ほっかいどうにいく。はじめてのほっかいどうだ。つまはがくせいじだいにいっかいいったことがあるみたいだけど、おれはうまれてはじめてのほっかいどうだ。いちんちめはせんとれあからはこだてくうこうにはいって、しないけんぶつ、しないにとまりってこうていになる。
(ひこうき)(はこだてしでん)(ごりょうかく)(はこだてのやけい)[じょうしゃきろく]
◇ ◇
ふるいからあっかいでんしゃ。いつものあっかいでんしゃ。
しんあんじょうでぱのらますーぱーにのりかえ。
ざせきはみぎ2せき。はしらまえ。
じんぐうまえでこおろぎとっきゅうにのりかえ。
ざせきはみぎ2せき。はしらまえ。
ちたはんとうをみなみにすすんで、れんらくきょうをわたる。
せんとれあえきにとうちゃく。
くうこうにいどう。えるかうんたーでてにもつあずけ。
にかいでさんどいっちをくう。
かいさつをはいる。ほあんけんさじょうをとおる。とうじょうぐちにとうたつ。いや、ひこうきっててつづきがめんどうだ。
まっとったのはえあーどぅーき。あなきときょうどううんこうのはこだてびんだけど、えあーどぅーきのほうだった。
きないにのりこむ。ざせきは16でぃー、16いー。みぎ3せきのうちのつうろがわとまんなか。ざんねんながら、まどがわじゃあなかった。
11じ12ふん、うしろにいごきはじめ。11じ17ふん、かっそうはじめ。ひだりせんかい。みぎせんかい。ひだりせんかい。ひだりせんかい。みなみにすすむ。11じ22ふん、ういた。
ひこう。
べるとをはずす。
すちゅわーですさんがみやげひんをうりにまわってくる。
つばさのむこうにちゅうぶのやまやま。
すちゅわーですさんがのみもんをくばってくれる。これはうれしい。おれはすーぷにする。めっちゃこんぶあじだ。さすがえあーどぅー。
つばさのむこうにきたあるぷす。ここで、きちょうからあんないほうそう。「こうど11,900めーとる。ただいまさどがしまじょうくう。12じ40ぷん、はこだてくうこうとうちゃくよてい」。いや、にほんかいをとおっていくだ。
こうど39,000ふぃーと。
がっさん。あきた。
さがりはじめた。
ちょっとみみつん。
みぎにあきたをこえて、かいじょうからりくじょうにはいっていく。
またさがっていく。
さがる。さがる。
こうど24,500ふぃーと。
ひろさきじょうくう。
こうど17,000ふぃーと。
あおもりからつがるかいきょうにはいる。こうど13,000ふぃーと。
はこだてえ。
いったんにしにふってから、ひがしむきにはこだてにはいっていくみたいだ。
べんじょにいっとかあっておもってたったら、すちゅわーですさんに「いそぎじゃなきゃやめてくれ」っていわれる。
しーとべるとちゃくひょうのでんこうひょうじ。
りくちがみえてきた。
みぎせんかい。
またみぎせんかい。
さがる。さがる。さがる。さがる。
すちゅわーですさんから「みなさままもなくちゃくりくします」。
みみつん。
はこだてのまちがみえてきた。
たいへいようのきしべをひがしえ。
12じ41ぷん、はこだてくうこうにちゃくりく。ごごごご、ごどごど。
みみつん。
かっそうろをひだりせんかい。6ばんのりばにとうちゃくってあんない。
ぞうきばやしのなかをすすむ。
みみつん。みみつん
ていし。
ひこうきをおりててにもつうけとり。なかなかでてこんぞ。
ばすにのりかえ。3ばんばすのりばからしゃとるばすにのる。ところで、ばすのうんてんしさんのしゃべることばのめっちゃとうほくなまりなこと。
ひだりにたいへいようをみながらいさりびどおりをにしにいく。ゆのかわおんせんばすていのまえをとおる。
いしかわたくぼくのどうぞう。まえにあおもりでいしかわたくぼくのいえをみたとこだけど、はこだてにもゆかりがあるのか。
ぼんねっとばすのさきっぽみたいなかたちのみさきがみえてくる。とおくまできたもんだ。
