親知らず4本抜歯の地獄体験記
これから親知らずを抜歯するかもしれない勇気ある君へ。
親知らずを4本まとめて抜いてきたので、これから親知らずを抜く人に覚悟の準備をしていただくために、抜くまでの全体の流れとそこにある地獄を語っていきます。
歯医者編
1年前から存在する虫歯治療のために評判の良い歯医者へ。
ネットで予約して2週間後に向かう。
受付を済まし、検温して治療台のある部屋へ。
30代くらいのお医者さんが登場。
医者「はい、見せてください。…う~ん、あぁ~、いいねぇ見てられる見てられる。」
わし一応虫歯あるんやけど、この人は普段どんな患者さんを請け負っているのだろうか。
虫歯は表面が黒くなっているだけで、治療の必要はないみたい。細かい理由まで一つ一つ説明してくれた。前通っていた歯医者とはえらい違いだ。
他に何か質問ありますか?と事あるごとに聞いてくれるので、そのたびに気になったことを質問しまくった。
親知らずの話題になり、下の2本を抜きたいですと言ったら、ここでは無理だからと自分の通っている大学の附属病院を紹介される。
医者「知り合い居たら気まずいかもだね。大丈夫?」
そんな人脈は無いです。
初診+レントゲン+清掃+紹介状で大体4千円くらい。
紹介状だけで1000円くらいが相場らしい。
ちなみに紹介状が無いと病院で5千円ほど余分に取られるので、紹介状をもらっておくのが良き。
病院編
3日後早速大学病院へ。
実は親知らずに圧迫されて中間の歯達は歯間ブラシが通らないくらいギチギチになっていたのでわしは急いでいるのだ。
ちなみに歯間ブラシをしないのは歯磨き粉を付けないよりも汚れが溜まるらしいから、ちゃんとしようね。
あら大きい。
大学にくっついている病院だが、中に入るのは初めてだった。
中は思ったよりきれいだな
お、おいもう帰ろうぜ…
なんだよ俺、ビビってんのか?
ここまで来たらもう後戻りはできないのである。
長い受付を終え、入ってから2時間後くらいにようやく診察が始まる。
覚悟の準備はよろしかったのだが、今日治療するわけではないそうだ。
医師の説明を聞き、1つ抜くなら日帰りだが、2つ以上抜歯する際は入院する必要があることが分かった。
自分の親知らずは上下4本存在し、上2本はまっすぐに生えているが表面にまだ出ていない。下2本は表面に半分顔を出しているが横向きに生えている。
医者「どうせなら一気に4本抜きますか?そのほうが楽ですよ。」
非常に悩ましい選択であったが、楽ですよという言葉につられて一気に4本抜くことに決めた。
医者「じゃあ一週間後に来てください。1泊2日の入院になります。」
その後、血液検査と心電図検査を行い帰宅。
初診+検査+レントゲンで5300円だった。意外と安い。
そして恐怖の術前一週間が始まる。
もちろんやることは一つ。親知らず抜歯の体験記を読み漁ること。
どの記事にも阿鼻驚嘆で魑魅魍魎な死屍累々の体験が広がっていた。
俺は余命一週間宣告されたことを、この時初めて気が付いたのだ。
入院編
入院当日の朝、これからまともな食事はとれなくなるため、普通に食事ができることへのありがたみを噛みしめながら、フルグラを噛みしめる。
病院到着。手続きを終え、4人部屋に通される。
うおお、ベッドやん!
入院したって感じがする!!
しかも浮くし曲がるやん、すげー!!
これが一番テンションが高かった最後の時である。
昼食はなんとロースカツがでた。手術にも勝つといいね。
そして、昼食後に点滴用の針をぶっさす。
普通の注射の3倍くらいチクッとした。チクッというか、チクッグニュグニュグニュwwwって感じだった。草生やしとるんちゃうぞ。
最初は左手に点滴の針をぶっ刺したのだが、指す位置をミスったのか失敗。
いや、くそ痛いけど失敗は誰にでもあるし、仕方ないよ看護師さん。
仕方ないので今度は右手にシフトチェンジ。腕を締め付け、血管の位置を探るために念入りに指でポンポンする看護師さん。そして挿入。
チクッグニュグニュグニュ…グリグリグリグリ……グリグリ……………看護師「?」
貴様、今なんで首を傾げたぁ~~!!??
看護師「多分入りました。」
いや多分て!!
