それでも世界は美しいと言いたい。

好きなものに囲まれたシンプルな生き方を

やりたいことが漠然として、心がモヤモヤしている人のための自己分析方法

「やりたいことが漠然としていて、よく分からない」
「何となく気になっていることはあるけれど、イマイチやるべきことが分からない」

 

そんな、モヤモヤした気持ちを抱えたことはありますか? わたしなんかは、もうしょっちゅうモヤモヤしています。行動を起こしたい気持ちはあるのだけれど、じゃあ「いざ」となると、どこから手を付ければいいのか分からない。イライラしたり、自己嫌悪に陥っても、結局何も解決しません。

 

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そんなとき、頭の中を整理するのにちょうど良いおすすめの自己分析方法があります。簡単な方法なので、ぜひ一度試してみてくださいね。

 

自分が何を本当に「欲しい」と思っているのか。それは、自分を深く知ることで見えてくるものです。正しい希望が表に出てこなければ、自分を満たすことはできません。自己分析を定期的に行うことで、自分の軸がしっかりしてきます。


「人生のコンパス」を手に入れるために、自分のことをたくさん知りましょう!

 

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【自己分析:インスピレーションを明確にする方法】


用意するのも:A4の紙2枚(表・裏使います)、ペン

準備:A4の紙を半分に切って4枚にしてください。それをノートの見開きページのように並べて置きましょう。

 

① 今現在、あなたが気になっている言葉を、左に置いた紙に適当に羅列してください。

 

最近興味の出てきたことや、気になって頭に残っている単語などを、ただ適当に書き出していくだけで構いません。心に強く残っていること、昔からずっと興味の薄れないことなど、特に好きな単語をウキウキした気持ちで書きましょう。(例えば、自然、自由、海、写真、ヨーロッパ的な街並み、ヨガ、など)

 

 

② 書き出した単語を、ちょっとした文に書き換えます。

 

次は、右側に置いた紙を使いましょう。先ほど書き出した単語を、行動のかたちに書き直してみます。

 

例えば、

・自然→自然に触れる
・自由→自由でいること
・海→海に行く
・写真→写真を撮る
・ヨーロッパ的な街並み→ヨーロッパ的な街並みを見に行く
・ヨガ→ヨガに通う

 

など、簡単に「名詞」を「動詞」にするような感覚で書き換えてください。難しく考える必要はありません。シンプルに移し替えるだけで大丈夫です。

 

 

③ 実際に行うために、何をすればいいのか考えてみよう。

 

では、今使っていた右側の紙を、左側にずらしてください。左側にあった紙は、ひっくり返して右側に置きましょう。白紙の面を表にしてくださいね。

 

それでは、右側に書き出す内容を説明します。先ほど行動のかたちに書き直された言葉を、実際にやってみる想像をしてください。そして、実際に行う場合に必要となる行動を書き出してみましょう。

 

・自然に触れる

→自然のあるところへ出かける


・自由でいること

→時間や場所に縛られないネットでのつながりを増やす


・海に行く→海に行く※実際の行動になっている場合は、無理に書き直す必要はありません。(ここで、「海」は「自然」と言い換えられるかもしれないと気がつく)


・写真を撮る

→写真を撮りに出かける


・ヨーロッパ的な街並みを見に行く

→ヨーロッパ的な街並みのあるところへ出かける
(そこに写真を撮りにいけばいいのかもしれないと気がつく)


・ヨガに通う

→ヨガを体験できるところを探して参加する

 

具体的な行動が見えてきましたね。次が最後です。

 

 

④ さらに具体的な行動へ落とし込む

 

それでは同じように、今使っていた右側の紙を、左側にずらしましょう。左にあった紙は裏返して、白紙を表にして右側に置いてください。

 

先ほど書き出した文章を、さらに具体的な行動へ書き直してください。そして、一つの行動としてまとめられるものは、一つにまとめましょう。

 

・自然のあるところへ出かける、海に行く

→海があって自然を感じられる場所へ行く


・時間や場所に縛られないネットでのつながりを増やす

→活用できていないSNSをテコ入れして活性化させる


・写真を撮りに出かける、ヨーロッパ的な街並みのあるところへ出かける

→ヨーロッパ的な街並みの写真を撮りに行く


・ヨガを体験できるところを探して参加する

→登録なしで参加できるヨガのイベントに行くか、どこかに入会して体験する

 

