子育てしながら親介護 ~笑顔で乗り切るダブルケア~

30代・2回目のダブルケア。笑顔で育児&介護を乗り切る方法を模索中。

まずは区役所に相談、一人で抱え込まない!

f:id:mammytrucker:20200312160646j:plain

ダブルケアの象徴?介護&子育て支援を区役所で

親が突然寝たきりになりました。

そんな時はまずは「区役所に相談し、一人で抱え込まない!」

これが、前回のダブルケアから学んだことです。

前回は、切迫流産で絶対安静の妊娠中のダブルケア。他の家族も頼れず、体も心も崩壊寸前。介護制度を良く知らなくても、とにかく区役所に一度相談or電話してみましょう。

父が入院した翌日、区役所に電話をして、介護が必要になった旨伝えると、

介護認定の申請には以下の情報が必要なので、確認の上来館くださいとのこと。

 〇介護保険被保険者証(なくても大丈夫)

 〇介護を受ける人の生年月日

 〇入院中の病院名、主治医の名前

 

翌日、ちょうど区役所での離乳食教室を申し込んでいたので、早めについて高齢・障害支援課に相談にいく。赤ちゃん連れは珍しいみたいで、大変ね~と声をかけてもらい、申請書を書いている間、子どもをあやして抱っこしてくれました。

母の時もそうだったな~なんて思いながら、以下の説明を受けました。

 〇介護申請から認定まで1-2か月かかる

 〇調査員は約2週間後に病院or自宅に来てくれる

 〇認定が下りる前にサービスを使うことは可能(想定より介護度が低いと自費負担の可能性も)

小さな子どもがいて、誰かに預けないと、病院の面会にも行けないと相談すると、隣の子ども子育て支援課のところで、以下のサービスを受けられると説明を受けました。

 〇保育園の一時預かり(3歳未満1日2400円、3歳以上1300円)

 〇乳幼児一時預かり事業(1時間300円)

 〇ファミリーサポートシステム(1時間800円)

色々なサービスがあるんだなぁと感心しているうちに、離乳食教室の時間が迫ってきたので別のフロアへ移動。

介護と育児、同時にこなすのはやはり大変。でもそれをサポートしてくれる行政にはこんな時は頼っていいんだと安心します。

ダブルケアの大変なところ -ケアは続くよどこまでも

夜11時、父が救急車て運ばれ、入院できたのが午前3時。こちらもフラフラになりなからタクシーで帰宅。

 

帰って手洗いうがいをしたら、ベットにダイブたぁーと妄想しながら、寝室に入ると、泣きっぱなしの0歳が、目をギラギラして待ち構えていた。

 

ママか突然いなくなり、ずーっと泣いてたと主人。怒り泣きでミルクも飲まない、抱っこも効かない。

 

あ、帰っても休めないのね、そうだよねぇ。介護で疲れたって母親業は24時間365日開業です。

 

疲れた身体を振り絞り授乳。ここからいつもの2-3時間授乳サイクルが始まる。その横で4歳の子どもがママーと泣き出す。

 

これがダブルケアの大変なところ。一人のケアが終わったらまた次のケア。

 

ケアする人がたくさんいて自分をケアする時間はない。自分の体が1つでは足りない。

 

自分がパンクしないように、家事の効率化(手抜き)、介護や育児の効率化(アウトソース)を考えていかなきゃです。

 

 

親が救急車で入院!その時子供はどうする?

夜中の10時。父から歩行もできない程の腰の痛みのため、救急車を呼ぶとの連絡が。 

 

父は母を亡くしてから一人暮らし。二階で寝ているため、救急車呼んでもドアを開けられないため、来てほしいとのこと。

 

「もちろん、行くよ!病院にも一緒に行くからがんばろう!」と元気づけるものの、目の前には、スヤスヤ眠る4歳と0歳のわが子。あれ?この子たちどうするんだっけ。。。

 

そうなんです、ダブルケアの場合、子供たちの預け先に困る場面がたくさんあります。病院には連れていけない、夜なので誰にも預けられない。

 

前回のダブルケアでは、妊娠中で子供はお腹の中にいてくれたので、こんな心配は必要なかった。

 

幸い、旦那さんが1時間後に帰ってきてくれたので、すぐに実家へ。痛みに苦しむ父の姿を見て心が痛めつけられる。

 

救急車は幸い10分程度で来てくれた。7人の救急隊員に運ばれて、二階の寝室から救急車へ。受け入れ先の病院が見つからず、次々と電話をかけ続けてくださる救急隊の方々。

 

今の時代、こんなマニュアル的な作業で受け入れ先を見つけるんだと少し驚く。やっと受け入れてくれる病院か見つかり、救急車発進!

 

なんやかんやで、入院できたのが午前3時。痛みに声も出ない父。でも、病院にいれば安心だよねと自分に言い聞かせ、病院を背にした。

 

ダブルケアの幕開けに際し、困った問題が子供の預け先。病院は、小学生以下の子どもの面会を禁じているし、例えOKでもコロナとかインフルとかが騒がれてる今、子どもを連れて行きたくない。

 

頼る親族も近くにいないため、子供の預け先がなれければ面会にも行けない。下着も歯ブラシも届けられない。

 

預け先として、考えられるのは、以下の3つの方法。

①ベビーシッター

前から気になってたキッズラインと、会社の福利厚生で安く使えるポピンズが候補。1時間あたり1500円〜2500円程度。

②一時預かり

家の近くにいくつかあるが、登録が必要。自治体が行う事業なので、1時間あたり300円。

③近所の人

1時間とかなら預かってもらえそうな人が2-3人いるが、1人は0歳の子どもなので、気軽に預けられないし、何度も同じ人に頼めないなぁ。

 

とりあえず、③で近所の人にヘルプを求めつつ、①②の準備を進めようと思う。

 

30代・2回目のダブルケアが始まった!

