橋の向こう側

高校生、春から音楽学部生の独り言。

遠距離恋愛が始まる

私の大学進学に伴い、4月から彼氏との遠距離恋愛が始まる。

今は正直不安しかないが、なんとか2人ならやっていけそうかななんて考えている。

 

最近、彼氏のからかいが少ししんどいなあと思うようになった。

愛人作っちゃおうかな、とかいろいろ。

もちろん冗談だというのはわかっているけど、

言われすぎると悲しくなってくるものだ。

 

でも友だちにそれを相談すると

「それ、彼氏強がってるんだよ。」と。

ああそうか…。

いくら年上で頼り甲斐があるとはいえ、そりゃそうだよな。

自分のことだけで精一杯になっていたことに気づいた。

もっともっと彼氏のこと考えてあげればよかった。考えていたつもりだったけど、足りてなかった。

 

さっき、「今夜、電話したい」って言った。

今はとにかく声が聞きたい。

そのときにでもありがとうとか、いつも以上にしっかり伝えたい。頑張るぞ。

1月9日、原点回帰。

私にとっては大事な日。またか、と言われかねないが、今年も振り返る。

 

2016年1月9日。

私は中学2年生で、吹奏楽部の部員の1人だった。

忘れもしない、アンサンブルコンテスト県大会。

先輩が引退して初めての大会。運動部でいう新人戦みたいなもので、2年生にとっては最後になる。

1年生のときと同じ木管八重奏の編成で、同じ曲を演奏した。

1年生の時のリベンジをしたかった。

1年生のときは地区大会で終わってしまっていたから。

 

地区大会を無事切り抜け、ようやく初めて県大会に進めたときの気持ちは忘れない。

今はもうガイドラインが改定されてしまったからできないかもしれないけれど、当時、お正月気分が抜けきっていない世間を見ないふりして、1月3日から先生と8人だけで部活をしたり、外部の先生を呼んで見てもらったり、

県内最強の8人なんじゃないかな、なんて、

今よりずっと馬鹿だった私はそんなことを考えたり。

 

そして県大会。

もうやり切った!!!ってことはしっかり覚えている。

演奏を終えて写真を撮っていたとき、県内で強豪と呼ばれている学校の演奏が始まった。

ああ…

鳥肌が立った。

すごい。

なんかよく分からないけど、すごい。怖い。

県大会って実は思っていたよりも、ずっとずっとすごい場所だったんじゃないか。怖かった。楽しかった。楽しかった…。

 

 

結果は金賞、だったけれど、支部大会には進めなかった。

私たちの一つ後に演奏していた学校は進んでいた。

 

人生でこんなに何かに打ち込んだことなんて無かった。

すっごく悔しくてそのあと1週間くらい食欲がなかったこともなんとなく覚えている。

 

あれから早数年。

私の目指すところは中学校の音楽の教員。

目指すようになったきっかけはこれだけではないけれど、確実に、大半を占めている。

 

今でもすぐに思い出せる。

ステージからの、あの景色は最高だ。

あの思い出はずっと忘れられない。

私も、あのとき大きく成長したと思う。

 

先生への恩返しのつもりで、やっぱりこの道は諦めたくない、と自分の気持ちを確かめる。

 

今年もこうして、1月9日に思いを馳せる。