はい、これで終了です。頭に浮かんだインスピレーションが、具体的な行動目標に変わりましたね。

 

まとめると、

・自然、海→海があって自然を感じられる場所へ行く
・自由→活用できていないSNSをテコ入れして活性化させる
・写真、ヨーロッパ的な街並み→ヨーロッパ的な街並みの写真を撮りに行く
・ヨガ→登録なしで参加できるヨガのイベントに行くか、どこかに入会して体験する

 

このようになりました。

 

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これで、「とりあえずやってみること」がはっきりしましたね。この自己分析で大切なのは、「頭に思い浮かんだ言葉」というインスピレーションです。このインスピレーションを大事にしたまま、具体的な行動に結びつけようとしています。

 

実際に行動してみて、「何となく違うな」と感じても構いません。それも一つの発見だからです。そのときは、何が違ったのかを深堀してみましょう。インスピレーションを正直に出せなかったのか、あるいは行動が間違っていたのか、そのどちらかになると思います。

 

単なる思いつきが行動に変わることで、その先にもっと興味をそそられる世界を見つけるかもしれない。新しいインスピレーションが生まれるかもしれない。そんなワクワクにつながる自己分析ですので、漠然としたモヤモヤを抱えている方は、ぜひ一度試してみてくださいね。

 

 

 

 

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自分を知り、心の奥にある望みを知ることから始める

わたしたちは毎日変化しています。同じままでいることはありません。子供のころに習った『平家物語』の冒頭は覚えていますか? 大人になって読み返すと想像以上に響くので、機会があったらぜひ一度、手に取ってみてくださいね。

 

 

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わたしたちは常に移動しています。立っている場所をきちんと把握しているつもりでも、知らぬまに動いているいることがあります。自分では動いていないつもりでも、周りが動けばそこは以前と同じ場所ではありません。

 

そのような中で心の調子を整えるには、常日頃から「今自分がどこにいるのか」を確認することが大切です。自分が変化したことで望みが変わることを、優柔不断と一緒にしてはいけません。変わってしまうことを恐れ、手持ちの望みに執着していると、疲労はどんどん溜まります。強張った心は、サッと手放してしまうのが一番。まずは自分の立っている位置を再確認して、変化のサインを見逃さないようにしてくださいね。

 


「自分を知る」

 

自己分析は、就職活動の際に使う便利なツールではありません。自己分析とは、自分を知ること。いつだって自分のことを知りたいときには、自己分析が役に立つのです。どの道を行けばいいのか迷ったとき、自分がどこを歩いているのか分からなくなたとき、自己分析が未来を照らす光になります。

 

何も難しいことをする必要はありません。分析にはたくさんの方法がありますし、どの方法を取っても構わないのです。自分に合った方法を探して色々試すことも、ある意味一つの分析になりますよね。

 

ワークシートタイプの質問に答える形式でもいいですし、エニアグラムなどの診断ツールを使ってもいいでしょう。まっさらな紙にただ思いを書いていくだけでもいいですし、過去を振り返ってターニングポイントを探るのもいいですよね。わたしは「好きなこと・好きじゃないこと」を、紙に書き出していくのが好きでした。


自己分析は、出てきた答えを深堀りしていく方法がおすすめです。書き出したものをグループ分けしたり、書き出された答えに対して「なぜそう思うのか」といった質問を加えていくと効果的です。

 

 

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「奥にある望みを知ること」

 

人は、自分の望みになかなか素直になることができません。忙しければ後回し、人前に出しても恥ずかしくない望みじゃないと受け入れることはできないし、他人の望みを見るとそっちの方が正しいような気がして不安になります。表面的な望みを本当の望みだと思い込み、俗物であることに偏った優越感を持つ人もいます。

 

自分が本当は何を望んでいるのか。

 

これほどあなたにとって重要なことはありません。これが分からなければ、どの道を進んでも間違った気持ちになるからです。何かを達成しても満足できないのは、達成することを間違えているからかもしれません。

 

しかし、ここで一つ注意することがあります。望みを知ることは、「望んでいるものを今すぐ手に入れなさい」ということではありません。得ることに重きを置くのではなく、望んでいる自分を知ることに注目してください。自分はこんなことを思っていたんだ、こんな希望があったんだということに気がついてあげましょう。

 

