自分という人間のちっぽけさ
私たちは人間ですから、できることと、できないことがあります。
私は昔から、人より”特別な何か”を探していました。
私だからこそできること
私にしかできないこと
心のどこかで、
「頑張れば才能が開花する他人にはない”力”が自分にはある。」
そう信じて、色々なことに挑戦してきましたが、尽くその希望は打ち砕かれ続けました。
私に特別な力なんて無かったのです。
そして、人の才能が開花するのは、特別な力ではなく、熱い情熱と、並々ならぬ努力をしたうえで、良縁に恵まれた人なのだと悟りました。
人は一人一人違い、性格や境遇は違いますが、「持ち合わせたスキル」はそんなに大差ないのだと私は思います。
ここでは、才能が開花するための方法という類の話がしたいのではなく、
もともとの人の能力に大差はないということ。
そして、人間には特別な力なんてなく、不完全で脆い生き物だということ。
だからこそ、人間は支えあって生きていくことが大切なのだと私は思います。
悲観的になる必要はなく、弱さを受け入れ前に進む
その姿勢がとても大切なのではないかと思います。
そうすれば、その弱さは強さになります。
失敗して、落ち込んで、それでもまた立ち上がって、
時には休みながら、少しづつ前に進んでいきましょう。
私が…私が…から、
あの人のために…
誰かのために…
そう少しでも思って行動できたらそれはあなたの成長の証です。
きっとそれが心の肥やしとなるでしょう。
外に出て歩く
仕事や学校が休みの日、特に用事なんかがないと家にこもる人が多いのではないかと思います。
今やコロナウイルスの世界的流行で、引きこもることが賢明な判断とされていますが、
病気が流行していないとしても、
YouTubeなどの家で娯楽が楽しめる媒体が出てきたため、
今の世代の若者は家で一日の大半を過ごすことも多いのではないかと思います。
私自身も超インドア派なので、休みの日は家にこもっていることが多いのですが、
一日中家の中にいると、気分が悶々とし、余計な悩みやストレスを抱えてしまいがちです。
悩みやストレスを軽減し、新たに作らないためには、考え方を変えていくことももちろん大切ですが、
適度に休憩をしたり、気分をリフレッシュするのが簡単にできて、効果も大きいです。
脳は、無意識に勝手に思考してしまいますから、嫌なことを考え始めたときは、その思考をストップさせる、脳を休ませることが大切です。
そこでおススメなのが、外を歩くことです。
単純すぎて拍子抜けされるかもしれませんが、外を歩くことは脳を休ませ、リラックスさせるのに最適です。
外気に触れる、朝なら日光を浴び、夜なら月や星を眺める…
外界の音、虫、鳥の鳴き声を聴きながら、ゆっくり歩く…
歩く自分の足の踏む感覚を感じながら、
時間を忘れて、音、温度、触覚、光、におい…五感を感じていく…
「自分が生きていること」を実感しながら、帰路に就く…
たとえ5分、10分の散歩であっても、脳をリフレッシュさせるのには十分です。
それでも悩みが尽きないのであれば、悩みなんて考えなくなるまでひたすら歩いてみるのもいいでしょう。
最適な時間は朝と夕方~夜です。
おススメは夜なのですが、女性は少し危険なので、二人で行ったり、外に出るだけがいいかもしれません。男性でも一人で遠出は避けた方が良いでしょう。
少し、散歩が怖い夜ですが、夜風が気持ちよく、月明かりや、星が綺麗に(田舎だけ?)見えます。
頭をスッキリさせるのにはうってつけです。
是非自分に合った時間を見つけて散歩ライフを送ってみて下さい。
悩みは人間の作り出した暇つぶしですから、
自分にとってそれがとても大きな問題であっても、
冷静に、客観的に考えることができれば悩みにはならないでしょう。
気持ちが落ち着き、冷静になったら、あなたが今するべき有意義なことをやっていきましょう。
散歩の効果、是非一度体感してみて下さい。
