試験に落ちた後悔が日に日に大きくなる
令和四年の一級製図試験に落ちた
終わった直後はなんとなく手応えあってひょっとして受かったか??なんて思ってたけど、再現図や講師との面談をしてるうちにどんどんミス(と思うもの)を思い出した。
あーやっちまったのでは?と思いつつもワンチャン受かってると信じて待った12月26日。
落ちてたー!そんな気はしてたー!
ある程度覚悟してたからまあ来年あるしいっか、とかなり楽天的に考えてた。
で、時は過ぎ3月。
設計の長期コースを申し込んだので講義がスタート。エスキスがうまくまとまらず、こんな調子で大丈夫かと不安になる。なにせ角番。後が無い。
去年もっと作図してれば、設備もっと勉強しとけば、最後の確認をもっと細かく見てれば、もう製図から解放されてたかもしれないのに。
そんな後悔が日に日に大きくなってます。
もうやるしかないのだけれど。
気落ちした日はこれを聴きます。
生産性爆上がり!左マウスという選択肢
マウスは右手って固定観念は捨てていこう。
こんな人におすすめ
- 右利きの人
- マウスは右手で持つものだと持っている人
- 生産性を上げたい人
マウスはどっちで持っていますか
右手ですよね。普通
右利きの人なら特に、何の疑問もなく、初めてパソコンを触ったその日から
右手でマウスを持っているのではないでしょうか。
でも考えてみてください。
右利きの皆さんは、右手でマウスを操作し、右手で文字を書き、右手で物を取ります。
右手だけ過労です。左手はキーボードに添えられているだけ。
左手が圧倒的に暇です。
なのでマウス操作を左手にバトンタッチしましょう。
左でマウスを操作するメリット
マウス操作を左手にすると驚くほど多くのメリットがあります
- マウスから手を離さずにペンで文字がかける
- 右手側にマウスを置くスペースが無くなり、広く使える
- メモ帳を右側に置くとすぐメモを取る事ができる
- マウス操作しながらご飯が食べられる
- 圧倒的にテンキーが操作しやすい
1~4のメリットは予想の範囲内です。
ただ、5.のテンキー操作が予想外でした。
キーボード操作のみをしているときはあまり気になりませんが、マウス操作しながらちょっと数字を打ち込みたいとき、右手でマウスを持ったまま左手でテンキーを操作しようとすると指の収まりが悪いです。
でもいちいちマウスから手を離してテンキーを打つのも癪です。
しかし、左マウスにするとテンキー操作は右手をちょっと動かすだけでできてしまうので快適です。
ショートカットキーを使うにしても、右の親指でCtrlを押しながらHome,End、が押しやすい。
また、オフィス系のソフトはALT+数字キーでクイックアクセスツールバーのショートカットキーになります。
これが本当に快適。
生産性爆上がりです。
でも難しいんでしょ?
そんな事はありません。
1日あれば慣れます。3日もすれば違和感なく操作できるでしょう。
使うマウスは左右対称のマウスで良いです。
さすがに右手専用マウスは左手で持つと違和感ありまくりなのでおすすめしません。
左手専用マウスというニッチなマウスもありますが、まずはどこにでも売っている左右対称マウスで試してみることをおすすめします。
そのまま使うとマウスの主と副ボタンが人差し指と中指で入れ替わっていて使いづらいと思うので、設定>個人用設定>テーマ>マウスカーソル>ボタンから「主と副のボタンを入れ替える」にチェックを入れてください。(Windowsの場合)
「主と副のボタンを入れ替える」にチェックを入れた時点でボタンが入れ替わっているので注意してください。
そしてOKを押せば設定完了です。
あとは今まで通り、人差し指で選択やドラック(俗に言う左クリック)、中指でアプリケーション(俗に言う右クリック)ができます。右手人差し指でしていた操作を左手人差し指ですればいいのです。簡単。
さあ生産性の高みへ
ここまで読んでくださったかたはぜひ左マウスに乗り換えてみてください。
きっと操作性の良さに気づいていただけるはずです。
こんな人にはオススメできない
さんざん左マウスの良さについて語ってきましたが、以下に該当する人はおすすめできません
・左利きの人
ペンとマウスの持ち替えが減るという強みが死にます
・他の人とPCを共有してる人
マウスが壊れたと騒ぎになります
終わり🐭
羊飼いは旅を始める【羊飼いの旅】
どれくらいの人がこの曲を知ってるんだろう…
Aメロの一節目から歌詞が綺麗すぎるし、MVのいろんな解釈ができそうな感じも曲とマッチしている。
あの空の真ん中あたり
爪の跡みたいな
三日月が取り残されて
白みながら夜が明けてく
AKB48/Lyrics秋元康
新月の翌日か、新月の前日くらいの月齢の月がポツリと空に浮かんでいて、空の縁からだんだんとしらんでいく感じ。イントロから夜明け感ある。
部活で遠征に行くときに始発の電車に乗りながら「あぁ羊飼いの旅の感じだな・・・」と思いながらウォークマンで羊飼いの旅を聞いていた思い出。
楽曲データ
MVがマジでいい
この曲最大の魅力はミュージックビデオのストーリー性にあると思う。
You TubeにMVフルが公開されているのでぜひ見てください
歌詞もマジでいい
歌詞の主題は「羊飼い」が羊の群れを率いて新たな土地へと移動すること。
羊飼いは旅を始める
誰にも告げぬまま
山から山へ歩き始める
なだらかな斜面
静かに吹く風と光
鈴を鳴らして…
どこにある?
