働くカタチ|雇われるか・フリーランスか
転職してから早2ヶ月が過ぎました。
できたばかりの職場だということで、エキサイティングな毎日を過ごしています。同時に、それ相応の責任を負って仕事をするシーンが増えてきました。
今回は少し「働くこと」にフォーカスしてみたいと思います。
Biznoの経歴
私のこれまでの経歴は以下の通りです。
・団体職員
・契約社員
・フリーランス
・アルバイト(20万円以上稼ぐ)
・正社員
社会人に入ってから大体の流れで言えばこんな感じです。
1番最初に団体職員を経験しているところが独特な気もしますが、個人的にはフリーランスを経験していることが一番大きいです。
フリーランスをおすすめするワケ
ホリエモンこと堀江貴文氏や有名なブロガーさんの多くが「雇われているだけの仕事は楽しくない」と言っています。
それについては私も同意します。
業種にもよりますが、フリーランスには様々な特典があります。
まず、自分で時間を組み立てることが出来ること。
これは説明するまでもなくですね。
働きまくることもできるし、体調を考えて働く量を減らすことも出来る。
次に、仕事の内容を選ぶことが出来ること。
堀江貴文氏やイケダハヤト氏はこのメリットを特に推していますね。
やりたくないなと思ったら断ればいい、興味を失ったら事業転換すればいい。
そして、ものの価値がわかるようになること。
私はこれを一番オススメします。
シンプルな取引ほどわかりやすい
ものの価値がわかる、というのは、自分の働きの対価が支払われるということです。
当たり前なように思いますが、サラリーマンとは発想が異なります。
少々前になりますが、野菜の直売が流行った時期があります。
野菜の直売は、買う側にとっては安く良いものが手に入る。
売る側にとっては反応がわかるし、その場で利益を手にすることが出来る。
フリーランスはこれと近い発想です。
納品した際に売上は会社預かりとならないで、そのまま売上はあなたの財布に入ります。
自分のした仕事に対して、そっくりそのままお金が支払われるのです。
月に100万円の売上をあげ続けても月収20万円というサラリーマンに対して、100万円の売上から経費を引いた分だけ手にすることができるフリーランス。
そして、納期との兼ね合いが上手く行けば、品質はもっと追求することができます。
つまりは、お客様に新鮮でおいしい野菜を届けるための努力に集中できるんです。
その対価として、自分の価値がわかりやすいのです。
こういう書き方をしてしまうと「フリーランスはサラリーマンを見下して!」と思う方もいるでしょう。
実際、私もそう思うと思いますw
しかし、一度経験したこのフリーランスの価値というのは自分の人生観を大きく変えるものでした。
この経験を伝えるためには、やはり皆さん言葉が多少荒くもなってしまうのです。
更に、私の場合はフリーランスでの経験を踏まえることで、現在正社員となり、自分の理想とする生活を追い求めることができています。
次回は、私の理想の生活についてお話しようと思います。
純粋なフリーランスではなく、また従順なサラリーマンでもない。
だからこそ、今の会社に所属することを決めた私の基準です。
2016年を振り返りつつ、2017年もよろしくお願いします
いよいよ年が明けた2017年。
本年もどうぞよろしくお願いします。
2016年を振り返って:ブログスタート
2016年は、私の考え方も大きく変える年でした。
その考え方が変わり始めたのが、ちょうどこのブログを始めたくらいの時期になります。
ブログの運営はこれまでいくつかやりましたが、読む人にとって生産的になるブログに特化したものを作ってみたいという思いから始めたのがこのブログです。
生産的なという部分は、自分の考えを軸に社員教育を行うなかで、徐々にみんな悩んでいる部分が実は似ているということに気付いたという点です。
同時に、その悩みというのは別に新社会人やインターンの学生だけでないということに気付いたことも関係していますね。
私のもつ知識・経験が誰かの約立つのであれば、それを公開することで誰かの役に立てるのではないかと考え始めました。
「働く」が難しい社会
また、2016年は電通に勤務していた方が自殺するという大きな事件がありました。
ブラック企業という言葉が一般化してからしばらく経ちますが、電通ともあろう社歴も規模も日本有数の企業が事件を起こしたことは、大きな衝撃を与えることになりました。
それ以上に、私にとってこの事件は「自分がそうなっていたかもしれない」という恐怖に再度見舞われることになった事件でもあります。
私は、IT企業で働いていた時に一日20時間勤務をしていました。
上司もほとんど在社しておらず、しかし自分は3部門の責任者を任されるという状況で潰れていった経験がふとフラッシュバックしたのです。
最終的には身体がおかしくなって辞めることになりましたが、今でも身体の不調と付き合っている状態です。
そして、同じような悩みを持っている人は多いにも関わらず、その声はなかなか上には届いていないのです。
一日の大半を占める労働においてそのような状況であることは、生きづらい世の中という表現が本当のことだなと、改めて思いました。
現場にいる人が公開するノウハウ
上が助けてくれないのであれば、現場にいる人達で何とかするしか無い。
誰も教えてくれないなら、自分が教えてほしかったものを公開しよう。
そうして始めたブログです。
今は転職したばかりで仕事に追われていますが、逆にフロントだからこそ感じるものが多くなってきました。
仕事に必要だと感じる知識を急速にアップデートできている日々を過ごしておりますので、スローペースでも続けていこうと思います。
本年もよろしくお願いします。
どんな会社でも社員教育は行える|職種が変わって改めて社員教育を考える
1ヶ月ほど更新が空いていしまいましたね。
11月末より引き抜きで入った会社にて仕事をしていますが、会社の創業期でもあることや役付で入社したことから、初っ端から大変な仕事量です...
