番外編:ジムがあるホテルでの食事に気を付けよう!
本日は番外編です。
・ホテル内のレストランやバーを利用することがある
・そのホテルにはジムがある
これらにお心当たりがある方に向けた内容となっています。
裏側を見てきたからこそ知ることができた事実をご紹介します。
目 次
注意すべきは「食器」です
先に結論をお伝えします。
注意すべきは「食器」です。
これまでワタシが働いたことがある現場の中に、ホテル内のジムというものがいくつかありました。
それらの施設で目にしたことですので、全てのホテルが危ないというワケではないと思います。
しかし、中には「このようなホテルが存在している」という事実を皆さんにお知らせしたいと思います。
食器が危険な理由
それはズバリ「不衛生」だからです。
宿泊客や利用客の方からは見えない裏側に、厨房や通用口、事務所などがあります。
ワタシが行っていたホテルでは廊下に食器棚があり、お客様にお出しするための食器が保管されていました。
問題はその食器棚の前にジムの使用済みリネン類の「回収パレット」があったことです。
こういうものですね。
使用済みリネンの中には、ジムやお風呂を利用された方が汗を拭いた物が入っている他、様々な物が入っています。
ワタシにとって意外だったのは、ご高齢の方の粗相が想像していたよりも多かったことです。
ご年齢により「緩く」なっていたり、トイレに辿り着く前に出てしまったり(小だけでなく大も・・・)というケースがジム内やお風呂、ロッカー内などで多々ありました(お食事中の方ごめんなさい)。
それらを処理する時にリネン類が使われていたのです。
このように「色々なものが染み込んだ使用済みリネン」が目いっぱい詰め込まれた回収パレットが下図のように常時置かれていたのです。
この場合、避難経路の確保もできていないため消防法上も問題ありそうですね。
普段は導線がふさがっており、消防のチェックの時だけ片付けるのは多くの施設(このホテルや多くのフィットネスクラブ)でやっていることです。
このような施設では、緊急時の避難経路は塞がっていると思っておいた方が、いざという時に命の危険から回避できるかもしれませんね。
このように、お客様から見えない所では(衛生面、防災面で)手を抜いている施設も少なくないのです。
最大の問題点
このケースの最大の問題点は「皆さんが事前に備えることが困難」だということです。
レストランやバーでお店の人に「この食器は衛生的に扱われていますか?」などと聞くのは多くの方にとって抵抗があるのはないでしょうか。
残念ながら、その施設(企業)のモラルに任せるしか手は無いのです。
このケースに有効と思われる護身術
直接的に身を守ることが難しいため間接的に備えていくしかありません。
・施設内の設備を観察する
・従業員を観察する
・なるべく格式の高いホテルを利用する
・危険を受け入れた上で利用する
施設内の設備を観察する
例えばゴミ箱の配置。
・使いやすい位置に置かれているか?
・景観を壊さないように置かれているか?
・お年寄りやハンディがある方にとって不便ではないか?
何かしらの施設で働いた経験がある方には想像しやすいかと思いますが、施設内に置かれている物には「それ自体」そして「置かれている場所」などの全てに意味があります。
「ただ置いているだけ」という施設には「配慮(形としては見えにくいですが)」が足りていないのです。
一つの判断基準として、何かしらの「違和感」を感じるようでしたら、その施設には「何か」があるかもしれません。
ご自身の直感を信じてみてください。
従業員を観察する
そのホテルの従業員には「ホスピタリティ」がありますか?
どんなに丁寧に見えても、どんなに親切に見えても、「作業」として行っている場合と「思いやり」を持って行っている場合では印象が変わります。
その従業員の目は皆さんを「ちゃんと」思いやっていますか?
