Guilty XX Vol.2

・2005年4月28日発売

<まんが>

特集「王子様」

  • 王子様のロマンス(藤井咲耶
    • おとぎ話の王子様。藤井咲耶は自分でも王子様好きを公言していますから、いい感じで「王子様」でした。ただ。巻頭カラーを担当するにはちょっとインパクトがなさすぎな気がしないでも?泉で水浴びをしていた王子を見初めた隣国の王子が夜ばいをかけてくる、というお話でした。
  • 偽りの夜、真実の愛。(杉原チャコ)
    • 商業誌デビューらしいです。ちょっと中村春菊っぽい絵柄でかわいいです。オレ様な王子とかわいい従者のお話で、王子様に翻弄される(?)従者がよかったかな。女性に取られそうになってはじめて自分の気持ちに気づくっていう、ありがちなストーリーだったけど結構読めました。
  • 闇に溶けるキス(藤河るり)
    • 闇の国の王子が好みです〜!恋人がいるためにそこへ嫁ぎたくないと泣く姉の身代わりに妾腹の王子が嫁いでくるというお話。身代わりものって結構あるし、実は以前からその本人を知っていて片想いをしていた、っていうストーリーもありがちなんだけど、闇の国の王子がめちゃんこかっこいいのでかなり気に入っています。←単純……
  • 甘く響く詩を…(竹中せい)
    • 「王子様特集」の中では1、2を争うくらい好きな話です。王子様と教育係、報われない想いを胸に秘めた、教育係がいいのよ〜〜!!!王子様に結婚が決まって、このふたりは身体の関係もあるんだけど、自分から絶対に「結婚しないで」って言わないんだ。けど。式の当日、ぽつりと出た本音を王子がしっかり聞いていて。式直前に逃げ出す二人。それも、誰もいなくなった部屋をラストのコマで描いて表現するあたり、にくいですねぇ。追っ手から逃げなくてはならない日々ではあるけれども、二人の未来に幸多かれ、と祈らずにはいられません。
  • 恋をしましょう(甘野有記)
    • 強引な王子様が、あはは。面白いお話でした。これはコメディ?なのかな。相変わらずの甘野節でわたしは好きですねぇ。ただ単に怪しいストーカー王子に拉致られただけかと思ったら、意外なオチ(?)が用意してあって、そのあたりもさすがうまいなぁと思いました。
  • 永遠の城(砂河深紅)
    • 王位を奪還した側の王子と、元・王子で現・従者の恋物語。途中までの緊迫した雰囲気はすごく好きだったんだけど、愛の告白をしたあたりからちょっと拍子抜けした感じはなきにしもあらず。自分は王位を追われた前王の息子なのに、なぜ現王の息子を愛せるのか、そのあたりの描写がもう少しちゃんとされていたらもっと面白くなったんじゃないかな…。
  • 恋する惑星(新也美樹)
    • 王子と従者とか、王子とその関係者の話が多い中、異彩を放っているお話でした。さすが、新也美樹!「王子特集」でありながら現代の「王子」を描いちゃうあたり(甘野有記もそうだけど)センスを感じるわ〜!しかも今回は、大人数ラブ(?)で、すごい展開となっています。怪しい王子たちのソサイエティで使われている通り名(?)がまたへんてこりんで、笑えます。一番ページ数をさいて描かれているカップルはなんと、最後までけんかしていました…。
  • 運命のメリーゴーラウンド(サクヤカイシ)
    • これも現代物。かわいい王子様がラブリ〜!攻め派の王子が多い中、受けの王子がまた新鮮で良かったかな。主人公の王子が何をそんなに悩んでいるのかがわかりにくかったのが残念でした。愛されているんだから、そんなに悩むことじゃないのでは?と思っちゃうわたしは単純すぎなのかしら。

