誰かの答え
私は一つ許せないことがある。『午前0時、キスしにきてよ』、なぜ、平凡な女子高生役に橋本環奈さんを起用した。私はそれだけは理解できないでいる。
面白みにかけるというよりかは、1番の面白さが、消えてしまっている。平凡を夢に変えていくはずが、夢の夢を見させられている気持ちなってしまう。千年に一度の美少女は学校にいません…金に目が眩んだ大人がニヤついている姿が思い浮かんできて…映画は正直見たくない。
そう思っているのは私だけなのかわからないけど、こう思ったことを、別に大勢の人になんかにそう思っていることを知って欲しくもないけれど、誰かの意見を見て上書きされてしまうことって悲しいし、腹立たしいなって思う。
誰かが肯定してることを、自分が受け入れられないことは、自分がおかしいわけじゃない、と思う。
Never Not 💜 pic.twitter.com/Ag9oUTJvrN
— 방탄소년단 (@BTS_twt) 2020年5月2日
朝起きてすぐに目に入った、"Never Not"の文字はジョングクのツイートだとは思わなかった。アプリを開けてみると、あのジョングクが、もう半袖姿を見れないと思っていたジョングクが、堂々と半袖を着てまたまた失恋ソングを熱唱して、最後には間違えてしまったのか舌を出して可愛く動画を終了させた。
寝起きの回らない頭を無理やり使ってでも、歌声も歌詞よりも腕にしか目がいかない。別に、もう「何コイツ?」とかは全然思わないし、無心で何もないに等しく扱っているつもりだったけど、無意識のうちに"そこ"にしか目がいかなかった、集中できなかったのは、寝起きだから、と言うことにしておこう…そして私は、いいねは、うん、これは押せないなと思いながら静かに通知を消した。
たぶん私はジョングクの熱狂的なファンをやめてしまっても、ジョングクのタトゥーを綺麗だとは到底思わないし、ダサいとは思うけれど、汚いとは絶対に思わない。
私が魅力的だと感じていたジョングクのある部分が、一生もう見れなくなった。ただそれだけど、私的に大袈裟に、取り返しのつかないことになった、とでも言いたい。
私のジョングクへの執着心を無くせるような世界を作ったら、ジョングクのタトゥーへの気持ちも薄まるのかなってたくさん思っている。夏が近づくこの5月、だんだんとまだ見ぬ公式半袖が、私の今は少しの反抗心を大きくさせてしまうのではないか、と少し不安。
全貌を見せる瞬間、その瞬間はそう遠くない時期にやってくるかもしれない。画面越しなら、かの有名なJ-HOPEソンベンニムこと、チョンホソクのように顔の半分を引きつらせて見てしまうだろう。もし、コンサートのアンコールでツアーTシャツを長袖ではなくて半袖で登場した瞬間、無意識に息を止めるほど動揺した次の瞬間泣き崩れるかもしれない。それは、世間体的にないとは思うし、初めにも言ったように別にもうどうしようもないことだから怒り狂っているわけでもないけど、かなり動揺することは間違いないと思う。
いつかは、ジョングクが私たちに何かを語ってくれる時が来るのか、そうとも思えない。目に見えているのに、全く触れられない触れてくれない、不信感と違和感、わだかまりに、やっぱり少しの悲しさと寂しさを残す。歌詞に似たような、そんなツイートに感じた。
私が知らなかったジョングクが、またひとつ、またひとつ、ベールを脱ぐ同時に、誰かの想いによってジョングクの想いがかき消されていくような感じがするSNS。
押し付けられるような気分になる。綺麗事だけでは済まされるような、そんな世界どこにもないと思う。
ひとつだけ、すごく嫌だったことがあった。ジョングクが去年に事故を起こしてしまった時、誰もが事故を起こしてしまった身でもジョングクの身体が心配だったはず。私も確かに心配だったけど、色々連続で起こりすぎて、カオスすぎて混乱するナムジュンのように、意味のわからない怒りが込み上げてきていた。立て続けに起こったことへの、こちらへの説明もなくしれっとしてるもんだから、まじで…って毎日友達にグチグチ言っていた。