それはときに恥ずかしいことかもしれません。自分の生活に合わないことかもしれません。でもそれが本来の望みであるのなら、まずはその存在を認めてあげてください。手に入れるのか入れないのかは、また別の問題です。奥に隠しているだけでは永遠に消化不良が続き、どんどんと水分を失って頑なになります。まるで心の便秘ですね。

 


「心の安定を軽視しないこと」

 

心が疲れなくなれば、楽に自然に呼吸ができるようになります。今ここで生きているということは、それだけで価値あることです。自分を追い詰めるような生活は、どこにもつながることはないでしょう。

 

まずは思い切って、自分を知ることから始めてみてください。一人でこっそり素直になれば良いのです。わざと自分を卑下することも、「ありえない」と否定することもやめましょう。表面的な答えには、最後まで「なぜそう思うのか」と質問を重ねて下さい。心の平穏は、ある程度自分でつくり、管理することができます。

 

心を整えることの大切さを知り、自分から幸せを広めましょう。自分が変われば世界が大きく変わるのです。

 

 

 

誰にも言えない苦しい気持ち、受け止め方を間違えないために

時として、ネガティブな感情が自分の許容量を超えることがあります。怒りや悲しみが、自分の手に負えないほど膨らむことがあります。すぐにでも忘れてしまいたいような出来事ほど、何度も何度も繰り返し思い起こされて薄れることがありません。

 

 

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誰にも言えない気持ちをずっと心に抱えているのは、本当に辛いことですよね。苦しい気持ちや悲しい気持ちをいつまでも抱えていると、本来は世界に満ち溢れている光を見ることができなくなります。全てを他人のせいにして憎むか、自己嫌悪を抱えて閉じこもるしか選択肢がありません。そんなときは一体どうしたらいいのでしょうか。

 

わたしは無理に起き上がろうとしません。でも、自分のことは最後まで信じます。どんなに悲しい気持ちになっても、どんなに汚い自分が垣間見えても、自分を放棄しません。感情をコントロールすることもしません。無駄だからです。どれほど上手く隠せたところで、自分の内側から出てきた感情を完全に消し去ることはできません。隠せば隠すほど、その感情は弱点として成長していくことでしょう。

 

わたしはどんなに嫌な感情が自分の内から出てきても、それを一旦そのまま受け入れます。苦しくても気持ち悪くても、その存在を認めます。なぜ受け入れられるのかというと、それが「人間の感情」だからです。これまで創られてきた芸術作品や格言や伝記を注意深く見れば分かることですが、わたしたちが今感じていることは、全て個人的であると同時に「人間が今まで共有し、これからも共有していく感情」なのです。

 

どんなに汚くても馬鹿げていても、わたしたちはひとりぼっちではありません。ひとり一人がそれぞれ「個人的に」苦しまなくてはならない感情を抱えていたとしても、苦しみ自体は「共有されている」ものなのです。

 

 

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「悩まなくていい」

 

だから、そんなことで悩まなくていいのです。生きていれば必ず、一人で苦しまなければならない場面は訪れます。それは、どうしてもひとり一人が各々受け止めなければならない感情なのです。試練といってもいいかもしれません。でも、そのことについて悩む必要はありません。この、「苦しむことと悩むことがごっちゃになっている」人がかなり多いのではないかと感じています。

 
「解決しようとせず、まずは認知すること」

 

一度湧き上がってきた感情は、抑え込むめばいつかは見えなくなるでしょう。それはあたかも消えてなくなったかのようですが、もちろんなくなったわけではありません。ただ、心の奥の引き出しにしまわれただけです。


時間がたてばどんどん奥の方に移動していくので、もう意識に上ってくることはほとんどありませんが、それでもなくなることとは違います。無意識はその存在をきちんと覚えているし、必要があればいつでもどこでも引っ張り出してくることができます。意識は完全に忘れてしまっていても、無意識は忘れることがありません。そして、人間の心は意識よりも無意識の方がはるかに大きく複雑です。

生命の維持に関わるほどショッキングな出来事であれば、防衛本能が優先されて、瞬時に心の奥底までその感情を押し込んでしまいます。そのような感情をむやみやたらに引っ張り出す必要はありません。「そのとき」が来るまで眠らせておくべきです。

 