明日は…
どこにある?
未来は…
AKB48/Lyrics秋元康
単純に羊飼いが移動している描写ではなく、人生の決断とその道程のようなイメージもある。
秋元先生の書く人生の説教みたいな歌詞はどうしてこうも刺さるのか。
MVと合わせて歌詞を読むと深みが増すし謎も増す。
何あのMV…
謎のMVについて考えてみた
「羊飼いの旅」の歌詞は曲名通り、羊飼いが羊たちと山から山を移動しているような歌詞なんだけど、MVが意味深すぎて深い意味を考えてしまう。
MVの解釈については2chのスレがAKB48まとめんばーにまとまってるからぜひ読んで下さい。
個人的にへぇ~と思ったのは「マタイの福音書がモチーフ」って解釈。
私的には黒装束=羊飼い、白装束=羊で、ゆきりんがこの集団の長、まゆゆはこの集団の中心人物、こじはると玲奈は表向きは従うふりをしてるけどゆきりんを快く思ってない年長者的な役割だと思う。
もともといた土地(山?)では生活が難しくなって、みんなで違う山に向かおうとゆきりんが決めたけど、その土地を離れる儀式として「生贄」を捧げなくちゃいけない。
まゆゆがその「生贄」になることが決まって、本人もそれを受け入れる。
一方、こじはると玲奈は、移動の混乱に乗じて羊たちを連れてこの集団を抜け、自分たちが新たな集団の長になろうとしている。
それを知らない羊たちは甘い言葉に騙されてこじはると玲奈について行こうとするけど、事情に気づいた他の羊に止められる。
そして山を離れるとき、ゆきりんはみんなの記憶から「生贄」となったまゆゆの記憶を消すため呪文を唱える。
まゆゆの存在が記憶から消えた羊たちは祭壇に横たわるまゆゆを疑問に思うこともなく、羊飼いに付いて移動を始める。
唯一まゆゆを覚えているゆきりんだけが最後に振り返ってまゆゆに笑いかける。別れの意味なのかも。
人生に置き換えるならゆきりん=決断した自分、まゆゆ=諦めたこと、こじはる・玲奈=決断を揺るがす誘惑、って感じだろうか。
「夢では食べられない」からその後の人生を生きるために「夢」を「生贄」に差し出す。現実を理由に夢を諦めることなんて何度もある。そしてその夢に惑わされることもある。
そんな人生の描写なんだろうか。
一度も披露されてない
2011~2012年頃のカップリング曲ってリクアワにランクインするかチーム曲でもない限り披露する場がほぼなかった気がする。
ライブや公演でやってるところを一度も見たことがない。まあ盛り上がる曲じゃないからしょうがないとも思うけど。
オリメンかつセンターのゆきりんが唯一人残っているので、なにかの間違いでいいからやってほしい。
風の中 口ずさむのは
遊牧の愛の歌
山々に木霊するのは
幸せなこの旅の
ゆっくりした時の流れ
AKB48/Lyrics秋元康
この歌詞が一番好き
終わり
10分の確認で2ヶ月の努力が報われる話~R4年一級建築士製図試験~
この文章は私がR4年の一級建築士製図試験を受けた直後に書いたものです。
ちなみに無事落ちました。
製図試験とかいう己の限界との戦い
製図試験って何をどこまで頑張れば合格できるかわからないから、どれだけ勉強しても不安がつきまとう。
仕事が終わってから勉強して、日曜は学校に行って、休みのない日々を過ごす。
