夏さんのちょっと怖い話

夏さんの近辺で起こったちょい怖な話を綴ったブログ

間も無くお盆です

お盆の時期ですね。

ご先祖様が帰って来ますね。

実際に帰って来るのかは正直分かりませんが、帰って来るのだとしたら、寛いでもらいたいものです。

 

うちの父も帰って来るのかなぁ。

もう18年も前の事ですが、父は突然死だったので、自分が亡くなった自覚が無かったようです。

と、いうのも49日までは我が家で普通に暮らしていました。

普段、父が帰宅する時間に誰も開けていないのに玄関ドアが開いたり、誰も居ないはずの二階を歩く音が聞こえたり、と、その他にも有りましたが、家族みんなで父の気配を感じていました。

ところが49日を過ぎてから、急に気配が無くなったのです。自分の死と向き合って、旅立つ準備が出来たのだろう、という事で私たち家族は納得したのですが(49日、スゴイ!)。

 

お盆と関係ない話しになってしまいましたが、我が家もご先祖様を迎える準備をしなければ!

 

ケーキ屋さんのトイレ

母の実家で暮らしていた時の話。

カラオケ店とケーキ屋さんとで掛け持ちのバイトをしていました。

カラオケ店でも、幽霊話がありましたが、ケーキ屋さんの方でもあるんです。

 

このケーキ屋さんのトイレ。

窓がなくて暗いんです。

ただ、あとで分かった事ですが、窓は無いのではなく、わざと窓を潰していたんです。

 

オーナーから聞いた話です。

 

もとは、そのトイレ、普通に曇りガラスの窓があったそうです。

ただ、お客様の何人かに、トイレの窓に人の顔が映る、と言われたそうです。

あまりにもそうした話があるので、窓を潰す事にしたそうです。

白いもので潰すと、またそれに顔が映ると困るとかで、黒い板で潰す事にした、と。

だから、その窓の黒い板は、外しちゃダメだよ、と釘を刺されました。

 

私達、バイトは外した板を元に戻した事は言うまでもありません。

 

地元で有名なケーキ屋さんの幽霊話でした。今は、その店舗を出て、別の店舗に移っています。今の店舗では、何もないと良いですね。

学校での集団怪奇現象

小学校の頃の話しです。

 

小学校4年生の時と、小学校5年生の時のことです。2度ほど、集団での怪奇現象に遭遇した事があります。

 

4年生の頃の話しは、体育館での出来事。

体育の授業が終わって、みんなで整列したあとに、先生の話しを座って聞いていた時の事です。

私は残念ながら、下を向いていたので、見ていませんでした。

 

「きゃーっ」

 

何人かの悲鳴と、恐怖の声が同時にしました。

 

私と同様、見ていなかった人達も、なになに?と、ざわざわし始めました。

先生が、何があったのか、悲鳴を上げた子達に聞いたところ、舞台の袖にある倉庫に高窓がついているのですが、その高窓に白い物が横切った、という事でした。その高窓は、体育館の内側にある窓で、外に面しているものではありません。

先生が、その倉庫の中を調べに行き、戻って来ましたが、白い物は何もなく、横切るような物も無かった、との事で、余計に目撃した子達を怖がらせただけでした。

結局、原因不明の出来事でした。

 

もう1つは、5年生の時。

私のクラスは、廊下の中程にあり、左右のどちらの階段からも1番遠い位置にありました。

事が起こったのは、授業中の出来事でした。

先生が話している時に、急に廊下側の後ろの引き戸がガラガラと開いたのです。

しかも、全開に。

みんな、授業中の事なので、驚いて振り返って、開いた扉の方を見ました。

 

先生も

 

「開けた?」

 

と、扉の近くの子達に聞きましたが、みんな、首をただ横に振るだけで。

 

先生が、教壇近くの前の扉を開けて、廊下に出ましたが、もちろん誰もいません。

仮に、誰かが廊下側から扉を開けて逃げたとしても、パタパタと廊下を走る音は聞こえるでしょうし、誰かが廊下に居たような気配も全くありませんでした。

 

大人になってから、同窓会があった時に(5年生と6年生はクラス替えなし)、扉の近くにいた子に聞いてみましたが、本当に知らないという事でした。

正直、扉付近の子達がふざけてドアを開けたものと信じていたのですが、どうも違ったようです。

 

