モラハラ夫の日記:加害者が語るモラルハラスメント

妻と娘が出て行ってから、自分がモラハラ夫だったと気づきました。今は自分を変えるべく、自分を知ることから始めています。ここには、気づきを日記代わりに書き留めるつもりです。

2019/01/17 <別居42日目:体調不良の寝床で思う妻の苦しみ>

01/17。遅番。昨日から体調が悪く、処方された抗生物質の副作用もかなりキツくて、つい休んでしまった。精神的に元気なら行けた気がする。やはり、心の健康というのは何より大切だと思う。今回のいろいろで思い知った。妻は、常に僕に対する恐怖やストレスを抱えていたのだから、想像できないほどつらかっただろう。本来ならリラックスできるはずの家が、もっとも辛いというのは地獄だ。

 

特に何をすることもなく過ごした。ジョギングも筋トレもしない。テクテクも出かけなかった。無気力そのもの。妻と娘の事もあまり思い出さずに過ごした。心がどんどん枯れてゆくようだ。

 

妻に渡す予定の手紙は、書いても書いても書き直し、そんな感じで進んでいない。いつ渡すべきだろうか。彼女はきっと、ぼくと離れて生活するようになって、ようやく自分の本来の感情を取り戻している頃だろう。怒り、悲しみ、憎しみ、そういった大切な気持ちに無理やり蓋をさせてしまうのがモラハラだ。それらを取り戻した彼女にとっては、ぼくは嫌悪の対象でしかないと思う。いや、もう無関心のレベルまで行ってしまっているかもしれない。とても怖い。でも、コントロールしようと思うのがモラハラの始まりなのだから、ぼくはすべてを受け入れる強さを持たなければならない。しっかりしよう。

 

カウンセラーが語るモラルハラスメント

カウンセラーが語るモラルハラスメント

 

 

2019/01/11 <別居36日目:新しい上司はモラハラパーソン?>

1/11。普通番。仕事に行った。昨年末から、勤め先部署の日本全体を取り仕切るマネージャーが新しく配属されたのだが、今日は二人きりで話したいとのことで打ち合わせをした。

 

なんでも話して、愚痴でもいいから教えて、とのことだったので、所属チームの現状とその課題を共有してみた。するとなぜかそのマネージャー(Dさんと呼ぶ)がイラだち出して話が変な方向になってしまった。いちいち感情的な話し方をする人で、相性は悪い気がする。「日本中で話し合いしているけどこんなことになったのは初めて!」「私のこと信頼してないでしょ?」などと、いわゆるダルがらみが多い。それらを指摘すると「悪く取るのはおかしい!」「自分のことばかり考えている!」とキレられてしまった。そりゃお前のことだろ、とは思いつつも、「申し訳ございません」と答える。サラリーマンだからね。

 

うちの会社のエラいところは、上司だろうがその上司だろうが、良くない行動をした場合はきっちり詰められるところだ。360度評価というやつで、フェアでよろしい。しっかり人事部に通達しておこうと思う。録音もしたしね。Dさんは外人さんだからちょっと感性の違いがあるのか、ぼくが「自分がしゃべっている間はできれば聞いて欲しい、誤解無く意図を伝えたいから協力して欲しい」と伝えると「私は途中で遮りたいんです!私を否定しないでください!」という斜め上すぎる返答がきた。これってアリなのか? ちょっと笑ってしまった。

 

帰りはテクテクを起動しながらドライブした。H市の、行ったことが無いエリアをぐるぐると回った。これはしばらくよい暇つぶしになりそうだ。

 

カウンセラーが語るモラルハラスメント

カウンセラーが語るモラルハラスメント

 

 

2019/01/10 <別居35日目:デリカシーの有無にこだわりすぎる>

1/10。休日。午前中から、某不動産の営業担当が物件見積に来た。どうしても不愛想な応対をしてしまう。今の境遇を恥ずかしく思っているからだろうか、不機嫌バリアーを張ることをやめられない。つくづく、子供じみていると思う。「なぜ売却をされるのですか?」という質問が痛い。そりゃ、建ててから3か月も経っていないのに売却の話なんてそうそうあるものではないだろう。不審に思われて当然だ。それがわかっているからこそ、ATフィールドを張りたくもなるのだろう。

 

午後になって、平塚方面にドライブした。目的は昨日から始めたテクテクだ。車で通過したエリアも、後から予約ぬりという機能で陣地化できるらしく気ままに走った。本気で面白い。妻に教えて、一緒に競うようにやったら楽しいだろうな、などと妄想する。妄想の世界では、いうつも妻とは仲良しだ。これは別居の前からそうだった気がする。モラハラを繰り返していた自分と、妻に優しく接している自分。僕の中ではそれらが同居していて、だからこそ実害プラスマイナスゼロな気分に勝手になってしまい、モラハラを止められなかったのかもしれない。妻にとってはマイナスの部分しか経験できないわけだから、それは辛いに決まっている。モラハラはつくづく病気。モラハラパーソンは、本当に心が病んでいるのだと思う。

 

MさんからLINEが来た。「上司には現状を話してもいいんじゃないかな、変な疑いをかけられているとかじゃないけど、たまたま<ぼく>さんの話になって」うーん、正直、嫌な気分になった。デリカシーの問題だろうか、それは余計なお世話だよな、と思ってしまった。心配をしてくれているのはわかるから、お気遣いありがとうございます、とだけ返した。こういう感情が湧くのって、やはりモラハラパーソナリティだからなのだろうか。感じたストレスをそのままぶつけなかったのは、成長だと思いたい。

 

ラーメンを食べて帰った。そういえば最近体重計に乗っていない。良くない傾向だ。

 

 

