ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤③ THROUGH THE PAST DARKLY!!

ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『THROUGH THE PAST DARKLY』です。1978年に発売され、規格番号は6835 206です。ジャケットは四角形で八角形のカットされていた余白の部分は黒くなっており、見開きではありません。右上にカラー盤を表す丸いステッカーを模した印刷があります。

右上のカラー盤を表す印刷の部分です。この部分はオレンジですが、このタイトルは何故か中のレコードはグリーンです。

曲目の部分です。曲順がメチャクチャな方のタイプです。

裏ジャケです。シングル・カヴァーなので、見開きの内側にあった写真が裏ジャケとなっており、曲目や各クレジットが書かれています。

右上に規格番号があります。

右下にデッカのロゴとロンドンにあるデッカの住所、そして一番下にPrinted in The Netherlandsのクレジットがあります。

レコードです。グリーンのカラー盤となっています。

ラベルです。上部に大きくデッカのロゴがあります。中央の枠の中にはSTEREOや回転数、規格番号、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いです。一番下に作者クレジットがあります。「You Better Move On」の作者は書かれてなく、全曲ジャガー・リチャードの作品となっています。一番下にグループ名があります。マトリクスは機械打ちでAA 6834 114 1Y2 670 03 1 1/AA 6834 114 2Y2 670 03 1 1です。

B面のラベルです。「Sitten' On A Fence」 は「Sitting On A Fence」となっています。

このタイトルにはグリーンの他にオレンジ色のカラー盤が存在するという説がありますが、見た事はありません。おそらくジャケットのステッカーを模した印刷がオレンジなのでそういう説があると思いますが、これについては何か分かりましたら追記します。また、『BEGGGARS BANQUET』の「Prodigal Son」もそうでしたが、このアルバムの「You Better Move On」も作者がジャガー・リチャードとなっており、このカラー盤のシリーズのクレジットは何だか適当な感じがします。この曲と「Sitten' On A Fence」の2曲はマニア向けの曲で、他の曲は60年代後半のストーンズサウンドに変化があった時期のシングル曲という構成で割と好きなアルバムです。

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤② BEGGARS BANQUET!!

ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『BEGGARS BANQUET』です。1978年に発売され、規格番号は6835 205です。ジャケットは見開きではなくシングル・カヴァーとなっています。左上にカラー盤を表すステッカーを模した印刷があります。このタイトルはジャケットの色に合わせたのか主に出回っているのはホワイト・ヴァイナルですが、ごく少数にクリア・ヴァイナルと、マーブルがあります。

左上のステッカーを模した印刷の部分です。『BEGGARS BANQUET』は白いカラー盤が入っているのでこの部分も白となっています。

右上にデッカのロゴがあります。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。

曲目の下のクレジットは作者が全曲ミックとキースとなっている6行のものです。USA盤などは後に消され5行になりましたが、オランダでは1978年になっても修正されませんでした。

デッカのロゴの下に規格番号とロンドンのデッカの住所が書かれています。

左下に©1968 The Decca Record Company Limited, Londonのクレジットがあります。

レコードです。クリア・ヴァイナルがあるので見分けがつくようにジャケットの上に載せて写真を撮っています。これはこのタイトルで一般的に流通している白いレコードです。

クリア・ヴァイナルです。このタイトルは通常は白いカラー盤でこちらは殆ど出回っていません。

これは白ですが、他の色が混ざって一ヶ所マーブルになっています。このオランダ・カラー盤のシリーズでは他のタイトルにも時々こういったマーブル盤が見られますが、これは全く見かけないのでプレスミスで他の色が混入してしまったのかも知れません。

ラベルです。上部に大きくデッカのロゴがあります。中央の枠の中にはSTEREOや回転数、規格番号、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いです。作者クレジットは曲目の下にあります。一番下にグループ名があります。マトリクスは機械打ちでAA 6835 113 1Y2 Ⓟ1968 670 06/AA 6835 113 2Y2 Ⓟ1968 670 06 1 1です。 

B面のラベルです。下にまとめて作者クレジットがあり、「Prodigal Son」の作者は書かれていません。

この『BEGGARS BANQUET』はジャケットの色に合わせて白いカラー盤にしたと思いますが、白いレコードもターンテーブルに載せるとけっこうきれいですよね!最初にも書いたように他にクリア・ヴァイナルと一部マーブルになっているレコードが存在しますがこちらは殆ど見かけないのでホントにレアなものだと思います。また、このタイトルで見開きではないジャケットも珍しいです。シングル「Jumpin' Jack Flash」を発表し原点を見つめ直したようなストーンズが聴ける好アルバムですよね!

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤① LET IT BLEED!!

ローリング・ストーンズのカラー盤は多数ありますが、中でも有名なのが1978年にオランダで発売されたデッカ時代のカラー盤です。この時は『BIG HITS』『BETWEEN THE BUTTONES』『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』『BEGGAR'S BANQUET』『THROUGH THE PAST DARKLY』『LET IT BLEED』『GET YER YA-YA'S OUT』の7タイトル発売されました。しかしこのシリーズは規格番号の順番はレコードが発売された年代順ではなくメチャクチャになっています。今回から何回に分けて規格番号順に紹介しようと思います。今回は『LET IT BLEED』です。規格番号は6835 204です。ジャケットはレギュラー盤と同じデザインで、左上に丸いステッカーを模したカラー盤の表示が印刷されています。写真で見ると丸いステッカーのように見えますが、このシリーズは全て印刷となっています。

左上のカラー盤を表すステッカーを模した印刷の部分です。このシリーズでは一部例外はありますがこの部分の色が中のレコードの色となっています。この『LET IT BLEED』は赤なので中のレコードも赤いカラー盤が入っています。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。

右上に規格番号6835 204があります。

左下にデッカのロゴとコピーライト、ロンドンのデッカの住所があります。

レコードはレッド・ヴァイナルとなっています。

ラベルです。中央に枠があるオランダ・デッカのレギュラーのラベルです。上部に大きくデッカのロゴがあります。中央の枠の中にはSTEREOや回転数、規格番号、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いで、タイトル、作者の順にクレジットされています。一番下にグループ名があります。マトリクスは機械打ちでAA 373 303 1Y1 Ⓟ1969 670 1 2/AA 373 303 2Y2 Ⓟ1969 670 1 2です。  

B面のラベルです。

カラー盤との出会いは小学校の時に買ってもらった「ゲゲゲの鬼太郎」のソノシートでしたが、レコード盤ではビートルズのレコードを買うと時々赤いレコードが出てくるので不思議に思っていた程度でした。当時は「赤盤」なんて言葉は無くて(多分)、仲間内では何故か赤盤は嫌われており友人の黒盤と交換してもらったなんてこともありました。今では赤盤の方が圧倒的に人気があるので考えられない話ですよね。そのうちに海賊盤(ブートレッグ)でカラー盤が出回り始め中にはマルチカラーのもあってきれいでしたよね!ストーンズのオフィシャルのカラー盤はこのオランダ盤を買ったのが最初でこのシリーズは80年代に原宿にあった頃のストーンズ専門店「ギミー・シェルター」でだいぶ揃えたのを覚えています。ちょうど各国盤を集め始めた頃でこの頃はオフィシャルのカラー盤が珍しくは色もきれいだったので特別な感じがしました。