ドジョウ一匹でウナギ一匹に匹敵するほど高い栄養価を持っているって本当?
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
みなさんは「ウナギ」と「ドジョウ」、どちらが栄養価が高いのかご存知ですか?
なんとなく「精がつく食材」として同類かと思っていましたが、土用丑の日に「うなぎを食べよう」とは言っても「どじょうを食べよう」とは言いませんよね。
栄養価が高いのはどっちなんだろう?カロリーは?と気になって調べてみました。
ドジョウ一匹でウナギ一匹に匹敵する程高い栄養価を持っているって本当?
昔から、「ドジョウ一匹、ウナギ一匹」という言葉があったと言われています。
それは、ドジョウ一匹で、ウナギ一匹に匹敵する栄養価を持っているという意味だそうなのですが、本当のところはどうなのか?!
調べてみました。
ウナギとドジョウ、カロリー・脂質を比較
まずはカロリー、脂質を比べてみましょう。
◆ウナギ
(出典:https://calorie.slism.jp/110067/)
◆ドジョウ
(出典:https://calorie.slism.jp/110213/)
そもそもの大きさが違いますので単純に比較はできませんが、
- ウナギのカロリーは225g(1尾(可食部))で574kcal
- ドジョウのカロリーは10g(1尾(丸ごと))で8kcal
どじょうの方が断然低カロリーです。
また、両者の違いを語る上で特徴的なものが「脂質」。
- うなぎは脂質が多く43.43g
- どじょうは0.12g
100g当たりに換算すると、うなぎの脂質は19.3g、どじょうの脂質は1.2gです。
つまり、うなぎはどじょうの16倍ほど脂質をたくさん含んでいます。
脂質の多さがカロリーの高さにつながるそうで、だからこそうなぎのカロリーが高いのだとか。
言い換えればこの脂質によりあのジューシーなウナギがいただける、ということですね。
ただ、カロリーを気にされる方、あるいはカロリーは控えて栄養価を取りたいという方は、ドジョウが断然オススメだということが分かりました。
高たんぱく質、低脂質、低炭水化物の食材として、きっとこれからさらに注目を浴びることでしょう。
ウナギとドジョウ、栄養価比較
次に、栄養価を見ていきましょう。
◆ウナギ・穴子・ドジョウ栄養価比較
(出典:https://pfccheck.com/unagi-anago-nutrition/)
- ウナギに多く含まれるのは「ビタミンAとビタミンD」。
- ドジョウに多く含まれるのは、「ビタミンB12とカルシウム、鉄分」
特に、ドジョウから摂れるカルシウムはウナギの9倍。
その理由の一つはドジョウは皮や骨まで食べるからだそうです。
また、鉄分もドジョウはウナギの約10倍。
調べてみると、成人女性の5人に1人が鉄欠乏性貧血であるといわれ、また中学・高校の女子生徒の貧血有病率が増加しているのだそうです。
鉄分を摂取することができれば、これらの症状も軽くなると言われており、他の野菜などとともに栄養価の高いドジョウをもっと手軽に口にできる機会があれば…と思います。
結論!ドジョウは間違いなく栄養価の高い生き物
こうしてみてみると、ドジョウ一匹でウナギ一匹に匹敵するということは難しいものの(体の大きさが違うので)、ドジョウの小さい体の中に、栄養価がたくさん詰まっていることがわかりました。
しかし、「栄養価が高いからドジョウを食べよう!」とはならないですよね。
今はまだドジョウは身近にはいない生き物だからです。
ドジョウ養殖を通じて、たくさんのドジョウちゃんを生かすことができれば、土を元気にするだけではなく、人も元気にできるのだと確信したどじょ子でした。
さて!次は、いよいよドジョウ料理を食べに行きますか!
自分自身が、その貴重なドジョウちゃんの命を頂きにいきたいと思います。
では、次もまた、どうじょよろしくお願いします。
ドジョウとナマズの違いを知りたい方はこちらから!
ドジョウに詳しくなれる本「特盛どじょう本」(北九州・魚部発行)発見!