2019/01/09 <別居34日目:テクテクテクテクはじめました>

1/9。休日。だがやることが無い。何と無しに伊集院光さんのラジオの過去放送を聞いていると、テクテクテクテクというスマホゲームに興味がわいてきた。以前から氏が何度も話題に出ているので存在は認識していたのだが、少しでも外に出る理由が欲しい現状にはマッチしている気がしたのでダウンロードした。

 

アプリを起動した状態で通過した街区を自分の陣地として獲得できて、それをひたすら塗り広げていくのがこのゲームの縦軸のようだ。モンスターを倒して経験値を稼ぎ、自分を強くするという横軸要素もあるのでRPGで育ったおじさん世代には結構響くものがある気がする。さっそく、自転車で街に出てみたが思いのほか面白かった。それにしても今住んでいるエリア(字)は異常に広い。それだけ田舎だということなんだろう。こんな田舎を終の棲家に選んだのも、娘を育てることを考えていたからなのにな、などと考えがよぎっていちいち痛々しい。

 

ひょっとするとTwitterYoutubeを見る回数が減るかもしれない。

 

 

 

2019/01/07 <別居32日目:別居から1か月経った>

1/7。遅番。仕事には行けたが、職場で熱を測ると38度まで上がっていた。やはり、精神的に不安定だと体調も影響を受けるようだ。上司に相談し、帰宅することにした。明日も休んでしっかり回復して、と気遣ってもらえたのがうれしかった。

 

家に帰ってのんびり過ごした。今日で松の内も終わり、別居になってから一か月が経過した。家の中は少しずつ汚れて行っている気がする。掃除はちょこちょこしているが、やはり雑にやっているのだろうか、ほころびが目に付く。風呂が特に心配だ。今は目に見える汚れは無いが、そのうち酷いことになりそうだ。

 

家の処分に向けて、一括査定依頼を再度実施した。2社反応してくれたが、そのうちの1社が今度の休みに現地調査に来ることになった。いよいよ、住居の処分が現実味を帯びてきた。うまく処分できたとしても1000万円近い負債を抱えつつ、新しい住居費を払いつつ、かつ慰謝料と養育費を払う生活が待っている。軽く試算したが、意外と何とかなりそうで驚いた。金銭的に二人を支援しつつ、自分は気ままな生活を送る、そんな人生もありかもしれないな、などと思い始めている自分がいる。認めたくないけど。

 

 

2019/01/06 <別居31日目:クソリプをやめた>

1/6。早番。想像通り、仕事に行けなかった。いちおう、予定通り起きてシャワーも済ませ、着替えもばっちり整えたのに、ソファから腰が上がらないまま家を出る時間を過ぎてしまった。上司に体調不良の連絡を入れ、そのままソファで死んだように眠った。

 

夕方までうだうだと眠り、そのあとも何もする気にならずぼーっと過ごした。明日は仕事に行けるかな、さすがにいかないと仕事まで失ってしまうな、そんなことばかり考えていた。ひょっとしたら、今心療内科を受けるとうつ病診断されるかもしれないな。気分を晴らす方法も思いつかず、Twitterにかじりついて時間を消化する。

 

ちなみに、Twitterにまともな知り合いはいない。いわゆる裏アカウントというやつだ。表のアカウントなどないので裏という表現が適切なのかは疑問だ。もともとは、好きな芸能人のつぶやきを見たいがために始めたものなので、自分の個人情報のようなものはほぼ載せていないし、それをいいことに「クソリプ」を飛ばし放題飛ばす、言うならぼくの闇の部分を開放する場でもある。だが、今回の別居を機に利用方法を見直している。過去のクソリプをすべて削除し、今後はそういった意味のないネガティブな絡みはなるべくしないようにしようと思っている。どんな手段であれ発散することは必要だと考えていたが、今になって思えば、ネガティブな発散を繰り返していることで闇の部分が濃くなっていっていた気がする。そもそも相手の気持ちを考えれば、そんな生産性が無く、かつ、人を悲しませるようなことなどするべきではないのだ。当たり前の事がわからない。モラハラパーソンがいかに怪物的な存在なのかを知る。

 

 

 

明日で、妻と娘が出て行ってから一か月が経つ。長いようで、あっという間だった。妻は「今はまだ話せない」と言っていたが、いつ、会話することができるのだろうか。その時が来たとして、ぼくは自分の思いを正しく伝えられるのだろうか。仮に伝えられたとして、どのような結果になるのだろうか。何度想像しても、胸がぎゅっと苦しくなるばかり。向こうの心情が知りたい。今何を感じて、何を考えているのか。恐ろしい。苦しい。でも、知りたい。

2019/01/05 <別居30日目:2019年の仕事始め>

1/5。早番。AM5時半に起きて、出社の準備をした。久しぶりの職場だが特に新しいこともなく、たまたま同じシフトだった年上の先輩がどうも馬の合わない人なのも手伝ってどっぷりと疲れてしまった。家にいるときは落ち着ているぜんそくの発作も、職場ではこれでもかと自己主張して体をいじめてくる。唯一の対抗手段であるジムビコートという吸入薬は処方箋が無いと購入できないため、病院に行きたいのだが早番の時は時間が合わない。いろいろあってうんざりしてしまった。

 

帰宅してからは、いつも通りだ。最近、妻が面倒を見ていた鉢植えが気になっている。いちおう水はやっているのだが、枝分かれした4本のうち3本が枯れてしまった。のこる1本も、花が咲いているのは1/2ほどで後がない。日の当たらない場所に置いているのが原因かと思い、置き場をかえてみた。元気になって欲しい。

 

明日は仕事に行けるだろうか。メンタル的にすこし怪しい。