祝辞に代えた個人的メモ
ご結婚おめでとうございます。
数年前の騒ぎの際、結局私からすべてを有耶無耶にして終わらせてしまって以来、お互いにわだかまりを感じていたことでしょう。
あなたとあなたのパートナーとを引き合わせたのはずいぶん前のことでした。おそらく私がいなければ全く接点のなかったお二人だったことでしょう。その一点だけでも、この祝福すべき状況の中で、もしあなたに関係を修復するつもりがあったならば、何らかの連絡があるかと思っていました。あるいは、このように共通の知り合いから状況が漏れ伝わるのは分かり切った話ですので、その点を踏まえた「大人の対応」として連絡が来るかと思っていました。
しかし、残念ながら、私がお二人の正式なご結婚を知ったのは共通の知り合いからであり、直前にはあなたのパートナーからご連絡いただいたものの、あなたご自身からは連絡いただけませんでした。
というわけで思わぬ形であなたの考え方を理解するに至った次第です。正直なところ、(過去のことを許せないという点ではなく)「大人の対応」として形式的なものすら連絡がなかった点において、意外と器の小さいお方なのだなと思いました。騒ぎを知らない周囲から見れば、不自然以外の何物でもないはずなのに。
いろいろと自分勝手なことを書き連ねましたが、結局、私はこのわだかまりがすっきりしないことだけが不快であり、あなたとの関係を以前のとおりとすることではないのだと思います。だって、本気で直したいなら自分から声をかければよかったんですから。
このタイミングを逃した以上、私たちの関係は、これ以上悪化することはあっても良くなることはないでしょう。
長い間お世話になりました。末永くお幸せにお過ごしください。