雑記 人力セグウェイについて

たぶん今の世の中にあふれているもろもろの物は、昔流行ったものの焼き直しなんだと思う。

 

ブームをプロデュースするプロデューサーの仕業だ。

 

そして、ブームに火を付けるのに必要なのは、いつだってネーミングセンスだ。

 

本当はもう、誰もが見向きもしない、足元に転がる石ころのようなゴミを持ち上げて、大きな声で広告する力、コマーシャルの手法を駆使して、商品の知名度やブランド力を高めるのだ。

 

特にファッション業界でこそ、ネーミングによる焼き直しが何度も何度も繰り返し行われている。

 

ジーパン刑事のジーパンは今はデニムと呼ばれてるけど、デニムって素材のことだよね。綿パンのことをコットンって呼んじゃうのと同じことなんだけどそれだとメイクで使うコットンとの住み分けが難しくなるなぁ、とか、現在すでに存在するものの名称の隙間を避けて避けて、流行りのネーミングにたどり着くのだ。

それってすごい技術だよなぁ、と。

 

ぼくが子どもの頃に流行った、キックボード(キックスクーター)だって、もっと昔に流行ったローラースルーゴーゴーの焼き直しだし。

きっとまたいつか再ブームが来たときは、「人力セグウェイ」とか、そういう感じのネーミングになるんじゃないかな。