青空を
旗が
ハタハタと
はためくを
阿呆のように
口をぼかんと
ただ見ているだけ
肯定と
否定が
パタパタと
ジョーカーが
舌出すように
裏返るのを
ただ見ているだけ
それでも空気中の粒子を
飽きもせず
眺めているのは
青空を
旗が
ハタハタと
はためくを
阿呆のように
口をぼかんと
ただ見ているだけ
肯定と
否定が
パタパタと
ジョーカーが
舌出すように
裏返るのを
ただ見ているだけ
それでも空気中の粒子を
飽きもせず
眺めているのは
天気読みをする彼女
山と海と空は水で繋がっている
そうかもしれないな
そんな世界を黄金の満月が照らす
僕は小舟で河を下る途中
僕が月を見ているのだが
月が僕を見ているような
何だか見守られているような
小舟はゆっくりと河を下り
やがて海へ出る
潮は満ち 潮は引く
柔らかな月光に包まれて
僕は水に浮く
そこは始まりであり
そこは終わりであり
天気読みをする彼女とゴールドムーン
外壁に蔦が絡まるビルの2階
老舗の珈琲店 気難しいマスター
何時もエリックサティが流れてる
アイリッシュコーヒー プリーズ
何だかとても 疲れていたけれど
窓際で 陽光を浴びて輝く
葉脈を眺めていたら
ちょっと幸せな 解像度
まだ 見える まだ 聴こえる
古い店での brand-new-letter
ps ジャンピングシューズを買ったよ
久しぶりに会おうよ