ミレニアル世代の沈黙

本ブログでの記載事項は所属する会社・団体とは無関係です。

結婚式の二次会をSlack活用して推進してみた。

一応IT系企業勤務という事で、結婚式の二次会の幹事で利用するコミュニケーションツールにSlackを導入してみたので紹介します。

Slackを選択した理由

正直理由はありません。
ただ触ってみたかったからというのが大きいですが、正直使ってみると色々な情報を集約するには非常に優れたツールだという事がわかりました。

ちなみに対抗馬として検討したツールはLINEだったのですが、LINEでは、

  1. 資料の共有がしにくい
  2. 議論の内容が雑談で流れがち

といった理由からSlackを選択する事としました。

実際に使ってみて感じるメリット・デメリット

メリットとしては、装飾やゲーム(企画)毎にチャンネルを分ける事で、話題が散らばらなくて済んだのは大きかったと思います。
それに検索機能が充実しているので、各種資料の共有後探し出すのが楽になったりとメリットは多くあったように感じます。

特にGoogleカレンダーとの連携で、下見や打合せの日程を自動アナウンスしてくれたり、タスクの追い込みをTodoistから拾って連携させたり、参加者数を毎日報告してくれるBotが便利だったりと情報を集約する場所としてはかなり有用だったと思います。

その一方で、上記のBotを作れなかったり、チャンネルを分ける意味がわからず全て同じチャンネルで会話しているとそれはそれで、LINEとあまり変わらなくなってしまうので利用メンバからはLINEでよくね?っといった声も聞こえました。

つまり周辺のサービスとの連携が取れるリテラシーさえあれば便利に使えるが、その工夫や考え方が理解できないと正直他のツールとの差が感じられずあまり意味なく感じてしまうといった所です。

便利だった連携

便利だった連携としては、出欠登録の状況を毎日報告してくれるbotと、タスクの期日が来ると追い込みをかけてくれるbotが有用でした。

特にタスクの期日は人に言われると嫌な気持ちになるし、言う方も嫌な気持ちになる話なので、そのあたりを自動化する事でストレスの軽減になったと思います。
※会社とかでもただ期日を追うだけのPMOだったら自動化したほうが。。。

それらは基本自作で作成したので、今度紹介していきたいと思います。

映画INCEPTION(インセプション)で描かれる虚無とラストについての考察

久しぶりにクリストファー・ノーラン監督作品の「INCEPTION」を見たので整理がてら考察をしてみる。
ちなみに2010年公開の映画だから、今更だがネタバレは含むので今後見る人は回れ右して欲しい。
※ただ1度見たら考察ブログを漁る事になると思うので、その時は再訪をお待ちしている。

インセプション [Blu-ray]

続きを読む

「Google流 疲れない働き方」から学ぶミレニアル世代の働き方

最近仕事で疲れを強く感じていた事もあって、ふと本屋で目に入った書籍を購入。
いつもはKindle版で購入するのだが、今回は久しぶりに紙の書籍として購入してしまうくらい「今」読みたくなった本を読み終えたので紹介したいと思う。

なお今回の記述内容は咀嚼して、私の言葉に置き換わっているので気になった方は直接ソース(書籍)を当たると良いだろう。

Google流 疲れない働き方 やる気が発動し続ける「休息」の取り方

Google流 疲れない働き方 やる気が発動し続ける「休息」の取り方

4つのエネルギー

まず本書では疲れないために、どのようなエネルギーがあるのかを下記4つに分類してそれぞれ解説している。

  • 体のエネルギー
  • 感情のエネルギー
  • 集中のエネルギー
  • 生きることの意義からくるエネルギー

そしてそのエネルギーについて、自分がどのような時にどのエネルギーに影響が出るかを踏まえて認識(事故認識)し、周囲へ説明し理解してもらう(自己開示)事で、自己表現自己実現へつなげていくというエネルギーのマネジメントを提唱している。
その結果として自己効力感を感じる事で、集中力を切らさないサイクルを構築し、ひいては疲れない働き方になるとしている。

