西光寺山(さいこうじさん)712.9m
西光寺山は昔から「一に笠形、二に西光寺、三に清水」とよばれた名峰です。
山名から仏教に関係するだろうと想像でき、山寺遺跡が残っているようです。
兵庫100山で、西脇市内最高峰の山で「ふるさと兵庫50山」にも選ばれています。
下調べすると北東の西脇から登ると見どころがありそうです。反対の今田側からは登り口に「サギソウ」の群生地が有名のようで、登るとしたら真夏になります。
頂上からの眺望はすばらしく、周辺の山並みやまちなみが一望できます。また、登山道の途中には元来海岸性の植物であるウバメガシの群落があり、その珍しさから西脇市の天然記念物に指定されています。山岳信仰の行場であった西光寺山には、巨岩「こぐり岩」や、山頂から南へ下るルートの途中にはこの山の名の由来となった西光寺跡があります。
(歴史)
平安時代には多紀郡一帯は天台宗に強く教化されており、ここ西光寺は天台密教の信仰を集める聖地であった。寺勢は盛んであり12世紀初頭には京都の貴族らにより大般若経写経600巻が奉納されている。源平時代の1184年(寿永3年)に三草山の戦いで敗れた平家の一軍が西光寺に逃げ込み、源義経軍と戦火を交えた。ここでも敗れた平家は、西光寺に火を放ち討死した。その後、西光寺は復興されるも、再び応仁の乱の戦火で焼失、再度復興されるも戦国時代には松永久秀の攻撃で焼失、ついに寺勢は衰えた。数度の戦火を潜り抜けた大般若経600巻は、内200巻が本荘住吉神社に配分された現存する。ウキペディアから引用
今回は地元の小学生が遠足で行く「こぐり岩」が見たく、中畑林間ファミリー園に車を停めて登ることにしました。
ルート上には標識がしっかりとあります。近畿自然歩道のルートにもなっています。
なんと100m間隔で標識が立っています。分岐に注意してほしいからでしょう。
ロープが設置されています。これは登り用ではなく、下山時に落ち葉で滑らないためだと思う。
またも、標識。
”御宝塔登り道”と石柱がありました。
そして、丁石も、昔は信仰の山として多くの人が訪れたと想像できます。
この建物は地図上に「トイレ」とあるので、便所だと思います。中を覗いていないので確証はありません。
修験者の利用した施設がありました。奥には石柱も。ただ、利用されなくなり時間が経っている様子です。
小学校の遠足はこの岩の所までのようです。
「ウバメガシ群落」の説明文。かっては炭焼き利用していたのだろうか?確かに広範囲にウバメガシが生えていました。炭焼き窯の跡は今田側から登ると確認できるそうです。
山頂まではもう少しです。
三宝荒神さん
展望があります。
この東屋で休憩は、展望が開けているので”絶景で気持ち良い”です。