<表紙>

<PIN-UP>

  • 片岡ケイコ

 Chara Selection 1月号

・2004年11月22日発売

<まんが>

  • ●巻頭カラー●肌まで愛して 第1話(やまかみ梨由
    • 原作は剛しいら。スーツ量販店の社長とそこへひきぬかれてやってきた敏腕企画部部長とのラブストーリー、ですね。会社では敵対する立場という感じなんだけど、実はセフレというふたり、なれそめは??なんだったの?どうしてこの2人がセフレなの〜〜〜?!気になる〜〜。しかも社長のお兄ちゃんも挑戦的。
  • 王朝春宵ロマンセ 第9話(唯月一)
    • 大団円へ向けて一歩進んだっていう感じです。悪いヤツを早くやっつけてね〜!うれしそうな業平がうふふふふ。し、しかし、千寿も諸兄も結構すきものだったんですね……。
  • それでもひとりで生きるモン! (西炯子
    • 相変わらず独特の世界です。くすっと笑いたくなる……。(*^_^*)
  • 幾何学絵本 前編(高星麻子)
    • 次の展開が気になるお話です。律の気持ちは間違いなく一志に向かっているけど。一志のところへ来た女の子は一体???はじめて見る作家さんだけど、可愛い絵で結構好みです。
  • LOVE DAMAGE 後編(水名瀬雅良)
    • ま、おそらくそうなるだろうな、というところに落ちついた感じ。良くもなく悪くもなく。そんなものかな、というお話でした。
  • 3ピース 最終回(嶋田尚未)
    • あ〜、そうかぁ。3ピースだもんね。やっぱり3P……。(^^ゞ可愛い顔してタカトってば。小柄で中学生くらいにしか見えないからちょっと犯罪っぽい展開でした。大人ふたりが上手にやきもち妬きながら、このまま3人で仲良くやっていくのかな?ちょっと複雑。
  • デキる男の育て方 第1話(大和名瀬
    • いや〜、またしても大和名瀬炸裂!今まででもしかして最高のヘタレ攻めかも。本郷、ナイス!格好いい外見とは裏腹なヘタレな性格、泣ける!もう、すごくステキ。野菜に名前をつけて一生懸命育てている和葉もかわいいし。「デキる男」って誰のことなのかな?この先が楽しみなお話です。
  • 爪先にキス 第2話(不破慎理)
    • 色気むんむんの第2回。冬慈は何を考えている?本当に炎を愛しているんだろうか?ちょっと不安になってきた……。恭也を引きずり込んでどうしようっていうんだろう?わたしは冬慈と炎のカップルがすごく好きなんだけど実は恭也とくっつくのかなぁ?う〜ん。好みとしたら絶対冬慈×炎なんだが……。恭也とだとどっちも受けっぽいんだもん。
  • スキンクリームで濡らして 第3話(南かずか)
    • 最終回が来てからもう一度読み直そうかと思って、ちょっと飛ばしてしまいました。(^^ゞ
  • クリムゾン・スペル 第4話(やまねあやの
    • やっぱり短い?こんなものなのかな?流れが面白いだけにもっと読みたい、という気分になります。ちゃんと先へ進んでるんだよね?ちょっと不安もあったりなかったり。
  • C!! (反島津小太郎)
    • 将来の自分を見るようでちょっと怖いよ。砂姫……。息子に同じような対応されるんだろうか……。どきどきどき。やっぱ、C!!も最初から全部読みたいなぁ。
  • エプロンで朝食を 第4話(緋色れーいち
    • ええええっと。いいのか??こういう展開はあり?一応、主人公カップルは無事結ばれたんだけどなんか雲行き怪しいの。イヤな感じのキャラ出てきたし。すごく微妙なのね。いまのところ、緋色作品「ハズレ組」に入りそうな雰囲気です。

<表紙>

  • 大和名瀬「デキる男の育て方」(本郷&和葉)

