未経験からIT企業に入り、転職までの経過地点

はじめましてこんにちは。

ちいさんぽです。

都内の中小SIerに勤めている24歳です。

キャリアアップと、理想の働き方実現のために転職を考えています。

これからの転職活動のことなどをこのブログに残していくことで

同じような境遇や悩みを持っている方の一助となればと思います。

 

今回が初めての記事です!

ということで、自己紹介を兼ねて

これまでの私の紆余曲折な道のりと、

これから目指していきたいことをお話ししたいと思います。

 

【高校時代】

【大学時代】

【教員時代】

【ITの世界に入ってから】

この順にお話していきます。

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【高校時代】

私は東京23区の中で忘れられがちな某区で育ちました。

とある都立高校に通っておりました。

 

部活は中学~高校の6年間、ずっと吹奏楽をやっていました。 

高校のときはかなりハードで体育会系な部で、大変でした。笑 

 

数学が好きで、定期考査で何回か100点を取ったり、

模試で学年1位を取ったりしていました。

のちに数ⅢCを選択しなかった自分は非常に愚かだなと思います。

 

選択科目を決める、高2の終わり頃、私は看護師を目指していました。

母が看護師だったのと、給料もまあまあ貰えるし、

需要が無くなることはないので、失業することはないと思ったからです。

それに、数学を武器にして(理系科目で)受験をしたいという気持ちもありました。

大学の看護学科は数ⅢCはいらなかったので、選択しませんでした。

 

時は流れ3年の夏になりました。

受験勉強をする中で自分と向き合う時間が増え、ある日

自分の性格上看護師は向いていない

という事実に気づきました。

映画が好きで、人の心情・感情に興味があったので

心理学をやりたいとも思いました。

 

国公立大学を目指していたのでセンター対策は

国・数・英・生・化・倫政

をしていました。

しかし調べてみると、心理学科は理科1科目社会2科目のところが多く

最終的に教育心理学専攻ならいける」

という答えに行きつきました。

 

そしてそのまま教育心理学科を受験し、合格することができました。

 

 

【大学時代】

大学は埼玉大学教育学部に通っていました。

サークルには入りましたが、お金がかかるのと人間関係の煩わしさで

1年生の7月に辞めてしまいました。

なので大学の友人はほとんどいませんw

 

大学に入って心理学を学んでいく中で、

院に進んだり、臨床心理士になるという選択肢にはあまり興味がわきませんでした。

なので、なんとなく「どっかの企業に就職するかな~…」と、

進路をどうするか明確に決めないまま3年まで過ごしました。

 

当時の私は映画ヲタで毎日映画を観まくっていました。

夏休みとかには多い時で1日4,5本観ていました。狂っていましたね。

 

ちなみに大学時代の私はITとはとんでもなくかけ離れていて

どれぐらい離れていたかというと

1年生のときにレポートを手書きで書いていました(笑)

周囲の同級生はワードを使っていたのですが、なぜか当時の私は

「ワードを使うほうがめんどくさい(使い方知らないから)」

と思っていました(笑)よくここ(現在)まで来たなと思います。

※1年の終わりごろにはワードを使うようになりました

 

そんな私にも3年生のときに人生の転機が訪れます。

教育学部だったので、教育実習に行かなきゃいけなかったわけです。

小学校で1か月教育実習をしました。

 

教育実習開始当初は全く教員になる気はなくて、

実習生担当のベテランの先生に

「正直、教員にはなりたいと思っているの?

正直に言ってくれたほうがこちらも指導の仕方を考えられるから」

と言われたときに

「正直、迷っています」(本当はなる気なかった)

と言ったくらい。

 

そこで4年生の担当をしていたんですが、

クラスに上手くなじめてなくて(世間一般に言う"問題児")

すぐ教室飛び出してどっか行ったり、授業さぼったりする子がいたんですね。

でも、その子と関わりあっていくうちに、信頼関係が生まれて

教室に居てくれるようになったり、色々変化が生まれました。

 

その後、人生を変えた出来事がありました。

その子がいつものようにキレて教室を飛び出して行って、

私が追いかけて行って、座って話を聞いていたら

号泣しながら「先生は良い先生になれると思う」って言ってくれたんです。

私はその言葉を聞いて「こういう子を助けなきゃ」って思ったんですね。

そこで使命感に駆られ、教員を目指すことになりました。

 

私は猪突猛進のイノシシみたいなタイプなので、決めたら一直線で。

書籍を読み漁って、色々な講演会にも行って、ボランティアも掛け持ちしてました。

今思えば、一直線になりすぎてしまったところはあるかなあと思います。

 

大学4年で教員採用試験を受け、

晴れて正規採用で小学校教員になりました。

 

 

