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猫が好きなんです Catsmemory

我が家の猫達の記録です。個人で出来る範囲の保護活動を行っています。

難治性口内炎のグレオ

catsmemory.hatenablog.com

グレオの口内炎ですが少しずつ悪化してきているように思います。

今までは1日分のステロイドを打ってもらうと1か月くらい効いていたのですが、2週間になり1週間になり・・・と効果が薄れてきています。3日前にステロイドを打ちましたが次の日あまりぱっとしませんでした。

病院へ行くときは緊張でヨダレが特にひどく口の両側からツララのようにヨダレをたらしています。最近はヨダレに血が混じってくるようになりました。

臭いも強くなってきています。最近は口を触らせてくれなくなり、あまり近寄ってこなくなりました。

糖尿病の方は通院するたびに血糖値を測ってもらっていましたが、おかげさまで再発することなく、先日もう糖尿病は心配しなくていいと言われました。

ただ口が心配なのでコトラとクロカを診ていただいた先生の所へ、今までの検査結果とこれまでの経過をまとめたものを持って、昨日連れて行きました。

先生はステロイドは一時的に痛みを取るだけで、グレオはステロイドの効果が限界に来ていると思われるということでした。

ステロイド以外の対処があるか聞いたところ、歯を全部抜歯するということです。改善する子が半数近いけれど、改善しない子もいる。またグレオは糖尿病の既往があるのでもしかすると糖尿病が再発しインシュリン生活になるかもしれないということでした。

リスクはあるけれど、今の状態は可哀そうだしステロイドを頻繁に打ち続けるのも抵抗があります。

抜歯をお願いする方向で日程調整をお願いしました。いい方向へいきますように。

3月10日にお別れしました

歩こうと頑張るけれど中々うまく歩けなくなってきました。

うぅぅ・・・と鳴いたり尻尾をパタパタしていて、うまく動けない自分にイライラしていたんだと思います。ごめんね、何でこんなになったか分からないよねと撫でる日々。

動けずトイレをカーペットにする日も増えてきました。

普段はカーペットの上にペットシーツを敷いてその上に寝かせていたのですが、亡くなる数日からソワソワし始めしょっちゅう動きます。最初はトイレなのかと思っていたけれど違う様子。

あぁ、もう隠れたいんだと思いました。猫達は亡くなる前トイレや床下など冷たいところに隠れたがります。トイレに入れてしばらく様子を見ていたのですが、落ち着いて動かなくなりました。もうお別れは近いな・・・と覚悟をしました。

トイレの砂は冷たいからカーペットの上に来てほしいけど、動かすとまたソワソワするから9日はそのままトイレで寝かせました。

夜中に何度か鳴くんです。不安なんでしょう。頭を撫でてやると落ち着きますが、体温が下がってきているのが分かりました。

明け方、ゴハンをあげようか悩みましたが体温も大分下がっていました。

もう無理せず見守ろうということで水分も食事もやめました。

ただやはりトイレの中にずっと入っているのが嫌で、「カーペットで寝ようよ」と声をかけて出しました。前日は水分を結構与えたのにトイレもしていません。

たぶん今日(3/10)に亡くなるだろう、今日は出来るだけ側にいてあげることにしました。

猫達のお世話のため自宅を離れることが恐ろしかったです。側にいるときは目は開いていますが苦しむこともなくボーっとしています。撫でてあげると時々首をもたげていました。

午後8時35分に旅立ちました

午後6時半に猫達の世話を終わらせて自宅に帰ってきました。

クロカが息をしているか確認するのが緊張しました。

クロカに「ただいま。遅くなってごめんね」と声をかけると「アーン。アーン」としきりに鳴き始めました。

「ごめんね、遅かったね。もうどこにも行かないよ」と声をかけるとまた鳴きます。

おそらくこれがクロカのお別れの挨拶だったと思います。

午後8時35分、家族が「クロカ息が止まったみたい」と言ったのでクロカをみると口が開いていました。とうとう来た。のけぞり始めたので本当に最後なんだと思うと涙が止まりません。