<ポスター>

  • 史堂櫂

<ポストカード>

  • 汞りょう

<その他>

  • 「パラダイスロスト」高座朗急病のため休載。予想通り……。。・°°・(>_<)・°°・。 ウエーン

 b-Boy LUV 12<オヤジ特集>

・2004年11月15日発売

<まんが>

  • ●巻頭カラー●闇に遠吠え、胸に棘(直野儚羅
    • オヤジ受け。GOLDにときどき掲載されている妖怪もの(?)。エッチをする理由というのは実は「食事」なんですけど、それでも「気持ち」がちゃんとついていっているのでいい感じです。オヤジの上に、主従関係なので、萌えどころいっぱい♪
  • 家族になろうよ(野守美奈)
    • オヤジ受け。トップのオヤジがかなりオヤジだったので、このオヤジはそんなに歳とって見えません。娘(小学生)を一人の女性として愛している男やもめとその隣に住んでいるSOHO(ゲイ)とのお話。さあ、このオヤジ様は、攻めくんを愛するようになるでしょうか?こうご期待!っていう感じです(エッチしてるけどオヤジの気持ちはイマイチわからないまま終わっているので)。
  • 遙か夢こそが歳月の虜(剣解)
    • どっちが受け攻めなんじゃ??気分的にはダグに受けをやらせたいけど、体格的にはアラン王が受けだなぁ……。精神的なつながり、ということで。(^^ゞ詳しくは「本館」で書いていますので、そちらを参照ください。「黒の騎士」の番外編になります。主人公クリスのお父さんのお話。歳もオヤジだけど、別の意味でもオヤジ……。
  • Chrysalis(稲荷家房之介
    • オヤジ受け。ガイド×写真家。ガイドは写真家の元恋人の弟、という設定。幼い頃に兄の恋人に心奪われずっと想い続けてきたガイド。嘘をついてガイドを申し出、想いを果たすのよ〜。果たして、オヤジの方は昔の恋人を想っているのか、それとも弟にも心惹かれているのか−−。そのあたりがもう少しよくわかるように描いてあったらもっと好き。
  • 君にはやる鼓動(みささぎ楓李
    • オヤジ受け。シリーズものなんだけれど、このシリーズ読んだことがないので人間関係が最初よくわかりませんでした。挿入されているところへ同居人(?)が帰ってきてしまうオチで、それでなくても受けは恥ずかしがり屋さんみたいなのに、なんかちょっと可哀想な感じもしないでも……。
  • キス・ミー・ダディー(宮本佳野
    • この本では数少ないオヤジ攻め。このオヤジはバツイチ。相手がいないので風俗通いもしています。よよよ……。(T^T)個人事業主のためお相手は雇用中のバイトくん。バイトくんはもともとゲイで、オヤジのことが好きでした。泣きぼくろの可愛い美人さん。宮本佳野作品としてはめずらしい方?かな?軽いノリで楽しめる感じ。
  • Second Departure−バラ色の人生−(加山弓)
    • オヤジ攻め。パイロットとキャビンアテンダント、こんな組み合わせ他にもあったよね(「雲の上でキスをしよう」)?加山さん好きなのかな?国際線にはここ何年も乗っていないので知らないのですが、日本の航空会社にも男性のCAがいるの?なんかうれしいけど。もともと同棲していたカップルが、攻めが社長令嬢と結婚することになって別れ、ヨリが戻るというお話。大人の男同士の駆け引きめいた様子が面白いです。
  • そしてめぐり逢い(櫻井しゅしゅしゅ
    • オヤジ受け。以前LUVに掲載された作品の続編。「できる男」を自分のエゴで縛り付けてしまっていると反省した部長(受け)が、部下を海外赴任させようと暗躍するんだけど、結局は彼がいないと魂の抜け殻のようになってしまって、どうにもこうにも生きていけないわ〜、というコメディ(だよね?)。こんなとんでもない部長、本当にいたら困ったものだけど。出世より愛を取る攻めくんがとっても魅力的です。
  • 注文の多い男(こだか和麻
    • オヤジ受け。うん???どっちだ?どっちがオヤジな設定なの?オヤジ攻め、かな?機動隊員×管理官(警視庁キャリア)。「めざせHERO!」の番外編になります。エリートだから、相楽管理官は意外に若いはず??ってことはやっぱり、オヤジ攻め、だね?仕事中はすましているエリートがベッドの上で思い切り乱れて恋人にエッチをねだる様子がもう、最高です。

<特別企画>俺たちオヤジ党!(エッセイ?)

