私の一番古い記憶について。

私の一番古い記憶は、タバコの吸い殻を口の中に入れてしまったときのことです。
当時の家の居間のコタツに置いてあった透明で丸い灰皿に入っていた白い煙草の吸い殻を小さい頃の私は見ていました。灰皿の中には父親が吸っていた煙草の吸い殻が3つ4つ入っていました。私はコタツの周りをつかまり立ちしながら横に移動してそれらを見ていたと記憶しています。そしてなぜか、その吸い殻を口の中に入れていました。口に入れたことは覚えていません。
確か、口の中に入れてすぐ母親が気づいて近くにいた父親を呼びました。父親は私の足をつかんで逆さまにして背中の辺りを平手で数回叩き、その後、私を持ち替えて口の中に指を突っ込んできて吸い殻を出そうとしていました。とても苦しかったの覚えています。
かまり立ちをしていたのと母親の記憶とをあわせると一才前後のことになると思います。