でも、もしも早いうちに対処できる感情ならば、ため込むことの方が危険です。できるだけその存在を認知してください。認知するだけで大丈夫です。無理やり解決しようとしないでください。認知と解決は、また別問題です。少しくらいの痛みなら、進んで引き受けましょう。存在を認めてあげることだけで、そのマイナスの感情は和らぎます。

 

 

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「血を流す覚悟が必要なときもある」


もし誰にも言えない気持ちを抱えていることが苦しくて苦しくて辛いなら、吐き出す時期を迎えているのかもしれません。勇気を出して、痛くても怖くても血を流してでも、膿を出した方がいいときがあります。


成長は、痛みを伴うことが多いです。嫌なことを全て避けて曖昧に生きることは、生の恩恵を深く享受しているとは言えないのかもしれません。あなたに汚い部分があったとしても、それはあなたの中に美しい部分がないということでは決してないのだということを忘れないでください。

 

吐き出した方が楽になることもあります。おそらくそれは深い傷になり、跡が残るかもしれません。でも、傷はやがてふさがり瘡蓋になります。瘡蓋はいつか剥がれ落ち、傷跡を一段薄くしてくれるでしょう。日々代謝を繰り返すことで、その傷跡はどんどん薄くなっていきます。それが感情の健全な消化なのです。


人間は生きていれば傷つくし、どうしようもなく他人を傷つける生き物です。その反面、人間は生きていれば人を救うし、どうしようもなく愛することのできる生き物です。たくさんの感情を受け入れ、たくさん傷つきたくさん愛することで、人は大きく強くなっていくのではないでしょうか。

 

 

元気な自分と病んでいる自分、どちらが本当の自分?

わたしはどちらかと言うと、社交的で人当たりが良いと言われます。自分でも、他人とコミュニケーションを取ることに苦手意識を感じません。でも、「いつも」社交的で人当たりが良いというわけではないんです。

 

 

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上手くいかないことが続いて、イライラが表に出てしまうこともあります。誰とも口を利きたくない、一人で家に閉じこもってじっとしていたいと思う日もあります。上手く笑えないことだってたくさんあるし、相槌さえ打てないこともあるんです。

 

わたしはそんな自分を知っているから、他人が思うほど社交的でもなければ、人当たりが良いわけでもないと思っています。みんなから見えている「わたし」と自分で感じている「わたし」には乖離がある。それは、おそらく誰もが一度くらいは感じたことのある気持ちなのではないでしょうか。あなたはそんなとき、どちらが本当の自分だと考えますか?

 

答えは簡単ですね。そう、どちらも本当の「わたし」です。わたしの中に、偽物の「わたし」などいません。でも、ありのままの自分を素直に受け止めるというのは、意外に難しいことなのです。

 

風向きが少し変わるだけで、全く違った自分が出てくることがあります。気分次第で意見が変わったり、自分で自分を騙してみたりすることもあります。それなのに「全てが本当の自分」だとは、一体どういうことなのでしょうか。

 

それは、「性格」を表面の種類だけで判断しているから分からなくなってしまうんです。今までに一度くらいは「性格診断」や「性格占い」を受けたことのある方が大半だと思うので、そのときの診断を思い出してください。


よく世間一般で見かける性格診断のタイプは、とても簡略化されています。質問数も少なく、結果もざっくりとしています。簡単で分かりやすいのは良いことなのですが、簡略化された診断には多くの問題点があるのです。その中でも特に気になる問題の一つは、性格の分類を間違えたまま気がつかないこと。そしてもう一つは、性格に対する理解が表面だけで終わってしまうことです。

 

元気なときと病んでいるときでは、全く違う自分が出てきます。それくらい性格とは本来複雑なもので、簡単に「あなたはこういう人」と診断できるものではないのです。

 

 

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「性格にはレベルがある」

 

なぜときに自分の性格が分からなくなってしまうのかというと、性格には種類だけでなくレベルがあるということを知らないからです。みなさんは、ロールプレイングゲームをしたことがありますか?性格の「レベル」とは、ゲームキャラクターの成長レベルに似ています。

 

最初はスライムを倒すのに苦労していたキャラクターでも、経験を積むことでレベルを上げ、強い敵を倒せるようになります。キャラクターには性格付けで「勇者」とか「魔法使い」とか、初めから決まった分類がされていますが、レベルが上がってもその分類に変化はありません。そのキャラクターのままで、できることが増えていきます。

 