そんなミステリーな事件ですが、一番のミステリーな事件は、6年生の時に埋めたタイムカプセル(先生しか、埋めた場所を知らない)が、掘り起こされないまま、年月が経ってしまっている事です。

もう見つからないんだろうなぁ。6年生の時の私から、手紙を貰いたかった…。

アルバイト先での出来事

母の実家で暮らしていた数年間。

家の近くのカラオケ店でアルバイトをしていました。

そのアルバイト先での出来事をお話ししたいと思います。

 

そのカラオケ店は、二階建となっていて、一階には私たちアルバイトが居る調理部屋と店長室、カラオケ部屋が数部屋。

二階はカラオケ部屋と廊下の一番奥にトイレがあるだけでした。

 

その日は平日で、男の子のバイトの子が1人と、私と、副店長か店長のどちらかが勤務していたと思います。

副店長か店長は、調理部屋のすぐ横の店長室にいて、調理部屋には私とそのバイトの男の子しかいませんでした。

客入りが悪く、とてもヒマな日でした。

 

「このカラオケ店の怖い話があるんだけど、聞いた事ある?」

 

「ううん、無いよ」

 

「まじで怖いけど、聞く?」

 

「うん」

 

その子はどうやら私を怖がらせたいようで、ニヤニヤしながら、そのカラオケ店にまつわる怖い話しをし始めました。

 

「このカラオケ店、昔は布団屋だったんだけど、その布団屋、経営が悪化して、潰れちゃったんだよね。

その後に、このカラオケ店が入って、建物はそのままで、内装を変えて使っているんだけど、布団屋の時の事務所は二階でさ。

実は、その当時の二階の事務所で、布団屋の社長、首吊って自殺しちゃってるんだよ。

だから、その社長の幽霊が出る、とか見た、って人が何人もいるんだけど、その二階の事務所、今のどの部屋か分かる?」

 

初めて聞く話しでしたが、合点がいきました。

このカラオケ店、二階は全体的に怖くて、1人での掃除や片付けがイヤで仕方なかったのですが、その中でも、一番イヤな部屋があったのです。

 

「分かった!20○号室でしょ!(←昔過ぎて、部屋番号まで思い出せません)」

 

「!!何で分かったんだよ〜(震える声)!

鳥肌立ったじゃないかっ!!」

 

「だって、二階は全部イヤな感じがするけど、あそこの部屋が一番イヤだから」

 

「誰かから聞いて、ほ、本当は知ってたんだろ?!」

 

「みんなに聞いてもらっていいけど、私にその話をした人って、誰も出てこないと思うよ。

今初めて聞いた話だし。

 

あ〜、これでスッキリした!

だからイヤな感じがあったんだー」

 

「やめてくれよ〜、こえ〜よぉ〜!

何だよぉ、怖がらせるつもりだったのに、俺の方が怖いじゃん。

これから俺、夜勤もやるのに(半泣き)」

 

と、私が怖がらずに相手を怖がらせたというオチまでついた嘘のような本当の話しが、当時の出来事。

それから暫くあとの事ですが、このカラオケ店は経営不振で母体のカラオケ店が潰れてしまった事もあり、閉店を余儀なくされました。

 

ただ、話しはこれで完了ではないんです。この出来事にまつわる事で、不思議な話があります。

ネットで怖い話を読んでいた時に、カラオケ店での心霊話が載っていたんです。

私が経験した話と似ているなぁ、なんて読み進めていたところ、違和感を感じました。

似ているなんてものじゃなくて、私が経験した話しそのものなんです。

この話は、今こそこうしてブログに上げましたが、ネットやその他怖い話とかにも投稿した事は無く。布団屋の社長が亡くなったくだりは、バイトの子達が知っていたとしても、実際に私が部屋番号を当てたくだりは、私とその男の子しか経験していない事なのに、そのネットの投稿記事は、投稿者である「私」が経験した話として載っていました。

すごく混乱して驚きました。どうやってそのネット記事に辿り着いたのか全く覚えていませんが、その後、もう一度同じ記事に辿り着く事は出来ませんでした。

 