一方、インターネット上では、事故を起こしたジョングクを、擁護する方も見受けられた。ジョングクは一応悪い事をしている、言ってしまえば犯罪行為なんだ。大袈裟に言ったら、ファンぐるみで隠蔽しているって感じ…(そこまでではないけど)なんか、全部全部、必死に良いことに変えようとしているように見えた。極端な例え話をすると、もし自分の子供が事故を起こしてそれを心配そうに赤の他人に話すのかな。(大怪我をしていたらしていたら今以上に心配だったのは間違いないけど)
私の心があまり綺麗ではないかもしれないけど、やっぱり今思い出すだけでも、このファンダムの動きは不自然に感じてしまう。どこか変な感じがする。その動きがおかしいなって思う人は、いるのか、いないのか、わからないけど、おかしいなって思っていないと、このおかしな世界で自分の意見なんて述べられないと思う。
ジョングクは擁護されてまた事故を起こさないのかな?私には、関係ないことだけど。
以前から思っていたけれど、話の筋から外れた思想を大勢の方が確実にみる場で発言するのは、不適切なんじゃないかなって思う。SNSは顔が見えない分、余計に饒舌に話してしまう。見なければいい話なんですけどね!
こんな社会情勢の中、もっと息苦しく感じるインターネット。
そもそも、好きな人がTwitterを更新するのをみるために、好きな容器にスキをいっぱい集めるだけに使っているSNSで不愉快になるのはおかしい。取捨選択、ここで言うのもおかしいのかもしれないけど、メディアリテラシーって本当に大事。今まできちんと社会っていう科目を勉強してきて良かったなw模試と入試以外で初めてちゃんと、今ここで役立った。
まだまだ未熟な部分も、成長し続ける部分も、そんな姿を見て応援したいって思い始めた大切な変わらない部分なんだ。ただそれが、自分の好みに合わなかった形であった、っていうだけの話なんだ。
昔のような手の届かない雲の上で笑っているような少年ではなくて、私と同じ土を踏んでしっかり生活 を営んでいるジョングク、になった。逆に、そう思わせることができるようになったジョングクは、立派な大人になったとも言えるのかもしれない。
"I will never not think about you"
ジョングクが歌ったNever Notの歌詞。ジョングクを考えないこと、そんなことは私にはできないと思う。文句言っても、結局その時はジョングクで頭一杯で仕方ないし、私がBTSを追わなくなっても曲だけは絶対に聴き続けるだろう、その度に私は絶対にジョングクを想ってしまう。
ジンくんだったらあえて何も触れないのかな、ユンギはブレない目的を公言してたな、ホソクはみんなTシャツ着ながらお風呂に入っているのに脱いだテヒョンを見た時のような顔のひきつりを見せるのかもしれないけど優しいから絶対いつかはフォローしてくれるのかな、ナムジュンの早すぎる頭の回転は突発的に誰かに真実を告げて傷つけたり優しさで包み込むかもしれないな、ジミンの揺るがない精神は絶対に変わらないだろうし、テヒョンの目には彼なりの芸術に映る変わるだろうし、ジョングクはとても変わった自分なりの世界がある。
私も、みんなみたいに器の大きな人になりたかったな、そう思う日々。
特に、もう嫌だとか見たくないとかは思わないけど、ジョングクのタトゥーには、やっぱり積極的な好感を持ったりすることはできない…
こんなファンでごめんね。いつか気持ちを教えてくれる日まで、嫌な気持ちを加速させることだけはしないようにしよう。
狂うようなトキメキをぶちかますのも、私が魅力的に感じる夢に描いたような可愛らしさ・男の人らしさ・カッコ良さ・人間らしさ・優しさ・子供らしさを持っているのも、みすぼらしかったと思っていた君を光り輝く黄金に変えてくれた仲間たちと共に過ごしているのも、いつかは必ず帰りたくなるような場所だと思う。
私は器用ではない。同時に同じような感情を持って複数人を好きでいることが絶対にできない。
私の中での1番は、ジョングクで変わりないな。
というお話…