今回はその中でも、特に特徴的だと感じた「集中のエネルギー」と「生きることの意義からくるエネルギー」に焦点を当てていく。

「時間」よりも「集中力」のマネジメントへ

まず書かれていたのが、ホワイトカラーと呼ばれる職業の「成果」と「努力」の関係性を見直そうといったものだった。
日本人はまだまだ時間労働の思想が根強く、「労働時間」=「努力」=「成果」と考えていると筆者は指摘している。

そのため巷では、「成果」を出すために「労働時間」を工夫するためのタイムマネジメントが流行っているが、そうではないと警笛を鳴らしている。
本質的には、「成果」=「労働時間」×「生産性」とした上で、いかに成果を最大化できるかを考えるべきであると。

またGoogleでは「10x」という10倍の成果というワードが語られるとされており、実際に10倍の成果を出そうとしたら、限りある労働時間を10倍にする事は現実的ではなく、より変化量が大きい「生産性」を最大化していくべきだとしている。

それらを踏まえ、「生産性」を上げる事こそ成果を出すために必要な事で、その「生産性」向上には「集中力」が大きく寄与する。
だから「時間」から「集中力」へのマネジメントシフトを行い、常に最大の集中力で生産性を最大化して成果を出す事に着目している。

ちなみに本書では「フロー」(ちょっと前は「ゾーン」が主流だった)と呼ばれる集中状態を如何に作り上げるについても言及されており、それを発展させたチームビルディングへのアドバイスなどは非常に有用だったと思う。

ミレニアル世代の働く意義

本書では集中力と同程度に「働く意義」についてもページをさいている。
実際に銘打って書かれているページは少ないかもしれないが、全編を通して働く意義の変化が根底にある事を示唆しており、そこには今後の単純労働がロボットに取って代われる未来が見え隠れしている。

そしてこの働く意義こそが今までの世代とミレニアル世代で大きく異なる。

書籍は変わるが、尾原さんの書籍「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」でも触れられているように、ミレニアル世代は「乾けない世代」であり、物的に満たされて育ってきたので金銭での報酬にそこまでの価値を感じていないとされている。

そのため本書では、仕事は仕事ではなく自己実現のツールの1つのように扱われている。
そして一番刺さったのは「20代後半で自分の事がわからない」のは問題という事だ。

自分の軸は何なのか、そしてそのために必要なエネルギーは何で体や感情を含めある程度コントロールできる前提で、初めて集中力や意義の世界へ足を踏み入れる事ができる。

それすらも出来ていないのであれば、まずは流される人生から脱却して自分と向き合いまずは軸を見つけよ。
それができないと一生消耗する人生を送る事になり、将来的には仕事は人工知能やロボットに置き換わるであろう。

そんな助言を受けているように感じた。

ミレニアル世代だけではなく、幅広い層が考えるキッカケとなる書籍になっていると思うので一読を勧める。

ミレニアル世代が想う、人生100年時代の生存戦略

私は現在20代後半で、この後社会で約30年の勤労(国民の義務)が待っている。
しかし時代は変わっていて、最後まで勤め上げたとして65歳から100歳まで35年という長いロスタイムが待っている。
※正式な総務省の発表だと2050年で男性84.02歳、女性90.40歳とされている。(出典:2050年以降の世界について

そんなロスタイムの生存戦略を考えていきたいと思う。

そもそも人生100年時代とは?

2014年頃からAIや機械学習が盛り上がりを見せているなかで、幾度も話題になったのがシンギュラリティであり、その影響は医療分野にも大きく現れる事から寿命が急速に伸びるとされて提唱されている理論である。

実際に提唱しているのは、ミチオ・カクという著名な理論物理学者でNHKスペシャルで特集した事から日本でも話題になったと思われる。 (出典:寿命は100歳へ!理論物理学者が語る近未来

更にその後LIFE SHIFTなどの書籍の影響もあって、人生100年時代というのがホットワードとなっている。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

リタイア後に必要な資金

100年時代を迎えるにあたり、定年後に100歳まで生きると仮定して必要な資金を計算してみる。

まず参考にしたのは、 総務省統計局が発表している家計調査年表で、その調査によると65歳以上の2人以上世帯では249,060円が平均的な月額の支出額とされている。(出典:家計調査年報(家計収支編)平成28年(2016年)

