毎年のことですが、5月3日は晴れるこ
とが多い。少し汗ばむような気温に海か
らの風が心地よい。
この時期の横浜は、6月に行われる「横
浜開港祭」に向けた年間最大のイベント
「横浜開港月間」が始まっています。
だから神奈川県民ホールに向かう中、横
浜港や山下公園に近づくにつれ、ますま
す人が増えて、イベントの案内や音楽が
大きく聞こえるようになる。
5月15日発売予定のCD「MAGIC HOUR」
今回の敏生さんのコンサートは、いつも
と違う始まり方のようです。
僕は初めて行ったのですが、今まで観て
いたライブやコンサート映像通りではあ
りませんでした。
ネタバレしたくないので書きませんが、
ぜひ行ってください。ちょっと面白いか
もです。
ホール 3階から見える MAGIC HOURの横浜港
曲が始まってからのパフォーマンスは圧
巻でした。最近の敏生さんの傾向なのか
もしれませんが、アップテンポでダンス
系の曲が多い。いきなり全開です。
1階のお客さんは既に立ち上がってノリ
ノリ状態。
楽しくてしょうがない。
敏生さんの CDはすべて聴いていますが、
その才能の豊かさで多くのジャンルの曲
を作るため、どうしても時代時代で聴く
曲の回数が変わってしまいます。
僕がよく聴いているのは初期の作品。そ
う、80年代のノリがよく明るい夏っぽ
いものやバラード。いまだにその頃の曲
が毎日家で流れています。
ノリのいい曲から MC、そして 80年代
の曲。ここは多分、僕たちのようなお客
さんに対する気遣いなのかも。人気の曲
をアレンジを少し変えて歌いあげます。
「RANP IN」
「MERMAID PRINCESS」
この 2曲を聴けただけで、チケットを買
った価値がありました。
敏生さんと同じ年齢の僕は、デビュー時
からずっと聴いていながら、自分の中で
はレコードや CD、DVDで完結してしまっ
ていて、コンサートやライブには一度も
行っていませんでした。
でも本当はそれが違うとを感じていて、
やっとそこを解放できた気がした。
まったく知らない曲が流れたと思ってい
たら、それは 5月15日発売予定の新
しいアルバムの曲。夕暮れをテーマに作
った、8曲だけの 37分間の聴きやすい
アルバム「MAGIC HOUR」です。今回の
コンサートはその発売に合わせたもの。
ユーチューブで先行公開されています。
初めて聴くのに、そう思えない。
やはり大好きな、敏生さんの曲でした。