熟成石けんを使った春の石けん制作記録 〜緑茶液で酸化防止
酸化実験などに使った古い石けん、使わずに置いていた具材石けんなど5年もの熟成?石けんを具材にして春用の石けんを4種作りました。
1つ目 Amber Drops アンバー石けん
酸化実験に使った石けんはジプロックバッグで鹸化させそのまま保管していたので変色はしていましたがベタつきはありませんでした。板状になっているのを生かしてそのまま差し込む様に使いました。茶褐色にベージュ、黄色のかけらを散らしています。香料のマホガニーがムスク系のコックリした落ち着く香り。
2つ目 Choco Rondo チョコ石けん
チョコのケーキ石けんに作った具材の残りブロック。(それにも更に以前のハーブ粉テスト石けんを入れてたような)活性炭パウダー入りの黒玉、茶色いジンジャーマンなどを使ってチョコの香りで賑やかな雰囲気にしました。生地はアンバーと同じものを取り分けて、香料とココアパウダーでよりチョコらしく。この2種はココアバター の割合を多めにしてみました。ダークチョコの美味しそうな香り。
3つ目 Spring Bouquet 春の花束石けん
先の2つと違い白い石けんにしたかったのでオリーブオイルを紅花油に置き換え、ココアバター 量を減らしました。
使わなかった桜棒やピンク具材の残りで濃い色は細かく、薄い色は大きめにした具材を散らしました。桜棒は細くカットして数カ所に渡してセット。その部分はどこを切ってもピンクになるので格好がつきやすくなります。アクセントにグレーの細片も少し入れました。
香料は甘すぎないさっぱりした花の香りを手持ちから探してCarnationにしました。
4つ目 Lavender & Calendula ラベンダー石けん
定番のラベンダー石けん。使う具材量が少ないからか、古い具材から酸化した経験はこれまでありません。(古いオイルと高温作成で一気に酸化が進んだ経験はある)
生地は3つ目と同じもので取り分けて香料、具材を入れて作ります。
いつもの生地ではココアバターは入らないのですが、今回は在庫整理のため入れてみました。
緑茶液添加について
古い石けんを加えることで酸化しやすくなるかもと酸化防止効果を狙って緑茶液を添加しました。いつもは水に対し1%の重量の緑茶葉を入れた浸出液を更に10倍になるようにしていますが、倍の濃さにしてみました。その分仕上がりが少し褐色化するかな?と思ったのですが大丈夫だったみたい。苛性ソーダ作成時に緑茶液を直接加えるとかなり色づいてしまうので添加する緑茶液分を引いた九割水分の濃いめ苛性ソーダ液でゆるいトレースを出した後に加えて生地を仕上げました。
アンバー石けん、チョコ石けんの作成記録
春の花束石けん、ラベンダー石けんの作成記録
おなじみの龍シリーズ最新版は手足の指、ヒゲ、ツノを細ワイヤーで編んでいます。
手足は長めにしてU字形にしたワイヤーを両手両足の手首足首部分まで通し、物を持たせたりポーズを取らせやすくしました。
細ワイヤーは引き締め時にコブができると切れてしまうので少しづつ慎重に編まなければならず難易度がかなり高いです。
ケークサレ? 甘みの少ないスナックマフィン
粉と膨らし粉、少なめの砂糖とオイル、卵、牛乳などで生地を作り、具材を入れて・・・
あんまり甘くないタイプで、粉は強力粉しかないから半量をコーンミールにして、と考えてマフィンのレシピを参考にアレンジしました。甘くないケーキをフランス語でケークサレと言うらしいと初めて知りました。言葉は時々見かけていたけどこれの事だったとは意外。
今回はレシピを書くためにちょっと頑張って材料の分量をきっちり量りました。
今回使った材料。適当なのでアレンジして下さい。
ピザ用チーズが無く、溶けにくいタイプで焼いたら角のまま色づいて可愛い感じになりました。オーブンの予熱になぜか時間がかかり、ポピーシードもつけることに。
見た目も味にもアクセントになっていいんだけれど、食べると零れ落ちるのが難点。
出来上がりはコーンミール効果でさっくりホロホロ。飲み物が欲しくなります。
味は生地に入れた粉チーズの風味で甘みは控えめ、程よい塩味。
ベーコンやハムを使えばもう少し旨味が増すはず。今回は切らしてたのが残念。
カップケーキ、マフィン、ホットケーキ、蒸しパンなど、同じような材料で作るこの辺りのお菓子の違いって何だろう?