何度か咳をして旅立っていきました。先生からいただいた痙攣止めは使う必要がなかったので良かったです。

享年15歳、4月で16歳でした。

本当に可愛くて可愛くて大好きでした。最後は苦しませてごめんね。頑張ったね、銀ちゃんと仲良くせんとダメよ。またね。

 

リンパ腫・麻酔の影響・薬の影響・貧血。色々な要素が重なってしまって最後は満足に歩くことが出来なくなってしまったことがとても辛かったです。何もしなければもう少し長く生きられただろうか、など考えてしまいます。

でも先生に体調不良の原因を発見してもらったこと、食道チューブを作ってもらったことで飢えさせることはなかったことはとても良かったです。

クロカは2番目に子猫から飼い始めた子で、まだ保護活動をする前だったので思い入れが違います。沢山かわいがって成長を見守ってきました。

自分でも上手く説明出来ませんが、ペットとして飼い始めたか保護猫として飼い始めたかの違いなのか、コトラ・クロカ・キャサリンは特別です。この子達がいたから、この子達のおかげで保護活動をしようと決意することになりました。

クロカが逝ってしまったことは大分ダメージが大きいですが、天国で元気にしていることを信じています。

 

 

何が正解か分からない

3月に入ってからは写真は撮っていません。だんだん弱っていく姿を残したくありませんでした。

試行錯誤しながらしてきた治療は、最終的に点滴と脳に働きかける吐き気止めの注射になりました。点滴には栄養は全く入っていないため、食事を与えないと血が作られません。

薄くしたフードを与えると吐かなかったので一安心。少し濃いめにするとヨダレを出すのでやっぱり気持ちが悪いんだと思います。

最初の頃に一回の食事で1袋与えていたのが夢のようです。リハビリのように少しずつ与える量を増やしていきました。

もっと食べさせないと!という気持ちもありながら、気分が悪いのに無理に食べさせるのもどうかと両方の気持ちが常にありました。

でも私はどちらかというと食べさせたかった気持ちの方が強かったです。家族は無理して食べさせたくないという気持ちが強かったです。

私はやっぱり少しでも元気になってほしかった。ただ自分に置き換えた場合、気持ち悪いのに食べさせられるとか地獄だよなという思いもありました。

先生は吐かなければ与えていいと言われたけど、ヨダレ出した状態で与えるのは辛く中々十分与えることが難しくなってきました。フードを与えたあとはぐったりするようにもなってきました。

食道チューブが入っていても自力で食べることが出来るならフードを与えていいと言われ、何度かウェットを自分の口から食べました。でもそれも段々しなくなっていきました。

食べてほしいけど、無理には食べさせたくない。何が正解か分からない。難しい。難しすぎる。私たちもどうすればいいか精神的にきつくなってきました。

歩くことも出来なくなり、長く生きてきたのに最後にこんなことになってしまい、クロカに本当に申し訳ない思いです。

とうとう吐いてしまった

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順調に回復してくれるものと思っていましたが、やはり病状は進んでいるようです。

チューブダイエットを3袋食べさせることを目標に、一回の食事で一袋与えていました。最初は吐くこともなく大丈夫そうだったんですが、ある日とうとう吐いてしまいました。吐くとチューブが出てくる事があると他のブログで見ていたのでハラハラしっぱなしでした。チューブが出てしまうとまた麻酔をかけて入れないといけないので、どうしてもそれだけは避けたかったです。

幸いチューブは出ませんでしたが、体調は最悪。グッタリしてしまいました。

次の日病院へ行き、吐いたことを報告。量を少なめ・回数を増やす方法で与えることにしました。3月に入ってから毎日通院することになりました。

それでもまた吐いてしまいました・・・。

吐くということが恐ろしくて、しばらくは食事を中止して胃の粘膜保護剤と水だけを与えることにしました。当然体力は落ちるし、痩せていきます。でも食べさせると吐く。どうしよう。何とかして食べさせられないかと考えますが何も思いつきません。

