強く咲く花になりたい。

嬉しかった。

とっても嬉しかった。

夕方に自分のフォロワーのこと、

優しくて物好きな人達って言ってた。

それから何か吹っ切れたように

過去の自分の葬式だ。

笑って花束投げてやるって。

らしくてとても嬉しくなった。

 

模様替えをしているとLINEが来たし

私がさっきのツイートに泣いた(笑)って

LINEしたら、

考えないで掃除してたら元気になったと。

それから、色々お話してくれた。

私のこと人に敏感だけど自分にはトロいと(笑)

あなたは魅力ある人だから大丈夫と。

誰かに摘まれなくても、

花は元から十分美しいんだと。

考えても、蓋を開けても、分からないことは

しばらく放っておくとおのずと答えが出たりするってことも。

 

嬉しかった。

こっちを見てくれたこと。

優しい言葉をくれたこと。

元カノには愛されなかったけど

私からはとても愛情を感じるって言ってくれたこと。

負担になってなかった。

まっすぐ受け取っててくれて良かった。

私の愛情は愛情のままあの人に届いてた。

それが何より嬉しかった。

 

彼女が元気になるとこんなにも嬉しい。

こんなにも元気になれる。

私も少しは力になれたのか。

自分で立てるから大丈夫って言うだろうけど

じゃあ私はあなたを癒せる花になりたい。

また見に来たいなって思ってもらえるような

花になりたい。

 

本当にあの人は川辺に咲く千本の桜のよう。

見事で、豪華で、優しく散ってくる。

そんな人。

 

今日は鼻の奥にあの人の香水の匂いを感じる。

まるで隣に居るみたい。

こんな夜は寂しくならない。

気持ちが一緒になっているから。

 

あの日と同じ道。

昨日のおやすみ、のlineに返事はなかった。

寝てしまったのかな。

でも朝は黙っていようと思った。

おはよってlineが来た。

昨日寝る前に送っておいた写真に、かわいいねって書いてあった。

返事をしたけど、それに返事はなかった。

 

なんだか、同じだ。

あの日にゆっくり近づいて行ってるみたい。

 

あなたは別格だとか、大好きだよとか

私だけにくれた言葉だと思うけど

それは愛ではなかったのか。

 

私が愛してほしいって言わなければ

こんなに寂しいことにはならなかったのか。

 

どんどんどんどん、離れていくみたい。

私はいつも待つことしかできない。

 

大好きとかそのままでいいとか、いくらでも言えるけど

もう喜んではくれないの。

また、好きな人を幸せにできないの、私は。

 

それが事実ならとてもつらい。

 

聞いてみようかな。今度。

友達がいいんだよね?って。

待たないほうがいいんだよね?って。

もし、そうだねって言われたら

わかったよ、他に好きな人を見つけるから大丈夫。

あなたみたいな人は私を好きにならないけれど

年上のかわいいフェム好きのレズには結構需要があるから大丈夫、と

おどけて見せようか。

でも、どうせまた変な人を好きになるんだろうから

前みたいに相談に乗ってね。

たまには遊んでね。って、区切りをつけてしまおうか。

 

だんだん離れていかれるよりはずっといいかもしれない。

 

今はダメなんだ、いつか、なんて、

なかったじゃない。

期待しないで、頑張らないで、私のことで泣かないで。
そう、8月に言われたばかり。

 

好きになると思ってたって。

好きな人って言ったときうれしい勘違いって。

大好きよって、何で言ったの。

 

好きでいていいの。

つらいならやめたほうがいいの。

今疲れてるからその話はしないほうがいいの。

でも再来週本当に会えるの。

 

つらくないの。

無理してないの。

 

大事なことだからあなたが電話をくれたときか

会えた時がいいよね。

 

私にはあなたは癒しなのに私はあなたの何にもなれないの。

 

 

今朝思い詰まって、

寂しいよ、って口に出したら

ブワッで涙が溢れてしまった。

そのまま声をあげて泣いてしまった。

つらいのはもういいのに。

また私同じことしてる。

 

