インドの注目ベンチャー10選
12億以上の人口を抱えるインド。世界のテック業界を率いていくポテンシャルは多いに秘めている。しかし、現状は厳しい。未発達のインフラ、固定的な社会階層、都市と地方の格差などなど。東の中国は頭角を現し始めたが、インドはまだくすぶっている。とはいえ、インドも少しずつ変わり始め、新時代のスタートアップたちは国内だけでなく、グローバルに製品を出ししている最中だ。
世界第二位の人口を誇るインドは競争環境が熾烈だが、これから紹介する10のスタートアップは、インドのスタートアップコミュニティの中でも順調に成長しているスタートアップたちだ。
1. Flipkart
7年前は、まだまだ未熟なスタートアップだったバンガロール発の企業。
今年の7月までに、10億$を資金調達。インドでは史上最大の資金調達金額だった。
一年前に2.1億$の資金調達をしたことを考えると、5年後には1000億$規模の会社になっているかもしれない。
2. Hike
2012年にデリーでローンチされたメッセージングアプリ。
現在は、2000万人のユーザーを抱えている。目下成長中のアプリで、60%以上のユーザーがインドで、それ以外はヨーロッパや中東などの国々で占めている。
全てのモバイルプラットフォーム上で利用可能で、2200万$の資金調達を既に二度行っている。
3. Exotel
Exotel - Exotel, A Business Phone System from the Cloud
バンガロールの会社で中小企業のもつコールセンターをクラウド上で再現したサービスを提供している。
50万$を2012年3月にムンバイエンジェルやブルームベンチャーから調達している。既に500社のクライアントを抱えている。
4. WebEngage
On-site customer Feedback, targeted Surveys & push Notifications for Websites WebEngage
この会社は、Eコマースを運営している企業に、オンラインプロモーション、サーベイなどの機能をWebサイトのい追加できるカスタマーエンゲージメントツールキットを提供している。
ムンバイ発の企業で、40以上の国にある何千もの顧客を抱えており、2012年にはGTIキャピタルグループから50万$の資金調達を完了している。
5. Druva Software
Druva - Endpoint Data Protection and Governance for Enterprises
2008年に創業、150人以上の従業員数規模の企業である。この会社はNASAやTesla、KPMG、Xeroxなど大手クライアントだけでなく、合計で3000以上の企業に、使いやすいプラットフォーム上でのデータセキュリティサービスを提供している。
トータルで4回の資金調達に成功しており、既に6700万$をセコイアキャピタル、ネクサスベンチャーパートナーズ、テンヤキャピタルから資金調達している。8月にまた2500万$の資金調達を実行している。
6. Cucumbertown
この会社は、料理というカテゴリーで繋がるソーシャルネットワーキングサービスを提供している。オンライン上で、世界的有名シェフやインフルエンサー的存在のブロガー、家庭で料理を熱心に取り組んでいる人達のレシピを蓄積し、公開している。
バンガロールで創業され、現在はカリフォルニアのマウンテンビューにもオフィスを所有している。
2012年に、エンジェルリスト、500 Startupなどの名の知れたベンチャーキャピタルから30万$の資金調達を達成している。
7. Zoom
Reel - Video chat meets instant messaging
インドには30億$規模のレンタカー市場があるが、インドの巨大都市では駐車がほぼ不可能である。2012年から、この会社はカーシェアリングビジネスを始め、電気自動車のレンタルなども行っている。
3回のラウンドで290万の資金調達に成功している。バンガロールからビジネスを始め、今ではムンバイとゴアビーチの間の新興都市であるプネにも進出している。
8. Reel
Reel - Video chat meets instant messaging
ビデオメッセンジャーアプリのサービスを提供している会社である。20秒までのショートメッセージを記録し、それをアドレス帳の友達に送信できる。送信者は何回再生可能か予め設定し、受信側はその限られた回数だけ再生でき、設定回数再生されると自動的に消去される。9月にGoogle Play上でローンチされている。
9. Zomato
20万以上のグローバルなレストラン(11カ国35都市に存在するレストラン)をキュレーとしたリストを保有している会社で、ユーザーはレビューを見ながら、レストランを選ぶことができる。
最近北アメリカへ進出のための3700万$の資金調達を終え、この会社のレストラン発見ビジネスは、インド人が旧来一つのレストランのメニューを丹念に見るだけで、レストランを探していたスタイルから、たくさんのレストランの料理を比較するスタイルに移行させようとしている。
10. Urban Ladder
Furniture Online: Buy Furniture Online in India | Furniture Online Shopping Store - Urban Ladder
2012年7月に設立されたこの会社はインドの都市で暮らす人々に、きれいな家を作る際に不可欠な選びぬかれた家具を探すサービスを提供している。
この会社は、インドのミドル層は現在急速に層を厚くしており、その層に対してクオリティの高いデザイン、機能と美しいデザインを備えたハンドクラフトの家具などを購入できるようなWebサイトを運営している。
最近、2100万$の資金調達をステッドビューキャピタル、SAIFパートナーなどから実現している。
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