砂糖が一番多いのがカップケーキ、マフィンは結構オイルも入っているタイプ、ホットケーキは牛乳が多くなりオイルは少し、蒸しパンは卵が少なめな感じで蒸すか電子レンジしたもの。ホットケーキの生地を電子レンジで作っても蒸しパン?
間違っているかもしれないけれど、私はこんな風に感じています。手近にある材料でパパッと適当に作るのと時々で配合が変わり、出来上がりも色々になるので面白いです。
手作りシリコン棒状型と古い石けん具材で 〜フラミンゴ、テリア、ナチュラル石けん
以前紹介したフラミンゴの具材が入った石けん。棒状具材は流し入れて作った小さいフラミンゴを繋げて作ったのですがバラバラになりやすく使いづらい。もっと簡単に使えるようにできないかと考え、型にワックス(ロウ)を流し込んで固め、繋げて原型を作り、それを芯に液体シリコンを外側に流し込んだ中空シリコン型を自作してみました。
ロウのピース同士を端を溶かして平らにしてくっつけます。石けん用タッパー型の長さより少し長めにして表面を整え、ダイソーのカラー(スチレン)ボードで外枠を作ってシリコンを流し込み・・・ラップやマスキングテープでしっかり巻いたけれど漏れがひどいのなんの。
一応シリコンのケーキ型の中で作業していたのですが、漏れて枠の外側に溜まったシリコンをすくって枠内に戻す作業を何度も行いました。マスキングテープではこと足りず後から貼った荷造り用粘着テープも一度シリコンが付着するとそこから漏れる。あとで取り出すことを考えてのマスキングテープを使用でしたがこんな事なら始めからガッチリ貼っておけばよかった。
苦労の甲斐あってシリコン型も完成。シリコン量を最少にしたので場所によっては薄々の部分もあって、切り込みを入れてロウ原型を取り出す時はちぎれそうでヒヤヒヤでした。
石けんを流し入れる時には作った時の外枠に戻しいれて使いました。
1日目、ナチュラル風石けん、棒具材など他3作の具材準備
昔、アルコールを使って作った透明石けん(葉っぱ型に抜いてあったもの)と元は白かった古石けんを刻んだものなど2014。緑の粒は平型に絞り出したもの2018など年代物も多々。
葉っぱ型透明石けんは切り口に葉っぱが見えるように型に詰め込む。上部に元は白の石けんを刻んだものと緑石けんを混ぜた生地を入れるデザインです。
フラミンゴ棒具材はピンク、テリアは黒石けんの細片とオリーブ葉粉末を混ぜて褐色に。
テリア石けんの底部分は緑石けんを散らし、よもぎ粉を混ぜた生地を薄く流し入れ。
今回の分量は参考にならないと思うので作り方の覚書にします。
2日目 前日の具材を使って仕上げる
年代物の古い石けんは乾燥していて匂いも悪くなかったし、今回の石けん生地には緑茶液を入れているので酸化しにくいはずですがどうかな。日に当てず、傷んできたら軽く使って表面の酸化した部分を洗い流して乾燥させる感じでちょこちょこ使うと長持ちすると思います。
透明石けんは具材として入れると不透明になっていました。(透明石けん部分よりも上部の普通の生地部分の方が透明っぽい)
作るのに苦労した割には入っているアルコールのせいかキシキシした洗い上がりで肌にきつい感じがして好きになれずお蔵入りでしたが、こういう使い方なら気にならないかも。
宴のあとの一人飲み? 晩酌セットは市販品です
ライマビーンで白あん饅頭 〜Lima bean饅頭
昨今あんこや小豆が値上がりしていて気軽に買えなくなりました。
代わりになるものはないかとネットで探したら在米の方でライマビーン (Lima bean)で白あんを作っているという記事をいくつか見つけたので試してみました。
手作りの餡は自由に甘さを変えられるので好みの甘さにできるのがいい所。あっさりめにしました。皮は普通は薄力粉を使うようですが、こちらでは薄力粉はあまり見かけず割高で、我が家では強力粉を大量買いしているため強力粉を使うことにしました。粉の一部を常備しているオーツ粉に置き換え、更にレシピにバターを加えてグルテンの粘りが出るのを抑える事にしました。
バターはあらかじめ溶かし、粉に揉み込んでから粉類と水分とを合わせます。皮にバターが入っているので風味も増して美味しいです。皮の硬さも気にならず、薄力粉使用の普通のお饅頭と変わらない様に感じました。食べ比べてないけれど
今回の材料では水飴が一番高かった!なければ砂糖と水を煮詰めてシロップを作って代用する事もできるようです。
お饅頭を包むのはパンを包むのとは違った感触で、生地の伸びが独特なのが面白かったです。