注意深く見ていると、意外に分かるものですよ。
なるべく格式の高いホテルを利用する
最終手段になりますが、使うホテルは「格式が高いホテル」を使いましょう。
格式が高いホテルであれば、「あらゆる面」で驚くほど行き届いています。
通常のサービスだけでなく、表面からは見えない「衛生面」や「安全面」などの隅々にも、手が行き届いていることでしょう。
金銭的な負担が大きくなってしまいますが、それほどの代償を払わなければこの問題から逃れることは困難です。
危険を理解したうえで利用する
そうは言いましても、全ての方が「いつも高級ホテルを使う」というのは難しいかと思います。
その場合は、皆さんに「危険が及ぶ可能性がある」ということを理解したうえで利用しましょう。
その際は常に、「何かおかしいことは無いか?」とアンテナを張っておくと良いでしょう。
料理の中にハエやゴミが入っていることがニュースになることもありますが、上記のホテルのようなケースでは「目に見えないくらい小さい何か」かつ「ハエやゴミよりも危険な何か」が入っているかもしれません。
そう警戒させるくらいワタシが目にした光景は衝撃的でしたので、被害に遭われる方が出ないか心配でなりません。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このような施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。
フィットネスクラブの「お仕事ごっこ(スタッフトレーナー編)」から身を守ろう!
・トレーナーって呼ばれてる人達はユニフォームが違うし普通のスタッフよりも専門家っぽい
・教えてもらうのに料金がかかるけど、その分ちゃんとしたことを教えてくれそう
・きっとこの人達なら私の希望を叶えてくれるはず
このように風に思っている方が被害に遭わないための護身術をご紹介します。
主に「フィットネスクラブに入会している方」で「自分の目標、希望を叶えるために専門的なアドバイスを求めている方」に向けての内容です。
目 次
- トレーナーにはいくつかの種類あります
- 注意すべきはスタッフトレーナー
- スタッフトレーナーが担当する「企業が提供しているプログラム」とは
- 注意すべき理由
- このケースに有効なフィットネス護身術とは
- 最後に
トレーナーにはいくつかの種類あります
一口に「トレーナー」と言ってもいろんなパターンがありますので、代表的な2種類をご紹介します。
フリーランスのトレーナー
まずは「フリーランスのトレーナー」
企業と業務委託契約を締結して活動する人達ですので、企業側から見れば「部外者」となります。
その中身については玉石混交。
企業によって量産された人達ではないので実に様々な人達がいます。
素晴らしく専門性がレベルが高いトレーナーから、スタッフトレーナー程度のレベルの人まで・・・
この「フリーランスのトレーナー」に関しては、今回の注意しなければならない対象とは区別しなければいけませんので、別の機会に詳しくご紹介したいと思います。
スタッフトレーナー
もう一つが「スタッフトレーナー」と呼ばれる人達です。
その企業が提供しているプログラムを担当している点が特徴です。
・その企業のアルバイトや社員が、通常業務をやりながらプログラムを担当しているパターン
・元々はその企業のアルバイトや社員だった者が、雇用形態を変更してプログラム専任者となったパターン
現在、もしくは過去にその企業に所属していた人達ですので、企業側から見れば「身内」という位置づけのようです。
注意すべきはスタッフトレーナー
上記の2種類の内、注意すべきは「スタッフトレーナー」です。
スタッフトレーナー専用のユニフォームを着ていれば分かりやすいのですが、業務委託トレーナーと同じユニフォームを着ていたり、フロア内に掲示してある業務委託トレーナーの顔写真一覧の中に紛れて彼らの写真が掲示されている場合もあるため、皆さんにとって区別はつきにくいと思います(企業側は意図的に区別が付きにくくしているようです)。
そういう場合は「企業が提供しているプログラムを担当しているか否か」を判断基準とすると良いでしょう。
スタッフトレーナーが担当する「企業が提供しているプログラム」とは
結論から言いますと「マニュアルに沿った内容」だということです。
仕方がないことではありますが、企業が不特定多数に提供するものは個別の方々を考慮したものではなく最大公約数的な内容になってしまいます。
・痩せたい人には「Aパターン」
・その中でもお腹を集中的にサイズダウンしたい人には「Aのお腹パターン」
・鍛えたい人には「Bパターン」
・その中でも厚い胸板を作りたい人には「Bの胸パターン」