漠然とした不安、これでいいのかという不安。出口のないトンネルを歩くような日々。
心身を削って挑む製図試験だからこそ、いかにミスを無くすかが重要。
この記事は、そんな製図試験において回避できたはずのクソミスを犯した自分への反省文です。
初年度の所感
そもそも製図が大嫌いなのでモチベーションは低め。
仕事も現場監督だから設計の知識なんてほぼ使わないし、勉強してても学科ほど楽しくない。
というかそもそも勉強の仕方がわからない。
こんな低空飛行のテンションで望んだ初年度(R3年度)の試験は法令アウトのランクⅣ。
でしょうね。って感じでショックはなかった。
30枚図面かけと言われるなか、宿題も出さず、自主的に書いた図面はたったの2枚。
書ききっただけ御の字でしょ!と自分にくそ甘。
まあ、あと2回あるし、やり方はなんとなくわかったから来年頑張ろ~くらいの気持ちで初年度を終えた。
2年目の決意
相変わらず製図は嫌いなので絶対今年で蹴りつけてやる、と思って勉強開始したのが課題発表後。
過年度生のアドバンテージを全く生かさずに今年度の製図試験勉強を開始。
初年度にエスキスで手こずって、試験は高さ制限に引っかかった+アプローチ計画がクソだったので、法令遵守とアプローチ計画を中心にエスキス手順を確立していった。
結果的に自分にとってすごくいい手順だったと思う。
あと去年はやってなかった課題の復習。
去年は回答例を眺めてへぇ~と思って終わっていたところを、回答例を見ながらなぜそのアプローチにしたのか、スパン割をどう考えたか、ゾーニングはどうなっているかをノートにまとめていました。
復習したことで、プランがまとまりやすくなったと実感した。復習大事。
相変わらず作図はしなかった。宿題は出したけど、自主的に書いた図面0。受かる気あんのか。
でも自信だけはあった。なぜなら去年本番で3時間以内で書ききったから!
Y・D・Kなんですよ。やればできる子。やらないだけで。
そんなこんなであっという間に2ヶ月が過ぎ、直前期は記述を中心に勉強。
受かりたい気持ちより早く終われと思いながら当日を迎えた。
いざ本番
階数自由とか、杭基礎とか、ペリメーターゾーンの作図とか、所見で面食らいながらもエスキスはあっさり終了。100分でまとまった。怖すぎる。
記述に時間かかると踏んで、見直しの前に記述に突入。
思えばこれが良くなかった。
ペリメーターゾーンなんて何書けばいいのかわからなかったのでちょっと焦ったけど、埋めた者勝ち!の精神で書き殴る。
ここまで210分。順調すぎる。
一回見直そうと思って、要求図書と図面の整合を確認。このへんにミスはない。
間違えたら一発アウトな延焼ライン、防火区画、高さ制限もOK。
あれ?割といけてね?と思いながら作図に突入。
また3時間半余っていたので余裕ぶっこいてた。
ゴリゴリ書いて、補足も外構もしっかり書いて、面積表も書いて、部屋名も課題文にらめっこしながら書いて、よしできた!ここまで360分。あと30分も余っている。
よしじゃあ確認しようと思って、防火設備や特防の落としがないか、部屋名間違えてないか、その他諸々をチェック。
よしOK!と思って余裕を持って試験を終えました。手応えあり!