生地はねっちょりしていて手にくっつきやすいので扱いづらいけれど、パン生地程膨らまないので形崩れがないのがいい。一口サイズの小さいものも作ってみましたが量が多かったのでちょっと大変でした。
完成したお座敷に作りためた龍たちを解放。最新のは小さくて口を開けさせ、翼つき。
雰囲気的には酒瓶が欲しい所ですが手持ちで使えそうな物はスイーツしかなかった。
このお座敷はネットで見つけた写真からコピーしました。
組み立て式なので小さくバラせるのがポイントです。
ぴったりの収納箱を作るために12インチ角の合板薄板をネット購入。しかし長さが微妙に足りなかったのでちょっと苦労しました。
抗酸化素材の比較テスト 緑茶が一番 4ヶ月後〜
グレープシードオイルだけで作った石けんが酸化する様子を6種類の抗酸化素材を混ぜ込んで比べました。石けんの内容はこんな感じ。
いつもの型に無添加生地を薄く入れた後、6分割ディバイダーをセットしてそれぞれに型入れ、オーブンで170℉加温していつも通りに仕上げ、カットして水洗い、乾かしてスタンプ、トレイに並べて日陰で保管しました(4月)。時々チェックします。
保管中に酸化が進んだ石けん達。水洗いと緑茶液に浸すのとではどちらが効果的かが知りたくていくつか条件を変えて比べてみました。
上図の赤字の2つを比べます。右サンプルは水洗い後に半分だけ緑茶液に浸す、のつもりが2回目で間違えて逆側を浸してしまったので3回目からは普通に浸す事にしました。
左:作成時(10日後)4/10/23 右:2ヶ月後 5/29/23 *右側石けんは水洗い後
左側は何もせずそのまま保管、右側はチェック時水洗いしました。下段の緑茶と中央のローズマリーの部分が酸化せずに白く残っています。
作成時には一番白かった無添加の底面(中央の辺)はすっかり薄黄色になっていました。
左:3ヶ月後 6/20/23 右:4ヶ月後 8/6/23
*共に右側石けんは水洗い後
洗っていない左の石けん表面はどんどん酸化が進んでいます。それでも一番下の緑茶部分は他に比べるとマシみたい。右側は洗った後に緑茶液に浸しました。
グレープシードオイルだけの石けんは溶けやすく、乾きにくい。6月の作業後濡れたままキッチンペーパーに並べたのでペーパーがガッチリくっついていました。そっと剥がし流水でゆすいで一部を薄めた緑茶液に浸す作業を以前と同様に繰り返します。溶けやすいので穴がどんどん広がってきていますね。
左写真は作成から3ヶ月後水洗いした直後。石けん表面は全体的に濡れていて黄褐色になっている部分もありましたが、洗うと中はまだ薄い緑色。一番下の緑茶液添加部分は一番白く色が薄い。真ん中のローズマリー部分も酸化せず残っています。
右写真は4ヶ月後の水洗い前です。石けんはどれも黄色く変色しているように見えます。特に水洗いなしの左側と右下は表面がますます黄色い液体でベタベタ。
緑茶液に浸しただけでも抗酸化効果があるかもと思ったのですが、表面に酸化汚れがついたままだと酸化は止まらず、何もしていないサンプルと同じ色合いになりました。
水洗いで酸化した部分が流される事で石けんがリフレッシュされ、そこに緑茶液でコーティングされて酸化していない綺麗な表面が保たれるのだと思います。
先の右側の3つのサンプルを水洗いした後。左は3ヶ月後、右は4ヶ月後。
右4つの上2つを見比べます。両方毎回水洗いあり。左はその後緑茶液に浸す。右は洗いっぱなし。贔屓目か右の方が少し色づいている様に見えますがあまり差はないかも。
今後もっと時間が経つと差が出てくるかもしれません。
*緑茶葉は水出しする
お湯で淹れると酸化の原因となるクロロフィルも浸出してしまうのと、カテキン成分が出すぎて石けんがかなり褐色化してしまうため。水出しでもカテキンの一部は浸出する。
緑茶液は普通に淹れて飲むぐらいの濃度のつもりです。茶葉小さじ1(約2g)を100mlに入れる感じ。浸出時間は30分程でも十分かも。(2時間はオリーブ葉の処理に合わせたため)
更に石けんの変色を防ぐために薄めて使うのがポイント。精製水で10倍に薄めたもので苛性ソーダ液を作ります。
<追記 1/26/24 左は水洗いなど処理前、右は処理後>
この様に時々水洗いするだけでも酸化が進むのを防げます。
更に緑茶液にさっとくぐらせるだけで(左上サンプル)より効果的。
表面の褐色化した部分が洗い流されて石けん自体は小さくなっているので、何もしていないサンプルの内部で酸化していない部分との差がちょっと気になりました。
和室に癒されるまめちゃん
ミニチュアのお座敷を作りました
ダイソーの桐板とすのこが主な材料です
抗酸化素材の比較テスト 緑茶が一番!?