というようにマニュアルが用意されており、彼らはそれを暗記したものを提供、もしくは指導中に手順を確認しながら提供しています。
一見、お客様に合わせて個別に提供しているように見えるトレーニング内容であっても、実際はマニュアル内にあるパターンの組み合わせなのです。
注意すべき理由
「スタッフトレーナー」および「企業が提供しているプログラム」には注意すべき理由があります。
一つずつ見ていきましょう。
スタッフトレーナーを注意すべき理由
スタッフトレーナーを注意すべき理由には、彼らの「仕事に対する意識」と「能力」の2つの側面があります。
彼らの「仕事に対する意識」
彼らの出勤はお客様がご予約されたプログラム開始時間の数分前です。
そこから着替えて(もしくは上着を脱ぐだけで)すぐにお客様の前に姿を現します。
マニュアルで実施内容が決まっており個別のお客様のための事前準備が必要ないからなのですが、問題なのはその頭の中。
「今日のお客さんは△△パターンだからラクショーだな」
「マニュアルに載ってることを言うだけでイイから、この仕事はチョロいな」
休憩室での会話を聞いていると、こういう意識で仕事をしているようです。
彼らの「能力」
もう一つは彼らの「能力」
これまでの記事で度々ご紹介していますが、この業界には残念な人達が数多く存在しています。
考えるクセが無い、考えることができないため、お客様に提供しているものが「良いもの」なのか「悪いもの」なのかが区別できていないのです。
彼らにあるのは「教わったから提供している」「言われたから提供している」という単純な(ある意味純粋なw)考えなのです。
通常、トレーナーは「学んだこと」「調べたこと」をお客様のために役立てるには「どのように活用すべきか?」を考えます。
しかし彼らは、何の疑問も持たず、何の工夫もせず、「聞いたこと」「言われたこと」をそのまま提供しているのです。
プログラムを受けているお客様が気分を悪くして横になっている様子をよく見るのも、お客様を見ながら強度を調整する能力に欠けていることが原因かと思われます。
まあ、マニュアルを暗記できるという点で他のアルバイトや社員に比べて優秀とも言えますので、きっと彼らはフィットネス企業の中ではエリートなのでしょうw
「企業が提供しているプログラム」を注意すべき理由
上記で少し触れましたが、企業が提供しているプログラムは個別の方々を考慮したものではなく、最大公約数的な内容となっています。
一見、皆さん用に個別に用意されたように見えたとしてもパターン化されたものを機械的に提供しているに過ぎません。
誰が提供しても同じレベルのものが提供できるため、不特定多数に広くプログラムを提供しなければならない企業側にとっては都合のいいものです。
しかし、その内容が全ての方に当てはまるとは限りません。
個別のお客様のことを想定していないため身体に無理をさせてしまったり、最悪の場合はケガをさせてしまうこともあります。
もし、そのプログラムが合わないお客様がいらっしゃったとしたら、それは「効果が無いもの」どころか「危険なもの」になってしまうのです。
それでも、提供者に能力があれば安全性を考慮して内容をアレンジできるのですが、それも前述した理由から期待できないのです。
ただ、皆さんのご希望や身体にバッチリ当てはまることもあります。
皆さんが意図的にそのプログラムを選ばれたのなら素晴らしい選択だったと言えます。
逆に「専門的なことは分からないからとりあえずそのプログラムをやってみた」というのであれば非常にラッキーだったと言えます。
「当たりハズレが多い」という意味で注意が必要となってきます。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・スタッフトレーナーかどうかを確認しよう
・「提供内容はテンプレ」だということを知っておこう
・勤務中の態度を観察しよう
・違和感を感じたら断ろう
それぞれについて見ていきましょう。
スタッフトレーナーかどうかを確認しよう
まずは「スタッフトレーナーか否か」を確認しましょう。
直接聞いても良いですし、それがためらわれるのであれば、提供内容が「企業が用意したプログラム」かどうかで判断できます。
目の前の人物が「残念な人か否か」が分かれば、危険を回避できる可能性は高まります。
「提供内容はテンプレ」だということを知っておこう
上記でご紹介したように、提供内容は「企業が用意したマニュアル」に沿ったものです。
一見「本物のオーダーメイド」に見えたとしても、その実態は「オーダーメイドに見せかけたもの」です。
