君がいる世界
いつだったか、夢見た世界が今やってきているのだと思う。
僕は、毎日を必死に色付けようと、試しながら過ごしていた。そのことを評価する人もいれば、懐疑的な目で見る人もいる。いろんな人がいる。それは、当然のことで、人はみんな違っていて、みんな正しい。
ひどく現実的に世界を見つめて、見つめ続けていると、今までくすんでいた世界が、何だか、とてもキラキラと輝いているように見えた。そこは、人間関係がとても希薄で、いままで僕が住んでいた世界とは違っていた。
そういう世界に最初は戸惑い、自分の考え方は古いんだと感じたりもした。だからといって、そこで立ち止まっているほど、僕は無関心ではなかったので、生き方を変えることにした。
ある人たちによると、僕の特性は、人たらし、だそうだ。
それは、現実世界では、誰かにとっては羨ましいと思う状況を作りだすことができる能力なのだと思うが、僕にとっては、ただの面倒くさい状況が無意識のうちに自分のせいでやってくるという感じだった。
だから、僕は、できるだけ、他人を近づけることをしなかった。
今日も中途半端だけど、このへんで書くのをやめます。
さよならー。
再会の続き
書くのがしんどくなって、前回中断していた。
僕は、基本的に、何でも残しておこうと思ってしまう質なので、下書きの状態から公開に変えておいた。まぁ誰も見ないだろうと思うから、あまり気にしない。
再会してから、10日間が経った。
僕たちの関係というか、言葉のやり取りは、当時のままのような気がする。それは、今の僕には、ある意味懐かしく、ある意味新鮮とも言える。
この10日間で、僕はまた色々と彼女のことを知ることになった。
自分のことを言う彼女は、とても辛いかもしれない。僕は、そう思うから、その辛いことをどうにか少しでも明るく思えることに変えられないかな、と考える。
伝えることで辛いとか苦しいって感じることって、きっとある。
僕には、それがどれなのか何なのか、本人ではないからわからない。だから、たぶん、手あたり次第、明るくしたいって思うのかもしれない。ただ、たとえば、その現実が別に辛いことじゃかったとしても、もっと明るくなるだけだからいいんじゃないかな、っていうのもある。彼女にはできるだけ笑ってほしいからね。
彼女から伝えられたことのひとつが、今は入院中だということ。
昨日、僕は彼女に「いつでも電話したいと思っているけど」と言ったところ、「え、そうなの?」と返された。どうやら、僕は頻繁に電話をしたいと思わない人間だと思われていたらしい。
どうだろう。
僕は、実際毎日彼女の声を聞きたいと思っているけれど、彼女の状況とかもあるだろうから、そこを無理させようとも思っていない。それが「頻繁に電話をしたいと思わない人」って思われた理由なのだろう。それと、これからずっと一緒にいるっていうのであれば、別に焦る必要もないかなって思っているところもある。今回の再会は、そこを信じることが一番なところだと感じている。
ずっと一緒にいるということを信じること。
僕を知っている人からすると、そんなことを信じている僕を、まず信じないだろうね。そんなことを考えるわけないって言われるかもしれない。自分でもそう思うし、自分に「信じてどうするの?」「信じてもどうせいなくなるんだよ?」とか言ってきたような気がする。人っていうのは、どっかにいっちゃうものって、僕は思っているからね。
ただ、彼女との再会に関して、僕は信じるという覚悟を決めたんだ。
笑っちゃうかもしれないけれど、ただシンプルに、一緒にいたいなら一緒にいることを信じようってね。
馬鹿だろうとも思う。
でも、馬鹿でもいいかなと思う。
そういうところで複雑に考えても良いことなんて少ない。
馬鹿なほうが信じられる人になれるのなら、僕は彼女に対して、馬鹿な思考の人間でもいいと思っている。だって、無条件に信じているほうが苦しくないし、幸せだからね。
そうは言っても考えるところもある。無条件に信じることで、離れていったときに想像以上に苦しむこともあるのもわかっている。
ただ、まだ来ていない未来に苦しんでいる時間がもったいないって思っている。楽しい将来計画ならまだしも、起こってもいない苦しい未来を考えるほうが、バカバカしいと思う。
よし、今回はこのへんで終わり。中途半端でも残しておこっと。将来この文章を見て、二人で笑える日が来ますように。
さよならさよなら。
ちょっと再開、そして再会
何かを残しておこうと思って、以前作ったこのはてなブログを久し振りに開いた。
最初に作ったときの目的と違っているけれど、これからは普通に、今のこと、過去のこと、何を思っているのか、何を感じたのか、というのを書き留めておこうかと思っている。
たぶん、そんなに面白いことを書くつもりも、書けるとも思えないけれど、できるだけ残しておくつもりだ。まぁ飽き性の僕がどこまで続けられるかはわからないけれど(笑)
こうして書こうと、思ったのは、とある人と再会したからだ。
僕は彼女と話をすると、なぜだろう、言葉が溢れてくるような気がするのに、伝えたいこととか言わなきゃいけないこととか、うまく言えない。それを好きというのならばそうなんだろうけれど、よくわからない。
ずいぶん久し振りに彼女から連絡が来たのは、五月三日だ。
今は一週間ほど時間が経った。幸せな一週間だと思えるし、「もう一週間?」と思う反面、「まだ一週間なんだ」とも思う。時間って不思議だね。
僕は、彼女の言葉を見たときに、
あぁ、人生ってのは皮肉なものだな
と最初に思った。
どこかで、僕の世界を作った存在、僕は神様がいるとは思わないけれどこの世界を誰かが作ったとは思っている、その創造した存在が面白くさせるために、そういう状況を創造したんじゃないのかなって思うところがあった。
だから、僕は彼女の言葉に反応することに躊躇い、苦笑いしていた。
とても残酷なんだろうね
僕の見ている世界も
僕に与えられている世界も
僕は世界を皮肉なものだと思いながらも、極力それを受け入れるようにして生きていた。運命ってのは、受け入れてみないとわからないものだと思っているからだ。
それが、彼女と再会した時の、僕の状態だった。
だから、彼女が言っていることが理解できなかったのかもしれない。
彼女は、
「私のことまだ好きですか?」
と僕に聞いた。