そのたった5分があなたを悩みから解放してくれるはずです。
自分とか周りとか一切考えない時間を作る
悩みは、今を真剣に生きることで、取り除いていくことができますが、
人間ずっと頑張り続けることはできません。
それどころか、私たちが思っている以上に人間の疲労の蓄積スピードは早いです。
だからこそ、こまめに休息を取る必要があります。
昼寝や、仮眠は少ない時間で結構な回復効果をもたらしてくれるのでおススメです。
また、完全に一人になる時間があれば、
「自分とか周りとか一切考えない時間」を作ることも大切です。
具体的には、”瞑想”がおススメです。
何をするのかと言うと、安静にできる場所で腰を下ろし、
目をつぶって正座して、手の感覚、足の感覚、呼吸する感覚を見つめてみる。
「自分の感覚に集中する」ということをします。
意味があるのかと思われる人もいるかもしれませんが、
自分の感覚に集中するということは、
前にお話した「反応しない練習」になるのです。
自分の内面に極力集中することができれば、周りとか体裁とかそういうものにいちいち反応せずに済みます。
瞑想の良い所はこれだけではなく、仮眠同様に休養効果をもたらします。
思考をせずに、ただ内面に集中することで、脳がリフレッシュし、新たな気持ちでまた行動することができます。
効果は実際にやってみて頂いてから是非体感してもらいたいのですが、
瞑想を効果的にやるコツは、リラックスした状態でやることです。
直前に嫌なことや、興奮する出来事があったりして、頭がぐちゃぐちゃのままではせっかくの瞑想も効果半減です。
なるべく、冷静な状態になってから、静かで誰にも干渉されない状況で行えるとベストですね。
理想は15分ほどやるのがいいですが、最初は、5分とか3分でもOKです。
出来る範囲でやってみて下さい。
是非あなたの日常に瞑想を取り入れてみて下さい。
それだけで悩みが半減するのは間違いないでしょう。
好きなこと、やりたいことに1点集中してみる
自分が没頭できる、「やりがいのある何か」を見つけることは、自信をつけるうえで大切です。
いや、自信をつけるというよりかは、
自信があるとかないとかそういう”余計なこと”を忘れさせてくれるという意味の方が強いかもしれません。
私たちが、自信がなく半ば怯えた日々を過ごしてしまうのは、挑戦する心を忘れ、怠惰な日常を何となく生きているからに過ぎません。
自分の中に少しでも「私は○○を極めるんだ…!」という気持ちが芽生えると、自然と生きる活力が出てきます。
何気ない自分の生活に”意味”を持たせることができるからです。
その肝心の「極めるもの」ですが、
できれば極めた先にそれが収入につながりそうなものが望ましいです。
つまり自分の極めたものが「仕事」になることです。
今のネットが普及した時代においてはその道はかなり拓けています。
・ブロガー
・ライター
・イラストレーター
・映像クリエイター
もちろんこれらを本当の仕事にしていくためには、それ相応の熱量と向上心を持って取り組んでいく必要がありますが、
もしもそれが仕事になるのならば、あなたには選択の自由が与えられるからです。
あなたが今働いているか、そうでないかは分かりませんが、働いているのであれば、
「仕事を辞める」という選択肢が生まれてくるのです。
もちろん、今の仕事が、自分に合っていて苦なく続けていけるというのであれば、辞める必要もありませんが、
煩わしい人間関係に苦痛を感じているのであれば(まずは、人間関係を改善させる努力をすることが望ましいですが)、あなたのやりたいことを仕事にすることで、本来の仕事を辞めることもできるのです。
ここまで長々と仕事につながるものを選んだほうがいいと言ってきましたが、
初めから「仕事」を意識しすぎるとそれがやりたいことにはならない可能性が高いです。
あくまでも、「極めた先」をぼんやりと浮かべるだけでよくて、優先すべきは「あなたが極めていきたいと思ったもの」を見つけることです。