不思議な出来事の上には、更に不思議な出来事がかぶさってくるんだなぁ、と感じた出来事でした。

第二の故郷の怖い場所

母の実家のある某県某市。

小さい頃、そこで怖いと感じていた場所が二つあります。

一つ目は、母の実家近くの線路沿いの散歩コース。

そこは、昼でも仄暗い雑木林でした。

子どもだったから、鬱蒼とした感じが怖かっただけかもしれないですが、数年後にテレビでやっていた怪奇特集で、その雑木林で心霊現象にあった、と語っていたドライバーの方がいました。

地元では有名な心霊スポットだという事でした。

 

もう一つは、駅近くの真っ白なマンション。

理由もなく、ただ、怖いと感じていました。

丁字路の突き当たりにそのマンションはあります。

そのマンションを目にすると、負のオーラを感じるというか、圧迫感があるというか。いつもなんとも言い難い感覚があったのを覚えています。

成人してから数年間、母の実家で暮らした事があったのですが、その地元の友人から、そのマンションも心霊スポットだという事を聞きました。

そのマンションは昔からあり、周囲には高い建物が他に無かったため、飛び降りに来る人が多くいたようです。

そこで亡くなった方々が幽霊として現れるという話しがあったようです。

 

今でもそのマンションには多くの人が住んでいます。

次の話は、母の実家に住んでいた時にアルバイトをしていたバイト先での出来事をお話ししたいと思います。

建て替え前の家

昔の我が家は、築40年以上の古い家でした。

増築をしたので、半分は築30年程でしたが、けっこういろんな事が起こる家でした。

 

ラップ音は当たり前。

木造の家だから、木が乾燥して弾ける音がしても仕方ない、と理解出来ますが、新しく建てた我が家も木造ですが、あんなに頻繁に音はしないのが当たり前です。

そこかしこから毎日普通にラップ音がしていました。

酷いときは、金属音が鳴り響いたりして(トライアングルを鳴らした時に余韻があると思いますが、そんな音)、ビックリした事があります。

 

そんな我が家では、一番北側にある二階の部屋で寝ると、かなりの確率で金縛りにあうのです。

ただの金縛りであれば

「あ、またか」

と思うだけですが、一度とても怖い思いをした事がありました。

 

その部屋のベッドで昼寝をしていた時の事です。

「あ、来た」

と思った瞬間、金縛りにあいました。

金縛りにあう直前の感覚っていうのがありますよね。

そこまではいつもどおり。

金縛りにあって、動けないのもいつもどおり。

ただ、そこからがいつもと違いました。

 

なかなか金縛りが解けず、

「あー、今日は長いなぁ」

なんて考えていたら、突然、身体が沈み込むような感覚に襲われました。

徐々に下に引き込まれていく感覚が大きくなっていき、とにかく金縛りが解けるよう、どこか動け!と念じながら動かせそうな身体の部分に気持ちを集中させました。

気持ちは焦るばかりで、怖くて心臓がドキドキし、身体が半分以上沈み込んだところで、ようやく金縛りが解け、ガバッと飛び起きました。

 

一秒たりともその部屋に居たくなくて、大急ぎで階下に降りて行きました。

 

数年後、母と姉とその部屋で話していたところ、どんな流れだったのか覚えていませんが、

 

「この部屋で寝るのはイヤなんだよね。金縛りにあうんだもん」

と言ったところ、母も姉も

「えっ!夏も?!」

と。

2人とも、私と同じように、下に引きずり込まれるような金縛りにあったと。

母にいたっては、腕を掴まれたとの事でした。

 

怖いですね。

何なのでしょうか。

その部屋の真下の部屋は、土間になっていまして。

土間には空井戸があったのですが、自分としては、その空井戸が原因だったのかなぁ、と思っています。

ですが、もっと昔。

祖母が嫁に来たくらいの時は、土間だったところは、飼っていた家畜の屠殺場だったとも聞きました。

 

建て替える時に、井戸は息抜きをきちんとしまして、埋めました。

今は新しい家が建っていますが、今の家では金縛りにはあいません。もちろんラップ音も、ありません。

設計の段階から良い家になるな、と思っていましたが、本当に変な事も起こらない良い家が建ちました。

怪現象の起こらない我が家は最高です。

8年前のお盆の頃の話

この話は、先日書いた「ウェブで霊障?!」の記事の中でちょっとだけ出て来た内容です。

 

ウェブニュースのホテルでの怪現象の記事のコメント欄が、コメ主さん達の心霊話しで盛り上がっていたため、私も便乗して経験談を書きました。

私のその経験談をご覧になった方のお部屋の気圧が変わった、とその時にコメントをいただきました。

ウェブで他の方に影響を与えてしまったそんな経験談を今回、細かくお伝えしたいと思います。

 