こんにちは、どじょ子です。
先日、娘の保育園の行事で「親子遠足」がありました。
娘は楽しみにしているものの、親は「お弁当作って大変」「億劫だなぁ~」と思っていたのですが、
そんな私にサプライズプレゼントが待っていました!
ドジョウに詳しくなれる本は「本屋」ではなく水族館にあった
これまで、ドジョウに詳しくなるために本を買おうと、本屋に行ったり、インターネットで検索していましたが、なかなか無い!
実は、意外な場所にあったのです。
親子遠足で向かった先は「須磨海浜水族園(兵庫)」。
一通り見て回って、待ち受けているのが、子どもたちの夢の場所、お土産物屋(ミュージアムショップ)です。
「うわ~、何か買わなアカンのやろな~」と憂鬱だった私の目に飛び込んできたのが、この本だったのです。
ぎょぶる特別編集「特盛 どじょう本」
編集されているのは、先日ご紹介したこちらの一冊と同じ、中島淳さんでした。
33種類にも及ぶ日本のどじょうが詳しく紹介されているほか、ドジョウにまつわる研究や文化、エッセーがまさに「特盛」の一冊。
まさにドジョウファンとしては、アツい一冊でした。
魚に関してアツい雑誌「ぎょぶる」
特盛どじょう本に惹かれ、本のコーナーをくまなく見ていると、その横には「ぎょぶる」という定期発行されている雑誌を発見。
その中でもドジョウに関する2冊を見つけました。
1冊目「食べて歩いてどじょう旅」(2017年8月発刊)
2冊目「魚部が感動する七人の侍 すごい人列伝」(2019年8月発刊)
何がどじょうに関するテーマなのかというと、先ほどご紹介した「中島淳さん」が取り上げられているのです。
どじょうファンとして、くまなく読ませて頂きました。
「ぎょぶる」は、アマゾンにも本屋にもない!
正確には、東京池袋のジュンク堂と、福岡県内の一部本屋さん、わずかなネットショップ上にはあるようです。
しかし、それ以外の地域は一部の水族館や博物館などにしか置いていないようです。
掲載ページ。
どうりで、「ドジョウ 本」とインターネットで検索しても出てこないわけですね。
でも、とても読みやすいですし、何より楽しく「深く知りたい」という方にはオススメの雑誌だと思います。
2017年には「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」も受賞された「ぎょぶる」。
「欲しい!」という方は、こちらのネットショップからお問合せされてみてはいかがでしょうか。
BASE(ネットショップ)
http://gyobu.thebase.in/maintenances/maintenance_now
おわりに
水族館でドジョウに関する本を見つけ、娘はそこそこにドジョウグッズ探しをした私。
挙句の果てには「ママ、まだ~?」と言われる始末。
ま、大人の方が楽しむことも大切ですね。
ところで、くまなく探しましたが、本以外のグッズは見つかりませんでした。
似たところで行くと、ナマズやチンアナゴは結構あったのに…。
もっとドジョウちゃんをメジャーにしたいところです(笑)
それでは、今日もどうじょ、よろしくお願いします。
★その他「どじょう」に関する本についてはこちらから★
淡路島発、どじょう養殖事業「Peace Soil Project(ピース・ソイル・プロジェクト)」に決定
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
今日は、私たちがこれからどじょう養殖を進めるにあたって、プロジェクト名(社名)が決定しましたのでお知らせします。
PSP(Peace Soil Project)に決定
淡路島発のどじょう養殖事業名を「Peace Soil Project(ピース・ソイル・プロジェクト)」に決定しました。
Peaceは「平和」、
Soilは「土」「土壌」 です。
私たちは、耕作放棄地においてドジョウ養殖を行い、「土壌」を元気にしたい、
そして、土壌を元気にすることで、土地の所有者の方も、地域も、そして自然も豊かにしていきたいと考えています。
ドジョウは、その昔「土生」と表記されていました。
まさに、「土の中で生きる動物」というわけです。
ドジョウが生きるには、豊かな自然、土壌が必要です。