<特別ふろく>

  • 雪舟薫 オヤジ今昔ピンナップ

<次号テーマ>

 花音12月号

・2004年11月13日発売

<まんが>

  • ●巻頭カラー●思い過ごしも恋の内(ヤマダサクラコ)
    • 今月初コミックスが出るそうな。ちょっと買ってみたい作家さんです。甥っ子と同居することになった岸田、甥っ子の恋人が男性と知って自分だけでもよき理解者になってあげたいと、ゲイのお友達を作る決心をします。とあるお店で知り合った日野は岸田の可愛い一生懸命な様子を見て協力してあげることに。なんとなくふたりがその気になって、いい関係になったらな、な〜〜〜んと衝撃の事実がっ!というわけで、結構面白かったです。
  • ホントの関係〜Secret Connection〜 第4話(CJ Michalski)
    • 次回、最終回!!右京くん=組長さんと気づいたカケルちゃん。騙されていた、と早合点してしまいます。とにかく店に帰りたい、の一点張りで右京くんはカケルちゃんを泣かせてしまったことに責任を感じてしまって危険を承知の上でお店にひとまず帰ります。したらば、そこには右京くんのお父さんが!土壇場に来て息子に裏切られ、逆ギレした父はカケルちゃんを刺し殺そうと!「命よりも大切だ」という右京くんの言葉通りカケルちゃんをかばって刺されてしまう右京くん!!!!お願い!ハッピーエンドにしてください!当初の予定では11月号に掲載予定だったらしいです。
  • ポチの幸せ(日下孝秋
    • 竜二は本当に亨先輩が好きなのね。そして自分の欲望を押し隠して、亨先輩の一番近くにいることのできる立場を死守している−−。なんとか報われる方法はないのかしら。竜二の想いがちゃんと亨に伝わればいいのに。でも。今回は合い鍵ゲット!少しずつ距離が縮まっていくといいね!!
  • GOOD SKY SUNNY DAY(三池ろむこ
    • タイトルがいいなぁ、と思いました。作品のイメージにピッタリ。ケガをしてから一生懸命走るのが嫌になってしまった楡原と棒高跳びの選手・吉崎。部のアルバム作りの写真を撮り集めているうちに仲良くなります。友達とか、部活の仲間とかそういう気持ちが「恋」に変わっていく、そんなお話。しっとりとしていい雰囲気だったと思います。
  • 君を待つ道(篠原栄)
    • 親の離婚で東京から田舎の学校へ転校してきた大槻、自分で知らず知らずのうちにクラスメイトとの間に壁を作っていたようです。その壁を壊してずかずかと大槻の中に入り込んできた上林。毎日一緒に朝夕学校へ行き、帰りをするようになりだんだん仲良くなっていくふたり。「自分が何をしたいのか」大切なことは、自分で考えて答えを出すこと。この2人にはいつまでも一台の自転車で仲良く学校へ通って欲しいな。
  • Tick Tack(藤本ハルキ)
