お茶屋の道楽ブログ

和菓子、食べ歩き、お気に入り食材など食中心に紹介します。旅先出張先での写真、ビッグバンド活動、などなど気の向くまま趣くままの道楽日記です。どうぞ気の向くまま趣くままツッコミ入れてくださいませ(誹謗中傷は無しでお願いしますねw)

島原伝統スイーツ「かんざらし」〜株式会社玉乃舎(長崎県島原市)


2019年に熊本出張の折に、鶴屋百貨店さんの催事販売で見つけた菓子です。
かんざらし」って粉の名前やん、って不思議に思って目に止まりました。
水にさらした餅米を冬の寒い日に製粉すると、虫がつきにくくふわふわの粉になり、寒ざらし粉や白玉粉と呼ばれます。
この粉で作られた白く丸い団子を“しらたま”と呼ばれるのですが、湧水豊富な島原の地で、湧水を使って作られた“しらたま”を、その湧水で冷やし、蜂蜜などで作った特製のシロップをかけて食べるスイーツを「かんざらし」と呼ばれ、江戸時代から100年以上にわたり地元の方に愛されてきたそうです。
島原の湧水を使って作られ、その場で食べられていたスイーツという特性上、現地でしか食べられない菓子だったのですが、玉乃舎さんが常温保存可能な商品として開発に成功したという商品です。
湧水・白玉粉かんざらし粉)・はちみつなど、島原半島産の原料にこだわり、2013年島原市特産品新作展優秀賞、2018年長崎県加工品ブランド事業「長崎四季畑」認定、2018年日経トレンディヒット予測商品選定、など多方から認められた菓子です。
ふわふわの団子に、すっきりした甘さのシロップは、冷やして食べると、暑い夏に爽快感が広がります。
また、ぜんざいのセットもあり、冬の寒い時期には温めてかんざらしぜんざいとしても食べることができます。
手作りにこだわったかんざらしは、賞味期限が10日ほどと短いのが難点ですが、今はネット通販もある様です。
購入日:190822
名称:白玉団子
原材料名:
【団子】餅粉、グルコマンナンペースト、麦芽糖、トレハロース、ゲル化剤(デキストリン・増粘多糖類)、着色料(食用赤色3号)【蜜】果糖ブドウ糖液糖、砂糖、蜂蜜
【団子】餅粉、グルコマンナンペースト、麦芽糖、トレハロース、ゲル化剤(デキストリン・増粘多糖類)、着色料(食用赤色3号)【ぜんざい】砂糖、小豆(北海道)、還元水
内容量:
総計130g(団子60g蜜70g)
総計130g(団子60gぜんざい70g)
保存方法:直射日光・高温多湿を避け、涼しい所で保存してください。
製造者:株式会社玉乃舎
長崎県島原市稗田町甲310-1
電話 0957-68-5505
JAN 4571440330041(蜜)
JANコード 4571440330058(ぜんざい)
 
買った場所
 
 

 


 


 

 


 

 


 

蔵出しお城シリーズ Part12 池田城(大阪府池田市)24.04.13訪問

蔵出しお城シリーズ Part12
訪問日 24.04.13
築城:1334年(建武元年)
築城主:池田教依
池田駅あたりからも見える山の上のお城が池田城池田城趾公園)です。
現在の構造物は、平成に入り大規模な発掘調査を実施して、平成11年度に整備された池田城跡公園に、模擬櫓台や大手門、虎口門などが作られています。
 
 
築城はかなり古く、建武元年というと、鎌倉幕府が倒れ、後醍醐天皇建武の新政を開始した年というから、南北朝時代と言われる頃。戦国の遥か前に築城された様です。
以降、池田氏が代々城主を務めてきますが、16世紀後半、1568年(永禄11年)には織田信長池田城をを攻め落城、更に1570年(元亀元年)に池田一族の内紛により、池田勝正を追放した荒木村重が城主となった様です。
城域は織田麾下になった折の池田家当主池田勝正が、織田信長が持つ虎口などの城郭技術を取り入れて拡張されています。
 
木村重は1574年(天正2年)に拠点を伊丹城を移し、1578年(天正6年)に、織田信長に対して謀反を起こした荒木村重の乱で信長に攻められた荒木村重池田城を捨て伊丹城有岡城)へ籠ったが、逆に信長が攻城の拠点として利用し、その後廃城になったようです。
阪急池田駅から徒歩でも登ることができる好アクセス地ですが、古くからの街道である能勢街道(現在は国道176号線〜173号線)が南〜西側を通っている所から、急に標高が上がっている崖地。
櫓台に上がって展望台からはそれらを一望できることから、当時は街道筋を圧えるには好立地だったのでしょう。





