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落合陽一の働き方が最先端すぎる!働き方5.0

コロナウイルスにより、働き方もだいぶ変わりましたよね。
テレワークが当たり前になり、出社しなくても働けるようになりました。
 
逆にウイルスによって働き方が進化したともいえます。
働き方2.0の昨今、落合陽一さんの働き方5.0時代の内容が単純に気になりまして読んでみました。

 

 
 
落合さんの本は言葉のキーワード選びが独特で難しいですがそれもまた、世界観があって読んでいて色々な発見を与えてくれます。

働き方5.0とは?

 
コンピュータは電気製品ではなく、第二の身体であり、脳であり、知的処理を行うもの。たんぱく質の遺伝子を持たない集合型の隣人。
人は人らしさを自分の中に持つのではなく、対話の中で人らしさを自覚する。
今、人はコンピュータと向き合うことで自分を見直す時期にきた。
 
この5年ほどで、SNSの主体が「意識だけ高い系」になってしまった。
 
第一の特徴として、本人に何の専門性もない。
 
専門性がないがゆえに自慢をするものが、「フォロワー数」「評価されない活動歴」「意味のない頑張り」程度。
 
意識だけ高くそして高い意識を評価されない。繋がりの中で仕入れた知識をドヤ顔で吹聴することで、夜な夜な飲み会に行って「自分はすごい」とアピる。
 
しかし、そこから出てくる情報には、その人が考えたものが何ひとつない。
いろいろな知識を広く浅く持っているだけで、専門性も独自性も何もない。
 
これではただの"歩く事例集"
 
 

人間VSコンピューター

 
人間が持っていて、コンピュータで作られたシステムが持っていないものは、
「根性」「ガッツ」「気合い」
 
コンピュータは機械だからガッツを出すことはなく、したがって人間のような努力もしないが、電気さえあれば延々といくらでも仕事を続ける。
 
同じことをコツコツと積み重ねることを努力と呼ぶなら、この点でも人間はシステムにはかなわない。
 
どんなに悪条件のブラック企業に入っても、そこで課せられるハードワークに耐えられるのがコンピューター。
 
システムに得意なことと人間に得意なことの違いを考えると
 
それは、システムになくて人間にだけある「モチベーション」
 
システムには"これがやりたい"という動機はない。
"やりたくてやっている"の気持ちを持ち、実装する手法があれば、いまはシステムを使う側にいられる。
逆に何かに対する強いモチベーションがなければシステムに使われる側にしか立てない。
 

物事の判断基準と行動指針

 
目の前の課題を解くときに、かかるコストを考えて合理的(理性的)に判断すべきものなのか非合理的(感情的)にどうしてもやりたい種類のものかを考える。
 
また、常にそれが、原理的」なものか、「アプリケーション(応用)」という話なのか、競合しがちな「人と機械の関係」という大きなところから来ている問題なのかを考えて、どういうバランスで成立しているのか、それがどのステージの議論なのかと問いかけながら物事を見る。
 
IT化される以前の世界は、大したモチベーションがなくても何となく幸せになることができた大したモチベーションがなくても何となく幸せになることができた"安定"を求めてその仕事を選んだ人も多いはず。
 
仕事がシステムによって居場所をなくす以上、強いモチベーションを持たなければ新しい時代を主体的に生き抜くことはできない。均質的な価値が意味を持たない時代になった。
 

リソースは人間の脳の中にしかない

 
いまの時代のIT企業は物理的リソースが不要なので、親がお金持ちでも子どもは「能力的な資本家」にはなれない。
 
必要な資本は「能力の高い人間」であり、これは世代間で継承されるものではない。
 
IT化により固定されたリソースで勝負するより、情報で勝負する方が圧倒的に勝ちやすい。物理的にリソースがない分、スピードが速い。
 
大事なのは自分の能力を活かすために資本か組織が必要かどうか。
 
 
 
働き方5.0では、AIやコンピューターに勝つ為の戦略等が書かれています。
 
以上。
 
 

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