こんにちは。マミートラックからの脱却という題名で始めたブログでしたが、最近、父が倒れて2回目のダブルケアが始まったため、ダブルケアにフォーカスしたブログにしようと決めました。

 

実は5年前に母を亡くし、その際も、母の介護と自身の妊娠(妊娠3か月から切迫早産)が重なった経験があります。

 

その時は他の人の手を借りる方法もわからず、一人で抱えこみ、流産を経験するほどストレスを感じていました。今回は、そこからの教訓をもとに、2人に増えた可愛い子供の育児と父の介護を笑顔で乗り切る方法を綴っていきたいと思います。

 

それにしても、30代で2回ダブルケアを経験するとは思わなった。。。

高齢出産の方が増えていくと、ダブルケアも社会的な問題になっていくような気がします。ダブルケアの乗り切り方法や心構え等、感じるところを書いていこうと思います。

 

いつか誰かの役に立つといいな。

 

 

命がけの出産③~わが子との初対面~

出血多量で私は緊急手術、赤ちゃんは呼吸不全でNICUへ。

 

手術後は自分でトイレも行けず、当然歩けない。起き上がるだけで激痛が走る。輸血と痛み止めで何とか生きている感じ。旦那さんが撮ってくれた写真を見てわが子が無事、保育器の中で無事育っていることを確認できた。痛くて痛くて、生きているだけで辛い。赤ちゃんに会いたいという気持ちも起こらなかった。

 

やっと対面できたのは、出産してから5日目。やっと座れるようになったので、車いすに円座をしいて、看護師さんに押してもらいNICUへ。保育器に入ってるので抱っこはできないが、窓から手を入れて初めて触れることができた。

 

温かくて柔らかくて、愛しい。

 

子どもと離れていたせいか、出産した感覚がなかった。

でも、わが子に初めて触れ、この子にもっと会いたい。早く歩けるようになってもっともっと会い行きたい。そう思えるようになった。

 

次の日からはリハビリも積極的に行い、搾乳を自分でして母乳を出す練習も行うようになった。赤ちゃんのパワーって、母性ってすごい。ここまで自分を強くしてくれる。

 

2日後、赤ちゃんが保育器から出ることができ、初めての抱っこ。

ふわふわしてて軽いのに、命の重みを感じる。これからこの子と生きていけるんだと母になった喜びに包まれた。

 

子宮に羊水がなくなり、へその緒が首に三重にからみつき、とっても苦しい中、生まれてきてくれてありがとう。

この感謝の気持ちを一生忘れないでいようと思った瞬間でした。

 

その2日後、無事親子ともども退院することができました。

出産って、本当に命がけ。

 

命がけの出産②~母は手術台・子どもはNICUへ~

羊水がなくなり、へその緒が3重に絡まるという過酷な子宮の環境で、心拍低下してしまったわが子。吸引分娩でようやく生まれてきてくれました。

いつもの縫合を行っているけど、やけに長い。なかなか終わらない。

先生の「おかしいなぁ」「ガーゼもってきて!!」「(私に)動かないで」と明らかにイライラしているのがわかる。動かないでって言われても、麻酔なしでめちゃくちゃ痛いんですけど。。。。

どうやら出血が止まらないらしい。意識もぼーっとしてきて、赤ちゃんに会いたいという気力も出てこない。昨日説明してくれたベテランの先生が、家から駆け付けてくれ、これまで縫合した部分を全部取り始めた。

痛い痛すぎる。やっと陣痛から解放されたのに、麻酔なしで1時間以上縫合され、またその糸を取るって、拷問か、これは?

そのうち、わが子は呼吸不全に陥っていることがわかり、NICUへ。私は、出血多量でこのままだと危ないため、緊急手術に。親子離散となりました。

手術台に向かう道で、旦那くんに「何かあったら上の子お願いね」とドラマ地味たことを言ってしまった。出産しても、赤ちゃんにも会えず、痛みはおさまらず手術するなんて、私はなんて出産に向いてないんだろう。。。(実は、前回も超難産。)

涙が出てきた。

その③へ続く

命がけの出産①~羊水がない?~

先日、無事に第2子を出産しました。無事というのには程遠いほどの難産でした。。。

 

出産予定日から1週間遅れての、誘発入院。その日はバルーンを入れて、自然な形で陣痛を待ち、翌日陣痛促進剤を打つ段取り。陣痛室で音楽聞いたり、雑誌聞いたり、少し出かけて病院にあるタリーズコーヒーでラテを飲んだりしてました。

夕方、ドクターに見てもらうと何だかザワついている。若いドクターとベテランのドクターがやってきてしてくれた説明によると、

・羊水がほとんど子宮に残っていない(75ml程度)

・へその緒が三重にからまっている

ということで、赤ちゃんがかなり苦しい状態。帝王切開になる可能性もある、とのこと。

ここまで、比較的トラブルが少なかった妊娠生活。ここにきて、波乱か、と思っているうちに、陣痛間隔が5分を切り、分娩室へ。

 

旦那さんがやってきて、本陣痛始まる。知ってはいたけど、死ぬほど痛い!!!

意識が遠のくほどの痛みの中で、また周りがザワついているのを感じる。

どうやら、赤ちゃんの心拍が低下してきたので、吸引分娩に変更したらしい。

きゅい――――――んとすごい音とともに、機械が入ってくる!感じたことのない痛みと違和感。もうどうでもいいから出てきて~~~~~~!と思ったその時、ボコん!と出てきてくれました、3400gの息子ちゃん。

 

この時は、その後私自身が手術することになることも、息子がNICUに入院することとは夢にも思わず、ただただ痛みが終わったことに安堵していました。

その②へ続く・・