俺は笑っていたが、もしまた失敗していたらピキピキしていたところだろう。
無事血管にぶちさせたので、試しにお水を注入される。
ああ^~気持ちええんじゃ。腕のあたりがじわ~っと冷たくなる。
多分ヒール魔法をかけられたらこんな感じ。
そして時は満ちた。
14時頃に名前が呼ばれ、看護師さんについていく。
直前にトイレに行ったのだが、前日パプリカ、バナナ、カボチャ、ミカン、ヨーグルト、もずく、納豆という最強の夜飯を食べたために俺のケツは痔を発動させなかった。
これが嵐の前のケツの静けさってやつか。
不思議と恐怖は全く無い。断頭台に向かう死刑囚もこんな感じだったのだろうか。
治療室に着くと、そこには歯医者によくあるあの椅子があり、俺が書類にサインすると早速手術が始まる。
血圧と心拍数がリアルタイムでモニターに映し出される。
「あ、これピーって鳴ったら死ぬやつじゃん」
医者「一気に眠くなりますよ。」
なんとこの手術は皆さんおなじみ静脈鎮静併用の局所麻酔下で行われるのだ。つまりどういうことかというと、点滴から夢見心地になる薬をぶち込まれた後に麻酔をぶち込まれるので、痛みは一切生じないどころか、術中はほぼ眠ったような状態だ。
勝った!第3部完!!と言いたかったのだが、全く眠くならない。
意識ははっきりしている。あれ、これはまずいやつでは?
そう思ったのもつかの間、麻酔を上下合計12本くらい打たれる。
「俺は今痛みを感じている(冷静な分析)」
しかし、麻酔のおかげで歯を削るときの痛みはほぼなかった。
歯を抜くたびにバリバリバリ!!ミシミシミシ!!という音が頭蓋骨に響く。
あれは人間から出ていい音じゃないよ。
今思い出したけど、右下の親知らずは神経近くにあり麻酔があまり効かず、痛みありの状態で真っ二つにされたような気がする。しかし、本人は意識がはっきりしていると思いこんでいても夢見状態で記憶があやふやなので、実質痛みは無かったのだ。そうなのだ。
そして、一時間ほどで手術は無事終了した。我々は勝利したのだ。
医者「ぶっといのが出たよ❤」
並べられる俺の歯達。「いや、抜きすぎぃ!!」と心の中でツッコんだが、分割されていただけだった。
右2本が上の歯、左の分割された6個が下の歯。
下の歯は大体分割される運命を辿る。
歯が分割される様子は、触覚としてありありと分かる。
車いすに乗せられ、病室に戻る。
手術直後の写真を載せておく。死にそうな顔している。
口の中にできた、いわゆるかさぶたが取れないように、抜歯当日はうがい禁止、歯磨き禁止となる。
傷口からは永遠に止まらない出血の嵐。唾液も尋常なく分泌され、それと血のコンボで俺の口内はもうとんでもないことになっていた。
こうなったら作戦は一つ。とにかく安静にして寝る。寝ていれば痛みも気持ち悪さも感じず、いつの間にか朝になっているのだ。
前日ビビって4時間しか寝れなかった俺は、開放感も相まって一瞬で眠りに落ちた。
はっと目が覚め、腕に違和感を感じてそれを見る。
うおおおお!!血だ!!血が逆流している!!
とりあえずナースコールを押し、パニックになりながら写真をパシャリ。
点滴の針から血が逆流してチューブが赤く染まっていたのだ。
また針を刺し直すのだけは勘弁してくれ!!
看護師さんが来たので「先生(?)、血が、血が、あわわ」と言う。
しかし、看護師さん「あぁ、今治しますね」といたって冷静。
なんや、よくあることなんやな。よかった。
看護師「どうやったらこうなりました?トイレにでも行きました?」
ぼく「ねてました」
看護師「そう。」
いやめっちゃ興味無さそうやん。
チューブに再び水を注入されて血を血管のなかに押し流す。
あぁ^~ヒヤヒヤするんじゃ^~
そんなこんなで2時間程しか寝られず、夜ご飯の時間に。
夜ご飯の流動食は傷口に触れないよう、文字通り胃に流し込んだ。
その後痛み止めをもらい、麻酔が切れて歯が痛み出してきたタイミングで飲む。
20分くらいで効果が現れ始め、痛みが消えて眠気がくる。
しかし、まだ19時くらいで電気も明るく、他の患者と看護師が喋っている声もあり寝られなかった。
ここで同室のメンバーを紹介するぜ!
カーテンで仕切られて顔は見れないが、看護師との会話は聞こえるので、他3人の大体の人となりが分かる。
1:おじさん
彼は昼食のゼリーが口内炎に沁みたことを根に持ち、ネチネチ文句を言っていた。長い長い看護師との議論の末に、次はゼリーをプリンに替えることで和解したようだ。よかったね。
2:おじいちゃん
看護師と世間話をのほほんと楽しんでいた。かわいい。しかし、当然の権利であるかのように爆音で屁をする。屁をしたあと「おっ!」と嬉しそうな声を出す。仕返しに俺も爆音の屁を出してやろうかと思ったが、社会に適応しすぎた俺のケツからはすかしっ屁しか出なかった。
3:謎の人
カーテン越しにプシュー、プシュー、と聞こえてくる。たまに、マックシェイクの残りを吸い出すみたいな音を出す。とにかく謎の人。
4:俺
スマホで動画を見るしかやることがなく、普段は静かだがたまにデュフフwコポォwと笑う気持ち悪い患者。
地獄の夜へようこそ
俺の人生で思い出したくない日はいつか聞かれれば、この日のことになるだろう。痛み止めの効果は3時間程度で消えた。20時の事である。痛くなったら呼んでと言われていたので、ナースコール。痛み止めを渡されたが、「前回の服用から6時間以上たってから飲んでください。」とのこと。
えっ、まだ三時間しか経ってないよ?