ある日の朝、家族が「夜中クロカがトイレに行きたいわけでもないのにウロウロして、また少し吐いた。クロカも私も寝不足。」と言いました。

先生に相談しようと病院へ。

てんかん薬が効きすぎてしまった

クロカは気分が悪いようでほとんど寝ていないし、また少し吐いた。何か気分が落ち着くような薬はないかと先生へ相談しました。

てんかん薬が鎮静効果があるので別の胃薬と一緒に出してもらいました。

別の胃薬を飲ませたら久しぶりに吐かなかった。そのあと抗てんかん薬を飲ませたのがいけなかった。

午後8時にチューブから投薬したのですが、午後11時頃全く動かなくなってしまいました。薬が効いてるんだと思うけど大丈夫かとまた不安になります。

3月5日午前5時40分、家族からの電話で起きます。「クロカが動かない、おかしい。このまま死ぬかもしれない」

見に行くと全く動かず、呼びかけても無反応です。また間違った選択をしてしまったと後悔です。

ゆすったり、軽く叩いたりし続けるけど変わりません。1時間くらいたった頃にウェットの匂いをかがせてみようかと、結構匂いが強いウェットを鼻の前に持っていきました。

首がブンと起き上がり目が覚めました。びっくりしましたが本当に安心しました。

すぐウェットのスープを準備し与えました。全部完食しその後は少しずつ薬が抜けてきたようです。

先生に伝えるとクロカは薬が効きすぎる体質のようなので、抗てんかん薬は止めることになりました。抗てんかん薬には食欲増進の効果もあるから食べたのだと思うと言われました。

せっかく麻酔の後遺症が少しずつ良くなってきてたのに、また逆戻りです・・・。

クロカちゃんごめんね。ごめんね。

 

輸血のリスク

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神経症状は少しずつ回復していきました。トイレに行きたい時はふらつきながら自分で歩いていくのですが、腰を支えてあげれば自力ですることができました。

水を飲んでくれたのがとてもうれしかった。

食欲は落ちたようで、置き餌しているフードにはまったく興味を示さなくなりました。

でも、毎晩猫達にあげているウェットの準備をしていると欲しそうにフラフラしながら途中まで歩いてきました。

食道チューブが入っていると食べさせていいのかよく分からなかったので、茶こしでスープだけこしてあげました。

勢いよく完食してくれて生命の強さを感じました。

貧血は少しずつ進んでしまっている

通院した時には先生に吐いてもいないし、食欲もある。歩きも上手になってきた!と喜びながら報告。

ただ採血してもらうと貧血は進んでいる。ヘモグロビンだったと思うけれど、19日の検査時には22あったものが一週間後には18にまで下がっていました。

15が限界点ということで、この数値を切ると電池が止まったように亡くなってしまうそう。血液は作っているけれど、出ていく量が多いから中々対策が難しい。もっと数値が低くなった場合の対策としては輸血という方法になるけれど、猫には血液バンクがないから他の猫から直接血をもらわないといけない。

猫の血液型はA型・B型・AB型の3種類。犬は拒絶反応が出ないけれど、猫は出てしまうことがあるのでそこが一番のリスク。また輸血してくれる他の猫も麻酔しないといけないので、麻酔のリスクもある。無事輸血が出来たとしても血はまた出て行ってしまうので、1週間程度で下がってしまう可能性もある。一度血液をもらった猫は3カ月は休ませないといけないので、別の猫からということになるけどまた拒絶反応などのリスクが出てくるしあまり、血液を混ぜるのも良くない。

と、輸血について色々教えていただきました。少し光が差したと思ったらまた難しい選択を迫られる、辛いです。まだ時間はあるから考えておきますとお伝えしました。

輸血出来る猫は色々いますけどね・・・。リスクが大きすぎるし多すぎる。

 

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