また、ドジョウが生きている「土」というのは、自然本来の豊かさが残っている「土壌」とも言えるわけです。
私たちは、
1.ドジョウ養殖を通じて土壌を元気に
2.土壌を元気にすることで、土地の所有者の方、地域、自然も豊かに
していきます。
目指すのは、人間と自然が「本当の意味での共生」ができる社会。
それが持続可能な社会であり、ひいてはそれが「平和な世界」につながると考えています。
Soil(土)からPeace(平和)を。
そんな願いと思いを込めて、名付けたのが「PSP(Peace Soil Project)」です。
命のシステムを支える「土」。その「土」を生き返らせるドジョウ養殖
どじょう養殖を通じて、「土」を生き返らせ、豊かにすること。
それは、人間を含めた自然の「命のシステム」を元気によみがえらせることにつながっていくと私たちは考えています。
「土」と「ヒト」は繋がっている
土はラテン語で「humus(フムス)」と言います。
この冒頭の「hum(フム)」という文字は、色々な言語に使われており、ご存知のとおり、私たち人間も「human」です。
つまり、私たち人間も、語源をたどれば「土」とつながっているのです。
自然の循環を支えているのが「土」
イギリスにシューマッハーカレッジを創設した、サティシュクマール氏はその著書の中でこう語っています。
「土は、自然を象徴するものであり、生命システムの全体を支えるものです。
あらゆるものは土から来て、土に帰っていくのです」
(「人類はどこへ行くのか」(サティシュ・クマール著/ぷねうま舎)より)
いま、人間をはじめとするたくさんの生き物が地球上に存在します。
私たち人間が生きていられるのは、紛れもなく樹があり、水があり、太陽があり、空気があるからです。
これらの自然の循環を支えているものが「土」です。
美しい地球であり続けるために
私たちが行うことは「どじょう養殖」です。
どじょう養殖は「土」を生き返らせ、豊かにします。
始めは小さな一歩かもしれません。
しかし、自然の循環を支える「土」を豊かにすることは、
・(人間も含めた)自然界の「命のシステム」を元気によみがえらせること
・そして、地球が美しい地球であり続けることにつながっていく
と考えています。
100年先の地球の未来を「人ごと」ではなく「自分ごと」として。
自分が出来ることからスタートしていきます。
挑戦はこれから!
PSPは今始まったばかり。
まずはドジョウ養殖を軌道に乗せるべく、日々探求していきます。
描くのは、大きく広い壮大な世界を。
行動は、今この瞬間、コツコツと。
どじょ子の挑戦、これからも、どうじょ、よろしくお願いいたします。
ドジョウの漢字表記について調べてみた~ドジョウ、泥鰌、土生
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
どじょうについてブログを書こうと「変換」してみると「どじょう」「ドジョウ」「泥鰌」とたくさん出てきます。
そして、本を読んでいると「土生」とも書かれていることもあります。
今回は、表記としては何が適切なのだろう?と思い、調べてみました。
ドジョウは「土生(どじょう)」とも書く
いまや、パソコンで漢字変換しても「土生」とは出てきません。
しかし、ドジョウは元来「土生」とも書かれていたそうで、まさに「土に生きる生き物の象徴」だったことが伺えます。
いまや某アイドルグループに「土生(はぶ)」さんがいらっしゃいますし、大阪府岸田市には「土生町(はぶちょう)」もありますので、「はぶ」としか読まれないかもしれませんが…
どじょうが農業も、自然も、地域も活性化できるのではないかと考えているどじょ子としては、「泥鰌」といわれるより「土生」と書く方がしっくりきます。
そう思ってさらに調べてみると、「土生米(どじょうまい)」というお米があることを知りました。
北海道美唄市にある「JAみねのぶ」さんが作られているお米で、「どじょうが生きていける健全な土で育ったお米である」という意味が込められているそうです。
すてきなお米です!
そう考えると「土に生きる生き物」とも取れますし、「土を生き返らせる生き物」とも言えるかもしれませんね。
やっぱり、どじょうちゃんの存在は素晴らしい!