↑約2ヶ月後、すでに変色とベタベタが見えますね
グレープシードオイル100%の石けんにこれまで使ってきた様々な抗酸化物質素材を用いた浸出液を添加して、その効果を比べてみました。
使用したのは
セージ、カレンデュラ花弁、オリーブ葉、ローズマリー、よもぎ、緑茶の乾燥粉末6種。
個別の型でなく一度に見れるようにと欲張って、いつものタッパーを縦に6分割したディバイダーを作りました。使ったファイル板の色が滲んだのは予想外。
生地には気まぐれで散らし具材を混ぜ込みました。
いつものように生地を作り7種類に作り分けました。生地の作成は省略。それぞれの生地の作成は以下の通りです。
❶はじめに90g取り分け、精製水3gを加えてよく混ぜ型の底前面に広がるように入れました。6種の生地を作ってから順に型入れするつもりでしたが、もたもたしている間に生地が固まってきて流し込むのでなく、押し込む事に。それで途中で入れ間違えたり色々とダメダメに。
<<比較など>> 作成日 4/ 1/23
グレープシードオイルはやっぱり酸化が早いですね
キッチンエイドでにんじんとポピーシードの食パン 〜アメリカンレシピ その3
軽くトーストしてレタス、ハム、チーズ入り薄焼き卵、アボカド、マヨネーズでサンドイッチ
ずっと昔、アダルトスクールのパンクラスで習ったキッチンエイドミキサー を使ったパンレシピシリーズの3つ目です。にんじんをすりおろしてたっぷり生地に練りこみます。粉は全粒粉が元レシピ。甘みは蜂蜜、油脂はオリーブオイル、ポピーシードとかぼちゃの種もたっぷり入ってボリューム満点で噛みしめるほどに美味しいパンです。膨らみが少々物足りず重い感じだったので湯種を加えて改良しました。
手持ちに全粒粉がなく、強力粉も売り切れていたためオールパーパス(中力粉)と小麦胚芽で置き換えてみました。オリーブオイルは柔らかくしたバター(溶かしても)に変えても良いです。かぼちゃの種は塩のついていないものを使います。なければひまわりの種など塩味がついてなくてローストしたナッツ類なら何でも合いそう。
上の写真は粉以外1斤分の材料です。にんじんをすりおろすのがちょっと面倒でした。
<材料>
*他にボウルと型に塗るショートニング、仕上げに塗る卵液。ショートニングはバターでも代用可能。卵は好みで。残りは薄焼き卵にしてサンドイッチに。
<下準備>
かぼちゃの種 元レシピは50gでしたが小袋は70gぐらいだったのでその半分に変更
湯種 必要だったのでまとめて2斤分作りました。加熱の加減で水分が蒸発して完成量が多少変わるので煮詰まりすぎたら水を足して混ぜて調整するといいかも。1斤分100gにします。
粉
全粒粉(強力粉の)があれば量ってそのまま使えます。強力粉なら225gと小麦胚芽7gで。
<作り方>
材料を計量し、ミキシングボウルに入れていきます。イーストに直接蜂蜜と塩が触らないようにちょっと気をつけたぐらいで適当。蜂蜜は容器に残りやすいので直接量り入れても。
粉の量はいつもよりかなり少な目。いつもなら半量強を入れるのですが水分が湯種とおろし人参なのでいつものようにドロドロのスライム状にならず、かなりネッチョリになります。
いつも通りに進めます。前半は少量だし柔らかいのでスピード4まで上げてしっかりミックスし十分に粘りを出します。その後、ボウルを外して残りの粉を全部入れ、軽く混ぜてセットし直し、そのまま置きます。休ませるとベタつきが少なくなり扱いやすい生地になります。
後半は最初に2分ゆっくりStirで混ぜた後、スピード2に上げて10分混ぜました。この生地はベタつくのでボウルの壁にくっついたままですが、少量づつ擦り取られて混ざっていきます。8分ぐらいでもいい気がしますが念のためちょっと長めにしました。