皆さん個人個人のことを考えて用意されたものではありませんので、「自分には合わないものかもしれない」ということを理解しておきましょう。
最悪の場合、皆さんの身に危険が及んでしまうこともあり得ます。
勤務中の態度を観察しよう
たとえ提供内容がテンプレであったとしても、そのスタッフトレーナーが誠実にお客様のために尽くす人であれば、そのプログラムはお客様にとって有意義な時間になるかもしれません。
しかし、プログラムの提供者が誠実さに欠ける人物だったら・・・
その判断に役立つのが「勤務中の態度を観察すること」です。
例えば、初回や毎回のトレーニング前にテーブルセットで「カウンセリング」をやる場面などはそのチャンスです。
お互いに椅子に座ってお話しをする際、背もたれにデーンと寄りかかるなど接客業として好ましくない態度をとるスタッフトレーナーには要注意です(フリーランスのトレーナーでもたまに見かけますが・・・)。
人にどのように見られるかを考えられないくらい視野が狭い可能性があるため、きっとトレーニング中の皆さんの状態にまでは目が届かないことでしょう。
彼らが軽い気持ちで提供した内容が皆さんに危険をもたらすかもしれませんね。
違和感を感じたら断ろう
トレーニング中に「コレを行うことは自分にとって良くないことかもしれない」と感じたらすぐに中断してもらいましょう。
もしかしたら、皆さんの状態を気遣うことよりも、スタッフトレーナーが「覚えた内容を提供すること」を優先している可能性があります。
ここで危険を食い止められなければ、これまでワタシが目にしてきた多くの被害者と同じ道を辿ってしまいます。
最後に
このように「スタッフトレーナー」、そして彼らが提供する「プログラム」には危険な要素が含まれています。
彼らが提供するプログラムは利用しないに越したことはありませんが、「安く済ませたい」「他にいいトレーナーがいない」等でどうしても利用しなければならない場合は、「安全性が確認されていないもの」「当たりハズレが多いもの」と割り切って利用しましょう。
そして、違和感を感じたらすぐに危険から離れましょう。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。
小ネタ集「またしてもワタシの売上が他のトレーナーに!!」
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
本日は「小ネタ」をお送りします。
本日の小ネタ
またしても、ワタシの売上が他のトレーナーに計上されるということがありました。
2019年に入って毎月安定的に発生しています。
しかも、今回のケースは奥が深そうです。
その時、護身術は実行された!
今回のケースを簡単にご紹介すると
・お客様がフロントにてプログラム料金をお支払い
・レシートを見たところ、担当トレーナー欄が他のトレーナーになっていた
・気付いたお客様はその場でフロントスタッフに「トレーナーの訂正」を依頼(護身術実行!)
・フロントスタッフはレシートを手書きで修正し「これで大丈夫です」とのこと
・心配になったお客様は「本当に大丈夫ですか?」と問う
・「大丈夫です!」とフロントスタッフ
・その後、データ上で修正されなかったため、別のトレーナーに報酬が入金
チャンチャン♪
このように、このお客様はフィットネス護身術を適切に使用して実行されました。
でも、フィットネス業界はそれを更に上回る対応術を見せてきました。
ここまで来ると、お客様や我々フリーランスのような外部の人間では対応策が限られてきます。
仕方がないので、責任者に依頼して修正してもらうことになりました。
「施設側の改善策」その驚きの中身とは!?
後日、責任者から修正した旨と謝罪を伝えられた。
「今後はミスが発生しないようにしました」とのこと。
どういうことかを尋ねると
・会計の時に使うバーコード一覧表ではトレーナーの名前があいうえお順に並んでいる
・会計時に、隣に並記されている「名前が似ているトレーナー」のバーコードを読み取っていたのがミスの原因だった
・もうすぐ〇〇トレーナー(ワタシの名前に似ているトレーナー)が辞めるのでミスは起きなくなると思う
ということらしいです。
まあ、根本的な解決ではありませんねw
今後、「名前が似ているトレーナーが入ってきたら再発する」ということに気付いていないようです。
しかも、ワタシ以外の(よく被害に遭う)トレーナーは似た名前のトレーナーがいないにも関わらずミスが毎月発生しているようです。
問題は他にあるということに気付いてもらいたいものです。
フィットネス業界はこういう所です。
皆さんもお気を付けください。
フィットネスクラブの「お仕事ごっこ(ジムスタッフ編)」から身を守ろう!