誰もいない。

またひとりぼっち。

 

楽しかったな、

彼女と手をとりあった日々。

あの日と同じ場所。

3週間ぶりに好きな人と会えた。

改札前まで迎えに行くさながら

胸はドキドキするし、顔が緩んじゃうし

笑っちゃう。

見つけたら飛びついて会いたかった!と言ってやろうと思ってたのに、

見つけたら、そんなこと軽率に出来なくて

久しぶりーというのがやっとだった。

好きな人は流石で今日もちゃんと手を繋いでくれた。

私はもらった黒猫がいなくなってることに

全然気づけないくらい、

簡単に全部思考が好きな人になってしまっていた。

 

ランチにビュッフェ。

好きな人はいつも通りサラッと綺麗に

たくさんのものを食べて、

私は好きな人でお腹いっぱいになっていて

空腹がどこか行ってしまっていた。

彼女は小さいケーキやプリンを10個以上

食べていた。

それから私のフルーツポンチのリンゴも

可愛くパクッと食べてしまった。

 

手を繋ぎながらウィンドウショッピングをして

彼女は私に似合いそうな服を見立ててくれた。

どれもあったかそうでかわいくて優しそうな服。

茶色のレオパード柄の眼鏡も選んでもらって

買ってきた。

本当は選んでもらった服も全部欲しかった。

彼女が羽織ったグレーのコートは

本当に似合っていた。

 

途中彼女が気分が悪くなってしまって

トイレの前で待ってる時、

とても悲しくなってしまった。

帰ってしまうかな、とか

無理してるんじゃないかとか。

少し座って休むことにして、

彼女の携帯の写真を見ながら

仕事で作ったものや、

昔の写真なんかを見せてもらった。

人目がなければ寄りそって

寝かせてあげたかった。

膝も肩もいくらでも貸すのに。

頭を撫でてゆっくりしてもらいたかった。

2回目のトイレを待ってる時

プラを聴きながら目を瞑って待った。

すぐに彼女が出てきて、

何聞いてるのって片っぽのイヤホンを

自分の耳に入れて、

一緒に少しプラをきいた。

 

ディズニーストアでジャックを見て

サンリオでプリンくんを見た。

ジャックはもともとお互い好きで

プリンくんも彼女の方が大好きだけど

私ももともとかわいいと思ってたキャラクターで。

昨日はまた貴重なプリンくんグッズを貰ってしまった。

お手紙が好きでしょってレターセットも。

彼女にお手紙、また書いてもいいのだろうか。

私は鎌倉のお土産をやっと渡せた。

狐のハンカチと、お菓子と、さつきちゃん似の

黒い猫のキーホルダー。

黒い猫を彼女は不細工って笑うけど

私はかわいいと思う。

目が鋭いのににっとしてて、

ふわふわで彼女みたいで。

話してた幸せの猫の首輪はあげなかった。

なんだか押し付けがましい気がしてしまって。

彼女もそれに関して何も言わなかった。

代わりにカレーとさつまいものクリームをあげた。

 

お店の中は明るくて、

彼女に今19:40だよって言われた時

本当にびっくりした。

お腹の調子が悪い彼女と

休憩がてらのカフェに入った。

私は食事をさせてもらって

彼女はオレンジのアイスティー

宝石みたいな色とりどりのタルト。

ケーキが食べたくなっちゃうなって言うから

食後にケーキがついてくるセットを頼んだ。

お腹がいっぱいのふりをして、

タルトの上のフルーツだけ彼女の口に

入れてあげた。

大丈夫そうなので、最後までそうやって一緒に食べた。

前にこんな夢見たなぁ。デジャブ。

って私が言うと、彼女も覚えてて

私の夢見すぎって笑ってた。

大好きだからね、しょうがないよ。

 