上記を踏まえ月々25万必要と考えると、年間で300万必要という計算になり、それが35年続くと考えると、1億500万にも膨れる。

ただ忘れてはならないのが、この消費とはあくまで通常の生活を行う上での平均値であり、ここに病気での治療や自分の葬式代といったものは感情されていない。
つまり、1億500万というのはあくまでも最低ラインであり、これに加えて幾ばくかの余裕が必要である事は今回はおいておく。

1億500万の用意の仕方

次は、65歳以降で必要となる資金(=1億500万)をどう調達していくかを考察する。

まずいわゆる老後の資金としては下記の選択肢が考えられる。

  • 貯蓄による備え
  • 年金
  • 資産による不労所得
  • 就労による報酬

まずは、一旦一つ一つに絞って実行した場合には今からどのような動きが必要かを考えてみる。

貯蓄による備え

全額を貯蓄で賄おうとすると、30歳から65歳までの35年間で1億500万をためるとなると、年間で300万の貯蓄が必要となる。
これは老後の生活資金にまるっきり相当するもので、単純に考えても現在の生活費分をまるっきり貯蓄する必要があるという酷な状況なのがわかる。

もし律儀に考えると可処分所得が、最低でも600万は必要となり年収にすると800万以上は必要になる。
つまり貯蓄だけで賄おうとすると、少なくとも30歳で年収800万を超える必要があり、平均年収が450万程度である事を考えると倍近い収入がないと実現できない事になる。

という事で貯蓄だけでどうにかできる程世の中甘くないので、他の手段との組み合わせで1億500万を用意してみたいと思う。

年金

年金自体貰えなくなる可能性があるとメディアでは大きく取り上げていたが、実情としては運用益もしっかり出しているので額が少なくなったり、受給開始年齢の引き上げが行われる事があってももらえないという事はない想定で考える。

現在の平均はだいたい15万程度という事なので、まぁ我々の受給タイミングでも10万はもらえると仮定し、その上で受給開始タイミングは5年繰り上げられ、70歳からの受給開始と仮定する。

そうなるとリタイア後70歳から100歳までの30年に渡り、月額10万の収入が増えるので総額3600万の受給が見込める。
当初予定の1億500万と併せて考えると、用意すべき額が6900万まで下がる事がわかった。
※ちなみに35年間で6900万貯蓄するとしても、年間年間約200万の貯蓄が必要となる。

資産による不労所得

今までの考察で貯蓄だけでは無理な事が見えてきたので、資産による不労所得でのカバーを考えていく。
基本的に年金はもらえるものと仮定して、ここからはあくまでも6900万をどう用意するかを考えていく。

資産の運用益の場合は、通常1年のサイクルで考えるので、70歳から100歳にかけて毎月15万分の利益(=年間で180万)を出せるように考え、利回りは波はあれど、安定的に年2%と仮定すると、9000万相当の資産が必要となる。

この分の資産をどうにか70歳までに作り上げる事ができれば、リスクはあれどなんとか運用益で食べていけるか算段がつく。

しかしこれでは当初予定の6900万よりも必要な額は上振れしていて、逆にハードルが高くなっているように見える。 だが実際毎年複利で資産を増やしていく事を目標にすれば、実は毎年150万ずつの資産追加で利回り2%を超えれば70歳では資産額が約9300万になる。

となると、年金+貯金の年200万よりハードルは低くなる事がわかる。
※もちろん相場品なので、ここまでうまくいく確証はどこにもないが、それは全て同じなので無視。

就労による報酬

最後にリタイア後も仕事を続ける事で、報酬を発生させる方法を考える。 この場合だと、資産での利回りがないと想定した場合月額で15万の報酬を得る必要がある。
※ちなみに年金受給が始まる前の5年間は25万全額必要。

一応毎年50万ずつ投資を行い、年2%の利回りで運用した場合には70歳時点で約3000万の資産となり、運用益が月5万程度出せると計算しても10万は稼がないといけなくなる。

