estrelaguiaの日記

健康について体、心、精神、の全体性について考えるブログです。

鬱からの影響

       鬱からの影響

 

久しぶりのブログ掲載になります。


老人の介護施設の中で重度の鬱をもたれている方と過ごす中で

ケアをする施設の職員やその他の場所でも鬱はうつりますか?

と度々質問を投げかけられる事が有るのでその事について少し

経験をシェアさせてもらいます。

 

鬱を患っている方と過ごした経験がある方は良くご存知かと思います。


僕もパートーナーが鬱の方や家族に鬱の方がおられる方の

 

お話を何度も聞かせて頂いた事がありますし自分の経験からも


鬱などの病いを抱える方との共同生活はご病気の本人と同じく近くにいる方も

 

苦しみを共有する事になります。

 

その結果、周囲の人も次第に病いに冒されて行く事実を何度か

 

目の当たりにした事があります。

 

僕自身も母が精神的に病んでいたので

 

もの心がついた時からそのような環境で育ち結果的に

 

自分の人生にも大きな影響を与えている事を確認する事ができます。

 


鬱などの病いを抱える方との日常生活の中では

 

知らず知らずの内に大変な苦労と苦しみを共有する事になります。

 

その精神的苦痛は蓄積され、いずれ周囲の人にも

 

しだいに影響を与えて行く事になります。

 

その事をふまえて言うならば鬱はうつって行くという事ができます。

 

しかし細菌性の伝染病などのように物理的な形ではないので

 

医学的や科学的には鬱がうつっていくという表現は

 

世の中には受け入れられない事とは思います。


しかし精神的苦痛を伴っている方と生活を共有する中で

 

周囲の人も影響を受ける事実があり、このような

 

環境で居た事が有る人には容易にこの事を実感として

 

知る事ができると思います。

 

 

では精神的に不調に陥っている方と生活を共有する事で

 

病いが周囲に与える影響とは何の事でしょうか?

 

一体何が影響を与えているのでしょうか?

 

 

 

精神的に不調を感じ慢性化し病いにある人は

思考(物事の考え方、マイナス思考)や感情のアンバランス、

にその症状を見る事が出来ます。

 

そしてそのバランスを保てなくなった精神状態、

主に思考パターンは簡単に人に影響を与える事になります。

 

 

例えば親しい友人や影響力のある人、会社の上司や親などと

 

過ごす中でその人の考え方や生き方に感銘をうける事で

 

次第に考え方を学びプラスの影響をうけたり、もしくは話し方などが

似てくるような経験をされた事はないでしょうか?

 

 

このように人と時間を共有する中でそのコミュニケーションを通し

思考パターンや感情的な力の影響を双方共に交換している事に

なります。

 

 

これらのシステムはプラスの可能性を発展し学び合い高め合う事もでき

 

マイナスの面でも影響しあう事になります。

 

 


ここで先ほど話した不調に陥った方と生活の時間を共有する中で周囲に影響を与える力

とは不健康な状態に陥った思考パターン

言う事ができます。


家庭内や仕事上、周囲にいる人のサポートをするような立場に置かれた場合、

病いの影響が及んできてもしっかりとした自分を築いて行く事が求められます。

 

しかしどの人にも弱い部分があり疲れた時にこそ弱点が現れてくるので

ケアをする側の人も一緒に病いに陥ってしまわないように

自信が疲弊してきた時には特に注意が必要になります。

 

 

状況が許してくれない現実が沢山ありますが、

あなたまで倒れてしまう事がないように、
又は一時的に待ったなしで困難と伴う状況であっても出来るならば

少しでも自分にゆとりを与え、無理をしすぎないように心がけて下さい。


ケアやサポートをする役割に居る人たちは、周囲の病いの方と接する事を

 

通して自分自信も見つめ自分のポジティブな面を発展させて行く事で

 

自らを守る事が可能です。

 

結果的にケアをする側の人のポジティブな力が先に述べた様な影響力の

 

作用としてポジティブで健康な思考力や健全な感情力が周囲の

 

病にある人に対しての本当のサポートになっていきます。