学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

非常勤講師⑦

 昨日のこと。答えのある問いを答える2時間目。

 最後まで解き続ける子もいれば、時間内に終わる子もいる。早めに終わった子にもいろいろな子がいる。クラスメートのところに行く子、グループで話し合いを続ける子、一人で考え続ける子、おしゃべりをする子、自分の机でじっとする子。

 時間内に終わらない子もいる。クラスメートに教えてもらいながらも終わらない子もいれば、半ば諦めている子もいる。

 生徒のいろいろな姿を見て、いろいろな考えや思いが浮かぶ。その度に、自分の思いと言動が一貫しているかどうかをチェックする。そして、最終的には自分の選択であることを心で唱える。

 以前に比べると、カリカリすることが減り、肩の力が抜けているように思う。考えもまとまってきた。が、不安はなくなってはいない。

非常勤講師⑥ 午後はお茶

 本日は答えのある問いを解く課題。まあテストという現実もあるので。 3枚のプリントを2時間で達成することをお願いする。

  全体としては黙々とやっていたように見える。見ていると、当たり前だが解くペースはそれぞれ違う。得意な人もいれば苦手な人もいる。ささっとできる人もいれば、じっくりやる人もいる。それぞれである。その違いを学びに活かせるか。時間的に少ないのは申し訳ないところだ。

 午後は他ゼミの方とお茶をする。『学び合い』について色々と質問され、現時点での私なりの腑に落ち方を話す。いわゆるソトに向けて説明することで、自分の中でも再整理される。良い時間であった。

他ゼミとの関わり

 今日も今日とても学校へ行き課題プリントを作る。

 他ゼミの子がキャンプをするというので、お手伝いと多少のキャンプ道具を貸す。よいキャンプになるといい。

 昨日は昨日で他ゼミの子の相談に乗ったのだった。昨日今日と他ゼミの人と関わっている。そして明日もだ。

 よい。

非常勤講師⑤

 本日は本文を読んで3人以上に説明する課題の最終回。見ていると、3人以上に説明する人が思いのほかいてびっくりした。人数が多いとこんなこともあるのか。男子と女子の関わりもあるかどうか見ていると、ある。これまた面白い。

 授業時間の最後まで課題をやっている子もいれば、手持ち無沙汰気でいる子もいる。今まで課題が上から降ってきた日々を過ごしてきた人にとって、自由度の高い課題を前にするとどうしていいか分からなくなるのか。

 全員達成は、達成したからといって私が彼らの点数を上げるものでもなく、達成しなかったからといって下げるものでもない。達成することは、私にとっては意味はない。意味があるのは彼ら。なぜか今日、ふと腑に落ちた。

バーベキュー

 M1の歓迎に、他研も交えてバーベキュー。私は火の番を勤める。もともとやりたがりな性格もあり、キャンプでの経験を活かす。ゼミ生から「やらしてあげなよ笑」という声が聞こえてきた時は笑ってしまった。

 久々に火のお世話に没頭することができ、リフレッシュされた。火の揺らぎを見てリラックスできるのは、脳が古代の時とほとんど変わらないことの証左だろうか。

 バーベキューから帰ってきた後はアクティブブレイン3回目。その後はバドミントン。そしてちょっとのお勉強。長い一日であった。

増田さん授業見学

 増田さんの授業を見学させていただきました。

2時間目は1年生数学の正負の数の加減。問答から始まり、授業者が軽く説明をしてから学習開始。正負の数の加減を概念的に理解するのは難しいらしく、色々と工夫しながら説明する姿が見られました。

 その中でも、ほぼほぼ時間中教えている子がいました。初めは式を書くところから。数分経って見てみると、今度は問題を解いている。確実に進んでいました。

 授業が終わった後にその子に「なんで教えるの?」と聞くと「平等って大事だと思うから」。なんで「平等が大事だと思うの?」と聞くと「うーん、なんとなく」。「平等」の内実までは聞けずじまい出したが、彼なりに何か理由があって選択した行動だったのでしょう。

 3時間目は2年生理科の実験。1年生とはまた違った雰囲気でした。

 授業者曰く「当初よりやってる」とのこと。見ていると、班をまたいでいる子がいて、どうやら実験を手伝っている様子。

 どちらの授業も、授業者の振る舞いは自然で、だからこそ子どもたちの様子は自然に感じました。自然だからこそ一貫した振る舞いができるのでしょう。