あらかじめご了承いただきたいのが、これを読んだ方に何か影響があっても、私は責任は持てませんので、どうか自己責任でお願いします。

 

 

 

8年前のお盆の夜の事です。

 

私と飼い犬は、建て替え前の家で、キッチンと続き間になっている応接室にいました。

我が家の玄関チャイムは、玄関外でベルを押すと、キッチンで受信するようになっていました。

チャイムが古くて壊れかかっていたため、そのチャイム音は普通の音ではなく、ちょっと外れた音が鳴るものでした。

 

私が応接室にいた時に、我が家独特のちょっと外れた音で玄関チャイムが鳴り、外から女性の声で

「ごめんください」

と聞こえてきました。

 

応接室には、掃き出し窓が大きくとってあり、玄関は応接室のすぐ近くだったので、外からの声がはっきりと聞こえました。

 

「はーい。」

と、返事をしたあとに、我が家の犬を抱き上げて(我が家の犬は人が来ると吠えるので、犬をおとなしくさせるため)、応接室を出て、廊下を挟んだ向こう側にある居間にいた母に声をかけました。

 

「誰か来たみたい。早く出て!」

 

「えー?」

 

「いいから、早く出てよ」

 

そして、私は、再び応接室に戻りました。

母がお客様の対応をしている間は、犬を抱き上げたままでいようと、ずっと抱っこしていましたが、なかなか母が戻ってきません。

遅いな、と思っていたところで母が戻ってきて、叱られました。

 

「誰もいないじゃない!」

 

母には玄関チャイムは聞こえず、庭のハロゲンも点いていなかった、と。

母は、道路の方まで様子を見に行ったようでした。

 

返事もしちゃったし、玄関も開けちゃった…

 

と、思いましたが、特にその日、その後に何かあったわけではなく。

母もその時だけ怒ったものの、怖がっている様子も無かったので、病院で夜勤をしていた姉に、この話を送信して、それで満足して寝ました(夜勤の時にこんな話を送ってくるな、と後で怒られましたが)。

 

一週間から二週間後くらいの事だったかと思います。

 

母が、突然

「この前の事ね、大木さんに話したのよ。

こんな事があったのよ、まったく、あの子は変なことばっかり言うから嫌になっちゃうわ。

って」

大木さん(仮名)は、母のお友達です。

 

急に何の話しだろう?

と思って聞いていたところ

 

「そうしたらね、大木さんの娘さんのお友達が、○○の方で有名な、霊能者の方の姪御さんなんだって。

娘さんが、そのお友達にこの話をしたら、

 

最近この辺でも震災で亡くなった方が多数、彷徨っているので、お盆の時期でもあったし、家の明かりを見て、助けを求めに来たんじゃないかしら

 

って言われたんだって。

夏に伝えておいて、って言われたらしいのよ。」

 

マジですかっ( ̄◇ ̄;)

リアリティ有りすぎて怖いんですけどっ!!

 

と、ここまでの内容をもう少し端折って、ウェブニュースのコメント欄に載せました。

これにまつわる話は、ウェブで霊障?!の方をご覧ください。

 

それで、母から聞いた霊能者の方の情報をネットで調べてみたら、あっさりヒットしちゃうくらい有名な方でした。

なんでも、その姪御さんは、その霊能者の方のお仕事のお手伝いをしていた事もあるくらい、そちらの力が強いようです。

 

例えば、斎場の近くの道路を通りかかると、この世の人では無い方が車にお乗りになってしまうようで、斎場近くの道は避けて通っているというお話しも聞きました。

 

自分しか、視えない、聞こえない事の証明ってしようが無いんですけど、前出の返信コメントをくださった方であったり、霊能者の方の姪御さんであったり、私の経験した事は気のせいじゃないと裏付けしてくださるような事を言ってもらえたりすると、同じような経験や感じ方をする人っているんだなぁ、としみじみ思います。

 

ただ、残念ながら、その霊能者の方の姪御さんは、昨年ご病気でお亡くなりになってしまったそうです。

お会いする事は叶いませんでしたが、ご相談に乗っていただいた事もあったりして、とても感謝しています。

心よりご冥福をお祈りします。