そう、地獄なのである。
ここが、あの地獄なのである。
へぇ~、こんなところに地獄はあったんだぁ!と何回も思った。
一分おきに血反吐を吐き、そのたびに痛む口内。最終的に三角コーナー3杯分の血反吐が溜まった。
そもそも、鉄棒の大車輪を口でした後みたいな、歯の上下4か所をガンガンハンマーで殴らまくっているような、とにかくバカみたいな痛みがずっと続く。
言ってなかったが、点滴の針は刺した後もずっと痛い。こいつ自由意志を持って血管の壁チマチマ削ってるんじゃないのか?というくらいの違和感と痛みが続く。
部屋の電気は夜中になっても消えず、コロナ対策で開けっ放しのドアからは、常にポーン、ポーンという電子音が響く。
うがい禁止、歯磨き禁止、風呂禁止、寝がえりはうてない、唇も切れていて痛い…
こんなん寝れるわけないやろ!
この時点で今夜はオールナイトになりそうだと確信する。
人生で一番長い長い、長い夜が始まったのだった。
耐えること朝5時、3回目の痛み止めとともにようやく眠りについた。
2時間後、血反吐を吐きながら目を覚ますと、ほっぺがぷっくら膨らんでいた。
なんて顔してやがる…。
こうして、朝ごはんを食べた後に無事退院。
病院の外へ出ると、なんとまあ素晴らしい青空だこと。
ようやく地獄から抜け出したことを実感する。
あぁ、明けない夜は無いのだなぁシミジミ。
近くのスーパーに寄って、果物と野菜を大量に買い込む。地獄は終わったが、戦いはまだまだ終わらないのだ。
祝日+田舎なので、帰りのバスが全然出ていなかったのが誤算だった。
かなり重い荷物を抱え、1時間程自宅まで歩く。
血行がものすごく良くなり、口内の痛みはさらに悪化。
皆さん決して真似しないように。抜歯後1週間の運動は厳禁です。
抜歯2日目
もちろん退院したからといって、食べ物が普通に食べられるというわけではない。
基本噛まなければいけない食べ物は痛みで食べられないのだ。
特に予想外だったのは、傷口を縫った糸が結構硬く、舌を動かすたびに突き刺さることだ。
基本3食後に薬を飲むのだが、その薬の副作用により口内炎ができやすくなる。糸が刺さるたびに新たな口内炎が生成され、それがまた新たな地獄を形成する。物を噛むたびに電流が走ったような鋭い痛みが生まれるのだ。
ここで、手術前に買っておいたミキサーが大活躍をする。
手術後のおすすめの食べ物を紹介しよう。
1.リンゴミカンジュース
作り方:リンゴ1個とミカン2個をミキサーに放り込むだけ。
リンゴだけをミキサーにかけると、ドロドロになってしまい流し込みにくい。
そこで、ミカンの水分を利用してサラサラな液体にするのだ。
ミカンの酸味とリンゴの甘みがなかなかイケる。
2.キウイバナナジュース
作り方:バナナとグリーンキウイ1個のヘタをくりぬいて皮ごとミキサーにぶち込む。牛乳をバナナが浸るくらいに入れる。
バナナの甘みとキウイの酸味、牛乳の滑らかさが素晴らしい組み合わせ。おいしい。
酸味と甘みを組み合わせてればハズレはないね。
3.バナナジュース
作り方:バナナと牛乳コップ一杯程度
キウイなんてなくてもこれだけで完成された一杯。正直キウイは蛇足なレベルでおいしい。
4.おかゆ
5.ウイダーゼリー
6.胃に流し込めるもの全般
基本このような食事が3日から1週間続く。
タンパク質を取るのが難しいため、牛乳ときな粉を混ぜたものを飲むのもグッド。
おかゆを3食食べないと死ぬほどおなかがすくので大量に買っておこう。
薬の副作用との闘い
食後に飲む抗生物質。こいつの副作用は地味に精神にダイレクトアタックを仕掛けてくる。
1.口内炎ができやすくなる。
2.吐き気
3.全身のだるさ
4.尿が赤くなる
5.頭痛
全てが陰湿な嫌がらせであるが、飲み切らねばならぬので耐えるべし。3日目の夜までの分が出される。
今日からほっぺの腫れの様子を観察していくことにする。
3日目
幹部からの出血は無くなるが、傷口から分泌液が大量に出て苦い。
このあたりから痛み止め無しで寝れるようになる。
しかし、噛むのはまだ厳しい。
4日目
ほっぺの膨らみが最高潮となる。面白い。
あれ、元々こんな顔だったかもしれないという錯覚が始まる。
豚骨ラーメンが食べたい。
たんぱく質、脂質共に全く足りていない。
5日目
歯が常時痛いというのはとうとう無くなった。
糸が舌に突き刺さりまくって激痛なのはまだまだ続く。
と思いきや、もうどうにでもなれと糸をハサミでへし折ってやったら、これがクリティカルヒット。
糸が舌に突き刺さることはなくなった。
後は抜糸をして、口内炎が治るのを待てば普通の生活に戻れそうだ。
この5日間殆ど噛むということをしていなかったので、歯が物理的に浮いている。
噛むとミシミシいうし、心なしか頬の筋肉が衰えているような気がする。