・フィットネスクラブのスタッフは専門的に勉強してきた人たちなんだろうな
・私たち素人が知らないことをたくさん知っているんだろうな
こういう風に思っている方が被害に遭わないための護身術をご紹介します。
主に「まだフィットネスクラブに入会していない方」で「今後入会する予定がある方」に向けての内容です。
目 次
前提として「フィットネスクラブのスタッフは専門家ではありません」
フィットネスクラブでユニフォームを身に纏ってフロア内にいるスタッフは一見頼りがいがありそうですよね。
しかし、残念なお知らせですがフィットネスクラブのスタッフは「運動や健康の専門家」ではありません。
彼らに専門知識はありません
他の分野に比べると、運動系の学校や学部で学ぶことは内容が薄く表面的です。
その学校や学部に在籍している生徒のレベルも関係しているのかもしれませんが、その内容は一般人が独学で学んだものにすら及びません。
この業界に入って間もない頃、いろんな人に専門的なことを教えてもらおうと話を聞いたのですが拍子抜けすることが多々ありました。
自身でトレーニングを実践しているスタッフならば、その経験から多少なりとも人に伝えられることがあるかもしれません。
しかし、トレーニングをしているスタッフ自体が希少ないためそれも期待できません。
スタッフ研修についても「筋トレは10回3セット」「脂肪を燃やすなら有酸素運動」程度の内容です。
今の時代であればスマホで誰でも調べられる内容なのですが、何十年も前から研修内容はブラッシュアップされていません。
元々の環境自体が「専門家を生むのに適していない環境」なのです。
彼らにやる気はありません
たとえ今、知識が少ない状態であったとしても日々勉強していけば成長していけます。
稀な存在ですが、40代や50代からトレーナーの勉強を始めてプロのトレーナーになる人もいます(ホントに稀ですが・・・)。
しかしフィットネスクラブのスタッフは、トレーニングの実践、専門知識の学習など、日々向上するための努力はしていません。
まず基本的な勉強やトレーニングなどの努力をしていない。
そこに加えて、日々の勤務の中で分からないことがあったとしても「後回し」、そしてその後の「ほったらかし」の連続技で成長を止めているのです。
そしてそのシワ寄せは会員様に来てしまうのです。
言っていることには根拠がありません
これらの理由から、残念ながら彼らの言っていることには根拠がありません。
ワタシも初めてフィットネスクラブを利用した頃は
「スタッフの人が一番良いやり方だって教えてくれたから、このやり方が一番良いんだろうな」
「さすが専門家!素人が知らないことをたくさん知っているんだな」
と思っていました。
後で判明することになるのですが、ワタシが知らなかったのは当然のこと。
何故なら、そのやり方は専門的に勉強したものではなく、そのスタッフの「思い付き」だったから。
そのスタッフの経験や想像を基にしたものにすぎないため、意外なほど根拠が少ない、もしくは無いのです。
中には危険なことを会員様に伝えている場面も目にします。
会員様が「専門家」と信じているスタッフによって被害を被るのを見るのは、心が非常に痛みます。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
先日のケースに準じた内容になりますが、このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・相手は素人だということを知っておく
・重要なことは「スタッフには聞かない」
・重要なことは「自分で調べる」
それぞれについて見ていきましょう。
相手は素人だということを知っておく
スタッフは「ただのバイト」です。
社員であったとしても、「他の仕事をやりたくない」もしくは「普通の仕事ができない」人達です。
コンビニの学生バイトと同じような人達と思っておいた方が無難です。
(現在はコンビニも多種多様なサービスが要求されています。もしかしたらコンビニバイトを片手間でやっている人でさえフィットネス業界人よりも高度な仕事をしているかもしれませんね)
重要なことは「スタッフには聞かない」
皆さんは「全く専門外のこと」を聞かれたらどのように答えますか?
