新しいリカンベントではフェンダーとステーの取り付けにも拘りました。趣味性が強い自転車ではダルマが好まれるようですが、ダルマは出っ張りがあってゴテゴテ感もあるので好きになれないんです。僕はシティサイクルで良く使われているタイプにしました。
ダルマを使うとフェンダーとステーに隙間ができ、これも嫌な点です。シティサイクルタイプにすると隙間ができずにフェンダーとステーが密着します。もちろんステーの曲りをフェンダーに沿うように加工しているのは言うまでもありません。
フロントのステーは短いのでΦ4mm、後ろはΦ5mmです。
ステーをフレームへ取り付ける部分もダルマではなくRバンド式。これも出っ張りを少なくしたかったからです。
フォークの内側へ取り付けるために、フェンダーの幅とフォークの幅を慎重に計算しまし、期待通りステーの形は∩を保ちました(先細りにならないように)。
リヤはシートステーと友締めにしました。M6ボルトのためRバンドの穴を広げてあります。普通の六角ボルトにして出っ張らないようにしたかったんですが、Rクリップに干渉するため六角穴付きボルトになりました。
フロントのコラム部分とリヤのブリッジ部分の取り付けはL金具です。フェンダー裏から隠し留めにしなかったのは整備性を優先したためです。隠し留めはホイールを外さないとフェンダー裏を掃除できませんが、L字金具ならホイールを外さなくてもフェンダー自体を外して掃除できます。
前へ延びたフェンダーはタイヤの風の抵抗を少なくし、後ろ端も垂直を超えないことでフェンダー自体の風の抵抗を少なくします。