さて、ここで私は重大なミスに気づいていません。一発アウトの重大なミスに。
最上階の階段は魔境
今回の要求図面は1階、2階、最上階、断面図の4つ。
今までの課題は1階、2階、基準階の最下階(3階)、断面図を書くことが多く、すっかりそれに慣れていた私。
課題と試験で決定的に違うのは、最上階を書くということ。
つまり、階段は最上階で終わりなのだ。
しかし手癖とは怖いもの。最上階の利用者階段に思いっくそ破断線書いた。屋上に昇る矢印も書いた。
しかし、実際に屋上に上がれる階段は管理階段だけ。断面図も管理階段の塔屋だけ書いてある。
あーあ。やっちゃったね。図面の不整合。一発アウト。お前の2ヶ月水の泡。
見直し項目は事前に決めておこう
元来、私は見直し・確認という行為が大嫌いです。現場監督としてどうなんだ。
なので、課題や宿題はサラッと見直して提出してました。そして採点で真っ赤に染まって帰ってくる図面。
本番も思いつくままに見直ししたので、思いついてない項目は見直してない。
だから階段を間違える。クソミス。それさえなければ合格は固かったと言われる始末。
至極ごもっとも。
ということで、次回受けるときは見直しリストを予め作成します。
エスキスや作図もそうだけど、手順や内容は予め決めておくと余計なことを考えずに済む。
それにしても悔しい。次はカド番。問題が解けなかったとかじゃないから悔しい。
図面を書いた自分と、見直ししてる自分は他人と心がけよう。
終わり
【ジグソーパズル48】オタ卒して1年後くらいに聞きたい曲
今のところオタ卒の予定はありません
推しがいる人は歌詞をじっくり読んでほしい
この曲はAKB48の劇場公演をテーマに書かれています。
推しが出てる公演を思い浮かべながらぜひ聞いてみて下さい。
Aメロの歌詞がこの曲のすべてを物語っています。
風が剥がした
ジグソーパズル48/AKB48 Lyrics秋元康
セピア色のポスター
遠いあの日
通っていたライブさ
狭い劇場(シアター)
熱気の中 恋をした
君は今も
ここで歌ってるのか?
遠いあの日通っていたライブ=昔良く行っていた劇場公演ですね。
昔、という表現から今は劇場とは遠ざかった生活をしているんでしょう。
あの頃の推しメンは今もまだ劇場に立っているのかと思いを馳せています。
推しメンだったメンバーの今を知らないあたり完全にオタ卒してますね。
「川を渡れ」と
ジグソーパズル48/AKB48 Lyrics秋元康
君はいつか歌った
だけど僕は
泳ぎ疲れ 挫けた
人もまばらな
寂しすぎる客席で
古い曲を
僕は思い出せるか
「川を渡れ」=『RIVER』。こういうクロスオーバー?っていうのか?
別の曲がそっと挟み込まれててわかる人にはわかる(劇場公演曲だし秋元さんは完全にRIVERを指して書いたと思う)みたいなのがオタク心に刺さる・・・。
48Gの歌詞はほぼ全て秋元さんが書いてるから実は全部繋がってる説を推してます。
『RIVER』は人生の困難を川に例え、困難に立ち向かうことを鼓舞する歌です。
昔は格好いい曲という認識だったけど今改めて聞くと歌詞が刺さる・・・
このときみんなほぼ10代・・・
でも主人公は川を渡りきれなかった。
つまり道半ばで夢を諦めた。
ジグソーパズルとは諦めてしまった夢のピースのことだと思います。
自分というジグソーパズルで失ってしまった1ピース。
そしてそれを久々に見た劇場公演で思い出す。
夢に向かうことの輝きを。
この曲のエモさはこの曲の主人公が完全に離れていたAKBに戻ってきて改めて劇場に立つあの頃の推しを見たことにあると思います。
劇場に渦巻くメンバーの熱意、ファンの熱気。
その熱さをもう一度思い出す。
オタ卒したのは大人になったからではなく熱さを失ったから。
そしてその熱さとは諦めない夢の力。
※ちなみに川がテーマの曲に『夢の河』(前田敦子卒業ソング)があります。
ぐうの音も出ない完全無欠の卒業ソング。
これも川を渡ることを象徴的に描いています。
なんでこの曲をオタ卒してから聞きたいのか
それは久しぶりに見た劇場公演にまだ推しが出演していて、それをみて応援していたときの熱を思い出すとかやりたすぎるから!!!