ワタシの場合でしたら、まず「自分がその分野について詳しくない」ということを伝えた上で「想像できる範囲の中」で「〇〇だと自分は思う」というように答えると思います。
要するに「素人の想像」です。
フィットネスクラブのスタッフから得られるのは「このレベルの情報」だということを知っておくと安全です(しかもそれを、さも専門家のように話してきます)。
身体や健康に関することは、下手をするとその後の人生に影響を及ぼすかもしれません。
皆さんの人生を「素人の想像レベルの情報」に左右されてしまってはたまりません。
まずは「スタッフには重要なことは聞かない」ようにし、どうしても聞かなければならない時は「素人の想像レベルの情報」だと事前に認識しておくと良いでしょう。
重要なことは「自分で調べる」
「スタッフに聞かないのなら誰に教えてもらえばいいの?」とお思いでしょう。
そういう場合の最適解は「自分で調べる」です。
手間がかかってしまうというデメリットはあるものの、危険を回避できるメリットを考えると、多少面倒でも「自分で調べる」方が安全です。
また、得られる情報についても「自分で調べた情報の方が信憑性が高い」ことに段々と気付けるかと思います。
それでも「自分で調べるのはイヤ」という方は「スタッフに聞くことは危険なこと」だと認識した上で聞きましょう。
聞くことは「自己責任」ですが、実際に被害に遭われた場合は「スタッフ側の責任」なので正当に責任を追及してあげましょう。
最後に
前回の「施設見学編」に比べると「期待を裏切られる前の心の準備」の側面に加えて「危険に対する護身」の要素が大きくなります。
特に「入会手続きを済ませて、今後フィットネスクラブの利用を始める予定がある」という方にはご注意いただきたいと思います。
ワタシは専門的な学習をして初めて「スタッフが言っていることは中身が空っぽ」ということに気付けました。
その時の落胆ぶりはそれはもうヒドイものでした。
「専門家だと思っていた人達が素人レベルにも達していないなんて・・・」
こんな悲しい思いを皆さんにはしてほしくありませんので、ワタシの悲しい経験をぜひ活用していただきたいと思います。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。
フィットネスクラブの「お仕事ごっこ(施設見学編)」から身を守ろう!
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
目 次
本日のテーマ
本日は「まだフィットネスクラブに入会していない全ての方々」に向けて「施設見学」をテーマにお送りします。
今回の内容は「危険に対する備え」というよりも「期待を裏切られないための心の準備」という側面が強くなっています。
精神的なガッカリで済むため危険度は低いものの、フィットネスクラブに入会していない方にも被害が及んでしまう被害範囲の広さを防ぐための記事となっています。
「施設見学」とは、フィットネスクラブに見学に来た非会員様を案内しながら施設内を紹介していくサービスです。
「フィットネスというものに最初から興味を持っている方」はもちろんのこと、「入会を迷っている方」や「どんな感じかちょっと覗いてみたい、という方」、さらには「全く興味がない、という方」に対して「施設やプログラム、そしてフィットネス自体が持つ素晴らしさ」を紹介するという、皆さんの健康やより良い人生のために非常に意義の深いサービスです。
また、フィットネスクラブ側にとっても、大きな収入源である会費収入を得るための第一歩になりますので、企業存続のためにも重要な業務の一つと言えます。
一見、利用者側にも企業側にもメリットをもたらす素晴らしいサービスであるように思えますが、その中身には「皆さんが注意しておかなければならないこと」が多く存在しています。
護身術の基本は「危険に近寄らない」ということ。
しかし、どうしても危険に近寄らなければならない時は「状況を把握して事前に備えること」が必要になってきます。
本日の記事を、事前準備のための情報収集としてご活用いただけましたら幸いです。
フィットネスクラブの「施設見学」とは
「施設見学」ってどういうもの?
理 想
「フィットネスクラブに興味を持った方」「健康の意識が高まり運動を始めようと思った方」「現在入会中のクラブから移籍を考えている方」などが施設を見学に来られた際に、スタッフが施設内を案内しながら設備やプログラムを紹介してくれます。
また、運動に詳しくない方でも安心してフィットネス生活が始められるように、トレーニングや生活習慣などを基本的なことから分かりやすく教えてくれます。
入会手続きをスムーズなものにするために、必要なコト、モノ(証明書類、印鑑など)を事前に教えてくれて、皆さんの手間を極力少なくするための提案をしてくれます。
現 実
丸暗記した手順通りに淡々と施設内を周り機械的に説明してくれます(暗記も完全ではありません)。
スタッフ側に余裕が無く見学者の希望はあまり考慮してくれないため、見学者の方から積極的に不明点や疑問点を質問しなければなりません(スタッフからの質問は稀です)。
健康に関することも教えてくれませんし、詳しくありません。
質問しても、「間違ったこと」「危険なこと」を教えられてしまうことがあります。
後日の手続きの際、言われた通りの準備をしてきても不十分なことが多々あります。
「実は、証明書類が複数必要になる」「クレジットカードを新規で作ってもらうことになる」「ハンコは金融機関届出印でないとダメ」などなど・・・
どういう人がどのように案内してくれるの?