    • 家庭教師の先生とその教え子のラブストーリー。人目が気になる年長者の外山。本当に大切なことはそんなことじゃないのにね。愛しい気持ちとか、好きだと想う気持ちとか、それよりも先に羞恥とか世間体とかが気になっているうちは本気じゃないんじゃないの?と思いました。2人がちゃんと愛を確かめ合うことができてよかったです。先月号の予告になかったので、※部分の2作品の代わりに掲載された模様。
  • ポイズン・チェリー・ドライブ 第4話(本仁戻
    • 今回の「標的(?)」はすごい人。そんな人を陥れてもいいのだろうか、とこの非常識なメンバーでも思うほど。でも単なる痴話げんかだったみたいで、妥協案を提出受理されて一安心かな?この2人、どうなったのか是非教えて欲しいのですが……。
  • 楽園まであともうちょっと (今市子
    • このシリーズもコミックス持っているんだけれどもいつもまとめ読みするので実は雑誌では読んでいません。(^^ゞ
  • まさかのコイビト(本庄りえ)
    • 酔ったら全部忘れちゃうのをいいことに瀬能を抱いたりエッチなこといろいろしているらしい、祈理。瀬能が自分のことを好きだから余裕をかましているつもりだったんだけど、いつの間にか自分の方がマジになっているっぽい感じ。ちょっと辛くなってきて瀬能にかまをかけてみるけど、彼はしらを切ってしまいます。不思議なお話でした。いくら酔って忘れちゃうとはいえ、エッチしたら翌朝体の調子がおかしいとかないのかな?本番はしていなかったのかしら〜?
  • 感情サイン(日高ショーコ
    • オレ様な渋谷くんが好みです。お勉強のできる2人が主人公というのも面白いです。三上はどんなにがんばっても渋谷を抜けないのね。その上、気持ちまで翻弄されちゃって振り回されまくり。ある日、我慢できなくなって三上は渋谷にひどいことを言ってしまいます。いつもまとわりついてきた渋谷に距離を置かれて自分の気持ちに気づく三上。絵が結構好みで面白く読みました。
  • 日がな一日 前編(日輪早夜)
    • 手芸好きな葛西と寮が同室になってしまった小諸くん。今までどんな子ともうまくいかなかった葛西だったのだけれども、小諸は葛西のいいところを認め2人で生活していくための条件を出したりしてなんとか上手くやっていくコツを掴みます。つきあってみると意外といいヤツな葛西だけれども、とうとうヘンなことを言い出して……。「おおおっ!」と思ったところで、続く。後編が楽しみ!
  • 星の降る窓(島あさひ)
    • ウリをやっていた男の子と刑事とのラブストーリー?かな?アキラの元彼にうり二つな矢津は顔は似ているけど性格はまるっきり似ても似つかない男でした。愛があるのかないのか、よくわからないお話なのが残念かな。なんでお互いにこの人じゃなくちゃいけないのかっていう理由がいまいちわからない。
  • 天使のじかん 第9話(南野ましろ
    • 早く一冊のコミックスにまとまらないかなぁ。最初から読み返そうかなぁ……。

