華奈のブログ

職業 看護師。趣味は野球と読書と料理と漫画。

退院祝い

退院して凄く体力が落ちててびっくり。

 

退院祝いに特上うな重をご馳走してもらいました。正直、お腹の手術をしたので、重い・特上じゃなくてもいいなと思ったんですけど、体力をつける=うなぎ!の旦那さんの優しさが嬉しかったり眩しかったり、まぁでも、ひとくち食べたら美味しくて全部食べられました。

 

退院3日目

部屋の掃除をしなきゃと早起きして

シーツを洗ったり何なりして。

疲れ切って、思う。

 

共働きで  仕事の量・収入ともに等しいのに、なぜ私がこんなに頑張ってるんだろう。

 

・・・

 

まぁ、楽しくやりましょう。

楽しくやらなきゃ続かない。

 

きっとシーツが乾いたら気持ち良くって

そんな文句も忘れられるはず!

 

気が利かないんだよなぁ〜

説明とかも二人で聴いてると

私が聴いてるだろうとあまり真剣に聴いてなくて

じゃあこれやっといてって言うと

「え、聴いてなかった」って。。

 

おい!

 

まぁ、落ち着け落ち着け。

イラっとしたけど、仕方ない。仕方ない。

 

お片づけして

すっきりしよう

 

子どもを産む人生が全てではないそうです

思春期のころは  くたびれたダサい母親になんか絶対ならない!普通の人生なんていや!って思ってたような思ってなかったような。。贅沢なことを言う小娘です。

 

ただ旦那さんと出会って、私の人生は彼と家族を作ることが一番の目的になりました。

 

いま、私の周りには魔の2歳児を持つ母が多くて、本当に育児大変そうなんですよ。正直、不妊治療の高いお金を出してまで、その苦労を選んで、良いものか、なんでこんなに私が悩まなきゃいけないんだ。

 

赤ちゃんの泣き声が聞こえるこのレディース病棟で、色々考えております。

 

悩んで悩んで、もっと悩んで

きっとそれがプラスになるように

 

26歳で自然妊娠が望まないことがわかったことを  良かったと思えるように

 

もっといろんな人の話を聞いてみようかなと思います。

受容過程

よく考えたら

早く見つかって良かったと

母も夫も言ってくれる

 

優しい家族に囲まれて幸せだけど

 

いま私は

そこまで割り切れるところに

来ていないので

後ろ向きで悲観的な私に寄り添ってほしい

 

前を向くのはそれからでいいですか

 

そんな気分

 

公務員になろうかと勉強してた保健師の教科書に受容過程の話が出て来たから

こんな感じかと思って  意味もなく残してみた

 

この経験が私たちを不幸にではなく、幸せにしてくれますように。

説明を受けて

いっぱい泣いて

これからもまだ泣くだろうけど

少し落ち着いた。

 

体外受精って方法が残されてるわけで、

あんまり悲観的になってても

なにも打つ手がない人からしてみたら贅沢な悩みなわけで。

 

ただ体外受精を選択肢として考えなきゃいけなくなるとは、自分がそうなるとは思ってなかったから、びっくりした。

 

旦那さんに申し訳ない。

きっといい父親になれる人だから。

不妊治療ってすっごく大変なイメージ。

それに私の都合で付き合わせてしまうことに、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱい。

そんな大変なことをしてまで子どもが欲しいか、あまりわからない。

子どもが欲しいけど、子育ては大変で、

体外受精をして生まれた子どもに過度な期待をかけず、ちゃんと育てられるのだろうか。

 

面倒くさがり屋の私が

抱えられる問題なのだろうか。

通水検査

卵巣嚢腫の手術をしました。

卵巣嚢腫はよくあるものだから、

それは良いとして、

そのときやってくださった検査がダメでした。

私の卵管では自然妊娠が難しいみたい。

 

難しいってなんだろう。

出来ないってことかな。

 

はっきり言われるのも怖いのに、

都合良く考えてしまう自分がいる。

 

ただ  旦那さんにごめんなさいってだけ

 

まだ前向きには考えられない

私の仕事

看護師がどんな仕事かという問いには看護師の数だけ答えがあります。

 

私が初めて「なんのための仕事か」実感したのは担当患者が亡くなった時でした。

亡くなる前の患者さんの変化に、自分がいち早く気づけて家族が最期に立ち会えるという経験をしたとき、

全ての苦労・・

(昼夜2時間毎に全ての患者さんの体位を変えたり、

汚物にまみれた体を綺麗にしたり、

頻回なナースコール(私の記録は一晩に600回)に対応したり、

夜な夜な死にたいと泣く患者さんを、仮眠の時間を削って なだめたり、

立ち上がれない人を看護師3人がかりで何度もトイレに連れて行ったり、

患者さんが転んだり点滴を抜いたりしたことの事故報告書を書き、カンファレンスをしたり、)

が報われました。

 

ご家族から「あなたのおかげで家族が間に合い、一人で逝かせずに済んだ」.「あなたが担当の看護師さんで良かった」なんて言われたら、辞めたくて仕方がなかったこの仕事も自分にしかできない特別なもののように思えました。

 

そして

患者さんが亡くなる時、悲しいという気持ちと一緒に、情けない私には、上に書いたような苦労から解放されるという、とんでもなく不謹慎な安堵の気持ちが顔を出します。

 

ただこれは、患者さんの家族が背負う気持ちを、少し引き受けただけに過ぎません。

 

感傷に浸りつつ

患者さんが亡くなりベッドが空けば、そこに新しい患者さんが入ってくる。

 

こんな日ぐらい入院入れなくても良いだろうに。

燃え尽き症候群になっちまうよ。

どんだけ患者がいるんだよ!どんだけ頑張ればいいんだよ!っていう

 

これが私の仕事です。

「それが私の仕事だ」と人に示せる仕事ができること、それはとても貴重なことで、とても誇らしいと思っています。