現状の生活で食べていけるのであれば、何も仕事に固執する必要もありません。
著者の話になりますが、私はテーブルゲームが好きで、将棋、麻雀、ポーカーなどを日々嗜んでいます。
一度は極めたいと思ったこともありましたが、上級者と対戦する中で「私には難しいかな…」と思い、趣味の範囲で嗜む方向にしました。
棋士になるのは流石に現実的ではありませんが、雀士になるのは何歳からでもなれますし(40過ぎて雀士になった人も結構います)、ポーカープレイヤーも近日急速に増えています。
ゲームを極めてプロゲーマーになったという人もいます。
本気で極めようと思ったら一見”趣味の範囲内”のようなものでも「仕事」になるのです。
ですので、自分の前言を撤回するような言い回しにはなりますが、
仕事をあまり意識せず、好きなこと・やりたいことを見つけることが一番大切なのだと思います。
そして、将来をあまり不安がらずに、今やりたいことを極めていけば、意外な形で仕事につながる事があるということも覚えていてほしいです。
「あなたの極めたいもの」が仕事になるか、ならないか、
いずれにしても、あなたの生活を豊かにし、余計な悩みからあなたを解放してくれるでしょう。
何かを極めた人は人間として”強い”です。
なぜなら、その人にはその「極めた」強い軸を持っているから。
是非何かを始めてみましょう。
迷っても彷徨ってもいいですから、
遠回りしながら、「それ」を見つけましょう。
極めたものがどんなものであれ、
極めた分だけあなたを強くしてくれるはずです。
反応しない練習をする
自信というものは、心の底から湧き上がってくるものであり、
そのためには、周りに振り回されずに、自分の行動をしていく必要があります。
これは、「何か行動を起こさなくてはいけない…」というわけなく、
自分が普段からしている行動(仕事、食事、運動、趣味など)をいかに集中して行うことができるかということになります。
私たちは、何か作業をしている時でもあらゆる思考を絶えずしています。
それが、その作業に必要なことだったら何も問題ないのですが、
明日、明後日の近い将来のことで悩んだり、
「嫌なあの人」、「かわいそうな自分」と過去の出来事を嘆いたり、
今考える必要はないけれど、ついつい込み上げてくる感情があり、
作業の集中が途切れると余計なことを考えてしまうのです。
ならば、私たちに足りないものは”集中力”でしょうか?
いいえ違います。
もちろんその作業にどれだけの熱量をかけているかによっても変わってくるところがあるにはありますが、
どんな作業に対しても、共通して必要なことがあります。
それが、「反応しないこと」です。
私たちは、余計なことを考える前には、必ず何かしらに反応しています。
例えば、
上司に怒られたり、
同僚の成果、頑張りに劣等感を感じたり、
周りのひそひそ話が気になったり、
これらは全て、他人に反応していると言ってよいでしょう。
もし仮に、世界に自分一人だけだとしたら(生活が成り立たないとかは置いておいて)、周りに反応して余計なことを考えることはきっとないでしょう。
他人についつい反応してしまうこと。
それによって集中力が切れて作業効率が落ちるどころか、
余計な悩み、ストレスを抱えてしまい、精神的にも辛くなってしまいます。
では、反応しないようになることは可能なのでしょうか?
結論から言うと、できます。
即効性のある解決法はありませんが、毎日の積み重ねで、極力「反応しない心」を形成することはできます。
今現在、他人に反応しすぎて辛くなっているのでしたら、
是非私と一緒に「反応しない練習」をしていきましょう。
自分のペースで動く、能動的に動く
いつもソワソワとしてしまう心、ありませんか?
自分の行動一つとっても、何となく自信が持てず、失敗するのではないかと怯えたり、
右往左往したりしませんか?