仕事の内容に優劣はない
これまで教育関係をやってきた人間が突如フロントに立たされることになると基本的に言われる言葉があります。
「きついでしょ?」
そりゃあキツイですよ。
ただ、それは“仕事すれば体が疲れる”だけで、これまでの仕事(教育)と比較してどうこうというわけではありません。
慣れない仕事は大変だということは誰もが当たり前のことです。
社員教育のキツイところ
教育は他人を育てるから楽だと言う人がいますが、それは違います。
マニュアル通りに教えればいいんでしょ!という人も多いですが、それも違います。
育たない人をどうやって育てるか、また自分が忙しくて構えない時もどうやって育てられるかということを常日頃考えていました。
教育の一番難しいところは数値で測れない成長項目があることです。
だからこそ、どう伸ばすかがあの手この手で仕掛けなければならないんですよ。
そして、私は自分で成長できる力を身に着けて欲しいということを目標にしていたため、時には自信を折ることもし、また試用期間終了後は来なくていいという決定もしていました。
顔の見える相手、特に半年とコミュニケーションを深めている相手に対してそうするのです。
それはとても心のコントロールを要する仕事でした。
忙しいから教育できないということはない
こういった配慮をした上で社員教育に当たってきました。
しかし、何も私はこうした姿勢を後任に求めることはしていませんし、教えたところでマネを出来るとは思っていません。
実際、私が何を考え、どのように指導してきたのかを後任に事細かな引継書を作ってくれと言われました。
私が作った資料はA4たったの2枚。
しかし、この2枚の内容に後任だけでなく、役員含む他の社員すらドン引きする資料となっていました。
資料の内容を自慢をしたいのではなく、真剣に人の成長を考え、その時に出来ることを臨機応変に加えていっただけです。
その時彼らに何が出来るかという自分にできるレベルでベストを求めただけです。
だから、他の誰かにマネがすることができないのです。
自分に出来ることだけだと教育する上で失礼だと言う人もいます。
しかし、結果は社員が少しでもレベルが上がればいいのです。
自分の持てるものから、彼らのレベルを短時間で上げられる要素を探して、渡せばいいのです。
それを変なルールで縛ろうとするから教育が難しくなるのです。
だから「忙しい」を理由にやらなくなるのです。
できない人であれば、少し教えるだけで業務時間を短縮することができます。
難しいのは、「できないことを責めないこと」つまり自分自身の問題です。
できない人に一声かけることはそれ程難しいことではないです。
会社は成長の目的地を定めていない|"慣れ"や"一人前"
引き抜きが決まり、辞める期限が迫ってから学生や新入社員からの相談が増えています。
中には私の担当ではない人からも相談を受けています。嬉しいですね^^
ただ反面、これを教えてくれる人は他にいなかったのだろうか?という不安もあります。
ちゃんと育ててくれる人がいない
どの業界でも「人材不足」というキーワードはよく聞きます。
実際、様々な企業の方とお会いすると「誰か良い人材いない?」と相談を持ちかけられることは多いです。
人材不足の会社では、業務に対して人が追いついていない状況が発生しています。
すると、当然ながら時間をかけて人を育てる余裕は無いのです。
こうした環境ですと「仕事は習うよりも慣れだ」「人から盗んで一人前を目指せ」と言われます。
特に若い世代ですと多くの人が慣れを習得できるほどレベルは高くなく、何を盗めばいいか知識がない状況です。
つまり、いつまで経っても育たない状況なのです。
どう育てたいかという目的地が設定されていない
基本的に、私は学ぶべき知識には2種類あることを教えています。
その違いはどこにあり、そのどちらを自分の力でつけていかなければいけないかを各人に合わせて解説しています。
また、教育する場合は最初は強い武器となる知識を与えます。
その知識を使って少し戦えるようになったら、当人自身の強さ=レベルを上げるように仕向けます。
最終的な目的地は、自分自身で物事を考えて作業のとっかかりを見出すこと、自分に足りない要素は何かを考えられることの2つです。
ゲームで言えば、戦い方を教えて、どこでレベル上げをすると効率いいかを自分で判断できるようにするイメージですね。
そのように、育てる側も目的地を定めて、そこにどんな知識・経験を提供できるか常日頃、あるいはマニュアル的にでも備えていなければ、仕事に慣れた先に何があるのか、一人前とは何かを説明することすらできません。