うせつしてきしべからはなれる。おおもりちょうばすていにていしゃ。ここでおりるひとがある。
まちなかにはいっていって、ろめんでんしゃとあう。いや、はこだてにろめんでんしゃがはしっとることはしっとったし、のることをたのしみにもしてきただけど、まあはいあえるとはおもわんかった。あかとしろのにしょくとそうで、きづくりふうのろめんでんしゃで、むこうからやってきてこうさてんをさせつしてみぎにさっていく。
すすんで、またろめんでんしゃとすれちがい。
さらにひだりにはこだてえきまえでんていにとまるろめんでんしゃをみながら、えきにはいっていく。
うんてんしさんがめいたんていこなんのせつめいをしてくれる。えきうしろのこうかどうろでこなんのさつえいがあったとのこと。いや、はこだてをぶたいにしたこなんのものがたりができただ。
ばすのしゅうてん、はこだてえきにとうちゃく。
えきのみなみにひろがるはこだてあさいちでひるめし。かいせんどんぶりのみせばっかりあるなかで、いっけんのみせにはいって、かいせんどんぶりをちゅうもん。おれはうに、いくら、はまちのかいせんどんぶり。つまはうに、いくら、ほたてのかいせんどんぶり。ごちそうさまでした。
はこだてえきのこいんろっかーにすーつけーすをあずけて、ごりょうかくをめざす。
はこだてえきまえでんていででんしゃまち。いや、ほれにしてもえらいかずのひとがでんしゃをまっとるもんだ。
はんたいほうこうにしろいでんしゃがいく。
また、はんたいほうこうにいくみどりいろでんしゃがはいってくる。
さて、ごりょうかくほうめんにいくでんしゃがはいってくる。みどりいろとくりーむいろのにしょくとそうのふるめのでんしゃだ。はたしてのりきれるのかっておもったらのりきれん。
すぐうしろについとったぞっこうでんしゃにのる。おかげで、うんてんせきうしろをかくほ。ちゃいろとわかくさいろのにしょくとそうで、かくばったかんじのきんだいてきなでんしゃだ。
くろいでんしゃとすれちがいながらはこだてえきまえをしゅっぱつ。すぐにうせつ。
ばすではじめてろめんでんしゃをみたこうさてんをさせつ。せんこうでんしゃにつづいてまつかぜちょうにていしゃ。
いや、ほれにしても、のりごこちのわるいこと。たださゆうにがたんごとんするだけじゃない。とつぜんひだりにがくんってなったっておもったら、こんどはとつぜんみぎにがくんってなるってかんじだ。ようは、れーるがしっかりこていされとらんだ。このひどさはぜったいかいぜんせにゃいかんって。こうきょうこうつうがこんなひどいのりごこちであっていいはずがない。
はんたいでんしゃがていしゃするまえをほこうしゃがわたっていく。ようみるとおうだんほどうがあって、ほこをほこうしゃがわたっていくだった。きたぐにだけあって、ふゆのゆうせつざいでおうだんほどうのはくせんがきえちゃっとるにちがいない。
はんたいでんしゃとすれちがってしんかわちょうにていしゃ。はんたいでんしゃは、あのきづくりふうのあかしろでんしゃ。
ちとせちょうにていしゃ。
かめだがわにかかるしょうわばしをわたる。
しょうわばしにていしゃ。
ほりかわちょうにていしゃ。
はんたいでんしゃとすれちがい。こなんでんしゃだ。
ちよがだいにていしゃ。
はんたいでんしゃとすれちがい。いろとりどりのとそうで、まんががかいてある。
ちゅうおうびょういんまえにていしゃ。いっぱいのってくる。かんこうきゃくのひとじゃなくて、じもとのひとたちだ。
さゆうにみせやたっかいたてもんがおおくなって、にぎやかなかんじになってくる。
おおきなこうさてんをうせつ。
はんたいでんしゃとすれちがいながら、せんこうでんしゃのあとについて、でんしゃまちのかんこうきゃくでごったがえすごりょうかくこうえんまえにていしゃ。
でんしゃをおりる。
ごりょうかくこうえんまえでんていからおおどおりをきたにあるく。