性格レベルの成長も同じです。性格のタイプは、最後まで変わりません。元々持っている性格のまま「できること」だけが変わっていくんです。心が安定して、もっと自分を信頼できるようになれば、物事に対する受け取り方が変わります。レベルが変われば、周りが一切変わらなくても自分の感じ方が変わります。自分の感じ方が変わると、相手が受け取る印象も全く違ったものになるのです。

 


「レベルが低い状態と高い状態は全く違う」

 

わたしはエニアグラムという性格診断が好きなのですが、このエニアグラムには性格のレベルについての詳しい説明があります。丁寧に解説された本も出版されているので、興味のある方はぜひ一度診断してみてください。自分を深く知るきっかけにもなるので、おすすめです。

 

自分の性格がどのようなタイプなのかを正確に知ることが何よりも重要なのですが、そのもう一つ先に、「今自分がどのレベルにいるのか」というのがあります。このエニアグラムでは性格レベルが細かく9段階に設定されているのですが、大まかに「良い段階」と「通常」と「悪い段階」があり、それぞれがさらに3つの段階に分かれています。


大体の人は通常のレベルにいることが多く、そこから何らかの原因で落ちたり上がったりします。下に行くときは無意識的ですが、上がるには少し意識的になる必要があります。レベルが変化するとその人の印象は全く違うし、自分の感じ方も全く違います。下に行けば行くほど生きるのが苦しいし、上に行けば行くほど世界は広く大きく、美しく見えるようになるのです。

 

 

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「レベルを上げよう」

 

人には元気なときもそうじゃないときもあるのが普通です。大切なのは、「元気じゃない理由」や「気分が良い理由」を無視しないこと。気分が落ち込むときは何かきっかけがあったはずだし、元気なときは何か嬉しいことがあったはずですよね。そこをきちんと深堀りしていくようにしましょう。

 

感情というのはとても大事なファクターです。「なぜそのとき心が動いたのか」を知ることで、今まで気がつかなかった自分を発見できるようになります。あなたにとって幸せを感じること、好きなこと、嬉しいことや自然と笑顔になれることは何でしょうか。反対に辛いとき、悲しいとき、苦しいときや耐えられないときはどんなときでしょう。

 

表面的な浅い感情ではなく、もっと奥にある感情にフォーカスすることが重要です。それはどういうことかというと、例えばあなたが友人の遅刻にとても腹を立てたとしましょう。そのときに、「なぜ自分は、相手の遅刻でこんなに腹が立つのだろうか」と考えてみてください。

 

腹を立てる理由として考えられるものをいくつか挙げてみましょう。

・約束いうものは必ず守るべきものなので、人としての常識がなっていないと感じる。
・わたしだって今日は遅刻しそうになった。でも頑張って時間通りに来たのに、簡単に遅刻してくるなんて信じられない。
・今日のスケジュールは決まっている。予定通りに進まないことにイライラする。
・わたしを待たせるなんて、尊敬が足りないのではないかと思う。
・遅刻することで、他の人に迷惑がかかる。誰かに迷惑をかけることが嫌だ。

 

この辺が考えられる回答ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。こうやって腹を立てている内容を分析してみると、実はそれぞれ大きく違った理由になりますよね。このようにして、自分の中にある「本当に大切にしていること」を発見して欲しいのです。

 

「腹が立つ」というのは、自分の弱点ポイントでもあります。感情がマイナス側に大きく振れた場合、そこは自分が他より「気にしている」場所。もし自分の性格レベルを上げようと思ったら、この「気にしている」部分に光を当てなければならないのです。

 

病んでいる自分を見つけることは、レベルを上げるチャンスになります。相手にキツく当たってしまうことや、目を背けてこの場から逃げ出したいと感じていることを、まずは素直に受け入れてください。何も、真っ向からぶつかっていく必要はありません。それはもっと後になってからで大丈夫。


大事なのは、ただそこに自分の弱点があると認めることです。それだけで、あなたの世界は違った見え方をするでしょう。

 

 

 

 

 

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「今の自分を変えたい」と感じたときに知る、本当の自分とは

自分を変えたいと感じるのは、全然間違ったことではないんです。もしあなたが自分に対して不満を持っているとしたら、それは今「問題を乗り越えて成長しようとしている」証し。居心地が悪いと感じるのは、そこがもう自分にとってベストな位置ではないということです。心の奥では、もっと広い世界に出たいと望んでいるはず。