泥鰌の由来は「泥の魚」だった
次に、なぜ「どじょう」を変換すると「泥鰌」と出るのかを調べてみました。
2つの説があるそうです。
どちらも「泥の魚」という意味で、
「ドロウオ(泥魚)」が言い換えられて「ドジョウ」
「ドロツオ(泥津魚)」が言い換えられて「ドジョウ」
どちらにしても、泥に生きる魚なのですね。
ちなみに、泥鰌の「鰌」は、魚へんに「酋」の「鰌」と書きますよね。
つくりの「酋」はミミズを意味するそうです。
ミミズも土の中に潜って生きているわけなので、確かに似た者同士ですね!
結論!「土生」も「泥鰌」でもいいが、「泥鰌」の方が一般的
調べれば調べるほど「泥鰌」の方が情報量が多いことが分かりました。
漢字のテストで「泥鰌」と書かずに「土生」と書いたら、間違いなく×にされるでしょう(笑)
ですから、一般的にはやはり「泥鰌」を使った方が伝わりやすいでしょう。
…がしかし!どじょ子としては、土に生きる、土を生き返らせる魚ということで「土生」を発信していきたいなと思ってます。
それでは、また。
どうじょ、よろしくお願いします。
どじょうとナマズは何が違うのか?
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
今日は、図書館で折り紙の本を借りてきたので、娘と折り紙をしていました。
そして、作り方が書いてあったので、折り紙で「どじょう」を作ってみました!
◎上手だなぁと思っていただいた方→ありがとうございます!
◎「うん?何か違うような…」と思われた方
→さすが、お目が高いです!
実は、このどじょ子特製「どじょうの折り紙」、作り方の本では「なまず」だったのです。
(「ナマズ」を勝手に「どじょう」と言っているだけでした。汗)
そう言われれば「どじょう」と「なまず」って何が違うんだっけ?と思い、
良い機会だったので、調べてみました。
「どじょう」と「なまず」の違い
特徴的な違いは3つ挙げられるそうです。
1 身体の形
2 ひげの数
3 生きている場所
身体の形
◎どじょう
成長すると20センチ前後。ひょろりと長い円筒形。
まさにこの絵のとおりですね↓
◎なまず
成長すると60センチ前後。平べったい体つきが特徴。意外と大きいのですね。
こんな子ですね↓
(フリーイラスト「素材Library」より)
ひげの数
◎どじょう
上あごに3対(計6本)、下あごに2対(計4本)のひげを蓄えています。
ただ、先日購入して読ませて頂いたこちらの本によると、どじょうの種類によっても、ひげの本数は異なるようです。
◎なまず
上あごに1対(計2本)、下あごに2対(計4本)のひげを蓄えています。
ただ、成長すると、下あごの1対は無くなってしまうんだとか…。
私が折り紙に書いたひげは、まちがいなく「なまず」のひげでしたね。
生きている場所
◎どじょう
水田や湿地、水路で生きています。
※ただし、種類によっては違います。
アジメドジョウは渓流、シマドジョウは川の砂底で生きているそうです。
◎なまず
「どじょう」と「なまず」の共通点
違う点についてみてきましたが、同じ点もあるのでまとめておきたいと思います。
同じ点は、次の点だそうです。
1 生物学上の分類(途中まで)
2 うろこがない
3 水中では「底面」で生活していること
生物学上の分類
どじょうもなまずも、「コイ目ドジョウ科」に分類される仲間だそうです。
ナマズにとってみれば「わしはナマズじゃ。どじょう科に分類するな!」と思うんじゃないかしら…とどじょ子は心配するのですが、
大好きだったドラマ「僕らは奇跡で出来ている」の相河先生によると「分類は人間が勝手にしたもので、本人たちにとっては全く関係ありません」と言っていました。
おそらく、人間が「分類したがり」なのでしょうね。
うろこがない
私が「どじょう」も「なまず」も一緒やろと思ってしまった理由が、この点です。
うろこがないので「ヌメッ」としている点。
動物園(水族館)でも、「うろこがない生き物」として、分類されているようですよ。
水中では「底面」で生活をしていること
どじょうとナマズの生きている場所は、それぞれ「水田・湿地」、「湖沼・河川」と場所は違うものの、水中の「どこに生きているか」という意味では同じだそうです。
それが「底面」。
確かにどじょうも土にもぐって、土の中にあるプランクトンを食べると言いますし、なまずも下に居て見上げているイメージです。
まとめ
今日は、どじょうとナマズ、何が違いで、何が同じなのかを見てきました。
こうして見てみると、「知っているようで、意外と知らないこと」ってたくさんあります。
どじょう養殖をしたら、どじょうを知ってもらえる機会も作りたいな…なんて思い描く、どじょ子でした。
ちなみに冒頭で紹介した折り紙の本、かなり充実していました。
もし良ければ皆さんも、どじょう、いやナマズ?!作りませんか(笑)
それでは、また。
どうじょ、よろしくお願いします。
どじょうの数が激減し、これだけ貴重な存在になった理由
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
先日、新しい書籍を購入しました。
かわいい(?)どじょうちゃんのことを知りたい一心の私は、この本を買わずには居られませんでした。
日本のドジョウ(中島 淳=文、内山 りゅう=写真)
めっちゃ詳しく書いてあり、面白いです!