つまり一般的なミレニアル世代は、65歳以降も働かなくてはならないというのが見えてくる。
そうなった時に、体力がない老人達としてどのように稼ぐのかを視野に入れたスキルセットを考えなければミレニアル世代は生き残る事ができない。

結論

老後の資金の工面について考えてみたが、結果として我々世代は悲観的シナリオ内とは言え、働かなくてはならない。
※もちろん働くとは、対価としての報酬を教授できる価値が提供できればなんでも良い。

そうなった時に果たして、この時代の流れが早いなか成長すべき30代をぬるま湯で過ごしていいのだろうか?
来るべき時に備えて武器を準備する必要がある。と私は思う。

その上で資産形成や年金など収入の多角化を図り、リスク分散しながらも現在の時間を武器にとってリバレッジを効かせていく必要があるのだろう。

なんとも世知辛い

FUJIFILM X-H1 から見る今後のXシリーズラインナップ

私は現在FUJIFILMのX-T1というミラーレスカメラを愛用している。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T1 ブラック F FX-X-T1B

その前にはXシリーズのコンパクトシリーズだったXF1というレンズがボディ内に収まるギミックに凝ったカメラを使用していた。

FUJIFILM デジタルカメラ XF1  光学4倍 ブラック F FX-XF1B

というわけで自分で購入したカメラはずっとFUJIFILMなのだ。
まぁ大学生で初めてコンパクトデジカメを買ったくらいで、本格的に写真にハマったのは社会人になってからだが、、、
※それこそX-T1を買ってから泥沼だw

そんなFUJIFILMのカメラをなんとなく愛する私が、X-H1の発売によって変わりつつあるXシリーズのポジショニングについて考えてみた。

現在のXシリーズの住み分け

現在Xシリーズのレンズ交換式ミラーレスには大きく分けてタイプが4つある。

  • Proシリーズ
  • Tシリーズ
  • Aシリーズ
  • Eシリーズ

これ以外にもMシリーズなど現在後継機が出ていないが別のシリーズラインナップとなっていたものも存在する。
しかし今回はそれらは気にせずに、現在の手札からの戦略というか住み分けを考えてみたいと思う。

今回は縦軸で「対象層」を、横軸ではFUJIFILMのXシリーズの特徴である「ボディタイプ」でマッピングしてみようと思う。

分類モデル

分類モデル

Proシリーズ

Xシリーズのフラッグシップモデルと言えばこのシリーズ!
Xシリーズ自体も初代Proシリーズである、X-Pro1から始まったモデルで、特徴はライカを彷彿とさせる光学式レンジファインダーだろう。

もちろんそれだけではなく、各種最新機能や画像処理エンジンなど惜しみなくFujiの最先端が投入されているモデルである。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

このシリーズはTシリーズと並んで「ダブルフラッグシップ」とも言われたモデルで今までのXシリーズの中では最も高価な部類に入る。
その上レンジファインダータイプなど使う人を選ぶ事この上ない。

そんな状況を踏まえて分類モデルにマッピングするとこの辺りだろう。

f:id:kan81sb8:20180228183157p:plain

さぁどんどん行こう

Tシリーズ

Proシリーズと並び「ダブルフラッグシップ」とされているこのシリーズ
私も愛用しているモデルで、現在はX-T2が現役の他、弟分としてのX-T20が現役ラインナップに名を連ねている。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

基本的にTシリーズは一眼レフタイプのボディで、発売スパン的に若干Proシリーズより機能が充実している。
更に液晶チルトを採用するなど、利便性も考慮されたモデルとなっているのが特徴だろう。

ちなみに兄貴分と弟分との差は防塵防滴仕様の有無や、組み立てを日本でしてるか否かといったくらいしかない。
それでも軽さや金額面から弟分の方が幾分購入し易いエントリーモデルである事は間違いない。