 

 

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でも一つ(実は一つじゃないけどとりあえず)、みんなが本当によく間違えることがあります。それは、不満の原因を「何かが足りていないから」だと考えること。これはみんなやるんです。わたしもたまに勘違いする。でもこれは、絶対に間違いなんです。

 

お金がないから、恋人がいないから、友達がいないから、優しくされないから、尊敬されないから、不満。でも、本当はそうじゃないって分かっているんですよね。不満を感じるのは、自分の「持っているもの」に目を向けられないからです。本当はもうたくさんのものを持っているのに気がついていない。自分を変えたいと望んでいるのに、自分のことをきちんと知ることのないままに無駄な努力をしているんです。

 

現状に不満があるから、自分を変えたい。そう思うことに間違いはないけど、変える部分を間違えている。変える部分を間違っているから、自分をたくさん傷つけることになる。悪循環です。


まずは、生まれ持った自分の性格を変えようとしないでください。なぜか多くの人は、自分の性格が嫌いだからと言って、その性質の「真反対」のことをしようとするんですよね。気持ちは分からないでもありません。だって、そこが一番分かりやすいから。

 

例えば、自分の悪い性格が引き起こしている(と思っている)「傲慢な態度」や「勇気のなさ」を反省して、「急に人に優しく」なったり、何でもかんでも「手当たり次第に挑戦」しようとする人がいますよね。そんな安易なことをしても、何も解決しないことくらい分かっているはず。

 

「性格を変えることはできるのか」

 

この質問の答えは、「ある意味では変えられるし、ある意味では変えられない」です。全く要領を得ない答えですが、説明するのでお付き合いくださいね。まず、なんで答えが曖昧になるのかというと、理解するには性格に関しての共通認識が必要だからです。


性格には「種類」と「レベル」がある。基本的に「種類」を変えることはできないけど、「レベル」は常に変動する可能性を持っている。これが理解できないと、答えにたどり着くことができないんですね。

 

性格というのは「嫌だったら変えればいい」という単純なものではないし、取り換えたり削除したりするものではなく意識的・無意識的に更新していくものです。ちゃんとそれぞれにベースがあって、それはもう奇跡的な何かがない限りは死ぬまで変わらないでしょう。それを理解せずに、ただ自分の嫌いな性格を押し込めるようなことを続けていては、大切な自分を摩耗して損なっていくだけです。

 

あなたの不満を作り出しているのは、性格の「種類」ではありません。性格に変えるべき部分があるとしたら、それは性格の「レベル」です。ここに早く、本当に早く今すぐに気がついて欲しい。

 

誰もが自分の中にある一つの欠点を大げさに見たり、こんな性格を持っているはずがないと頭から拒否したりします。でも、性格は本来複雑なもの。そんなにスパっと割り切れるものでもないし、全員が自分の性格をきちんと把握しているとも思えません。性格というのは、言い換えれば自分の「執着の源」でもあるんです。弱点と言ってもいいかもしれない。


今の自分を本気で変えたいと思っているのなら、まず初めにすることは、本当の自分を知ること。ここを無視して前に進むことはできません。

 

 

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「自分の性格を知る方法」


じゃあ、どうやって自分を知るんだろうということになりますよね。自分を知るにはたくさんの方法があるし、たくさんの違った方法を試してもらいたいのが正直なところです。多面的に自分を見るのはとても大切なことだから。「好き嫌いノート」みたいに、自分の好きなものごとと嫌いなものごとを羅列していくことも効果的だし、「自分の伝記」をつくるのもいいと思います。

 

そうやって自分の内側から出てくるものを「目に見えるかたち」にする作業と並行して、外側のルールで診断してみるのおすすめ。わたしは性格診断の中でも「エニアグラム」が好きなんだけど(エニアグラムが好きな理由はまた今度)、自分の特徴を知ることのできる性格判断テストも一度ゆっくり受けて欲しいと思っています。

 

でも一つ、性格診断テストには気をつけて欲しいことがあります。それは、あまりにも簡易的な診断は当てにならないということ。適当に診断することは逆効果で、自分を知るという行為からどんどん遠のいてしまう原因になります。できるだけ、面倒で細かい診断を受けるようにしてください。間違っても血液型診断などを根拠にしないように。

 

