パッティングの距離感をあわせるコツ②~距離感加算法~
パッティングの距離感がなかなか合わせられないとお悩みの方は、自分にはパッティングのセンスがないのだとあきらめてしまう前に次の方法を試してみてください。
特に、毎回ショートしてしまう方におすすめの方法です。
【12mのロングパットの想定】
①まず、5mの距離感で素振りをします。
②上記①の素振りに、さらに5mの距離感を追加した素振りをします。
③上記②の素振りに、あと2m分の距離感を追加した素振りをします。
④上記③のイメージで打つ
上記の例では「5mの距離感」としましたが、自分が距離感を出せる距離に置き換えていただければOKですし、慣れてきたら目測で加算していってもOKです。
要は、「最初から全体の距離で距離感を出す」ことが難しいなら、
「自分が距離感を出せる距離をどんどん積み上げて最終的な距離感を出す」という寸法です。名付けて「距離感加算法」。
素振りの数が必然的に多くなってしまうので、スロープレーにならないようにご注意ください。
パッティングの距離感をあわせるコツ①~距離感中庸法~
パッティングの距離感がなかなか合わせられないとお悩みの方は、巷で評判のいいパターを探す前に次の方法を試してみてください。
距離感に自信を持てず、打つときにパンチが入ったり緩んだりしてしまう人には特におすすめの方法です。
①1~2m以上ショートさせるイメージで素振り
②1~2m以上オーバーさせるイメージで素振り
③上記①、②の中間のイメージで素振り
④上記③のイメージで打つ
①と②で、ショートする距離感とオーバーする距離感を作っておけば、その間をとればそれなりの距離感になるという寸法です。名付けて「距離感中庸法」。
素振りの数が必然的に多くなってしまうので、スロープレーにならないようにご注意ください。
チーピンを防ぐコツ
チーピンに悩まれている方、左側のOBが怖くて仕方ない方、だまされたと思って次の方法を試してみてください。
『左手の人差し指と右手の薬指を強く握る』
※アドレスからフォローまで
シンプルにこれだけです。
細かい解説は文章だと難しいので割愛させていただきます。
ショットを安定させるコツ
ショットを安定させるための簡単な方法をお伝えします。
それは『グリッププレッシャーを一定に保つこと』です。
クラブを握る強さをスイング中に一定に保つことで、クラブの挙動が安定し、球筋が揃ってきます。また、スイング自体の力感やリズムも安定してくるので、結果的にスイングがよくなります。
もちろん、スイング中の遠心力やインパクトの衝撃等によって、完全に一定に保つことは難しいですが、意識的に握る強さを変えないだけで、結果が違ってきます。
アプローチイップスの治し方
「ショットは大丈夫だけど、アプローチになると手がスムーズに動かない」
「さっきは緩んでザックリ、今度はパンチが入って大オーバー」
「フェアウェイからアプローチするくらいなら、ラフやバンカーの方がまだマシ」
そんなアプローチイップスに悩んでいる方、治し方を説明します。
ステップ①:自分のイップスの原因を理解する
ステップ②:イップスの原因に応じた対処法を選択する
ステップ③:検証してみる
【ステップ①:自分のイップスの原因を理解する】
アプローチイップスは、『結果を過度に恐れる』あまり、体の動きがぎこちなくなってしまい、普段の練習では出ないようなひどいミスが出てしまうわけですが、具体的な原因、つまり『何を怖がっているか』を考えてみましょう。
大きく分けて2つあるので、自分がどちらのタイプかを考えてみましょう。
<タイプA:ちゃんと打てるか>
ザックリしないか、トップしないか、シャンクしないか等、うまくコンタクトできないことを過度に気にしている状態
<タイプB:ちゃんと寄せられるか>
ちゃんと打てるけどカップに寄せられるか(ショートしないか、オーバーしないか)を過度に気にしている状態
タイプAはヘッド軌道のミス、タイプBは力加減のミスを過度に恐れていることから、イップスの症状が出てしまっているということになります。
自分のタイプを確認したら、次のステップに進みます。
【ステップ②:イップスの原因に応じた対処法を選択する】
<タイプA:ちゃんと打てるかイップスの対処法>
このタイプの人は、「リストコックをたくさん使う」「アドレスでのハンドファーストが強い」「ダウンブローが強い」「カット軌道」など、『難しい打ち方』をしている場合が多いです。
なので、「水平に振って」「バンスを使った」『やさしい打ち方』に変えることで改善できます。
『やさしい打ち方』のポイント
①体重配分は左足5:右足5
②ボールは体の中心からボール1個左
③ハンドファーストにしすぎない
④あまりリストコックを使わない
<タイプB:ちゃんと寄せられるかイップスの対処法>
このタイプの人は、ボールにちゃんとコンタクトできる実力はあるものの、寄せなきゃいけない!というプレッシャーから、「ショートしたらどうしよう」「オーバーしたらどうしよう」という両方の気持ちを抱えてスムーズに体が動かず、『距離勘』を大きく狂わせることになります。