という事でマッピングさせると、、、

f:id:kan81sb8:20180228184254p:plain

若干X-T2の方を一眼レフに特価させたのは、液晶のサイズや倍率などがT20よりも優れているからである。

とここまではダブルフラッグシップでそれなりに分かりやすかったが、こっからが戦略を考える上で重要なエントリー機達である。

Aシリーズ

Xシリーズでは最新のX-A5を筆頭に現在のラインナップはX-A3と2つ。
なぜX-A4が無いのかは知りません!!(海外だけのラインナップとかいう噂も、、、)

割りと純粋なエントリーモデルとして、Xシリーズの中では唯一ファインダーが無いモデルです。

その代わり自撮り機能をいち早く入れるなど、対スマートフォンの筆頭部隊のように見えます。
今までのモデルがカメラ好きを狙っているなら、まずその入口として女性層を取り込む入り口なんでしょうね。カラーラインナップからもそれが見て取れます。

これをマッピングすると、、、

f:id:kan81sb8:20180228191008p:plain

正直ボディタイプとしては中間の所謂コンデジモデル(背面ディスプレイでしか確認できない)ですが、この後のEシリーズの立ち位置を踏まえて若干一眼よりにしてみました。

Eシリーズ

Proシリーズから光学式ファインダーを取り除いたようなモデルで、レンジファインダーへの興味はあれど、Proほど振り切ってなくて実用性もあるモデルが使いたい人へ打ってつけのシリーズ。

現在のラインナップはX-E3のみですが、割りと根強い人気があるようで、FUJIFILMの2台持ちでは多いイメージです。

こいつをマッピングすると、、、

f:id:kan81sb8:20180228191032p:plain

現在のラインナップの立ち位置が見えてきた。

実は忘れてるあの名作達

ここまで見てきてわかったのは、AシリーズはTシリーズへ続いていく系譜で、EシリーズはProシリーズへの系譜であるという事。
ただそれと同じくらい気になったのが、Eシリーズがお世辞にもエントリーモデルと言えない金額帯であるという事。

そこで思い出したのが最近若者に大人気の「チェキ」写ルンです。」である。 実はチェキ自体はディスプレイなしのファインダーオンリーで、レンジファインダーとは違いますが一眼よりは近いものになると思います。

そして更にファインダーを覗いて気軽に撮れるのが「写ルンです。」だと思いませんか??

そしてこれをマッピングすると、実はレンジファインダーへの系譜も充実するのです!!

f:id:kan81sb8:20180228194306p:plain

このマッピングを踏まえた上で、現時点の考察とX-H1につなげていきたいと思います。

現在の立ち位置のまとめ

結果として見えてきたのは、エントリーモデルはあまり尖らせてないモデルを投入しつつも、そこからつながる先は明確に分かれているというものでした。

そしてこれは向いているレンズとも関連していると考えると辻褄が合います。
レンジファインダー型はそもそも望遠はあまり向いていません。それよりはスナップショットに向いてる中望遠までの単焦点レンズが適していると言えるでしょう。

逆に一眼レフタイプのものは電子ビューファインダーを採用しているので、望遠でも問題なく利用する事ができるのでこちらは望遠タイプが適していると言えるでしょう。

更に注目なのが最近ラインナップに加わったシネマレンズです。
一般ユーズはあまり見込んでいないかもしれませんが、現在のラインナップでは動画撮影に適したボディはありませんでした。

そこを埋めていくという意味で今回のX-H1は納得のラインナップになるかと思います。

逆にProシリーズの延長で今回のようなプロ向けタイプが発売されるかというと、ちょっと疑問です。
出るとすればProシリーズを軽量化して防塵防滴仕様を外したX-Tの弟分的なラインナップの方があり得るのではないかと思います。

結局X-H1はどんなユーザ向けなのか?

正直今回は動画を撮影して、且つ望遠に特価した撮影をするもののX-Pro2などのスナップ向けボディしか持っていない方が対象になるかと思います。

金額的にも新しい立ち位置的にも、X-Tシリーズから代替というよりは完全に新しいラインナップとみなした方がいいと思います。

とは言えカメラはお気に入りのボディに良いレンズをつけて撮るのが楽しかったりするので、買っちまえばいいんですよw

ちなみに私は値下がったX-Proシリーズを狙おうかと思っています!!