そして、出てきた答えについてもじっくり考えてみて欲しいです。なんでもかんでもいきなり信じ込まないで、自分は本当にこんな性格なんだろうかと一度疑ってみてください。もし一人では分からなくなってしまったら、近しい人に「わたしってこんな性格?」と聞いてみるのもいいですよ。面白い答えが返ってくるかもしれません。


自分にぴったりの診断を発見したときは「ああ、この人は何でわたしのことをここまで理解しているんだろう」と不思議な気持ちになります。大切なのは、自分に正直であること。そして、心をオープンにして受け入れることです。


「性格を変えるのではなく、レベルを上げる」

 

自分を変えたい人が望んでいるのは、実は「変化」ではなく「成長」です。今の自分を脱ぎ捨てて(脱皮して)、更に上のレベルの自分になりたいと望んでもがいている状態なんですね。性格の「種類」に良し悪しはありません。元々持っている性質を変える必要なんて、初めからないんです。


あなたは、あなたの段階を上げていく努力をすればいいだけ。そのためには、自分をもう一度理解し直すこと。本当の自分を知ることは、成長するために抜かすことのできない「初めの一歩」なのです。

 

 

 

 

 

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知る必要はない?勘違いしている人に伝えたい本当の自分のこと

「自分自身のことはきちんと理解している」

「これ以上知ることなど何もない」


こんなふうに思うことってありますよね。もちろん、自分のことを一番深く知ることができるのは自分自身でしょう。それは間違いないと思います。でも今現在の「自分」は、本当に自分のことを深く理解していると自信を持って言えますか?

 

 

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自分のことを勘違いしている人は、たくさんいます。勝手に勘違いをして、そのことに気がつかなまま傷ついて悩んで、進むべき道を見失ってしまう人がいます。どうしてそんなことになってしまうのだろうと、いつも苦しくなります。だって傷つく理由なんて一つもないのに!

 

もし今よりも成長することを望むなら、自分を正しく知る必要があります。自分のことを勘違いしたまま悩んでしまっては、かかってもいない病気の治療法を悩んでいるのと同じです。あなたには、他に考えなきゃならないことがたくさんあるはずですよね。

 


「性格は『一つ』ではない」

 

もしあなたが臆病で、表に出ることを好まない性格をしているとします。でもそれは、あなたにとっての「積極性」が「0」だということを意味しているのではありません。どんな人にも積極性はあります。ある特定の性格要素を、全く持っていないという人はいないんです。臆病な人だって、積極的になる場面はありますよね(好きなことを褒められたり、安心できる人と一緒にいるときはいつもより積極的なはず)。

 

でも、例えば性格診断や占いで「あなたは臆病で慎重なタイプです」と言われると、思い当たる節のある人は自分に積極性が「ない」のだと思い込みます。診断や占いって「当たるんだな」と感じます。そして、自分は臆病な性格だから積極的な行動を取ることが「できない」人間なんだと、自分を規定していくのです。

 

そのような規定は、逃げ道として使うこともできます。無理をしてでも表に出ないといけないような場面でも、「自分は臆病な性格だから」と簡単に避けて通るようになるかもしれません。自分で自分を「臆病な人間」として成長させるのです。もちろん、そのほうが楽ですよね。こういった人たちは、自分の性格を「知っている」のではありません。本当は多面的で揺れ動いている性格を、一つの方向に自分で「規定している」だけです。

 


「調子の良いときと悪いときで、性格は違う」

 

これも、たくさんの人が感じていることだと思います。調子の良いときと悪いときでは、同じ状況下でも違った判断を下してしまうんですね。そして面白いことに、多くの人は調子の良いときの自分だけが「本当の自分」だと信じています。自分は常に一定で、調子が悪いときは「たまたま」そうだったと思っているのです。

 

冷静に考えると分かりますが、それは違います。調子の悪いときも本当のあなたなんですよね。これをいうとまた極端な考え方を持ち出して、調子の悪いとき「こそ」が本当の自分なんだと言い出す人が出てくるのですが、もちろん悪いとき同様調子の良いときも本当のあなたですからね。

 

人間の性格は、元々複雑なもの。性格診断のタイプ論は、複雑な性格を分かりやすく伝えるために分類しているのです。しかし多くの人が目にしているのは、丁寧に分類されたものを更に分かりやすく簡易化した分類表だけ。それをもとに自分の性格を知ろうとしているのです。

 