笑っても痛くないほどには回復した。
6日目
糸が刺さっていた舌の口内炎が舌を動かすたびに涙が出るくらい痛い。
正直親知らずを抜いた後の痛みの数倍は瞬間的に痛むので、術後に糸が舌に当たる場合はすぐにへし折っておくことをお勧めする。
また、抜歯一週間後に感染症にかかってしまった人もいるらしいので、処方されたうがい薬は抜糸まではちゃんと使うように。
ほほのふくらみがだいぶ治った。
ちなみに一週間で成人男性のひげはこのくらい伸びるみたいです。
ここで、術前と術後の口内を比べてみよう。
口内画像注意。
下の奥歯の先にちょろっと見えているのがあの親知らずである。
上の親知らずは二本とも完全に埋まっていて見えません。
次に術後の口内。
画質が良くて申し訳ない。
親知らずがいた場所にはもう何もない。いるのは舌を刺しまくる凶悪な糸のみである。
僕たちの親知らずはとうとう逝ってしまわれたのだ。
そう、これからは親知らず無しで生きていかなければならない。
7日目
抜糸の日。
予約した時刻に行くと、すぐに手術開始。
抜糸は痛くないと聞いていたので、余裕満々のわし。
(ふはははは、さっさと抜いてしまうがよい。)
早速一本目が抜かれる。ん?おかしい。クソ痛いんだが?あれ、ん?
それもそのはずである。傷が治ると共に完全に体の一部となった物を引き抜くのが痛くないわけがないのである。
(ぜっ↑んぜん痛くねぇし…あと3本なら余裕だし…)
残念ながら一つの歯につき3本くらいの糸で縫ってあるので、残りは10本以上はあるのである。
(んぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!)
皆さん、抜糸もちゃんと痛いので覚悟して行ってきてください。
抜糸後は食塩水を口内にばらまかれて終了。大体5分くらいで終わります。
あの禍々しい糸は抜かれ、いつもの口内へと戻ってきました。
失って初めて大切さに気付くと言いますが、親知らずに関しては全く気づけませんでした。そもそも全員埋まってたしな。
気になるお値段
まずは本日の抜糸のお値段から。
なんと驚愕の230円。安すぎんだろおい。
そして、入院1泊2日のお値段が24780円なり。
それに加えて病院食の3食分で920円。
いや、食事は安いけど入院費高いな。
医者は「入院となるとちょっとは値段上がってきますね」と言っていたが、ちょっとどころか2倍になってるんだよなぁ。してやられたぜ。
まあ、一気に抜くには入院するしかなかったので仕方なし。
次に入院費以外の4本抜歯のお値段が16731円。
術中にぶち込む鎮静剤(夢見心地になる薬)や麻酔などの値段がこのうち3000円程度を占めているため、もしも1本ずつ抜いて4本抜くとしたら、2万5千円ほどになるだろう。
で、合計金額はというと、
術前一週間前の検査5300円+手術費+入院費+抜糸費=47960円となった。
5万円は超えると思っていたので、意外と安く済んだ。一番初めに行った歯医者の費用も含めると5万2千円だ。
つまり、行きつけの歯医者が無い人が1泊2日の入院で4本の親知らずを抜こうと思ったら5万円前後の値段がかかるという事が分かった。もちろん、病院や歯の状態によって値段は上下するので参考までに。
最後に
残念ながら一週間を過ぎてなお、たまに傷が疼きます。くっ、みんな俺から離れろ!!親知らずに封印されし悪魔が目覚めてしまう!!
親知らずは放置しておいて良いことは何もないので、早めに引っこ抜いておくことをおすすめします。痛み止めがあるので昔より楽なんだろうなぁ。(それでも地獄だけど)
単純に入院だけを取ってみても、決して快適なところではなかったので、入院しないようにさらなる健康オタクの高みを目指そうと思いました。
まだ地獄を体験していない方は親知らず抜歯に震えて眠ってください。そして勇気を出して抜きに行ってください。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
ガチマッチで安定して勝率9割になる方法
はじめに
スプラトゥーン2のガチマッチで安定して勝率9割以上をとっていた僕が、誰でもその域に達することのできるような考え方と練習方法をここに記載しておきます。
この記事が対象にしている人は
- スプラトゥーンなら何時間でもやっていられる
- とにかくガチマで勝ちたい
- ガチマで負けるとめちゃくちゃ悔しいし、勝てると本気で嬉しい
といった人向けです。
逆に対象としていない人は
といった人です。
こういった方たちはここに書いてあることはあまり役に立たないかもしれないです。
では、さっそく見ていきましょう。
負けたときにどう思うか
試合に勝つと嬉しいし、負けると腹が立ちますよね。
なぜそう思うのか考えたことはありますか?