大企業では生え抜き社員が優秀という通説は本当か?

今回は世の中でよく聞く「生え抜き社員こそ優秀」という通説を検証したいと思います。
※なお今回の層としては経営層ではなく、現場層を想定しているので社長や社外取締役が云々というのは考えません!悪しからず。

というのも大手に就職した同期とかと飲むと、なんだかんでこの話が出て来るんですよね。 もちろん転職してる同期もいるし、それが悪いって話ではなく「優秀」っていう漠然とした価値観の共有が行われるというか。。。

で、そこに違和感を覚えたので、本当にそうなのかなって思ってちょっと考えてみました。

生え抜き社員の定義

まずは「生え抜き社員」ってどこを指すのかを決めます。 今回は下記条件を満たす人としていきます。

  • 新卒入社
  • 転職経験なし
  • 転籍経験なし(一時的な出向ならOK)

この条件を満たす人は生え抜き社員として定義し、なぜ優秀と言われるのかを考えます。

大手企業の採用方針

基本的に大手企業というか、新卒一括採用においてなんだかんだ重視されるものに「学歴」がある事は否定できないと思います。
※もちろん学歴でという話じゃない人もいるが、大多数は適用されるのは採用大学の偏りを見ればわかるかと。

つまり「新卒入社 = 高学歴」であるという構図が凡そ見る事ができるかと。
ここが1つ目のポイントかなと。

何故なら大企業と言われる会社では、基本的に終身雇用の考え方が色濃く残っており、一括採用した面々を教育して最終的に稼げる人材になって欲しいと考えているように見受けられます。
その為教育前提なので基礎能力が高い=高学歴として採用をしていると私は感じています。

つまり本当は「新卒入社 ≒ 高学歴 ≒ 基礎能力が高い」と見ているのでしょう。
もちろん応募総数もすごい事になるでしょうから、それなりの足きりはしょうがない面はあるにせよ、大手は「教育前提」の採用を行っていると言えるのではないでしょうか。

大手が中途採用をする理由

さて次に考えるのは、大手が中途採用する理由ですが、思いつく限りを書き出してみました。

  1. 不足人員の穴埋め
  2. 中途採用でダイバシティアピール
  3. 外部スキル獲得のため
  4. 低年収人材の確保(コスパのいい社員)

もちろんこの前提には、新卒採用の段階で将来の幹部候補含めて優秀な人材を確保しており、その面々を費用もかけて育てているという事実がないとできません。

その上で1個ずつ見ていきましょう。
まず1ですが、これはその場しのぎであれば、派遣社員で凌ぐ事が多い理由かと思います。
それでも採用するという事は明確にポストが空いて、且つそこにアサインできる他社員がいなかった時ですがかなり確率は低そうです。

次に2ですが、これはそれなりに一定数存在する採用枠だと思っています。

更に3ですが、これは大企業だと個人というより会社ごと買ってしまうケースの方が多いように見受けられます。
とは言え業界のトップクラス人材であれば、ない話ではないと思いますが今ならベンチャーとかの方が高給で引っ張っていくでしょうね。
逆に言えばこの採用をもっと増やしていかないといけないのではないかと。。。

最後に4ですが、正直これが本命です。
手塩にかけて育ててきた社員と同程度の能力で元年収が低い社員がいれば、コスパがいい社員として控えのつもりでも採用するのではないかなと。

と言うように、新卒一括採用でそれなりにアタリがついている大企業としては、中途採用を頑張るよりは新卒採用や育成にリソースを割くほうが効率的でかつ全体方針にも適しているように思えます。

生え抜き社員が優秀なのではなく採用していないだけではないか

一括採用を前提として、教育してきたメンバよりも優秀な人材を中途で確保するのは行動経済学的にも避けがちな行為に見えますし、そもそも現場レベルだと外注が頻発していて大切なのは会社の空気や風土を理解している事になってしまうとそもそも優秀な中途人材を確保する意味がありません。

そんな環境になると、結局将来性を見越していた新卒採用メンバも中途採用に危機感を覚えなくなり想定どおりの成長曲線を描かなくなるでしょう。

そして冒頭の会話になると、、、

本当に優秀な人材は何処へ?

