競馬ファンの方はご存知でしょうが、藤岡康太騎手が4月10日に亡くなりました。
落馬事故のあった土曜日は、実は私にとって初めて阪神競馬場を訪れた日で、色々と写真を撮っていました。
先ほど現像・整理したところ、康太騎手が最後に完走したことになる阪神4Rの写真がありました。
返し馬と、レースの最終コーナーの写真です。
今回の訪問でこのようなコースでの写真を撮ったのはこの4Rだけでした。
この次の騎乗で落馬してしまうので、偶然ですが、最後の走りきった姿を収めることができていた、ということになります。悲しいような、良かったような。うまく言葉になりません…。
こんな事故がなければ、ただの競馬の写真なんですけど。
当日、落馬で乗り替わりということは場内アナウンスなどで伝わっていましたが、詳しいことはもちろん来場客にはわかっておらず、まさかこんなことになってしまうとは思ってもいませんでした。
去年のマイルチャンピオンシップでは急遽の当日代打騎乗で見事に勝利されましたが、勝利者インタビューでは10年以上ぶりのG1勝利にも関わらず、あくまで騎乗したナミュールを立てる受け答えに終止していて、すごく謙虚な人だな、と印象に残っていました。今年はお兄さんもG1を取って兄弟ともに好調だったところ、とても残念です。
本当にお疲れさまでした。