勝利したときのあなたの気持ち
- 「自分の実力が反映されて勝てた。うれしい。」
味方が強くて何もしてないのに勝てることも稀にありますが、
大体は勝った時に「自分の実力のおかげで勝てた」と感じます。
敗北者になったときのあなたの気持ち
- 「味方が弱かったから負けた。」
自分が戦犯をかましたとき以外はこう思う人が多いです。
自分が戦犯をかましときながら味方のせいにする人も中にはいますよね(笑)
事実を言うと、勝つのも負けるのもあなたの実力がそのまま反映されます。
C帯しかいないプラべに行けばあなたは絶対勝てるはずです。
逆にプロゲーマーしかいないプラべにC帯の人が行くとどうでしょう?
C帯の人がいるチームは絶対に負けます。
このゲームは、4VS4のチーム戦ですが、個人の実力の影響力はとても強いです。
あなたが負けたときの言い訳「味方が弱いから負けた」
これはまぎれもない事実です。
チームに突出して弱い人がいたから負けたんです。
そして、「味方が弱いから負けた」という言い訳は
「弱い味方がいるだけで勝てなくなる自分の実力の影響力の無さ」があるから産まれます。
あなたの実力がその場にいる八人の中でもそこまで高くないから、弱い味方がいると負けるんです。
もしあなたがその八人の中で突出した、今よりも一つ上のウデマエにふさわしい実力があれば、弱い味方がいても勝つことができます。
「弱い味方がいたから負けた。」は「自分の実力は今のウデマエ相応だ」と言っているのと変わりません。
そんなこと言ってる人が強くなれるわけがないんですよ。
負けを勝ちにつなげる方法
じゃあ強くなる人が負けたときにどう考えるか。
味方のせいにしないのは当たり前ですね。
味方のせいにして強い味方が引けるようになるなら僕でも味方のせいにします。(笑)
強くなる人は「自分には何が足りなかったか」を考えます。
他人を変えることは不可能なので、自分を変える方向にシフトするんですね。
強くなるための流れは、
実践する→失敗する→反省する→成功する です。
スプラトゥーンで例えるなら、
実践:撃ち合いにいく
失敗:撃ち負ける
反省:なぜ負けたかを考え、どうすれば勝てるかを考える
成功:撃ち勝てる
これを完遂するだけでプロゲーマーになれます。
簡単でしょ?
でもおそらくスプラプレイヤーの中でこれを正確に実践してる人は1%もいないんじゃないでしょうか。
「そんなこといつもやってるけどうまくならない!」
という人もいると思いますが、やり方の問題です。
そういう人は撃ち負けた後のキルカメラの5秒間だけ
「あー、今のはあれがよくなかったな」と反省し
リスポーンした瞬間にはもう次の事を考えてるんですよ。
試合後には何をどう反省したかなんて殆ど覚えていないんです。
これでは反省したとは言えません。
僕もスプラトゥーン1の時はそうでした。
当時S帯から1か月ほど上がれずにいました。
キルカメラの5秒間にいくら反省したところで撃ち勝てないし、試合にも勝てない。
自分は頑張っているのに全く勝てない!
きっとこれは味方が頑張ってないからだ、味方が弱いからだ!
自分は強くなっているのに味方が弱いからいつまで立っても上に上がれない!
そんな思考が常に頭の中に渦巻いていました。
でも、ある日気づいたんです。
「あれ、キルカメラの5秒間の間に確かに反省や分析はしているけど、試合が終わった後に何一つ思い出せないな」と。
それから、キルカメラの間にどうして今撃ち負けたのかをノートに書いて残すことにしました。
ノート以外の方法でも、後から思い出せればなんでもオッケーです。
相手の使っていた武器とどうして撃ち負けたのかを簡単に書き、試合後に思い出して負けた原因を分析していきました。
すると、何十試合と重ねていくにつれて、どうして撃ち負けるのかが面白いくらいに明らかになっていくんですよ。
僕の場合、負ける原因が9割以上エイムが悪いことでした。
僕の場合というより、大体の人はこれです。
エイムがもう少し良ければ勝てる撃ち合いが殆どでした。
漠然とエイムがあまり良くないということはわかっていたんですけど、それがこのノートのおかげで確信に変わりました。
この確信に変わるということが非常に大事です。
エイムをよくするだけで、今まで負けてた9割の対面で勝てるようになると確信したんです。
そこで僕のモチベーションは爆上がりしました。
僕は毎日ガチマに潜る前に5分くらいエイム練習して、後はひたすらガチマをしていました。
そこを見直し、エイム練習を30分に増やしてみました。
なかなかすぐには効果は出ませんでしたが、原因はエイムと確信していたから続けることができましたし、エイム練習の時間を1時間、2時間とどんどん増やすことができました。
その後、まもなくウデマエがカンストしました。
そして、スプラトゥーン2が発売され、日本で10番目くらいの速さでウデマエをカンストさせました。(Twitterでそう聞いた)
その間にやっていたのは、ガチマッチを潜る前に1時間だったり、ガチマッチの間に1時間だったりひたすらエイム練習をしていただけです。
それ以外のことは何一つとしてやっていません。