大手が中途採用をする理由でもあげた3の「外部スキル獲得のため」この採用を行っている所に集まっていると考えています。

そしてそれが一番活発なのは、現在はベンチャー企業と見ています。
教育コストはかけられず、時間もない。そんな環境でこそ本当にスキルが必要とされて、別のコスト分含めての報酬を提示できる。

実際VCの資金流出は年々増加していますし、他社との取り合いになる事は必須なので、そこを渋っているようじゃ次のステージにいけないのでしょう。

と状況証拠しかないですが、色々考えてみると本当に優秀な人材というのは自分の力で対価を得られるベンチャーに集まっているのではないでしょうか?
そうなれば大企業に優秀な人が来ないわけで、そこから人材流動性が生まれない社内を見渡して優秀と言われるのは、当然「生え抜き社員」となるわけです。

つまり「生え抜き社員」だから「中途」だから、ではなく自分の成長できる環境に身を置き続けられた人が「優秀」となるんではないでしょうか。

Amzaon Echo 単体ではスマートハウス化は厳しかった。

昨年末に遂にAmazon Echo が届いたのですが、やはりAmazon Echoだけでスマートハウスを実現するのは厳しかったです。
ただやろうと思えば実現は可能なのも事実です。(その代わりものすごくお金がかかりますが。。。)

と言ったTry&Errorの経緯をまとめていきたいと思います。

Echo が出来ることの幻想を壊す事から始めよう。

まずはEchoが出来ることですが、基本的にはそんなに多くないと思っていただいて結構です。
ぶっちゃけただのマイク付きスピーカーなので、音を流す事と音声を認識する事しかできません。

Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)

Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)

実際にCMで見るような事を実現するためには、Amazonから提供されいてる「スキル」と呼ばれるAPIを経由する必要があります。
Echo自体はそのAPIを叩くためのインターフェースにほかなりません。
今までキーボード経由で実行していたAPIが、音声認識になっただけだと思えばいいのです。

つまり、、、そのAPIが提供されていない限り、夢のような家電操作はできません。
どんなにハイテクな最新機器を買おうとも、そのメーカがスキルを提供しない限りはEchoから操る事はできないのです。

現在スキルを提供している主なメーカー

というわけで、実際にスキルを提供しているメーカーをざっと見てみました。

このあたりが利用している機器に応じて操作を可能とするスキルを提供しているメーカーでした。
という事で家の電球を全てHueに変えて、Wi-Fi機能に対応している各社の最新モデルに切り替えると一応Echoとそのスキルだけでスマートハウス化は可能です。

ですが、各社提供しているスキルの呼び出し方が微妙に異なるので、それぞれを覚える必要がありぶっちゃけ全然スマートではありません。
といった所で活躍するのがEchoといっしょに買うべきものランキング1位の学習型赤外線リモコン(Wi-Fi対応版)です。

家電の買い替えを行わず音声操作したい

実際に音声操作したいと考えていたのは、電気とテレビとできればエアコンくらいのものでした。
そんな中エアコンと電気は金さえ積めばスマートハウス化できるようですが、どう考えても賃貸物件では割に合わないのです。
それどころか現在はテレビがスキル対応しているメーカーがないので、テレビに関しては如何ともし難い状態になっているのです。

そこで活躍するのが「学習型赤外線リモコン(Wi-Fi機能付き)です。
詳しくは別の記事で書きたいと思いますが、学習型赤外線リモコンを経由することで、現在家にある家電で赤外線リモコンを利用するものに関しては電源のON-OFFくらいは実行できるようになります。
※利用する赤外線リモコンメーカーが提供しているスキルによっては、チャンネルを変えたりエアコンの温度を変える事も可能なようです。

という事でまずは、Echoで家電を操作するには正当法だとかなりお金がかかる事がわかったので、赤外線リモコンを導入して既存家電を流用しながら比較的カンタンにスマートハウス化を目指していきます。(すでに家は赤外線リモコンを導入済みです!!)