みぎ30どにこうさするさくらなみきのみちにはいっていく。わがあいちけんじゃあとっくにちっちゃったさくらだけど、ここほっかいどうじゃあいまがさかりだ。
ぎょうれつにならんで、ごりょうかくたわーにのぼる。ごりょうかくってってもほしがたのなわばりがみわたせるもんじゃないよなっておもってきただけど、じつがごりょうかくたわーってのがあって、うえからみわたせるだった。
うっわーっ! ほしがただーっ! なまえのとおりのごりょうかくだ。ほいで、ほしがたのなかはさくらでうめつくされとる。
さらに、せいほくほうめん、まちなみのむこうにはこだてわんをみはらす。
みなみほうめん、まちなみのむこうにはこだてやまをみはらす。いちばんひだりにでっぱっとるみさきが、ばすでくるときにみたぼんねっとばすみさきだ。たちまちみさきってなまえがついとる。
とうなんほうめん、まちなみのむこうにたいへいようをみはらす。
ごりょうかくたわーをおりてごりょうかくにはいっていく。
まんなかにはこだてぶぎょうしょのたてもん。たわーのうえからもはっきりみえたあのたてもんだ。きづくりかわらぶき、ひらいりのおおきなたてもんで、ひだりにからはふのちいさなこうはい、みぎにちどりはふのおおきなこうはいがついとる。ほいからおおやねのうえには、にそうやねのみはらしとうがついとる。いや、かわったつくりのたてもんだ。
どるいのむこうにさくら。
ほりのりょうがわにさくら。
どるいのしたいちめんにさくら。
さくら、さくら、さくら。からだがさくらにとけこみそうだ。
ごりょうかくこうえんまえでんていからもどりのでんしゃ。かんこうきゃくがいっぱいで、なんぼんめんかにきたこなんでんしゃにやっとのれた。
はこだてえきまえでんていででんしゃをおりて、はこだてえきのこいんろっかーにあずけといたすーつけーすをひきとり。
あるいてはこだてあさいちをみなみにぬけて、はこだてこくさいほてるにちぇっくいん。
へやでひとやすみのあと、さいしゅっぱつ。みなみにはこだてやまをめざす。
とちゅう、かねもりあかれんがそうこをけんぶつ。
てきとうなしょくどうがないかさがしながらあるいていく。
ここいいなっておもったしょくどうはまんせき。にんきのみせで、よやくきゃくでいっぱいだった。
つぎにみつけたしょくどうは40ぷんまちであきらめ。
でんしゃみちをこえてすすんで、さらにさかをあがって、やっとはこだてやまろーぷゑーふもとのりばにとうちゃく。いやいや、すごいぎょうれつだ。おおがたれんきゅうしょにちだけあって、かんこうきゃくがおしよせとるだ。
なんじゅっぷんならんでろーぷゑーにのれたことか。
ふぉーっ! やけい! はこだてわんとたいへいようにはさまれてくびれたまちいちめんにかがやくあかり。まさに100まんどるのやけいだ。
やけいをたのしみながらめしをくう。ばんめしをくいそびれてここまできちゃっただけど、まさかやけいをみながらめしをくえるとこがあったとは。たのんだりょうりはにしんどんぶりとてんぷらのかいきょうごぜん。
ふもとにもどるろーぷゑーもすごいぎょうれつ。やっぱりなんじゅっぷんならんでのるだけど、やけいをみながらのぎょうれつまち。
いや~、すばらしい。
ろーぷゑーでふもとえきまでもどる。
さかをおりたとこからろめんでんしゃでやどにかえらあっておもっただけど、やっぱりすごいぎょうれつであきらめ。あるいてやどにもどっていちんちめのたびをおえる。わくわくのいちんちだった。
2024ねん4がつ28にち、にちようび
◇ ◇
じょうしゃきろく
- めいてつでせんとれあまで
- ひこうきではこだてまで
- せんとれあ 11:15 → (えあーどぅー4827びん、はこだていき) → 12:45 はこだてくうこう
- はこだてしないいどう
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