理 想
サービス業、接客業のプロが皆さんの来店をお迎えしてくれます。
「施設」「設備」「サービス内容」を熟知したスタッフが、分かりやすく丁寧に各所を説明してくれます。
健康や運動に関することは、解剖学や生理学的な知識に基づいて専門家として適切にアドバイスしてくれます。
メディアで話題の事についても、しっかりした根拠を持って「実際のところ」を教えてくれます。
スタッフは皆、「サービス精神」「ホスピタリティの精神」に溢れ、皆さんに「いかに多くの価値を届けるか」を考えています。
現 実
多くの場合、施設見学を担当するのは「新人」「アルバイト」「手が空いているスタッフ」「まだ重要な仕事を与えられていないスタッフ」などです。
「施設」「設備」「サービス内容」に関して知らないことが多い上に、覚える気はありません。
「解剖学」や「生理学」のことも知りませんし、勉強する気もありません。
運動系の大学や専門学校で学んできたはずの人も、実際には一般人並みの知識量です(趣味でトレーニングをやっている人の方が知識が豊富です)。
スタッフが意識しているのは「単純作業をこなす」「決められた時間を現場で過ごす」「余計なことはしない」です。
背景にあるもの
上記の「理想と現実」を知って驚いた方もいらっしゃるかと思います。
少なくともワタシがこれまで見てきた、あるいは働いてきた全ての施設は上記のような感じでした。
しかし、中にいたからこそ分かる「仕方ない理由」というものがあるのも事実。
その理由を一つずつご覧ください。
人手不足
「スタッフの定着率が低い」「人件費削減」などの事情により、フィットネス業界は「万年人手不足」の状況なのです。
・掛け持ちをしているフリーターが「繋ぎのアルバイト」として最初から短期間の意図を持っている(もちろん面接の時には「長期間やります」と言います)
・大学生や専門学校生が「学生生活の空き時間に何かできないかなぁ?」という程度の考えで仕事に対する優先順位が低い
・仕事に楽しさを求めていた人や趣味を仕事にしたい系の人が「意外に地味で面白くない」と思って気持ちが萎える
・つまらないイザコザが原因で辞めていく
このような理由により、アルバイトや社員を問わず、従業員が定着しにくい環境なのです。
また、企業側の都合もあります。
・数十年前から市場規模が変わっていない業界なので、企業側は人件費をかけられない(売上アップが見込めないため)
・そのため、新規で人を雇いたくない
・その代わり、現在働いている従業員に多くの仕事を任せたい
・でも、昇給の頻度を少なくしたい
・さらに、昇給額も少なくしたい
現場が厳しい状況でも人手を増やすことには消極的なのです。
このような背景の中で「施設見学の担当者」が生まれる流れは以下のような感じです。
・新人のアルバイトが入ってきたら、まずは「施設見学」を担当させる(見学に来られる方は素人が多いため、新人でも対応できるだろうという意図から)
・先輩スタッフが新人スタッフに、マニュアルを見せながら見学者の立場で施設見学を体験させる
・このロールプレイとマニュアルを覚えておくよう指示
・次の出勤時に、今度は先輩スタッフが見学者となってロールプレイを行う(その後、社員スタッフがチェックを行う場合もあり)
・概ね流れができていたら「だいたいOKだから、次に見学者が来たら担当してみよう」「分からないことがあったらその場にいる先輩に聞けば大丈夫だから」と指示
・最短で勤務開始の翌日には見事に「施設見学担当者」の誕生
先輩アルバイトや社員スタッフも人手不足で時間がないため、その後のチェックは行われず、文字通り「一夜漬け」で施設見学に関する研修は終了です。
能力不足
2つ目の理由として、そもそもスタッフの「能力が低い」ことが挙げられます。
サービス業、接客業のプロであれば、必要な手順を踏みながらもお客様の意向を汲みつつ柔軟に対応し「いかにお客様に喜んでいただけるか」と使命を果たそうとします。
しかし、フィットネス業界人は手順を暗記するだけでほぼ全ての能力を使い切ってしまいます。
覚えたことを機械的に実行するだけで頭がいっぱいになってしまうので、手順に無いことが起きてしまうことは彼らにとって「余計なコト」なのです。
残念なことですが、お客様のことが二の次になってしまうのは必然とも言えます。
スポーツ科などがある学校を例に挙げると、運動に関してはスポーツ科の生徒は優秀ですが、学業に関しては他の生徒には及ばないことが多いかと思います。
