今週の相場の注目ポイント(ECB理事会、BOC金融政策決定会合など)
先週の振り返り
NYダウ
やっと調整しましたね。
理由を探すよりも投機的な買いが一旦おさまったぐらいの認識でいいと思います。
個人的には28880付近に今年2月の窓があったので、その窓を埋めた達成感からチャート的には調整が入りやすかったのかなと思っています。
やや円安優勢の週となりました。
菅官房長官が次期自民党総裁として有力視され、アベノミクスを政策として踏襲するだろうとの見方から円安優勢となりました。
日経平均がNYダウよりも下げ幅が小幅だったのもこの材料の影響もあったかと思います。
ユーロドル
1.20の節目到達後はやや調整が入っています。
8月の欧州消費者物価指数がマイナス0.2%と4年3か月振りのマイナスだったこともあり、次回ECBでの追加緩和の思惑も浮上。
また、レーンECB高官が「ユーロドルのレートは問題」と発言し、ユーロ高を牽制したこともユーロ安要因となりました。
ポンドドル、豪ドルドル
ユーロドルと連動して高値からは調整が入りました。
ポンドに関してはラムスデンBOE副総裁が「必要なら量的緩和ペースの拡大も可能」と発言したことも売り材料となりました。
以下、今週の注目ポイントについて記載していきます。
ECB理事会
10日(木)に開催されます。
政策金利は据え置きが予想されています。
レーンECB専務理事が「ECBはインフレ目標達成の遅延をこれ以上容認できない。ECBは必要に応じてすべての政策措置を調整する用意がある」と発言したこともあり、追加緩和の可能性も高まっています。
BOC金融政策決定会合
9日(水)に開催されます。
政策金利は据え置きが予想されています。
当面は金融政策は現状維持との見方が有力ですが、FRB同様にイールドカーブコントロールについての議論が行われているとの見方もあります。声明文にも要注意です。
ただ先週は原油価格が調整が入ってもカナダドルはそれほど調整しなかったので、カナダドルは少し買い方向にバイアスがかかっているのかもしれません。
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