【教員時代】

教員"時代"といっても、2週間(実質1週間)しかないんですが…笑

新卒で小学校教員になり、超スピード退職をした理由は以下です。

・1人で不安だった

私が配属された学校は、学校の規模は大きかったのですが、新規採用者が私しかいませんでした(つまり、同期がいない)

そしていきなり担任を任され、1年間1人で37人を見なければならない。新規採用者の指導の先生も週1しか来れない。仲間がいない。とにかく不安でした。

右も左もわからないし、何を聞けばいいのかもわからず、周囲の先生に上手く頼ることもできませんでした。

・職員室の空気がよろしくなかった

若手とベテランで対立してる感じでした(よくあるやつ)

若手の先生も、あまり寄り添ってくれる感じではなく(私が内向的だったからかもしれません)ベテランの先生の悪口を聞かされたりしてました…。

・理想の教育に対する思いが強すぎた

例えば、細かいところでいえば、私は子どもたちを下の名前で呼びたかったのですが「苗字にさん付けじゃないとだめよ!」的なことを言われました。

1人でやっていくには、自分がやりたい教育はできない。中途半端な教育をするくらいなら辞めたほうがましだ!ってなってワーッとなってしました。

公務員って基本的にそうだと思うのですが、柔軟性がない。あと公立学校だったのでなおさらだと思うのですが、何よりも「当たり障りのなさ」が優先される空気があってすごく嫌でした。

・労働時間に不安があった

朝は6時に家を出て、夜は9時か10時に帰ってきていました。

まだ春休みだったのに…

心の余裕がどんどんなくなっていきました。

 

2週目の月曜日の帰りの電車で、過呼吸のような感じになってしまい、

当時は実家に住んでいたので(よかった)

帰って母の顔を見たとたんに張りつめていた糸が切れて号泣しました。

もう、その次の日から学校に行けなくなってしまいました。

 

今思えば、小学校教員になる大体の人が「小学校時代を楽しく過ごしたキラキラ系の人」だったんですね。その点で私は正反対だったので、小学校教員の中では外れ値だったんだと思います。だから職員室に馴染むことができなかった。

そして、自分が救いたい子どもも「外れ値」だった。教室に居られない子・浮いちゃう子・家庭環境に問題がある子・・・

私には、たくさんの子どもたちを見るより、少数の困った子どもたちを見るほうが性にも合っていたし、それが本当にやりたいことでもあったんだなと思います。

今だから冷静に分析できるわけですが…。

 

こんなことになってしまって、小学校の皆様と教育委員会の方、何より本来1年間共に過ごす予定だった子どもたちには本当に申し訳なく思っています。

 

 

4月2週目で早期退職をした私は、

父に言われるがまま「第2新卒」で検索するところから始めました。

就活もしたことがなかったので、何をしたらいいかもわからないし、

それまで全力を注いできた「教育」もダメだったという事実が大きくて、

当時はとにかく自責の念と劣等感と焦りがすごかったです。

 

第2新卒」の検索結果はほとんどがIT企業でした。

 

実は身内(パピー)が今の会社の取締役をしており、

「どうせIT入るならうちでも…」と言われました。

取締役会で話したところ「ええやん」という感じだったと。

 

当時の私はとにかく

・安心できるところで働きたい

・続けられる環境ならどこでもいい

・とにかく早く社会復帰したい(でないと引きこもりになってしまう…)

この3点だけでした。

 

知らないIT企業に入るより、身内がいるなら安心だし、

自分をずっと育ててきた父親に

「(あんたはエンジニアが)向いてると思うんだよね」

と言われたことも大きな決め手でした。

 

今では、この時の安易な決定を少し後悔しています。

当時はSIerとかSESとかWeb系だ何だとかはもちろん

プログラミングが何なのかもちゃんとわかっていなかったし

IT業界の人はみんなSEだとも思っていたし

中小IT企業はベンチャーと同じだと思っていました。

 

心理的に不安定だったとはいえ、もう少し慎重に、

業界のことを調べてから決めてもよかったのかなあと思います。

 

 

【ITの世界に入ってから】

5月1日入社で中小SIerに入りました。

 

身内が取締役だからといって、特別扱いをされたことは一度もありません。

特別扱いせずに、他の社員と同じように扱ってくれたことはむしろ感謝しています。

 

ですが

暫く私に対しては私自身ではなく「〇〇さんの娘さん」という見方をされていたし、

自分の中での父親との関係(親であり上司)も複雑になったし、

私のプライベートが社長に筒抜けだったり(社長と父が仲良しなので)

(これが1番だけど)辞めるに辞められない状況なので

自分的には苦しいことのほうが多かったと思います。

 

未経験で入れてもらって、ここまで育ててくれた会社には本当に感謝しています。

現場では、業務のこと以外にも、

プログラミングを教えてもらったり、課題を出してもらったり、

本当に良くしてもらいました。

 