ある程度エイムが良くなると、もうエイム練習はいいかとなる人がいると思うんですけど、本当にもったいないです。
エイム練習は基礎です。
ガチマッチはその応用です。
応用というのは基礎とは全くの別物に見えるんですが、結局は様々な基礎の組み合わせでしかないんです。
応用は「基礎を応用する」という意味ですから。
基礎が完璧じゃないのに応用に挑んだってそれなりの結果しか生まれないし、酷いときには全く歯が立ちません。
射撃場でのエイム練習は基礎ですから、ひたすらやってください。
どれだけ体調が悪くても百発百中になるまで体に叩き込んでください。
それがガチマッチを潜ったときに必ず生きてきます。
このように、負けを他人のせいにしないで直視して分析し、自分に足りていない基礎を鍛えるだけでうまくなります。
今あなたの周りに異次元レベルで強い人がいるかもしれません。
しかし、あなたとその人の違いは、このプロセスを確実にやったかやらなかったかの違いしかありません。
強い人は皆、圧倒的な努力と正しい努力の仕方を知っているだけなんです。
それを「あの人は才能があるから強い、自分には無理だ。」なんて逃げる人間はゲームにおいても人生においてもしょうもない人間で終わります。
ぜひ今から始めてみてください。
これを読んで基礎を完璧にしたあなたは絶対に今よりもうまくなります。
具体的なエイム練習
一応具体的な練習方法を書いておきます。
まず生放送していたときにあほみたいに質問がでた感度の問題ですが、
本当に本当に本当に感度なんてなんでもいいです。
上手い人は感度5でも-5でも完璧にエイムできます。
上手い人に「感度3じゃないと全然キルできない」って人はいないと思います。
まあでも好みの問題があるので、適当に色々試してみて直感で「これにしとくか」と思った感度で練習してください。
スプラ2の射撃場は行くと目の前に5個くらい的がありますが、その的を一時間ひたすら倒してください。
途中で飽きると思いますが、いろんなシチュエーションを頭の中で妄想して楽しんでやってください。
左側に動く的があると思うんですけど、どうしても練習に飽きがきたとき以外倒さなくていいです。
おすすめはシャープマーカーです。ブレが無いため、自分の本当のエイムが分かります。
エイム以外
スプラトゥーンにはエイム以外にも基礎があります。
しかし、その大切さの度合いはエイム:それ以外=8:2ぐらいの割合です。
まずはエイム練習からですが、どうしてもそれ以外の基礎が知りたいときは、ノートの記録を眺めて分析してください。
エイム以外に大事な要素が浮かび上がってくると思います。
最後に
この記事では、ガチマッチで安定して勝率9割になるためには何をすればいいのかを
僕のこれまでの経験から考えて皆さんにお伝えしました。
強くなる人はまず味方のせいにしないことは当たり前として、
実践する→失敗する→反省する→成功するのサイクルをうまく回していることを説明しました。
そのサイクルを正確に回す手段として、記録することを挙げました。
また、多くの人に当てはまる反省として、エイム練習を挙げました。
ここに書いてあることをやるかどうかはあなた次第ですが、
やらなければ実力は今の延長線上に留まるし、やれば実力は一気に伸びます。
ぜひ、自分の成長を楽しんで実践してみてください。
個人的なやつ
NENです。
一年ほど前からガチマや大会など一切やってませんが、エンジョイ勢としてたまにプラべとかナワバリとかで遊ばせてもらっています。
本当に素敵なフレンドさん達に恵まれたと感じています。
いつもありがとうございます。
ぜひ機会がありましたらまた誘ってください。
中国旅行
友達と2人で中国の上海に行ってきたので、旅の記録をここに残しておく。
上海は下の画像の赤い部分。
1日目 上海市へ向かう
中部国際空港から約2時間で空港に到着。
他で円を両替したほうが安く済むから、5千円だけ両替。
中国最初のご飯は、空港のマクドナルド。
味はうん、まあマクドナルドだった。
空港から上海まで地下鉄で1時間半。
電車に乗るにも空港みたいな荷物チェックがあって驚いた。
上海市到着
上海行きの電車に乗っていたのに、いつの間にか空港行きの電車になっていて逆戻りしたハプニングもあったが、なんとか上海市に到着。
駅から出ると、こんな感じの街並みが続く。
僕「すごい(小並感)」
友達「でかい(小並感)」
明日行く予定の上海タワーを横目に見ながら、本日のホテルに向かう。
たくさんの高級ホテルが並ぶ中、本日泊まるホテルはなんと1人900円の格安ホテル。
惨めだなぁ。
なぜこんなにも安いかというと、知らない人6人で1つの部屋を使うから。
ホテルでさっそくチェックイン。
チェックアウトするまでの人質として200元を取られた。
金はたくさん持ってきたからどんどんもってけーい!!
さっそくの絶望
手元に残ったのは2元(約30円)。
さーてと、残りの日本円を中国元に替えるぞ~!!
あれ、銀行もうやってなくね?
これ、明日まで替えられないじゃん。
手元に残ったのは2元(アカン)。
夜飯食えない。
結構歩いたから喉も乾いてるけど、水道の水なんか茶色くて飲めねえ!!