模擬櫓は、木造で組み上げられていて、新しいながら風情のある設になっていて、公園の綺麗さと相まって気持ちのよい空間になっています。
4月13日に実施された、ジャズピクニックin池田城というイベントに、ビッグバンドで参加させて頂いて、こちらを訪れましたが、桜や花水木が咲き始めていて、とても綺麗でした。
本番までの空き時間に、城山から降りてと近くを散策していると、銘酒呉春の酒蔵があり、その向かいの旧家でひとやすみという月に2日間だけ営業する民家カフェで、貴重な古書をパラパラめくりながらコーヒーを飲ませていただきました。



 
タイミングが合えばお立ち寄りになられてはいかがでしょうか。.

 

「生羽二重餅」〜羽二重餅の古里 マエダセイカ株式会社(福井県吉田郡)

の有名な福井名物、羽二重餅に「生」と付いたものがありました。
製造は羽二重餅の定番、マエダセイカさん。
大本山永平寺御用達 PREMIUMとあります。
いろいろ遊びのあるパッケージで思わず買ってしまいました。
 
注意書きがたくさん箱表に書いてあって、傾けないとか日持ちが短いとか、挙げ句の果てに「食べにくい」とまで書いてあり、笑えます(笑)
羽二重餅の加工前なのかどうなのか分かりませんが、写真の通りの固形というよりペーストに近いもので、付属のヘラかスプーンですくって食べる方式。
羽二重餅のように、甘さ控えめで、とろっとろのなんとも不思議な食感の菓子です。
箱に書いてある様に、職場のお土産にはあまり適さないと思いますww
 
購入日:24.3.22
名称:餅菓子
原材料名:砂糖(国内加工)、餅粉、水飴/トレハロース、乳化剤
内容量:160g
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて常温で保存して下さい。
 
製造者:マエダセイカ株式会社 福井県吉田郡永平寺町松岡吉野35−21−1
電話➿ 0120-36-3456
 
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー274kcal、たんぱく質 2.9g、脂質 0.1g、炭水化物 65.4g、食塩相当量 0.0g ※推定値
 

JANコード 4993728500005
 
 
 

 


 


 

  

眼鏡堅麵麭(新幹線)〜株式会社越前夢工房(福井県鯖江市)

福井新名物 眼鏡堅麵麭(めがねかたパン)
テレビでも紹介されていた福井新名物、企画は越前夢工房さんですが、製造は福井は鯖江の老舗パン屋 ヨーロッパンキムラヤさん。
安定の美味しさです。
福井鯖江と言えば、日本製眼鏡の大半を作っている世界的産地。
かたパンを眼鏡フレームを模った形にして商品化、北陸新幹線敦賀延伸に合わせて新幹線パッケージに入れたのがこの菓子です。
たパンという名前ですが、ほんとに堅いです。パンよりもビスケットに近いような菓子に見えますので、“パン”ではないのかも知れませんww
歯の弱い方は気をつけないといけませんw
ゴマの風味が効いていて、シンプルな美味しい堅いパン、というより堅いビスケットというか堅く甘いお煎餅と言った菓子です。
元々このヨーロッパンキムラヤさんでは、「軍隊堅麵麭(ぐんたいかたぱん)」という今もレトロパッケージを踏襲している名物を作っておられ、この堅いパンを鯖江名物の眼鏡型にアレンジしたのが「眼鏡堅麵麭(めがねかたパン)」です。
鯖江以外にも、激堅菓子は各地にあって、北九州八幡、兵庫宝塚、伊賀上野などのそれぞれ名物になっています。
これは長期保存できる様に含有水分を極端に減らして、保存食として作られたためと言われていますが、保存食がたくさん出回っている現代では本来の目的の長期保存より、物珍しい土産物として残った様です。
保存食ではありますが、この「眼鏡堅麵麭」食べてみるととにかく美味しい。
話のネタにもなるし、美味しいし、ましてや眼鏡堅麵麭は北陸新幹線延伸パッケージに収まってしまって、お土産物にピッタリな菓子になりました。
オススメですよ。

 

 