物事に失敗はつきものですし、上手くいかずに相手を困らせたり、怒らせたりしてしまうこともあるでしょう。
自分のペースで行動するのが苦手ということは、
言い換えるなら、自分の行動に自信が持てないということなのです。
それを深めていくと、
「自分の意志で行動した結果失敗するのが怖い」ということにいき着きます。
自信が持てない人にとって”失敗”は最も恐れてしまうものであり、
それが自分の意志で行動した結果だとすると、より自己否定を強めてしまうことでしょう。
しかし、先ほども言ったように、失敗しない人間なんていません。
むしろ最初はみんな失敗ばかり。
数えきれない程の失敗をしてそれでも立ち上がって挑戦し続けた人が本当の成功を収めるのです。
本当の成功とは、別に社会的な成功ではなく、本人が幸せに生きているという状態です。
とするならば、
あなたが自信をつかみ取るために、改めるべきことは、
失敗しないように努力すること。
失敗しそうなことは挑戦しないこと。
ではなく、
「失敗=避けるべき悪」という脳の方程式を崩していくこと。
です。
失敗して嬉しい人間なんて当然いませんが、
失敗して初めて分かること、学びがあります。
失敗が多いということは、それだけあなたが挑戦し続けている”証拠”なのです。
やらずに後悔するより、やって後悔した方が絶対にいいです。
周りを気にする必要はありません。
保守的な行動に成長は全くありませんから。
周りの人は挑戦しないかもしれないが、
私は挑戦し続けよう。
周りの人は人の目を気にするかもしれないが、
私は自分の意志で能動的に行動しよう。
たまには休むことも大切ですが、やらない後悔はしないようにしたいものです。(私もよくするので苦笑)
何事も焦らず、周りに振り回されず、自分の意志で動くこと。
簡単ではないですが、何度でも失敗して、落ち込んで、
また立ち上がって挑戦していきましょう。
それができれば、自信なんて自然とついていますから。
何でもかんでも謝らない
あなたは何でもかんでもすぐに謝ってしまう癖はないでしょうか?
例えば、
すれ違いざまにぶつかってしまったり、
ものを落として拾ってもらったり、
些細なミスをした時にも。
私もそうなのですが、自信のない人はついつい自分の失敗やミスに過剰に反応してとっさに謝る癖がついてしまっています。
多くの場合、
謝ることで、自分の非をとりあえず認めて、相手に嫌われずにその場を切り抜けようという思いなのですが、
その行動は、自己否定を強めます。
実は、本当に謝らなくてはいけない場面はそれほど多くはありません。
助けてもらったり、相手の好意を受け取ったら
「スイマセン」ではなく、
「ありがとうございます」とか「助かります」
相手に対して迷惑がかからないような小さなミスや失敗を指摘されたなら
「了解です」とか、「分かりました」とか
「スイマセン」や、「ゴメンナサイ」ではなく、
他にも色々な対応の仕方があるということを覚えておいてください。
むやみに謝るのは自分を傷つけるだけではなく、相手にとってもあまり気持ちいいものではありません。
その「スイマセン」、「ゴメンナサイ」は本当に”相手”に向けて言われたものではないからです。
体裁を保つだけの謝罪であって、心からのものではないということは自然と相手にも伝わります。
相手も自分もいい思いをしない。
悪循環ですね。
だからこそ、「スイマセン」ではなく、あなたがもっと言うべき言葉は、
「ありがとう」です。
”感謝”の言葉は相手ありきであり、相手に向けた言葉です。
あなたも誰かに何かしてあげて「スイマセン」と言われるよりも、
「ありがとう」と言ってもらったほうが何倍も嬉しいと思いませんか?
是非今日から「スイマセン」を「ありがとう」に変えていきましょう。
謝罪する癖は簡単には治らないかとは思いますが、
「ス…ありがとうございます。」
といった感じに気づいたら変える習慣をつけると自然と謝罪が感謝の言葉に変わっていくはずです。
言葉が変わることで、今よりも対人関係が明るくなるのは間違いありませんし、
自己肯定が高まり、自信もついてくるでしょう。
自信は、本当に些細な何気ない習慣を少し変えるだけで、”劇的”に変わるものだと私は思います。
「ローマは一日にして成らず」。
今から少しづつ変えていきましょう。