とりあえず今日は飲まず食わずで明日の銀行が開くのを待つことに。
異文化コミュニケーション
友達とは別の部屋だったので、明日の起きる時間だけ共有して自分の部屋に向かう。
すると中国人のおっさん1人がベッドに座っていた。
わし「ニーハオ!」
おっさん「シェンポンチェンイェンブーハー(意味不明)」
わし「I can't speak Chinese.」
おっさん「チョンポンニェンパースー(意味不明)」
わし「は?」
現地のSIMは友達が持っていたから、ネットを駆使してコミュニケーションをとることができない。
おっさんは貴重品を入れる箱の開け方をジェスチャーで教えてくれたので、悪い人ではなさそうだった。
しばらくするとおっさんが歯磨きするか?と伝えてきたので、まだ飯を食べてないと伝えたら、なんかカビが生えたパンみたいなのをくれた。
そのあと、2人組の中国人が入ってきた。
英語が使えるみたいなので、お金がなくて夜ご飯を食べていないと伝えたら、オレンジジュースを買ってくれた。
中国人「君にプレゼントするよ。お金は返さなくていいよ。」
わし「You are gentleman!!!!!」
死ぬほど喉が渇いていたので、これはめちゃくちゃ嬉しかった。
他にもアメリカ人?が2人入ってきたので、拙い英語を駆使して6人でいろいろな会話をした。
最後は「おやすみなさい!」と日本語で皆で言い合って寝た。
外国人あったけぇ…。
こういうところにまた泊まりたいなぁと思った。
2日目 お金が欲しい
夜中に音楽流したり、いびきがうるさかったり、ドタバタしてたりで、全然眠れなかった。
2度とこんなところに泊まらんわ!(熱い掌返し)
人質の200元は返ってきたが、両替できるまでは迂闊に使えない。
というわけで、銀行を歩いて探す。
上海、朝もなかなかきれいじゃねえか…
しばらくして銀行を見つけたので入って両替を頼むと、
銀行員「うちの銀行では口座がないと無理だよ。他なら替えれるかもよ。」
と断られる。
仕方なく他の銀行を回るが、やはり口座がないと替えられないみたい。
銀行員「あのホテルなら替えられるよ。」
ホテルの人「ここに泊まってないと替えられないよ。百貨店ならいけるかも。」
百貨店の人「ここじゃ無理だよ。駅に行ったら?」
駅員「ないです。」
わし「んあああああああああああああ!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!! !!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
そんなこんなで午前中はひたすら両替所を探し、なんとか別の駅で両替所が見つかったのでめでたしめでたし。
大金を手に入れたことで、全知全能の神になった気がした。
水が飲める、食べ物が食べられる。
これほど幸せなことは無い。
上海観光
そうして2日目の午後にしてようやく上海の観光が始まった。
とりあえず計画していた上海タワーに1駅分歩いて向かう。
こんな風に都会感がすごいが、路地裏に入ると風景が一変する。
都会の街並みよりもこういうところを見るほうが面白い。
中国の物価は割と安くて、ペットボトルの水はなんと約30円で買える。
他にも、大きい肉まんが1個50円だったりと、少ないお金で食べまくることができる。
上海タワーにつく前に腹ごしらえ。
店員のおばちゃんがとにかくめっちゃ喋りかけてくるが、何言っているかわからないので、写真を見て注文。
値段のわりにうまい。
中国ではほとんどすべての店にQRコードが置いてあり、それを読み取るだけで物を買うことができる。
偽札がかなり出回っているらしく、現金で払うと光にかざして本物かどうかチェックされる。
日本の偽札防止技術は高いので、中国のようにキャッシュレスがあたりまえになるのはまだまだ先だろう。(と、他のサイトで誰かが書いてた)
貧乏性発動
2人ともとても貧乏性だったので、上海タワー入るだけで150元くらいとられるのうんちやな!と入るのをやめる。
代わりに川沿いのベンチに座ってたそがれた。
私たちがタワーを見つめているとき、タワーも私たちを見つめているのだ。
ということは、タワーを見つめていれば実質タワーからの景色を見たも同然なのである(意味不明)
上海タワーからの眺めを妄想の中で満喫したので、次は豫園という伝統的な街並みが残る場所に向かった。
豫園では、天守閣みたいな建物のお店がたくさん並んでいた。
そして人の量が満員電車並みにやばい。
ここをさらに奥に行くと、入場料を払って伝統的な街並みが見れるそうだが、入る前から十分その街並みは堪能できたし、入場料が無駄に高いので入るのはやめた。
やべえ、コスパ半端ねえ。
まだご飯以外に金使ってねえ。
トイレには紙がない
はい、日本と同じ感覚でトイレにはいってブリブリすると終わる。
だいたいほとんどの公共トイレにはトイレットペーパーがない。
水に流せるティッシュを持っていなかったら…と考えると考えたくない。
そんなこんなで2日目は平和に終了。
本日の宿は4人部屋を予約したけど、入ったら明らかにやばそうな三人組が煙草をふかしながら、
「リーベンレン(日本人)!」と言ってきたので、
「ニーハオシェーシェー!!」と言いながらロビーにとんぼ返りしてシングルの部屋に変えてもらった。
三日目 運命を変える…!!