会社に入ってからは、

最初の3か月間は、Javaの外部研修に行きました。

その後、同年の8月から現場に入りました。

今まで現場は2つ経験しています。

 

研修の時は、初めてプログラミングをして楽しかったです。

プログラミングは、学生時代に好きだった数学と似ていて

ゲーム感覚で黙々とやって、

完成したときの達成感が数学の問題が解けたときの達成感と似ていました。

 

初めての現場に入ってからはテスト作業が主で、

プログラミングは全然できませんでした。

残業があったのと、プライベートでも実家を出たこともあり、

毎日仕事に行って、帰って生活をするだけで精一杯でした。

 

2つ目の現場では、たくさんのことをさせてもらっています。

現在に至るまでこの現場には1年以上います。

最初はめんどくさい電文作ったりとか、簡単なパラメータ作成・修正など。

結合テストになってからはテスト作業が主でした。

その後総合テストに入るにあたって、テストの自動化ツールの導入を任され、

自動でできるテスト作業はツールで作って、残りは手作業でテストしました。

その他資料作成もたくさん行いました。

バグが出たときは、プログラムには触れられなかったものの

パラメータや設定ファイル程度の修正なら任せてもらえました。

他にも、VBAC#でツール作成をさせてもらえました。

 

開発が終わって、保守フェーズに入ってからは、時間ができたので

C++MFCの課題を与えてもらって、プログラムを作成することもできました。

 

私が本格的にプログラミングの勉強を始めたのはこの時点です。

研修でのJavaは楽しかったのですが、正直理解しきれていないことも多かったし

Eclipseの使い方とかTomcatとか環境的なところで分からないことが多く、一人でやる気にはなれませんでした。どうやって学んでいけばいいかも分からなかったです。

 

今まで転職を考えたことは、正直2,3回経験があります。

それぞれ、自分の努力不足で諦めたり、"逃げの転職"で周囲に止められたりして

本格的な行動には至りませんでした。

 

今回は転職活動としてCSまわりの勉強とプログラミングをしており、

順調に行動に移せているかなと思います。

 

転職をしたい理由は以下です。

・新しい技術を使って開発をしたい

・スピード感を持ってエンジニアとしての技術を磨きたい

・SESなので、元請けに左右されてしまう

・出勤時間が決められており、リモートもできないので柔軟性がない

・失敗に寛容な環境(裁量が大きい環境)で、失敗を繰り返しながら成長していきたい

アジャイル開発がしたい

・残業が少ないところで、終業後の時間を勉強に使いたい

・高いレベルの人に囲まれて刺激を受けながら仕事をしたい

ロールモデルとなる先輩や上司を見つけたい

・給料を上げたい

 

転職活動を開始するきっかけとしては、

・プログラミングを始めてすぐに、現場のソースコードを読めるようになり、上が見えてしまったこと(意外とこれくらいならすぐ作れるようになりそう、と思った)

・1000円しか昇給しなかった(昨年の10月に初めての昇給がありました)

・会社のコロナウイルス対策が微妙だった(下請けのためなかなか出来ないんですけどね)

Googleの偉大さに気づいて(遅い)Web系に興味を持った

以上4点です。

 

今後の転職活動としては、「完全SIer脱出マニュアル」という本に沿って行っていきたいと考えています。(Twitterはてなアカウントも、この本を読んで作りましたw)

著者のgamiさんの記事を以下に貼っておきます。

jumpei-ikegami.hatenablog.com

 

転職活動における勉強や経緯については順次Twitterやブログで報告していきたいと思います。

 

正直な話、

当初の予定では4月の転職フェアに参加して、色々な企業を見つつ、

勉強をして知識や技術力をつけ、成果物もつくりながら

ゆっくりしっかり9月頃から面談等に行き始められたらいいなあと思っていたのですが…

コロナ騒動で今後の見通しが立たず、悩ましい状況です。

情報処理技術者試験の中止により、

実績としてアピールしようとしていた基本情報技術者合格も消えてしまいました…。

次回試験が秋であれば、応用情報にしようと思っていますが、Web系だとそんなに要らないのかな…

 

まだまだ先の夢ですが、やはり教育に対する思いは強いものがまだあるので

いつかビルゲイツのように様々な支援をすることができたらと思っています。

 

長くなりましたが、私の今までについては以上です。

本当に遠回りな人生だなと自分で思います。

ですが「人生は川の流れと同じ。最終的に同じ場所に行きつく。」(文章は曖昧ですが、「スノーデン 独白 消せない記憶」より引用)

遠回りした分、近道をした人には見れなかった景色や経験をしてきました。

その自分の経験や知識をこれから活かしていけたらと思います。

 

このブログを読んでいただいた方には、ぜひ温かい目で私の転職活動を見守っていただけたらと思います。

これからも継続して頑張りますので、よろしくお願いいたします。