1丁目1番地#195 さいたま市浦和区岸町
また久しぶりの更新になってしまいました。酷暑で不要不急の外出自粛を呼びかけられるほどの日が続いていますが、それでも青空を見ると街に繰り出したくなってしまうのが散歩好きの性分……なのでしょうか。といっても熱中症になってもいけないので、散歩するにしても早朝などの多少涼しい時間にしたいと思っています。
もう旬は過ぎてしまった(?)ニュースですが、少し前にマイナンバー関連で日本の住所の複雑さが話題になりました。私もこの「1丁目1番地」を最初なんとなくでスタートさせてしまいましたが、詳しくなるにつれて住所の複雑さを実感し、記事で扱う範囲についても悩むことがあります。
街区表示板が設置されている住居表示実施地区だけに絞ることも考えましたが、そもそも住居表示では本当は「1丁目1番地」ではなく「一丁目1番街区」。
また住居表示とほぼ同様の形式で地番ごと整理された町名地番整理地区は取り上げたい、でもこれがよく分からない。住居表示と違って法律で表示板の設置が義務付けられているわけではないので、町名を示すプレートがなんらか付いているところもあれば全く見当たらないところもあります。逆に地番が整理されていない4桁などの数字の地区でも街区表示板のようなプレートが設置されているところもあり、不思議がいっぱいです。
ということで、住居表示地区も地番地区もごちゃ混ぜという、とてもあいまいかつ大雑把なルールで運用していますが、どうか温かい目で見守っていただければと思います。
またそのうち特殊な住所を持つ町なども登場すると思いますので、お楽しみに。余力があれば住居表示の「一丁目1番街区」と地番の「一丁目1番地」を比較する、といった企画も考えたのですが、メインの記事ですら停滞している今ではなかなか厳しそうです。
昨年末で東京23区の住居表示実施地区の1丁目1番地を一応巡り終えたということを以前書きましたが、その後も神奈川・千葉・埼玉といった東京の隣県、そして旅先の大阪や神戸でも1丁目1番地巡りを進行中です。果てしないと思うとともに、まだまだよく知らない地域がたくさん広がっているということにワクワクしながら日々散歩しています。
どんどん溜まっていく一方で一体いつになったら記事の更新が追いつくのか分かりませんが、これからものんびりよろしくお願いします。
続きを読む1丁目1番地#193 さいたま市南区文蔵
さいたま市南区文蔵は南浦和駅の南側に位置する地域で、「ぶぞう」と読む難読地名です。
余談ですが同じ漢字表記の居酒屋チェーンがあり、都内などでその店舗を見かけるたびにこの地域のことを思い出します。ただその居酒屋は「ぶんぞう」と読むそうです。埼玉県にも出店しているようで、南浦和にはないもののお隣の蕨駅近くにも店舗があるとか。
文蔵一丁目1番は町域の北端、最も南浦和駅寄りに位置し、駅まで徒歩3分といった距離です。
街区の全域が水深(みずぶか)公園の敷地になっていて、東側は線路に面しています。特にこのあたりの区間は京浜東北線・上野東京ライン・湘南新宿ラインの三複線になっていて色とりどりな多くの電車が行き交うので、鉄道好きのお子さんにぴったりなスポットでしょう。
訪問当時も公園内では多くの子どもたちが遊んでいたので、撮影は控えめにしました。そのため掲載できる写真があまりありません(笑)
急いで撮ったため街区表示板がボケてしまっていますが、公園を反対側から見た様子。奥に線路があり、電車が通過するときは公園内からも見られます。
1丁目1番地#191 川口市芝園町
川口市芝園町(しばぞのちょう)。中国人をはじめとする多くの外国人が暮らし、多文化共生の取り組みなども盛んに行われていることで有名な芝園団地があります。
丁目はなく街区も1番から3番までしかありませんが、そのうち3番街区が広大な芝園団地となっていて、そこまで狭い町というわけでもありません。
芝園町1番は町域の南東端に位置します。「蕨駅西口陸橋下駐車場」とあるように、蕨駅西口からすぐの場所にあります。なおこの自転車等駐車場は蕨市の管轄のようで、写真真ん中に細く写っている禁煙看板も蕨市名義のものでした。
この陸橋は川口蕨陸橋といい、埼玉県道111号が京浜東北線などの線路を跨ぐものです。写っていませんが写真右側にJRの線路が通っています。またこの陸橋を挟んで北側(写真左奥側)も芝園町1番が続いていて、さらにその先に芝園団地があります。
西川口もそうでしたが、駅の近くに川口と蕨の市境があるので、そうした境界を意識して散策してみるのもまた面白いかもしれません。ただどちらの駅周辺も自治体の垣根を超えて一体的な町が形作られている、そんな印象を受けました。