ここで僕たちの旅は360度変わってしまったのだ。
上海観光あんまり楽しくないやん…と思ってしまった。
都会やけど、たしかに都会でいろいろあるんやけど、そんなん日本にもいっぱいあるやん。
きれいやけど、往復12時間ほどかかると聞いて絶対に行かないと決めた無人島。
友達がめっちゃ行きたいと聞かないので、もういいかと行くことに。
うわーい船だー6時間もかかるぞー!
途中で船が上陸したのでここに下りればいいのか受付に聞いたが、話が通じない。
そしたら、隣の乗客がいきなり日本語で
「なにかお困りですか?」と。
受付と通訳してくれた。
惚れてまうやろ。
着いたわよ。
ここがあいつのハウスね。
緑しかねえなぁ!?
港でタクシーに乗って今日泊まるところへ。
あれ、無人?え?あれ?めっちゃ人いる?え?
ホテルがあるんだから人がいるに決まってんだろいい加減にしろ!!
うまい昼飯を食べていると、さっきの通訳してくれた人もそこにいた。
わし「あ、さっきの人おる!」
さっきの人「こんにちは、私中国人。日本語アニメで学びました。これから釣りにいく。」
わし「わいもいぎだい!!!!!!」
というわけで釣りについて行った。
だけど雨で波があらくて全然つれないから、中国人と別れて無人村に行くことに。
タクシーのおばちゃんが無人村まで案内してくれた。
しかし、霧が濃すぎておばちゃんに
「あぶないからこれ以上いけないぞ」と止められる。
わいら「うるせえ!!俺たちはいぐ!!!!」
おばちゃん「うるせえ!!危険だから無理だ!!!」
というわけで無人村を拝むことなくホテルに戻る。
はあ、うんち。
そしてやってくる絶望
翌日、昨日中国人が一緒に帰りのチケットを取ろうと言ってくれたので、中国人のところに向かう。
すると中国人のホテルに置手紙が。
「もう間に合わんから先に行くよ。君たちは明日の船に乗ってね。」
あ、朝早い方の船に乗ったのかと僕たちは思った。
仕方ないので、ホテルの人に次の船はいつ出るのか聞く。
ホテルの人「もう出たよ。」
わし「次は何時に出ますか?」
ホテルの人「もう出たよ。」
わし「??????」
どうやら1日1本しか船は出ておらず、風が強いためそれが昼出港から朝出港に移動した模様。
あかんやん。明日の朝飛行機乗るのに!!!
明日の朝飛行機乗るのに明日の朝船乗っ取ったらあかんやん!!!
ああああああああああああああああああ!!!!!!(ブリ省略)
もう飛行機代も消し飛ぶのが確定したので、歩いて無人村にリベンジに行く。
タクシーに乗るとまた危険!とか言われて見れないと困るからね。
めちゃくちゃ都会感あふれる街をぬけて、2時間ほど歩く。
そしてついに到着。
山のてっぺんにあるのは多分全部お墓。
写真で見たのと緑度が違うけど、冬やで仕方なし。
十分見ごたえがある。
めちゃくちゃディストピアを感じた。
昔は小さな台湾と呼ばれるくらい大きかった街だそうだ。
交通の便が悪いため、誰も住まなくなった模様。
(でも数人くらい人が住んでたのは見なかったことにした)
安くてうまいラーメンをたらふく食って翌日島を後にした。
翌日も上海行きの船は出なかったが、ほかの島に出る船があったので乗り継ぎまくってなんとか上海にたどり着いた。
とうとうぼったくられる
1日中移動して、空港の近くのホテルに向かう。
駅を降りると、明らかにやばそうなおっさんが
「タクシーのってけ」と声をかけてきた。
わし「歩く」
おっさん「乗れ」
わし「あるぐ!!!!!」
おっさん「50元でどうや?」
わし「高い!!!!!」
おっさん「じゃあ40元でどうや?」
わし「のる!!!!!!」
というわけで、相場よりちょっと高いが根負けして明らかにタクシーじゃない車に乗り込む。
普通の道で余裕で100キロ出してた。絶対タクシーじゃない。
そして目的地につく
おっさん「40元」
わし「持ってけ」
おっさん「ノーノーノー!1人40元だよ!」
わし「はい。絶対やると思った。」
わし「It's not タクシー!!!!!」
わし「I can't pay!!!!!」
と言って40元投げつけて逃げた。
なんか中国語で叫んでたけどめっちゃ逃げた。
旅の終わり
ぼったくり怖いなーと夜飯を食べながら思った。
そんなこんなで旅が終わった。
帰りの空港で120分前についたのでのんびりしてたら、飛行機もう飛んでってて笑うしかなかった。
8万円くらいのチケットを買って次の飛行機に乗りましたとさ。
名古屋行きが取れなかったので、関西空港に降り立つ。
友達がケチって普通の電車のチケットで岐阜に帰ることに。
5時間ぐらい電車に乗ってた。
いろいろあったけどまた行きたいなぁ。
中国おすすめ!
みんな行こう!!(適当なシメ)