<表紙+全員サービス図書カード>

  • CJ Michalski(右京×カケル)

<妄想架空激情>

  • CJ Michalski

<花音サロン 第47回>

  • 『出産とホモエロ』やまがたさとみ

<その他>

※11月号の予告にあって本誌に掲載されていないのは星野リリィ(花ムコさん)。→2005年1月号掲載予定。さすがに今月は「予告と内容が変更になっております」とお詫びのコメント入り。いつもの差し替えと状況が違うのかな?
※当初の予定ではリリィさんが巻頭カラー、ヤマダサクラコがセンターだった模様。なんか今月ラインアップが微妙だなぁ、と感じたんですが、ヤマダサクラコをトップに持ってきました。センターを担当したのは今市子
※1月号は表紙も心配だけど、穂波ゆきね〜〜!がんばってねぇ〜(ってもう今ごろ、入稿すんでないとまずいでしょう……(^^ゞ)

 Guilty XX Vol.1

・2004年11月5日発売

<まんが>

特集「傲慢な男」

  • 人でなしと恋(あじみね朔生)
    • 年下攻めっ!再就職した先での上司が、幼なじみの男の子だった!!というお話。幼い頃にむらむら(?)っときてキスした相手と再会、いろいろあって身体の関係を強要されることに。本当は相思相愛で、無事ハッピーエンド。この「傲慢な男」はさすがに年下だけのことはあって、ちょっと遠慮がある、かな?
  • 野蛮な契約(桃山恵)
    • 同系同列会社の二世同士、学生時代からライバルとして張り合ってきたふたりだけれども、智行の会社の傘下にはいることになったタクマ。その割に平然としているなぁと思ったら、智行の性癖を知っていて自分が部下として甘んじる代わりに抱かせろ、と迫ります。あらすじ書くと、↑の話と似ているっぽいけど、雰囲気はだいぶ違います。この「傲慢な男」にはたして愛はあるのか、知りたい〜〜!
  • 罪に抱かれて(桜遼)
    • 外務省が舞台。超エリートの目立つ男・由良が手に入れた同僚の「秘密」。自分の女性関係の派手さから「女遊びは自粛」させられたために欲求不満を友人である同僚の白瀬で解消しようとします。白瀬が好きだったのは由良で、本気であるが故に俗に言う「大人の関係」ではもう耐えられなくなります。白瀬が美人で好みのタイプでした。由良の「カン」が鈍っていなければもっと甘い甘い関係を築けたのにね、ちょっともったいないなぁという感じです。(^^ゞこの「傲慢な男」は意外に優しいいい男でした。
  • 征服される熱情(砂河深紅)
    • 舞台は設計事務所。お互いに学生時代はお互いの才能を認めていたのにもかかわらず、大反発ばかりをしていた男同士の話。やりたい仕事をやらせてやる代わりにオレに抱かれろ!みたいなもう、思いっきり傲慢な男の夢は、愛する男が生き生きと大好きな設計の仕事をしてがんばっている姿を一生見続けることでした。大切な告白は本人が起きているところでしなきゃ、意味ないんだけどなぁ……。
  • 囚われの華(前田紅葉)
    • 海賊と貴族の息子のお話。「戦利品」として海賊船に乗せられ、毎晩のように海賊に抱かれるユージン。最初は嫌々だったユージンもキラキラと目を輝かせて夢を語る海賊の様子に心動かされ、「大切にされている」と感じるようになります。「人形のように生きる自分」と「海賊と共に新しい自由な国を作っていく自分」と。選択を迫られた時、ユージンの選んだのは−−。海賊さんの名前が出てこなかったです?よね?
  • いけないあなた(新也美樹)
    • いや〜!もう、最高におかしくて、お腹がよじれちゃいそうになりました。「傲慢な男」はドァーズXP(ウィンドウズのパロ……だよね……)発売元のクロフォード社社長です。人の話をまったく聞かない「オレ様キャラ」を書かせたら右に出るものはいない新也美樹ですが、このクロフォード社長も相当な強者。お忍びで日本に視察で来ていた彼にライバル社製品を売りつける店員がいました。その店員に一目惚れした社長、なんと彼をお持ち帰りして一晩中やりたい放題した上に、最終的にはアメリカに連れ帰ってしまいます。これ以上の「傲慢さ」があるでしょうかっ!
  • 偏愛の医学(本間アキラ)
    • この人の絵、好きだわ〜と思っていたら、やっぱりコミックス買っていました。もう手放していましたが。そちらのコミックスは代議士のお話だったけど、これはお医者さんのお話。小さい頃から篤司のことが「好き」なのに素直になれず、「意地悪」ばかりをしてしまう秀一。大病院を経営する心臓外科医と小さな町医者の2代目内科医、なんかいいなぁ、好きだわ、この話。医者ものは大好きだけど、傲慢なのに実は子供っぽい愛情表現しかできない心臓外科医がかなりツボでした。(*^_^*)

