループ
飛んだページに”トップページに戻る”や”ステップ1→ステップ2…”のをつけて、学習者が次のステップに飛びやすいように工夫するとよい。
*4人組グループ
誘導や指示がページについているとわかりやすい。練習問題が並んでいるだけだと学習者に親切ではない。
*Toyグループ
見やすさの配慮が必要。ファイルとしてまとめたりして、長い説明文をコンパクトにするとなおよい。
漫画という要素を抜いたら、伝統的な文法バリバリの説明?!
アイディアは面白い。
*3人組
裏技のサイトなどで細かい技ができるとそれも工夫できる内容のひとつ。
サイトを分割してあるので、インデックスがいつも横にでていて、自分のいる場所がわかりやすくなっている。相手に対する配慮が大切。
*黒木グループ
学習者のフィードバックシステムがしっかりしている。掲示板のアイディアはよい。
穴埋め問題は一番最初に穴をつくるのではなく、途中からのほうがよい。学習者が驚かない。

*質問*もし裏技が載っているサイトでよいものを知っているかたがいらっしゃったら、ぜひ教えてください。


3.これからの予定
Handlungsorientierter Unterricht
Tash Based Lerning
Projektunterrichtなど・・・を扱う予定。
”Lerning by Doing” さまざまな活動を行うことによって、自分の中に知識を構築していく学習を目標にした学習。
能動的な行為、タスクを行う。レゴ(おもちゃ)などもその発想から生まれている。
現在では外国語教育の中でも話題になっている。
文法など、外からInputする作業とは別なもの。
帰納的な学習。自分で規則を見つけていく。すでにある知識を教えられる受身体制ではない学習。
2方向ある学習の形態の中での1つ。
今回作ったサイトの中ではレシピのサイトの4人組のプログラムなど。料理をするという行為の中でドイツ語を身につけていく。
そのほかの例としては、旅の計画をたてるタスク(Gruppenarbeit)など。

参照ページ WebQuest のサイト (Projektunterrichtの雛形といえる)