仕上がった生地はベタベタながら手袋(型塗りついでにショートニングを両手に伸ばしておく)だけでくっつかないので余分な粉は要りません。膜はびっくりするほど薄い。フラットビーター、ミキシングボウルについた生地もシリコンヘラやドレッジで綺麗に取り、ひとまとめにした生地を手で伸ばしかぼちゃの種を混ぜ込みます。
普段室温で発酵させていますが、流石に10℃前後と寒く、オーブンで発酵させることにしました。発酵機能などという便利なものはついていないので庫内全体が壁まで熱くなるまで温度を上げたら消し、生地を入れたボウルをラップしてさらにタオルでぐるぐる巻いて入れました。
材料の水分のおろしにんじんと湯種は温めずにそのまま使ったため、生地の温度が低く2時間ぐらいかかりました。1斤づつ2回を1時間差で作ったけれど結局同じになりました。
左側ボウルはオリーブオイル、粉120gで先混ぜ、休みなしに後半ミックス。右側ボウルはバター、粉80gで先混ぜ、20分休ませて後半ミックスしたもの。なぜか右側の1時間遅れの方が勢いのある生地になりました。バターのせい?休ませたから?前半生地の粉量の差?
生地の分量は1斤分より少し多めであまりの生地で小さなロールパン が2つできる分量。これで色々お試しして楽しんでいます。分割して丸めた後のベンチタイムもオーブンで温めました。
最近の食パン作りでは麺棒は使わず、手で伸ばしています。押さえてある程度伸ばしたら、生地を持ち上げて分厚い部分を引っ張り目指す形に整えます。畳んだ時の幅が型の幅になるぐらい、を目安にしています。仕上がったパンがかぼちゃの種のせいでぐるぐる巻いた横部分に穴ができやすいみたいです。(多分私の巻き方が悪い)
あまり生地のロールパンには粉チーズやゴマをよく入れますが、今回はハムにしました。ちょっと大きすぎた。この半分でもよかったかも。成形中から右側の生地の方がフワフワして扱いやすかったですが、最終発酵後にはその差が明確になりました。
右端の写真は左から、
湯種なし、20分休ませた
湯種入り、前半のあと休みなしで続けて後半ミックス
湯種入り、油脂をバターに替えた、20分休ませた
ものです。湯種を入れると生地がきめ細かくなり、高さも出てよく膨らんでいますね。
湯種なしの膨らみが悪いのは室温発酵だったので焼き上げまで11時間もかかったせいかも。
元レシピは「塩と粉の一部、かぼちゃの種以外の材料を全て入れて軽く混ぜ、1時間休ませてから捏ねる」で、先に入れる粉量は決まっているものの、後半は混ぜながら生地に1/4カップづつ足し入れて固めで少しベタつく生地に仕上げる、という不明瞭なものだったので、人参の水分量や人参パンの他の人のレシピなどを色々見て人参の水分量を80%として考え、生地の水分を70%にして粉量を算出しました。また、塩を先に入れていつもの作り方で20分休ませても焼き上がりに差はなかったため変更し、次に湯種入りに改良しました。
湯種入り食パンをよく作るようになり、生地がしっかりしているため手粉や打ち粉が不要なのに慣れ、今では分量外の粉を滅多に使わなくなりました。手袋とショートニング(手袋に残っている)で綺麗に丸められています。
レシピを見た時は卵も牛乳も入っていないから物足りないかな?と感じたのですが、具材が多く入っているのでむしろシンプルな生地がそれぞれの具材の味を引き立てているように感じました。特にサンドイッチにする時はよりシンプルな味の方がいいのかなと思いました。
好みで卵や牛乳を入れるなら、うーん湯種の水分を減らして置き換え?または人参を減らす?難しい。