いま、どじょうちゃんの勉強をさせて頂いています。
環境省が示した「レッドリスト(絶滅危惧種)」にはドジョウが挙げられている
どの本を読んでも書いてあることが、「昔はたくさん存在したが、今はどじょうが減ってしまい、貴重な存在である」ということ。
先ほどご紹介した「日本のドジョウ」にも、23種類のドジョウが環境省が挙げるレッドリストに入っていると書いてありました(2012年)。
また、2018年に示されたニュースでも「どじょうが将来絶滅危惧種に」という記事があります。
「田んぼにはどじょうがいるのが当たり前」だった世界から、どうしてこんなに減ってしまったのでしょうか。
ドジョウが減っている3つの理由
これほどどじょうが減っているのには、次の3つの理由があると言われています。
1つ目が、外来種の存在
2つ目が、環境の変化・環境破壊
3つ目が、乱獲
外来種の存在
どじょうを直接獲って食べる外来種(オオクチバスなど)と、
どじょうをエサにするわけではないが、どじょうと生息域やエサが競合する外来種がいるそうです。
結局、共存できずに、どじょうが減っていくというわけですね…
環境の変化・破壊
人工的な開発により、水田が無くなる・減っているということも、どじょうが減っている一つの理由です。
しかし、水田が残っている地域でもどじょうは減っているそうです。
それはなぜかというと、どじょうは、「水田」と、冬を越す「水路」を自由に行き来できる環境が必要ですが、人為的に水田と水路を分けることで、自由に行き来できなくなり、生きられなくなるということが起こっているとのこと。
人が「人のため」にと行った開発が、自然の生き物にとってみれば、命を繋げられなくなる事象であるということ。
「ヒト」と「自然」の共生は、益々考えさせられますね。
乱獲
観賞用として大量に確保とっていく方がいるようで、そのこともどじょうの激減につながっているそうです。
どじょうの養殖が果たすべき役割
どじょうが激減する理由を知れば知るほど、養殖をすることで、少しでも天然のどじょうを残すことが、良いなと思います。
しかし、何のために養殖をするのかについて、あらためて考えようと思いました。
もちろん、少なくとも、観賞用や食用として乱獲されている、天然どじょうを少し守ることはできると思います。
また、耕作放棄地をそのまま放置すること、あるいはソーラーパネルのためにコンクリートで固めることから避けることはできると思います。
ただ、人と自然の共生の側面から考えると、養殖自体も「人主体」の事業であるとも言えます。
まずは、どじょうちゃんや、田んぼや土と向き合って、考えて行きたいと改めて思った、どじょ子でした。
冒頭にご紹介したこちらの本、本当に詳しく載っていて、参考になります!
ご興味ある方はご覧になってはいかがでしょうか。
それでは、どうじょ、よろしくお願いします!
【どじょう養殖研究】書籍紹介1「ドジョウ~養殖から加工・売り方まで」(牧野博著)
こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。
今日は、どじょう養殖を勉強するために購入し、とても参考になった一冊を紹介します。
まずはこの一冊から始めよう!何でも書いてある
インターネットで「どじょう 本」ないし「ドジョウ 本」と調べ、検索してみました。
すると、最近の検索は優れすぎなのか(?)、「土壌」の本が出てくる出てくる!