<表紙>

<PIN-UP>

  • 緒田涼歌

 花音ゴージャス5 紳士特集

・2004年10月27日発売

<まんが>

  • ●巻頭カラー●その笑顔には裏がある(穂波ゆきね×金丸マキ)
    • 再婚した両親の連れ子同士が親が事故で亡くなり、同居しているというよくある設定。紳士はアナウンサーである義兄。「加賀見スマイル」で世の女性たちをメロメロにしている人気アナウンサー。実は義弟を愛していた〜〜!というどこかで読んだことあるような内容。でも、ゆきねちゃんの絵がエロいので、許しちゃう!←ひど……。
  • 紳士の姿(藤崎こう)
    • ご存知、千春ちゃんシリーズ。紳士は当然、千春ちゃん。「充実した週末」を過ごしている千春ちゃん、月曜日の生き生きとした様子がステキ!さすが、紳士!!一輝も、見習いなさ〜い(って一緒に週末過ごしているのにね(^^ゞ)。ため息なのか、ネコみたいに威嚇しているのか?ほんの少しだけ出てくるカオルちゃんはいつも「フ〜〜」と言ってます。(^^ゞ
  • 紳士の報酬(甘野有記)
    • リチャード伯と李悠のお話。紳士は当然、リチャード伯。なんと、李悠が記憶喪失になってしまうのよ〜!大変大変っ!記憶をなくしている時の人格が「誰も自分を見てくれない」と哀しむところがとっても可哀想で、身につまされました。リチャードも記憶のない李悠と、自分の恋人である李悠をきっちり分けているし、なんか、記憶がなくなるのも怖いけど、仮・李悠が哀しんでいたように記憶をなくしていた期間の「自分」ってどこに行っちゃうんでしょうね。
  • 恋の盗みぐい(山田まりお
    • 社内恋愛バカップル(?)の話。栄転(?)してしまった恋人となかなか会えなくて腐っている受けをねらう新しい上司!!えらいこっちゃ!紳士は誰?誰なの?謎なまま終わってしまいました。
  • 聴いてハートビート(サオコ)
    • 同僚同士の恋物語。恋人といる時だけ表情が和らぐ苑ちゃんとその恋人と友人、3人でいつもつるんでいて、楽しそうなお話でした。でも、友人に頼まれた「恋人のふり」事件でちょっとごたごたするふたり。まあ、それもお互いの気持ちを確かめ合うためには必要な試練(?)だった、ということで。全体的に好みなお話。
  • 恋を知らない(藤河るり)
    • 社長と秘書の始まったばかりの恋物語。紳士は社長(攻め)。売り言葉に買い言葉みたいな感じで自分の気持ちを告白してしまった秘書は、社長の顔をまともに見ることができず、距離を置こうとします。で、そのために気づいた気持ち−−。離れていたらイライラする、こんな気持ちを何というのか?この先も読んでみたいな、と思わせてくれるくらい格好いい社長さんでした。
  • 旦那さまとわたし(かぶとまる蝶子)
    • お金持ちの家の主人とそのお世話係のお話。紳士は「旦那様」。好きだった相手(同性)の結婚式に参列してへべれけになって帰ってきた旦那様に、恩を感じているお世話係が「自分が慰めてあげる」と身体を差し出します。自分の気持ちを押し殺して「道具だと思って欲しい」と告げるお世話係。その一言が旦那様の逆鱗に触れます。わかりやすい、先が読めちゃうストーリーだけれども、ヘタレなお世話係が一生懸命で可愛いので、思ったより「読め」ました。。
  • 二度目の恋(美輝妖
    • 政治家と秘書のお話。紳士?なのかな?一応、政治家、ですね??同級生で、学生時代は劣等生だった男の下について働くことになった主人公。実は高校時代に強姦されていたんですね。なんでこんなヤツの下で、と思う反面知らない間に惹かれていく自分がいたり。最終的には相思相愛だったことがわかり、無事心も身体も結ばれるふたり。それにしても意外と政治家になるのって簡単なのかな???
  • Heaven's Gate(花吹雪桜子)
    • ファンタジー。紳士は、たぶん、画廊のオーナー(義父)。自分を拾ってくれた画廊のオーナーであるオヤジに恋をしている主人公。街に伝わる伝説を信じて「大切なものと引き替えに」願いをかなえにいきます。実はその願いを叶えてくれる悪魔は、義父だったんですねぇ〜。「好きな人がいる」と聞いて嫉妬する悪魔が面白い〜〜。でその相手が自分だと知ってにっこりするところが好きです。
  • 愛の鎖(天乃萌絵)
    • 絵が可愛いです。自由奔放な若社長とその右腕の駆け引きめいた恋を描いたお話。真面目にお互いを想っているのか、それとも「大人の恋愛」を楽しんでいるだけなのか。そのあたりが不明ですが、それでも見え隠れする表情を追ってみると、自分たちは気づいているのかどうかわからないけど、お互いのことを想い合っているように思えます。この場合の紳士はどっちなのかな?右腕は、確かに紳士だけど、若社長は??どっちもどっちな感じもしないでもない、かな?(^^ゞ

<読み物?>

  • 紳士の華麗なる週末

 GUSH mania VOL.11

・2004年10月25日発売

<まんが>

特集が「和のエロス」。表紙は金沢有倖。発売が延期になったアンソロ本。(^^ゞ予告と執筆陣が変わっているような???原稿を落とした作家が他にもいたのかな?