簡易的ではない性格診断は、探せばたくさんあります。そしてもう一つ、性格には種類があるのと同じように、「段階」もあるのです。同じような性格の持ち主でも、段階が違えば他の人から見ると全然違うタイプのように映ります。性格が大幅に変わるということはあまりないのですが、段階は変わります。努力で変えることだってできるんです。

 

例えば臆病な自分を変えたい人は、積極的な自分になろうと努力しますよね。でも、それは往々にしてあまり上手くいきません。なぜなら、性格の「種類」を変えようとしているから。変化を求めている人が変えるべきなのは、種類ではなく「段階」です。多くの人はそのことに気がつかず、ただ苦しくて身にならない努力をしています。

 

 

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「自分=性格ではない」

 

このように、性格というのは自分で勝手に規定していることがとても多い。大まかに分類された性格タイプが、あなた自身と決して「=(イコール)」ではないということだけは覚えておいて欲しいのです。表面だけではなく深い自己を知ることができれば、性格というのが自分の本質ではないことが分かります。

 

自分の性格が気に入らないと感じることがあるかもしれません。でも心配しなくて大丈夫。そんなときは、性格のレベルを上げていくことを考えればいいんです。種類は変えられなくとも段階は努力で変えることができます。段階が違えば、全く違った自分が出てくるのです。精神的に安定した高いレベルの状態を保てれば、世界は全く違った色を見せてくれます。

 

さあ、まずは正確な自分を知ることから始めましょう。心をオープンにして、自分の内から出てくる声に耳を澄ませてください。

 

 

 

 

 

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自分のことをどれくらい知っている?「性格診断」の面白さと重要性について

みなさんは自分に興味がありますか?

 


何であんなことに怒ったりしたんだろうとか、何でこんなことに苦しんだりするんだろうとか、高まった感情から一度冷静になったとき、ふと振り返って自分を不思議に思ったことはありませんか。同じ経験をしたからといって、皆が皆、同じような反応を示すわけではありませんよね。わたしにはわたしなりの反応がある。でもこの独自ルールは一体いつ頃形成されたものなのでしょうか。

 

 

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感情が大きく動いたとき、わたしはそれが「なぜなのか」ということをじっくり考えるようにしています。感情の動きや、意識的・無意識的に取る行動が、自分の性格を知る大きなヒントになるからです。意識に上がってきた負の感情についても、時間をかけて考えるようにしています。

 


自分のことを知るのって、クセになるんですよね。なかなか興味が尽きません。自分のことなのに知らないことがたくさんあって、不思議な感じがするんです。感情や行動は場当たり的で、いつも適当な気がしますが、ちゃんとパターン化されています。一般的で、且つ個別的な「自分」という生き物の探究は、いくら辿り着いたと思っても底が知れません。

 

 

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自分のことを理解するためのツールに「性格診断」というものがあります。「性格検査」とか、就職活動では「適性検査」と呼ばれたりすることもあります。内容に多少の違いはありますが、やろうとしていることはだいたい同じです。代表的な検査方法としては、質問に答えて、回答結果を点数化して判断するものと、ロールシャッハ・テストのように、何かを見せたり書かせたりしたものから分析する方法があります。どれか一つくらいは体験されている方が多いのではないでしょうか。

 


性格診断で自分の特徴を細かく見てみたり、動物占いのように自分の隠された特徴や性格を当てられたりするのは、とても楽しいですよね。ただ、時間をかけて研究され、今まで多くの議論がなされてきた優秀な性格診断のツールというのは、性格を知るためだけにつくられたわけではありません。わたしはこれを知って本当に心から感動したのですが、性格診断というのは、自分を知った「その先」へ進むためのツールとして作られているのです。

 

 

自己認知はゴールではありません。自分の性格を知ることで、自己の歪みを知ることができます。そして大切なのは、性格と自分自身を同一化させないこと。わたしもまだ勉強し始めたばかりですが、「自己認知」の大切さを身に染みて感じています。メンタルを健康に保つため、精神的に強く生きていくためのスタートは、己を正確に知ることです。自己改革はそこから始めることしかできません。

 

 

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できれば多くの人に、恐れることなく未来へと進んでもらいたい。わたし自身も恐れることなくどこまでも進んでいく勇気を持ちたい。もっと楽に息を吸える人たちが増えますように。そんなことを考えながら、毎日を過ごしています。

 

 

 

 

 

 


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