そこでやっとゆっくり向き合って話が出来た。

みんなすぐに恋愛しないの?って私に言うと。

まるでそうしないとおかしいみたいに言われると。

仲良かった人がおかしくなっていくと。

もう私必要ないの?とか言ってくると。

私はあなたが恋愛したくないなら

そういうときなのだから

それでいいのよ。と言った。

おかしくないよ、と。

そうやって言うのは私くらいなのだそう。

よく心が折れないねって言うから、

恥ずかしまぎれに私はフリーじゃないからって

言った。

それにつらいのはいらないのよって言ってしまったなぁ。

それを、少しだけ弁解させてもらうと

無理矢理恋愛に持ち込んで

彼女に無理をさせたり

嫌な思いをさせて

彼女がいなくなる方が私はつらいのだ。

これを今度弁解したいけど、

彼女には重たいかもしれないと思うと

このままでもいいのかと悩む。

みんな恋愛できないと知ると彼女から離れていく。

それはとても彼女には寂しいことだ。

私は離れていくことより、

彼女とどんな形でも手を繋いでいたい。

それは、不健全なことだろうか。

私とか、他の女の子に

どんなことをしたら女の子をときめかせてしまうのか

勉強しているらしい。

だから彼女はかわいいって言わなくなった。

私はそれが少し寂しい。

でも、髪の毛は昨日も触ってくれた。

一線を超えた人達のすることなんだよって言ったのに。

嬉しそうに触ってた。

でも話していてとてもよくわかったんだ。

それらが彼女にとってなんでもないことなんだって。

友達にすることなんだって。

昨日は私の好きだって言ったストライプのジャケットに、10センチ越えのヒールをはいて、

私が赤いインナーカラーを入れたからって

普段着ない赤色のトップスを着て来てくれて。

えらいでしょ?って言うけど

それも友愛なんだって、わかってる。

あなたは友達に対する愛情が、

人より高いんだね。って教えてあげた。

彼女が出来ると自分を削ってまで

スパダリになっちゃう。

そんな人だから

人への愛情が深すぎるのかもしれない。

私の好きな人はそんな人だ。

 

改札まで送って、彼女の電車が来るまで

一緒にいた。

10分前までねって優しい気づかい。

時間だよって言われて、

あぁ、帰っちゃうなって思った時

頭を抱かれた。

彼女の首に顔が当たっちゃった。

 

恋愛しないっていうくせに

今日も完璧にエスコートして、帰っていった。

 

彼女は勘違いさせないように

私は彼女に心配をかけないように

 

なんだかお互い変な気使い。

だから前よりちょっとだけ距離を感じる。

そんな寂しさを、寂しいまま

私達は並行して歩いていくのかな。このまま。

 

この恋も愛情もいつか終わりが来てしまうのかな。

だったらそれはなるべく遠くに。

ずっと遠くにしてください。

また会いたいって言ってくれますように。

そんな私でいれますように。

 

 

 

 

寂しくなるだけだよ。

私に愛情を注いでも、かえってこなくて寂しくなるだけだよ。

 

彼女はそう言う。

 

今以上を望まないから

このままここに居てもいい?

 

そう言いたかった。

 

あなたはひとりになんかならないよ。

大丈夫。

ただ、そう返信した。

君のいない夜。

君が誰かと遊びに行ってしまう夜は寂しいなぁ。

江國さんの言葉を借りるならば

とても寂しくて絶望するけれど

それは、神様の国のお昼寝みたいに穏やかなことでもある。

 

私が一緒に居られない夜に

君が誰かと楽しく居られることは

とても安心だ。

 

夜まで連絡はこないと思っていたけど

おやつの時間に、甘えられて嬉しかった。

出かける前もLINEしてくれて、

帰り道もLINEしてくれた。

それから電話をかけようとしてくれていた。

文字を打ちながら眠ってしまっていたらしいけど。

 

私は昨日、馬鹿げてるけど

君がひょこっと起きてLINEしてくるのを

待ってしまった。

エレカシの今宵の月のようにを聴きながら。

君がくれたぬいぐるみに

ピンクのスカートを作りながら。

 