株式会社越前夢工房福井県鯖江市)
「菓眼鏡堅麵麭 3枚入(新幹線)」
 
購入日:2024.03.22
名称:焼き菓子
原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、ショートニング、黒ゴマ、(一部に小麦・大豆・ゴマを含む)
内容量:3枚
保存方法:直射日光、高温多湿を避け常温で保管してください
製造者:株式会社越前夢工房
福井県鯖江市吉谷町120
電話:0778-25-1119
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー 424kcal、たんぱく質 7.1g、脂質 6.1g、炭水化物 85.2g、食塩相当量 0.0g※この表示値は、目安です。
JANコード 4582112 351165
 

 


 

京銘菓「阿闍梨餅」〜阿闍梨餅本舗 京菓子舗 株式会社満月(京都府京都市)

(09年蔵出し)
京菓子では抜群の人気を博している「阿闍梨餅」。
モチモチの生地に上品な粒餡が入っているソフトな食感の饅頭で、生地の餅の様な食感が非常に印象的な菓子です。
一見、普通のシンプルなおまんじゅうですが、食べてみると食感とほどよい味わいがなんとも癖になる。
原材料も一流のものを使っているので当然と言っちゃあ当然なんですけど、ほんとに美味しい。
特に主役になる粒餡は、丹波大納言小豆を丁寧に炊き込んだ粒餡です。
 
阿闍梨」という言葉は、仏教で修行僧を指導する立場の高僧のことを指します。
京都の鬼門を守る比叡山延暦寺で行われるとても厳しい千日回峰行という修行があり、この千日回峰修行で阿闍梨がかぶる網代笠を象ったのが「阿闍梨餅」です。
 
ちなみに、この千日回峰行、以前講演会で比叡山の高僧のお話を聞いたことがあるのですが、毎日深夜から比叡山の各所を礼拝し、お経を唱え、何日にもわたる断食を行い、生死の境をさまよう様な過酷な修行で、体力・気力の限界を超える想像を絶するものだそうです。
比叡山延暦寺焼き打ち以前の記録は焼失していて、1585年以降の記録しか残っていないそうですが、これまで51人、戦後は14人しかこの千日回峰行を満行した方はいないそうです。
 
購入日:09.10.26
名称:和生菓子
原材料名:砂糖、小豆、餅粉、玉子、水飴、トレハロース
内容量:1ケ(42g)
保存方法:直射日光を避け、常温にて保存
製造者:京都市左京区田中大堰町139
阿闍梨餅本舗 京菓子舗 株式会社満月
電話 075-791-4121
 
※22年時の表示
原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、餅粉、澱粉、卵、米飴、水飴、糸寒天/トレハロース(一部に卵を含む)
 
栄養成分表示(1個あたり)
エネルギー122kcal、たんぱく質2.1g、脂質0.2g、炭水化物27.7g、食塩相当量0.02g※この表示値は、目安です。


 


 


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

京都銘菓 阿闍梨餅 5個バラ ご自宅用 和菓子
価格:1,980円(税込、送料別) (2024/3/30時点)


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

京都銘菓 阿闍梨餅 10個入り 和菓子 1箱
価格:2,930円(税込、送料無料) (2024/3/30時点)


 

銘菓「きぬた」〜株式会社長久堂(京都府京都市)

銘菓「きぬた」〜株式会社長久堂(京都府京都市
 
(2016年購入の蔵出し)

新幹線京都駅で出張帰りにふと見つけた棒状パッケージの和菓子。
ちょっと地味めの包装紙だったのですが、なんとなく気になって購入。
開けてみると、柔らかな餅(求肥)の表面には優しい甘さの和三盆糖がたっぷりまぶしてあり、それだけで贅沢な造りの菓子であることがわかりますが、その求肥の中には羊羹が仕込んであって、しっかり作り込んであることが伝わります。
きぬた(砧)とは、木槌で叩いて反物を柔らかくするときに使う木や石の台の事で、衣板(きぬいた)が音変化できぬたになったらしい。
本菓子の「きぬた」はそのやわらかく仕上げられた反物をイメージしたとか。
 
薄く伸ばした求肥生地を幾重にも重ねて巻いた芯には、オレンジ色に染めた白大豆餡を寒天で固めた羊羹。
反物をイメージしたと聞くと、そのイマジネーションに感銘を受けます。
 
長久堂さんの創業は200年近く前、天保2年(1831年)。
新屋長兵衛というや屋号で京都室町四条で始まりました。
そして初代長兵衛さんが、郷里の丹波に戻った時に聞いた砧の音で考案したのがこの「きぬた」。
二代目長助さんが自身の「長」の字と奥さんの名前「久」とを取って、明治22年に「長久堂」として今に至ります。
 
