(前回のつづき)
円形な利尻に対して、縦長な形です。
人口は2500人前後で利尻島の半分程度です。
香深港(かふか)というフェリーターミナルが島の南の方にあります。
空港もありますが、残念ながら休港中です。
映画「北のカナリアたち」のロケ地である北のカナリアパーク。映画のために作られたセットの校舎だそうで。遠くに利尻島が見えます。
【北のカナリアパーク】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
校舎の中に入れたり、ちょっとした公園みたいになっていて、観光地という感じです。駐車場やちょっとした売店もあります。
もし訪れるなら事前に映画を見ておくのがおすすめ。(自分はHuluでダウンロードしてフェリーの中で観ました)
遠くに見える利尻島とバイク。フェリーターミナルや北のカナリアパークのある南部のほうから北上する途中に撮ったものと思われます。
道北のほうは旅人が多いからか子どもがライダーに対して会釈してくることがよくありますが、礼文島でも同じように島の子どもに会釈されました。
礼文島最北端のスコトン岬。
周りに駐車場や売店はあるものの、宗谷岬と比べるとあまり観光地化されておらず、荒涼とした場所です。
売店では昆布ソフトクリームが売られています。店員曰く、昔はもう少し昆布味を前面に押し出していたそうですが、リニューアルを経て、だいぶマイルドにしたとのことでした。
宿泊地の九種湖畔キャンプ場。の受付。
日本最北のキャンプ場のようです。
【久種湖畔キャンプ場】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
チェックインしてぶらぶらしてると九種湖が。
一周する散策コースもあるようです。
陽が暮れるとこんな感じです。
バイク乗り入れは不可ですが、バイクの駐車場の近くにテントを張れば実質乗り入れとあまり変わらないです。(荷物の運搬を考えると乗り入れできるかどうかというのはキャンプツーリングにおいて重要なポイントである)
島の北部には残念ながら日帰り温泉はないため、翌日にフェリーターミナル近くにあるうすゆきの湯に入ることにして就寝します。
http://seikanso.my.coocan.jp/main/p031600.htm
翌朝。まずは桃岩猫台の駐車場を目指します。
桃岩猫台駐車場あたりから撮影した花です。
これが有名な桃岩という巨岩です。桃の形をしている?
南の方の西海岸側にあります。バスで来ている観光客もいました。
桃岩の反対側の様子。道路は行き止まりです。
奥に見えるのがおそらく桃岩荘ユースホステルだと思います。北海道を旅する旅人の間では有名な宿ですね。かなりクセが強く、合う人と合わない人がパッキリ分かれると聞きます。帰りのフェリーに乗るときに、おそらく宿泊者を歓迎しているであろうヘルパー(宿代と食事がタダで施設運営をサポートするスタッフのこと)?が応援団みたいな旗を振って大声で叫んでいたのを見かけました。
さて、ここからはトレッキングコースの写真です。
フェリーターミナルの駐車場にバイクを停めてバスでスタート地点に向かいます。
桃岩展望台コースと言われる、前工程で2時間半程度のコースを歩きました。一番初心者向けなコースだそうで、自分は南側の知床(世界遺産の知床と同じ名前ですが、シリエトク=アイヌ語で突き出たところという意味のようなので、由来は同じなのでしょう)までバスで向かい、そこから北上しましたが、途中何人かの観光客とすれ違いました。ガイド付きの団体客もいたかなと思います。
看板のところから1.5kmくらいのところにある元地灯台。
まずはあそこを目指して歩いていきます。
振り替えると南の方には利尻島が見えます。
礼文島は熊や蛇などがいないので、北海道の中では比較的安心して散策可能です。
桃岩猫台駐車場のあったほうを見下ろす画。
非常に風が強かったです。
あとはこういう道をひたすら歩きます。ファンタジーっぽい。
一部未舗装のところもありますが、雨とかでなければそんなに歩きにくくはないです。バイクブーツで歩ききりました。
ゴールの桃岩展望台。
ここら辺には一応トイレと自販機くらいはありました。
一応フェリーターミナルあたりまでバスが出ているようですが、時間が合わなかったので歩くことにしました。
そのあと香深港らへんのレストランで寿司を食べ、
温泉に入り(キャンプ→トレッキングの後の温泉は最高)、休んでいるうちにフェリーが来たので礼文島を後にしました。
利尻島や礼文島にはそうそう行くことは無いと思いますが、もし時間があればぜひ立ち寄ってみてください。礼文島の方が独自の植物があったり、映画の舞台になったりと多少観光地っぽいかなーと思いますが、利尻もアクセスがよかったり、島を一周できるようなサイクリングコースもあったり、宿泊施設のキャパがあったりと、両方とも魅力がある島です。