映画と、本と、時々、哲学

お勧めの映画・本の感想やレビューを中心にのんびり綴っていくつもりです。

FOR INTELLECTUAL CURIOSITY

リンカーン弁護士(THE LINCORN LAWYER)

社会の維持に不可欠な必要悪を描く

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皆さんこんにちは。少し時間が空いての更新となりました。
入社日が刻一刻と迫るとともに、2017年ももう3分の1が過ぎようとしていると考えると
時間が過ぎるのって本当に早いなぁと、何とも言えない気持ちになります。
社会人になるともっと早く感じるとも言いますし、
気づいたらもう30代目前、なんてことにもなるのでしょうか。
うーん、時間は大切にしなくては。

映画はこの前置きとは何の関係もありません。ごめんなさい。

邦題:リンカーン弁護士
原題:THE LINCORN LAWYER
監督:ブラッド・ファーマン
制作:2011年、アメリカ
メインキャスト:マシュー・マコノヒー, マリサ・トメイ
        ライアン・フィリップ, ジョシュ・ルーカス

あらすじ、行っちゃいます。

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リアリティ・バイツ(REALITY BITES)

大学生が見ると痛々しさを拗らせそうな青春映画

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早いもので3月も中旬に差し掛かろうとしています。
社会人デビューまで後20日とちょっとしかないのですが、
もう早く時間が過ぎてほしくて仕方ありません。
「準備ができているのか?」と聞かれると、
自信を持って「はい」とは言えないのですが、
社会人1年生として日々、新しい壁にぶつかっては乗り越えている友人を見ると
羨ましくて仕方ありません。早く仲間入りしたいです。

この映画、拗れに拗れた若者たちが主役なのですが、
何にも縛られず、素直に自分たちの世界を生きている彼らを見ると
少し羨ましいです。
まあでも、自分がこうなりたいかと言われるとそうでもないので、
きちんと社会に溶け込めるよう、今まで人並みの努力はしてきて良かったなぁと
小さな自信を与えてくれました。

邦題:リアリティ・バイツ
原題:REALITY BITES
監督:ベン・スティラー
制作:1994年、アメリカ
時間:99分
メインキャスト:ウィノナ・ライダー, イーサン・ホーク,
        ベン・スティラー

 今回も前置きが長くなってしまったので、そのままあらすじへ。

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摩天楼はバラ色に(THE SECRET OF MY SUCCESS)

圧倒的下剋上、自分を信じぬくものに敗北無し

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皆さんこんにちは。
最近時間が足りないなぁと痛感しています。
金持ちの子供って、若いうちから時間とお金のトレードオフをコントロールできて
本当に羨ましいのですが、そんなことを考えている暇があれば
一本でも多くの映画を観て、一冊でも多くの本を読む努力をしろと
なんとか自分に言い聞かせています。
この映画、まさにそんな私にぴったりで、モチベーションが湧いてくるお話です。

邦題:摩天楼はバラ色に
原題:THE SECRET OF MY SUCCESS
監督:ハーバート・ロス
制作:1986年、アメリカ
時間:110分
メインキャスト:マイケル・J・フォックス, ヘレン・スレイター

早速、あらすじに行っちゃいます。

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世界が称賛する 日本人が知らない日本

日本という国の良さに触れてみる

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こんにちは。
連日の更新となりましたが、予告通り今回は初めて本の紹介に挑戦します。
どの本について書こうか悩んだのですが、
最近読んで非常に感銘を受けたこちらの本を選びました。
拙文となりますが、どうぞ最後までお付き合いください。

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おとなのけんか(CARNAGE)

誰もが子供の一面を持っていると気づかせてくれる

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前回は映画の紹介というより、
自分の価値観の整理のような更新になってしまい申し訳ありませんでした。

今回は冷静に映画の紹介に努めたいと思いますので、
最後までお付き合い頂けると幸いです。
日頃、言いたいことが言えなくて不満を抱えている人が見ると
なんだか心を見透かされているように感じる、そんな映画です。

邦題:おとなのけんか
原題:CARNAGE
監督:ロマン・ポランスキー
制作:2011年、ドイツ/フランス/ポーランド
時間:79分
メインキャスト:ジョディ・フォスター, ケイト・ウィンスレット
        クリストフ・ヴァルツ, ジョン・C・ライリー

豪華キャストがワンルームで繰り広げる子供のような言い争い。
子供のケンカを冷静に解決するために集まったはずなのに、
教育の方針や価値観の違いが原因で話は思わぬ方向に。。。
では、あらすじです。

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アメリカン・ヒストリーX (AMERICAN HISTORY X)

器の小ささを痛感させられる映画

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※映画の紹介というよりは主観の爆発になってしまいました。
    ご注意ください。

ブログ全体のレイアウトを多少はキレイにすることができました。
やっぱり映画好きなんだなぁって一昨日、一つ目の記事を書きながら実感したので
今日も映画でお許しください。

邦題: アメリカン・ヒストリーX
原題: AMERICAN HISTORY X
監督: トニー・ケイ
制作: 1998年、アメリカ

時間: 120分
メインキャスト: エドワード・ノートン, エドワード・ファーロング

 丁度昨日、就活情報解禁によってプレエントリーが可能になりましたが、
「世界発展に貢献したい」なんて軸を持っている学生は絶対に見ておいた方が
良いと思います。
というのも、この映画を通して、国家間の関係なんてこうも簡単に拗れて
争いに発展していくんだなぁっていうのが容易に想像できるからです。

後、自分の意見を主張するばかりで多様性を受け入れられないような人も
鑑賞してみてはいかがでしょう。
世の中、強気で自分の要求を押し通すことだけが正解じゃないんです。
なんていうと、書籍、「ハーバード流交渉術」を紹介する
脱線ルートが見えてしまったのでここらで口を噤みます。
では、あらすじです。

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小説家を見つけたら(Finding Forrester)

ズバリ、一番好きな映画です

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初めてきちんとした記事を書きます。
ここはやはり一番好きな映画を紹介したくて仕方ないので、
少しだけお付き合い願えますでしょうか。
※若干のネタバレあり

邦題:「小説家を見つけたら
原題:「FINDING FORRESTER」
監督:  ガス・ヴァン・サント
制作:  2000年
メインキャスト: ショーン・コネリー, F・マーレイ・エイブラハム

こちら、「グッド・ウィル・ハンティング」でお馴染みの
ガス・ヴァン・サント監督が手掛けた作品です。

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「グッド・ウィル・ハンティング」も、もちろん素晴らしい映画なのですが
あの映画は背景にある問題が家庭内暴力でして、
少々、共感し辛いんですよね。。。
一方、此方は扱われている問題が「マイノリティ差別」ということもあり、
スペイン留学の際に現地で直面した私には、心にスッと入ってくる映画でした。
世界の急速なグローバル化に伴い、
海外経験のある学生や社会人も少しずつ増えてきていることですし、
少しでも海外経験があり、「グッド・ウィル・ハンティング」でグッと来た方には
是非とも観てほしい一本です。

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