でも、実際はこの曲を聞くたびにAKB好きになったばっかりの頃の熱さを思い出しているのでもはやこの曲は熱さの永久機関。
卒業するメンバーが卒業公演のラストにこの曲歌ったら絶対泣く。
そういった意味では「RESET」公演のオリジナルメンバーだったみぃちゃん(峯岸みなみ)に歌ってほしかった。オタクのわがままです。
劇場公演がモチーフの曲っていい曲多い気がします。
・ライダー(teamA/A3rd stage「誰かのために」)
・シアターの女神(teamB/B5th stage「シアターの女神」)
・ここにだって天使がいる(teamN/N3rd stage「ここにだって天使がいる」) etc
あと「ジグソーパズル48」っていうAKBをオマージュした小説もあります。
書いているのは「イニシエーション・ラブ」を書いた乾くるみさん。
本は手元にあるけどまだ読んでない。
劇場公演って良いよね
終わり
新人現場監督の心得
現場監督5年目が思う、新人のときに意識しといたほうがいいと思うことです。
偉そうに語ってますが、私が新人の頃は半分もできていませんでした。
勿体ぶることもないので結論をいうと、
- 元気よく挨拶する
- 元気と気合もしくは気遣いの心を持つ
- 判断に迷ったら質問
- とりあえず全部メモ
- 残業したくない人はすぐに転職
です。何番煎じですかってくらいよく聞くことですが、どの業種も同じようなことを新人に求めてるし、新人に専門的なスキルは求めてない(重要視してない)ってことです。
1.元気よく挨拶する
とりあえず挨拶は大事です。
大きな声で、にこやかに、相手の顔を見て挨拶しとけばなんとかなる。
仕事はできなくてもいい。挨拶から始めよう。
にっこり笑って挨拶してみましょうってteam8も歌ってるし。
朝、事務所に入ったとき、職人さんとすれ違ったとき、まず声を出しておくと気持ちが切り替わります。3秒前までくそ眠…と思っていても声をだすと多少は目が覚めます。
あとは朝礼で喋るときも「おはようございます!」と元気よく始めればその後の言葉が出てきやすくなるし、職人さんも話を聞くモードに切り替わってくれる気がします。
挨拶を制するものは1日を制する(しらんけど)
2.元気と気合もしくは気遣いの心を持つ
建設現場は元気と気合とガッツある人は多少仕事ができなくても多めに見てもらえると思います。
元気と気合が出せない人は、気遣いができる人になろう。
お、気が利くなってだけで評価上がる。マジ。
どっちもできない人は、仕事ができる人になるしかない。
しかし、建設現場において1年目ができる、わかる仕事なんてたかが知れているので結局、元気と気合か気遣いができるの2択になる。
私は気が利く人間ではなかったので元気と気合で乗り切ってました。
じゃあ陽キャになれってわけでもないです。陽キャの仮面をかぶればいいんです。所詮仕事なんで。円滑に進むなら仮面でも猫でも被ってください。
これは個人的な見解ですが、研修で叩き込まれるような敬語や礼儀作法はそこまで重要じゃないです。丁寧過ぎる言葉は逆に現場で浮きます。
名刺交換はマナー守ってできたほうがいいと思うのでそれは身につけてください。
少なくとも職人さんたちは尊敬語とか謙譲語が正しいかどうかは見てなくて、敬意を持って話すことが大事です。
事務所内の人とも、これは人によるけど、職員室で先生と話すくらいの心つもりで話しても問題ないと思います。上司にも先輩にも。いや人によるか…
3.判断に迷ったら質問
わからないことがあった時、「わかんないっす、教えてください!」と間髪入れずに質問できる人が強い。
現場はどんどん進むので「は?」と疑問に思った時点で聞いておくといいです。
話の中で知らないワード(知らないワードだらけだと思う)が出てきたときも一旦話止めても大丈夫そうなら「〇〇ってなんですか」と聞く。話止めちゃダメそうなときは話が終わってから聞く。先輩や上司は何が一般用語で何が専門用語かわからなくなっているので、疑問に思った時点で聞いてください。
聞けない場合は「ググる」と大抵のことは出てきます。Google様々。
わからないことがあればいつでも聞いてと言われるけど、わからないことがわからない。はよくあると思います。私もそうでした。「わからないことがあったら聞いてね」と言われても(いや全部分かりませんが…)と何度も思いました。