だから、人が育たないのです。
ほとんどの会社が勘違いしている
人材不足の会社で求められる基準は、即戦力になるかどうか。
それに対して、紹介される人は人柄が良いことが多かったりします。
つまり、この段階で既に「良い」という意味が能力的知識的優秀ととらえるか、良識あるととらえられるかの違いが起こっています。
また、人を雇う上では雇用者側が優位に立ちますし、雇う側のルール・常識を覚えてもらうために慣れや一人前という言葉は使われがちです。
ですが、その基準がどこにあるかを伝えるだけでも成長は変わってきます。
基準も無く慣れや一人前という言葉が出た場合、「(何だかよくわからないけど)使えるようになってね」というメッセージです。
学校においては習得度を試験ではかりますが、社会人に求められることの多くが数字を基準にできません。
だからこそ、より一層各社が教育について考えなければならないのです。
まずはレベルを上げていこう|学ぶ知識での優先順位
自分をパワーアップさせるための勉強は、レベル上げか、装備を強化するか。
レベルアップは、本人自身のスキルや能力を向上させるもの。
装備品は、知ればできるもの。
この2つの知識の違いについて解説していきます。
レベルがないと扱えない武器もある
自分の扱う業界の最新情報(=装備)をいくら知っていたところで、それを適切に切り出せないと魅力は伝わりません。
例えば、パソコンを売り出す際にメチャクチャ新しい情報を知っていたとします。
そこにパソコンを欲しがっているお客さんが来たとします。いよいよ接客です。
「パソコンをお探しですね!ではこれが良いです。第6世代のCPUはクロックも高く、放熱性にも優れています。ベンチマークにおいては第5世代よりは劣りますが、ビジネスユースであれば必要十分の機能を持っています」
...と切り出された場合、ほとんどのお客さんは買わないで帰ります。
なぜならお客さんが求めている情報とマッチしないことが多いためです。
パソコンを買うのに接客が必要なお客さんのほとんどが詳しくない人で、その人が使いたいのはスペックではなく、写真を編集するなどの機能の方だったりします。
それを見分ける能力が、レベル上げです。
もっと言えば、客にあった情報を適切に与えることができる接客が必要になるのです。
トレンドに応じた情報を持っていたとしても、客に合わせて使いこなせなければ相手に伝わらないどころか、警戒心・不快感の原因となります。
レベル上げは重要だし、つぶしがきく
当然ですが、一番いいのはレベルを上げて、装備を強くすることです。
しかし、我々の時間は有限であり、レベルを上げつつ装備を強くする勉強法は実はなかなか存在しないのです。
仕事で上手くいかない人は、だいたい新しい装備を購入したがるものです。
しかし、原因のほとんどがその逆で、自分のレベルが足りていないことが多いのです。
転職した人が新しい業態でどんどん顧客を獲得する話は聞きますが、彼らは元々のレベルが高いのです。
そのため、転職した業界の常識や新しい知識を取り入れることで、急激な勢いで強さを上げることが出来るのです。
ゲーム的なノリで言えば、出来る転職マンはレベル80でヒノキの棒を装備しているイメージですかね。
それを青銅の剣とか買い替えているので、強さはどんどん上がっていくし、トラブルがあってもHP高めなので、全滅する前に逃げることくらいは出来る(実は結構大事)。
レベル1で破邪の剣とか持っていても、ドラゴン相手で先手を打たれたらまず負けるじゃないですか。
レベル80なら、ヒノキの棒でもドラゴンに勝てちゃいますし、余裕を持って逃げることも選択できる。
そして高いレベルなので余裕を持って自分にあった武器を選んでいける。
そのイメージです。
学ぶことが無駄ではなく、バランスを見ることが大事です。
しかし、多くの場合「知識不足・経験不足」で片付けてしまい、「自分自身の能力が問題になってうまくいかないことがある」と考えられずにいます。
何を学ばなければいけないのか。
そしてそれは色々なところでつぶしがきくのか。
それを基準に、まずは個人のレベルを上げることを後回しにしないで欲しいです。
会社からの圧力としては武器を強化する方向にいきがちなのはわかります。
そこで、7:3などバランスをみてレベル上げのウェイトを高くとってほしいですね。
そうすると新しい装備を使いこなす能力が備わりますので、時間が経つにつれて快適度が変わってきますよ!