「土壌じゃなくて、ドジョウやねん!」とツッコみながら、探しました。
私は、町の本屋さんを応援しているので、普段はインターネット販売ではなく、本屋さんに行くのですが、どじょう養殖に関しては、まずはインターネットで調べた方がいいです。
新刊は出ていないのでそもそも本屋さんに並んでいる確率が低いのと、ニッチなので取扱が少ないからです。
そんな、「土壌本」に邪魔される中、出てきたのが今日紹介する一冊でした。
「新特産シリーズ ドジョウ~養殖から加工・売り方まで」(牧野博著)
この本は、絶対にオススメ!
どじょう養殖をしようという方はもちろんの事、お米を育てているという方にもぜひ読んでいただくとタメになる本だと思います。
副題にもある通り、まさに養殖のイロハから、加工、売り方まで掲載されている一冊で、初心者の私にもとても分かりやすい一冊でした。
養殖技術からどじょう料理の作り方まで書いてある
この本の目次・構成は次のとおりです。
第一章 大和ドジョウを復活させる
第二章 ドジョウ養殖の知識と準備
第三章 ドジョウ養殖の実際
第四章 ドジョウ料理店のつくり方
メインはどじょう養殖技術についてですが、著者の牧野さんは熊本県で「どじょうの牧野」をオープンし、どじょう料理を提供されている方。
そのため、ドジョウ料理についても紹介されているのが、本書の特徴でもあると思います。
どじょうの養殖ができるようになっても、結局「どう活かすか」(どう売るか)を作らなければ、意味がありません。
どじょうを育てるだけでは、土壌を元気にすることは出来ても、「地域活性」にはならないからです。
「需要と供給」という言葉がありますが、販路・売り方を確立することと、安定供給できる仕組みを整えることは、どじょう養殖において必要な2本柱だと言えます。
本書は、養殖技術とともに販売についても触れられており、バランスのとれた一冊です。
何より、分かりやすく書かれているので、どじょう初心者で、生物など理科が苦手な私でもあっという間に最後まで読むことができました。
「養殖を始めてみようかな」と思われた方は、読まれるといいと思います。
ちなみにこちらの本、1996年に初版が出版され、2017年時点で「11刷」となっています。
これは、増刷が繰り返された証拠。
それほどニーズがあった一冊なのでしょうか!
そのくらい「どじょう養殖」に興味を持つ方が増え、どじょう養殖が広まると良いなと思います。
どうじょ、よろしくお願いします!
どじょう養殖に挑戦するブログ
こんにちは、「どじょ子」です。
淡路島在住、どじょう養殖をめざす、どじょ子です。
どじょ子は、読んで字のごとく「どじょう」を育てる「女子」です。
「女子」という言い方もどうかと思いますが(←アラフォーなんで)、「どじょうお嬢」よりはマシかと思い、「どじょう女子のどじょ子です」といつも言っています(笑)
ハッキリ言って「どじょう初心者」です。
父に言わせると「昔はどじょうをフツーに食べていた」とのことですが、私自身は身近にどじょうがいた、なんてことはありませんでした。
ですから、
- どじょうって「どこに住んでるのん?」
- どじょうって「何が好きなん?何を食べるのん?」
- どじょうって「ぬるぬるしてるけどつかまえられるん?」
ってなレベルでございます。
しかし、淡路島移住以来目にする耕作放棄地、そしてどんどん増えるソーラーパネルの設置、人間(大企業)による無茶な自然破壊を目の当たりにして、
「なんとかしたい!」
と思い立ちました。
どじょう養殖で目指すものは「豊かな自然を残すこと」と「地域活性」
「どじょう養殖しようと思ったきっかけ」はあらためて詳しく書こうと思いますが、簡単にいうと「豊かな自然を残すこと」と「地域活性」です。
どじょうが土壌を豊かにしてくれ(←ダジャレではありません)、
どじょうが地域を救う存在になる事を目指して、
ど素人でイチからではありますが、取り組んでいきたいと思います!
どうじょ、よろしくお願いします。