昭和17年(1942年)には京都府が指定した「和生菓子特殊銘柄品」にも指定される特別な菓子と認められた銘菓です。
(当時の最高販売価格は50銭/100匁)
 
※「和生菓子特殊銘柄品」は、戦時下の昭和17年(1942年)8月13日に農林省が制定した菓子の価格統制に対して、地方長官が例外に特別の規格を定めて別段の価格を認めた銘柄品で、京都府が同年12月に指定した18銘柄の菓子のこと。
「きぬた」は戦時下でも例外と認められた銘菓。現在も残っている銘柄は、道喜ちまき(川端道喜)、祇園ちご餅(三條若狭屋)、煉羊羹(総本家駿河屋)、笹屋どら焼(笹屋伊織)、虎屋饅頭(虎屋)など。
 
購入日:2016年3月
名称:菓子
原材料名:砂糖、餅粉、白小豆餡、水飴、和三盆糖、寒天、着色料(コチニール)、乳化剤(カゼインNa)、※原材料の一部に乳成分を含む
保存方法:常温保存
製造者:株式会社長久堂
京都市北区上賀茂湖畔勝町97-3
 
電話075-712-4405
受付時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日
JANコード 4560122363002
 
 
買った場所
新幹線京都駅売店

薄氷本舗「薄氷」〜株式会社五郎丸屋(富山県小矢部市)

不思議な菓子です。
五郎丸屋さんWEBサイトの紹介には、
「雪の深い北陸の石動。雪が消えかかる如月、弥生の寒い朝は、水溜や水田に薄氷が一面に張ります。その美しい姿をお菓子に映し、五郎丸屋八左エ門が薄氷を創製したのは宝暦2年(1752年)。以来、その秘法を伝え、藩政時代には禁裏や加賀藩主前田公より幕府に献上。また明治以降宮内省の御用を始め、茶道界などから過分の推賞を得て参りました。」
と紹介があります。

 

 

一見雲呑皮のような薄く白い板状のフォルムで、割れない様に綿と薄紙で丁寧に包装されていて、形も台形あり、長方形あり、一定のようで一定でない、菓子でなく、何か精密機械のパーツのようないでたち。
ちょっと力を入れると砕けてしまいそうです。
実際手に取るとすぐ割れてしまうほどの繊細さ。
水田に張った薄氷を表現しているというのに納得するフォルムです。

 

 

一枚はだいたい2〜3mmほどの薄さで、原材料からは砂糖菓子であることは読み取れるのですが、この形状は想像を超えます。

割と硬質な触感ですが、口に入れるとシュワシュワっと解けていく上品な食感。
和三盆の上品で後をひくな甘さがとても美味しい。
クセになりそうな味と食感です。
砂糖を固めた菓子かと思いきや、富山産新大正米を精製した薄い薄い煎餅に、和三盆糖を刷毛塗りしているとの事。
本菓は宝暦2年(1752年)、ご当主五郎丸屋八左エ門の創製と言われるから、かれこれ270年以上も続く伝統ある菓子です。
レギュラーの薄氷以外にも、さまざまな色や形の季節の薄氷が作られていて、映える富山土産です。
ふるさと納税もあるようですので、北陸支援としても良いのではないでしょうか。

 

 

原材料名:和三盆糖、餅粉(富山県産)、粉糖、卵白(卵を含む)/※添加物は使われていません。
内容量:10枚
保存方法:直射日光を避け常温保存
製造者:株式会社五郎丸屋
富山県小矢部市中央町5−5
電話 0766-67-0039
営業時間:9:00〜18:00、(日曜9:00〜17:00、月曜定休)
JANコード 4562354 920015
 
10枚入り価格:1,100円(税抜、2024年1月現在価格)
賞味期限:60日
 
買った場所:富山駅構内の土産物店

 

 


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【ふるさと納税】五郎丸屋の薄氷 20枚入り【1318941】
価格:10,000円(税込、送料無料) (2024/1/20時点)


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【ふるさと納税】薄氷 30枚入【1291199】
価格:11,000円(税込、送料無料) (2024/1/20時点)


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【ふるさと納税】五郎丸屋の薄氷 20枚入×2個【1318940】
価格:15,000円(税込、送料無料) (2024/1/20時点)