  • 咲く華(金沢有倖
    • 学園理事長と生徒会長との秘めたる恋話。「和のエロス」は、着物。着物は着たままエッチができるから最高、と恋人を抱きながらぶつぶつ語る理事長がかなりツボ。「できる」会長なのかな?と思って読んでいたけど、この会長は理事長のおもちゃで、どうやら「できる」のは副会長らしい……。(^^ゞ
  • 若様、御免!(松本テマリ
    • 忍びと若様。「和のエロス」は「時代」ですね。しかし。松本テマリもあたりはずれがあるなぁ。どうも忍者ものは話が軽くなる傾向にあるのかしら?わたし的にはイマイチでした。
  • 雪月花(あきばじろぉ)
    • 新撰組、と書いたらダメかな。五稜郭の戦いが舞台。もう、末期で死を覚悟した土方歳三と島田とのお話。これは恋愛という枠でくくれない男同士の熱い友情?が軸になっている感じ。土方さんがすごく綺麗で、読んでいて気持ちのいいお話でした。
  • 和ね恋罪(星野リリィ
    • 毎度おなじみ?ネコシリーズ。今回は523番「維紬(いつみ)」ちゃん。和装のよく似合うおとなしめの可愛いネコちゃんです。お相手は女遊びの激しいおぼっちゃま。「和のエロス」はズバリ!ふんどし!!可愛い振り袖の下がふんどし、というミスマッチ感が最高です。久々にエロエロなリリィさんを読んだ感じ。
  • キング・オブ・ルーキー(真行寺罪子)
    • 殿様の息子と忍びのお話。偶然?設定がちょっとテマリちゃんと似ているけど。テマリちゃんの方は主従関係、こちらは敵、です。忍びは殿様の息子の首を取りに行くので。男の子なのになぜか「くの一」としての教育を受けてしまっている受けちゃん。展開が読めるっていうか、「やっぱりね」な感じのお話でした。絵がちょっと苦手。
  • おぼれる月の下(栗栖ひとみ)
    • 義理の兄弟もの。実際は甥になるのかな?一応血のつながりのある年の差カップル、です。出生の秘密がある義理の兄。なぜか幼い頃から身体の関係を強要され、現在に至っています。ひとりぼっちで寂しく生きている義兄にとって自由で元気いっぱいの義弟は、まぶしくてたまらない、大切な存在だったのに。手からすり抜けていってしまうと気づいた時、義兄は自分の心情をはじめて吐露します。タイトルは幼い頃に誓ったふたりの言葉から。
  • 忘れじの庭(安南友香子)
    • 座敷童(?)と、家の持ち主の孫との恋物語。実はその座敷童は、司法書士でした〜。おばあさんが亡くなって、大好きだった家にお別れを告げに来た孫と、そこで知り合った一人の男性。しっとりといい感じで、テーマにもよくあったお話だと想いました。けど、発行が遅れたのはもしかして、安南さんの原稿が遅れたの、かな?
  • 紅葉ヶ淵(徳丸佳貴)
    • 紅葉に巣くうあやかしと恋をしてしまった男の話。「この人が攻めね、きっと」と思っていた主人公らしき武士は実は、ただの幼なじみで友人でした。友を助けようとするけど、あやかしと共に消えてしまって格好いいのになんかちょっとお気の毒……。主人公の一人が死んでしまう(?)という寂しい結末でした。
  • タコちんのマニア倶楽部(うぐいすみつる
    • エッセイマンガ。今回のテーマは「和のエロス」。相変わらず、お莫迦なマンガ……。(^^ゞ
  • 自動戯言発生装置(松永也槻×みなみ遙)
    • エッセイ。すみません、読んでいません。(^^ゞ

<PIN-UP>