近況報告~全米トップクラスの大学のバスケチームとの実習を終えて~
学期が始まると全く更新をしなくなる癖をなくしたいところのです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
無事に秋学期も終わり冬休みは日本に帰らずアメリカに残って実習をし、春学期が月曜から始まりました。
実はというとアメリカに来て早3年、アメリカで冬休みを過ごすのは初めてでした。先週は雪は降らないが体感温度が-20度に到達する日が多数。
寒さとキャンパスタウンなだけあり休みの時はほとんど友達だけでなく人間がいなく孤独なクリスマス休暇となりました。
が、男子バスケとほぼ毎日働くチャンスを与えられたのでとても充実はしていました。
僕が在学しているミシガン州立大学のアスレチックトレーニングプログラムでは各学期に違うスポーツが割り当てられます。プログラムに入るのが3年生なので卒業までに4つのスポーツを担当します。
昨学期は以前にも書いた通り男子バスケと実習をさせてもらいました。
そこでの役目は
- アスレチックトレーニングルームの立ち上げとクローズ作業
- 選手へのトリートメント
- 練習や試合の準備と片付け
- 練習や試合中の水分補給
- 怪我などのドキュメンテーション
などです。
練習の際はコートの横に立ち練習を見て水分補給を促し助けが必要なプレーヤーに近寄り応急処置をします。
試合の日は選手たちの横のベンチに座り試合を見る。何かあればピッチに駆け寄るということをします。試合前は選手たちのストレッチを手伝い試合に向けて準備をします。
スーパーバイザーであるニックのアシスタントという役割を担っていました。彼にはクリスマスに家に呼んでもらい家族とご飯を一緒に食べさせてもらいました。実習をはじめインターンシップ探しなど彼にはとてもお世話になりました。もちろんクリニカルの面でもたくさんの知識、テクニックを山のように教わりました。去年の自分からは想像のつかないほど成長し、またいろんな面で自信を持てるようになりました。
学期が終わり冬休みも無償で働いたご褒美にチームの遠征の試合にも連れていってもらいました。
普段使うトリートメント器具、テーピング、細かい応急処置道具、エナジーバーなど必要なものを詰めていざバスで空港へ。大学の遠征でバスで行けば4時間のところを飛行機をチャーターして40分ほどのフライトというとても貴重な経験をさせてもらいました。
バスで飛行場に行きせキュリーティーを済ませればチェックインもせずにすぐ飛行機へ。到着したらタラップで飛行機をおりすぐバスに乗りそのままホテルへ。
空港内をバス移動はよくしてたけどこんなにプライベートなのは初めてだったからドキドキしました。
前日にホテルに入り軽い練習とおさらいをアウェーのコートで1時間くらいした後は初めてここに来る人たちが階段を走って登りトップまでいくというトラディショナルなことをやらされました笑
アレーナはミシガン州立のよりは大きくスペースもありました。
試合当日も朝起きて朝ごはんを食べて、アレーナに行きシュート練習をしてホテルに帰り試合前のご飯を食べてダラダラしてホテルを出発しアレーナに入ります。パスをもらいロッカールームに入り試合に向けての準備をして試合開始です。
アウェーの洗礼プラス全米1位という肩書きがあるせいか選手たちは緊張と共に相手の応援とブーイングに1年生たちは動揺している風にも見えました。
僕も初めての遠征、アウェーの試合だったので向こうのファンのバッシングがすごくてそっちに集中しちゃいました。試合も80-64で負けてしまいチームにとっても僕に取っても後味の悪い試合になってしまいました。帰りの飛行機もバスもとてもしずかで気まずい雰囲気でした。
この試合が僕に取って最後の試合、試合前の練習が最後の練習、この日が男子バスケと働く最終日でした。最後は負けてしまいましたが一時は全米1位のランキングに名をあげるほどとても強いチームでスタッフもニックもとても親切で人としても一人のアスレチックトレーナーとしてもとても成長した4ヶ月になりました。欲をいうと強いからという理由ではなく、せっかく各プレーヤーたちともいい関係を築き上げレギュラーシーズンが始まったばかりなので途中で彼らと働けなるというのはとても寂しい気持ちと名残惜しい気持ちです。ぜひ3月の終わりに開かれる全米1位を決めるトーナメントでは優勝してもらいたいです。
これからは一人のファンとして試合に出向きたいと思います。
春学期はシーズンが終わったフットボールなのでゆっくりとたくさん色々学びたいと思っています。
ではまた。
ほっち