何かに特化すると他のことにまでは手が回らないため、これは自然なことであると言えます(稀に例外はありますが)。
スポーツ科の生徒はそのままスポーツの世界で成功を収められれば良いのですが、あの厳しい世界の中で生き続けられるのは、ほんの一握りの限られた人たちだけ。
そこにチャレンジしていくことは素晴らしいことではありますが、そこから脱落してしまった場合は、他の人達の中で生きていかなければなりません。
可哀そうなことですが、スポーツだけやっていた人が普通の世界で生きていくこと自体が不利なのです。
やる気不足
たとえ能力が低かったとしてもガムシャラに頑張っている人は信用もできますし、日々成長して将来的には頼りがいのある人になるかもしれません。
しかし、「能力が低いにもかかわらず向上心が無い」という人が多いことがこの業界の最大の問題点かもしれません。
以下は、ある日の休憩室でのスタッフ同士の会話です。
スタッフA:さっき見学に来た人、トレーニングとかについて難しいこと聞いてきてムカついた~
スタッフB:え~マジ!? 見学に来ただけのクセに難しいこと聞くなんてあり得ないよね~
スタッフA:信じられないでしょ~?
スタッフB:そういう時はテキトーに答えとけばイイんだよ どうせ分かんないんだから(笑)
これが実際の姿です。
彼ら彼女らの頭の中は「一定の単純作業を決められた時間こなしたら時給がもらえる」という考えだけです。
「一定の単純作業」以外のことは「余計なコト」なのです。
こういう考えなので「余計なコト」に対して否定的になってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
普通であれば、分からないことを聞かれた時は「答えられなくて悔しい、次に聞かれた時には答えられるようにしよう」と努力をします。
それを繰り返すことによりその人自身のレベルも上がりますし、他の人からも信頼されていきます。
しかし、フィットネス業界人は自分の未熟さには目を向けず、努力をするという考えに至らないばかりか、質問をした見学者やお客様の方が悪いと責めます。
この業界が数十年も発展せずに留まっているのも必然です。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・相手は素人だということを知っておく
・重要なことは聞かないようにする
・証拠を残す
それぞれについて見ていきましょう。
相手は素人だということを知っておく
上記でご紹介したように、施設見学を担当するのは多くの場合素人同然のスタッフです。
正規のユニフォームを着ていても、一般人未満の知識レベル(しかも勉強する気なし)ですし、接客レベルも高いとは言えません。
加えて、彼ら彼女らは向上心が無い上に、裏ではお客様の悪口を言っている人だということも認識しておくとより万全の備えになるでしょう。
重要なことは聞かないようにする
運動に関することは皆さんの身体に関係してくることです。
場合によっては今後の人生に影響を与える可能性もあります。
一般人未満の知識レベルの人に人生を任せるのは危険な行為です。
今は情報が誰でも手に入れやすい時代ですので、多くの場合は自分で調べることで解決できます。
不確かな情報、危険な情報を素人以下のレベルの人に聞くよりも、自分で納得する答えを探した方が安全です。
証拠を残す
手続きなどに関しては、どうしても彼ら彼女らに話を聞かなければなりません。
そういう場合は形が残るように証拠を残しましょう。
教えてもらった物を用意して後日入会手続きに訪れたら「〇〇が足りない」と言われた、といったことが無いように「メモを取る(紙、アプリなどで)」「必要なもの一覧などを紙媒体でもらう」「音声や画像で記録する(スマホなどで)」などで対策できます。
詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
最後に
今回のテーマの「施設見学」に関しては、「危険に対する護身」ではなく「期待を裏切られる前の心の準備」という側面が強いかと思います。
深刻度が低い代わりに、フィットネスクラブに入会していない方も巻き込まれてしまうという「被害範囲の広さ」が懸念されるため、このように記事にしてみました。
フィットネス業界は「ソフト面」も「ハード面」も洗練されていません。
今のところは、最初から過度な期待は持たない方が良い業界と言えるでしょう。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。