華子は風来坊だから。

待っても無駄だよ。

そう言われても、玄関のベルがなると

華子がいると期待してしまう梨果のように

私は君のいない夜を過ごしてしまった。

君が寝てたなら私も寝ていれば良かったのに。

電話がかかってくる気がして待ってしまった。

 

今日も君は自由にうとうとしているだろう。

私は明日を楽しみに髪を切りに行く。

明日が楽しみ。

それだけでいい。

 

落下する夕方。

江國香織さんの小説。

少し物悲しい話だけれど

お話の雰囲気が好きでもう何度も読んでいる。

 

華子が昔から大好きで、

華子と梨果の関係に憧れがあった。

 

寂しくて寂しくて、どうしようもなくて

本を読もうと思って

1番慣れ親しんだこの本にした。

ただそれだけだったけど、

大好きな華子が

私の好きな人にとても似ていることに気づいた。

 

華子は自由だ。気ままでいたい人だ。

飄々としていて何人もの男の人と時間を共にする。

それを悪びれもなく、普通にする人だ。

 

でもそれでいて何故か梨果のことは

大事にするのだ。

梨果に「…寂しかったの?」

「ここにいることなんて意味なんてないのよ。

ただ多少楽しくしていただけ。いつだって帰れるわ。」

と言うところ。

 

まるで同じようなことを好きな人に言われたことがある。

 

梨果は言う。

華子のまわりにどのくらい男の人がいても

気に病むべきじゃないのだ。

華子のことを好きならば。

 

本当にそう思う。

 

梨果が華子に聴く。

「健吾のこと好き?」

「好きよ。」と華子は言う。

「愛している?」

「いいえ」

華子はまわりの人を恋に落としていく人だけれど

誰も愛してはいないのだ。

 

私の好きな人。

私の大好きな人。

彼女はAセク。

まさに華子だ。

友愛なのだと思った。

愛されはしないのだ。

けれど気に病んではいけないのだ。

彼女のことを好きならば。

 

なんとなくこの本をまた手に取ったことに

意味があったのではと思ってしまう。

 

今日も夜まできっと連絡はないだろう。

私はきっと余計なことを言ったんだろう。

応えようとしなくていい。

そのままでいい。

友達よりも少し近くて、

たまに電話をして、

おやすみとおはようが言える人。

手を繋いで、寂しいときにたまに抱き合える人。

それで、いいの。

それで、充分。

 

だから、居なくならないで。

また私のことを安らぎだと思って。

人生のボーナスだと言って、帰ってきて。

さびしんぼう。

元気になりたい。

何にも私の心に触れないで。

あいみょんが歌う。

僕はこんな歌で恋を乗り越えてきたんだと。

坂口さんも歌う。

なにかあったように泣くくらいなら

何も無かったように笑う方がいい。

コレサワも歌う。

もっと私を見てって言わなかったら

あなたはまだここにいたのかな。

もっとあなたのことを見ていたら

私たちまだ一緒にいたのかなって。

 

私怖いんだ。

あの人みたいに好きな人がいなくなるのが。

私に寂しいって穴だけ残して

もう好きじゃないって言われるのが。

 

だからって寄りかかったってしょうがない。

追い詰めたくないんだ。

優しさしかあげたくないんだ。

私はあの人のセーフティーに、羽毛布団に

なりたいから、

私は私のことを一番大事にしよう。

心を守ろう。

会う前にたくさん泣いておこう。

それで会えた時はいっぱい笑って

会いたかったって言うんだ。

 

恋なんか私にいらないよ。

愛だけでいいんだよ。

 

愛してもらわなくてもいい。

私が私を愛せればいいんだよ。

 

今は自信が無いだけ。

ちょっと寂しいだけ。

 

手を繋いでいなくても

帰ってくるから大丈夫って思いたい。

私にそんな、自信をください。