なので、「ショートはOK」または「オーバーはOK」と、どちらかを許容してあげることで改善できます。
それでも改善できない場合は、技術面を見直します。
キーワードは『力加減を一定にキープ』です。ポイントは次のとおりです。
①強く握る
②できるだけ小さいふり幅で強く打つ
③基準となるふり幅を練習しておく
>①強く握る
グリップは力をいれないで3割くらいの力加減で柔らかく握るのが通説です。
たしかに『距離勘』も作りやすいのですが、強く握ることも緩めることもできるため、力加減が「不安定」な状態です。
なので、そこそこ強めに※グリップすることで力加減を「安定」させることができます。※5割~8割程度が目安です
>②できるだけ小さいふり幅で強く打つ
グリップの力加減が安定したら、次は実際に打つ動作の力加減を安定させましょう。
そのためには、「打ちたい距離に対して、できるだけ振り幅を小さく」します。そうすることで強いインパクトが必要となるため、スイングの『ゆるみ』をなくし、力加減を安定させることができます。
>③基準となるふり幅を練習しておく
①、②の打ち方は、力加減こそ安定するものの、距離勘を作りにくいデメリットがあります。なので、距離の基準となるふり幅を練習し、キャリーの距離を把握しておきましょう。
(例)
基準1:ヘッドが膝から膝 10y
基準2:ヘッドが腰から腰 30y
基準3:手元が腰から腰 50y
なお、基準間の中途半端な距離の場合、例えば上記事例でいう20yを打ちたい場合には、基準1と基準2の間位のふり幅で打つことで概ね対応できますし、加えてフェースの開き加減、ボール位置、グリップを持つ長さ、打点を微調整することで、さらに細かく距離の調整をすることができます。
アプローチイップスに悩んでいる人は、一度お試しください。
誰でもスコアが良くなる練習法
みなさんは普段、どんな練習をしていますか?
練習場で周りを見ると、スイング改造に一生懸命に取り組んでいる人がほとんどのように思います。活躍中のプロのマネをしたり、ゴルフ雑誌やレッスン書を読んだりして、最新のスイング理論を試してみたり。それで飛距離がのびたり、いい当たりが出ることもあると思いますが、多くの場合、スコアアップにはつながりません。
最新のゴルフ理論を実践しているのになぜ?スイングが良くなったのになぜ?ドローが打てるようになったのになぜ?パンチショットが打てるようになったになぜ?と悩んでいる方は、スコアアップのために必要なことを見失っているのかもしれません。
スコアアップのために必要なことは、
シンプルに『狙ったところにボールを運ぶこと』です。
さらに実践的に言い換えれば、『狙った範囲にボールを収めること』です。
その『範囲』を狭めていくことが、ゴルフにおける上達であり、それがスコアアップに直結するんです。
じゃあ、どんな練習をしたらいいのかを説明していきます。
レベル①:目標を決めて、その目標よりも右側に打つ(どこまででも右でいい)
レベル②:目標を決めて、その目標よりも左側に打つ(どこまででも左でいい)
レベル③:目標を2つ決めて、その範囲に打つ
レベル④:レベル③の2つの目標を少しずつ狭くしていく
※レベル①から始めて、10球中8球成功したら次のレベルに進みます
とてもシンプルですよね。でもゴルフコースで求められていることは、これがすべてなんです。カッコいいスイングではなく、美しいドローボールでもなく、強烈なスティンガーでもなく、『スコアを崩さない場所(範囲)にボールを運んでいく』という超絶に地味なことなんです。
伸び悩んでいる方、スイング改造しすぎて迷走中の方、一度シンプルにゴルフを考えてみませんか?
打ち急ぎを防ぐコツ
ゴルフでミスの原因としてよく言われる『打ち急ぎ』。
現象としては、緊張や力みなどによって、トップからダウンスイングへの切り返しが早くなってしまうことでミスが出る、、ということになります。じゃあ打ち急がないように打てばいいんですが意識しても難しい。。
ということで『打ち急ぎを防ぐコツ』、ご紹介します。
【1】打つ前の素振りで一工夫
単純明快、打つ前に、いつもよりもトップを深~くした素振りをしておく。というだけです。
筋肉もストレッチされて動きやすくなりますし、緊張して打ち急いでしまっても、普段と同じスイングに近くなりやすいです。簡単な方法ですがびっくりするほど効果があります。
【2】普段から慣れておく
「打ち急ぎを防ぐ」という目的からは外れますが、「打ち急ぎによるミスを防ぐ」という意味で効果的な方法です。
普段の練習から、スイングリズムを早くして打つ練習をしておいて、本番で打ち急いでしまいそうな場面、つまり緊張するような場面は、そのスイングで打ってしまうという逆転の発想ですね。以下ポイントです。
①早い動きでバランスを崩さないよう、脚と腹筋周りにしっかり力を入れておく
②球のつかまり具合が変わることを想定して、グリップを調整する
③普段と球筋や飛距離が変わることを想定しておく
お試しください。