なので、「判断に迷った」「判断に自信が持てない」「何をすればいいかわからない」状態の時に質問しましょう。「これでいいですか?」「〇〇であってますか?」「何したらいいですか?」とどんどん発信しましょう。そうすると助けてくれます。黙ってると(あぁ、わかったんだな)と思ってしまいます。人間都合がいい生き物なので。
立場が上がるほど仕事が増えて、ぶっちゃけ新人につきっきりでOJTできるほどの余裕も余力もないのでSOSは自分から発信した方がいいです。これで困ってます。これがわかりません。と言葉にしましょう。
困ってる雰囲気とか出しても残念ながら上司はあなたのことをそこまで見てないです。見れてません。とにかく言葉にすることが大事です。
いつも忙しそうで話しかけるタイミングがわからない問題もあるけど、取り合えず「〇〇がわからないのですが、今お時間ありますか」的な聞き方をすれば、「今いいよ。」と教えてくれたり「あと10分まって」とタイミングを提示したりしてくれると思います。
4.とりあえず全部メモ
メモ帳を持ち歩きましょう。作業着の胸ポケットに入る大きさでできるだけ大きいものがいいです。測量野帳がベターですね。
自分が大事と思うか思わないかは抜きにして、教えてもらったことはとりあえずメモ。今日やること、やっとこともメモ。明日以降しなくちゃいけないこともメモ。疑問に思った、判断に迷ったこともメモ。頼まれたこともメモ。
脳みその少ない内部ストレージ容量に仕事を割くのはもったいないので、メモという外部ストレージに保存する。あとから参照もしやすいし、増量も簡単。制限なし。使い放題。
現場歩いてると他のことが気になったり、別の要件頼まれたりして本来の目的を忘れがちなので、メモを見返すと何をしたかったのか、何をするべきなのか、何をしてあるのかが明確になります。
メモ魔になりましょう。
5.残業したくない人はすぐに転職
働き方改革が叫ばれて久しいですが、現場監督は夢のまた夢。早出・残業は覚悟してください。絶対残業したくないマンは今すぐ転職です。どんなに業務を効率化したって定時には帰れません。傷が浅いうちに転職。それがお互いのため。
なんで現場監督は早出・残業が確定してるかというと、定時は8時~17時が基本ですが、8時~17時は職人さんが作業する時間だからです。
つまり、8時前に事務所や現場の鍵をあけて職人さんが入れるようにします。職人さんも朝礼前までにKYとか作業計画書とか器具の点検をしなくちゃいけないので7時半前後に来ます。そうすると職員はその前に出社しないといけない。早出確定。
17時に職人さんが帰ったら今度は現場内に飛散物がないか確認して、ゲートの鍵を締めて、休憩所の鍵を締めて、職人さんが出したKYや作業計画書をチェックして、日報をまとめて、押印して回覧して、、、とやること山積みなので残業確定。せめて残業代をきっちり払う会社に入社しましょう。
少し前までは「働き方改革」といっても建設業は猶予期間があって残業はガンガンしてたわけですが、2024年からは残業を月45時間まで減らさないとらしい。現状無理だと思いますね。
これは人から聞いた話ですが、地方の中小ゼネコンはみなし残業とか、そもそも残業代がつかないとか余裕であるみたいです。
ブラックじゃんとおもったらすぐ逃げましょう。若さにまさる価値はないです。転職もきっと余裕。心身の健康が第一です。
建設業の魅力
最後の最後に残業の話をしたので建設業ってくそじゃん…と思われそうなのでポジティブな話で終わりたいと思います。
ていうかどんな業種にもクソな一面ってあると思う。
建設業の魅力は「竣工時のやりきった感」に尽きます。
実際に竣工しないことには味わえないので日々の業務で感じることはあまりありませんが、どんな現場も竣工すると格別な達成感を味わえます。
何もない野原だったところに躯体が立って、外装・内装が仕上がって、外構も仕上がって…その過程を実際に見ているので「おお、できた…」と思えるんです。
あとは普段なら絶対に入れないところに入れることでしょうか。
病院の手術室とか店舗やホールのバックヤードとか、一般客として利用していると入れない部屋に入れるわけです。引き渡すまでは。
へー、こんなふうになってるのかとか、こことここが繋がってるのかとか思います。ちょっとした優越感。
自分が関わってない建物でも類似用途ならフロアマップ見るとなんとなく平面図が思い浮かびます。たのしい。
ここまで読んでくださった方のお仕事に少しでも役に立てれば幸いです。
終わり