okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

Amazonプライム・ビデオ『フォールアウト』 感想

 

海外ドラマはとにかく無駄に長いので、どうも積極的に視聴する気が起きない。

また、過去に視聴したAmazon Prime Videoのオリジナル作品、『ザ・ボーイズ(The Boys)』や『仮面ライダーBLACK SUN』がとてつもなく駄作だったこともあり、余計に興味も湧かなかったので、本作『フォールアウト』も、ちょっとだけ視聴はしてみても、すぐにリタイヤするだろうな、と思っていた。

人気のオンラインアクションRPGゲームということでタイトル名だけは知っていたが、オンラインゲームをやる習慣がないため、どんな内容のゲームなのか全く知らなかった。
ただ、SF作品なのに、60年代アメリカを彷彿とさせるやけにクラシカルなデザインが目立つ作品のようで、いったいどんなゲームなのか興味はあった。
なので実写作品の方にもちょっとだけ興味が湧いて、とりあえず1話だけと思って視聴してみた。

 

第1話。
いきなり、実写版『DUNE 砂の惑星』の初代ポール・アトレイデス、カイル・マクラクランが出演していて驚いた。
そもそも「fallout」とは、「核爆発後に大気中に運ばれ、徐々に塵として落下する放射性粒子」のことだそうだが、物語の舞台は、大規模な核戦争が勃発(2077年)してから約200年後(2296年)のカリフォルニアらしい。
全米各地に100以上あるという「Vault」という地下シェルターで暮らす一部のエリート層が存在し、そのなかの「Vault33」に暮らすルーシー・マクレーン(エラ・パーネル)が主人公の一人。
ある日、地上から侵入してきた謎の集団に父親(カイル・マクラクラン)を攫われたルーシーは、周囲の反対を押し切って、放射能汚染が広がり無法地帯と化した地上に、たった一人で父親の救出に向かう。
その中で出会った「B.O.S(Brotherhood of Steel)という戦闘集団の組織に属するマキシマス(アーロン・モートン)という黒人青年と、「グール」と呼ばれる、放射能被爆のため全身の皮膚がただれるが、長寿となった元人間である賞金稼ぎ、クーパー・ハワード(ウォルトン・ゴギンズ)という男が、一方の主人公。

 

この3人を軸に物語が展開されていくが、ゲームの内容を全く知らなくても、それほど困ることもなくストーリーを追うことができた。
文字通り温室育ちで、他人を疑うことを知らない世間知らずのルーシーが、生きるためには平気で殺人を犯し、ウソをつき、裏切る人間だらけの地上で、悲惨な目にあいながらも、父親を救出するという目的を諦めない過程。
ルーシーを手酷く扱うグールであるクーパーが、核戦争前には善良な男であり、彼の過去のエピソードが進むごとに物語の核心的な部分も明らかになっていくなどで、思わず次のエピソードもすぐに視聴したくなるとういう。
グロシーンも多いが、『ザ・ボーイズ(The Boys)』みたいに無駄にゲスな描写でもないので、独特の世界観を損なうこともない。
あとカッコよかったのが、B.O.Sの戦士が搭乗する歩く装甲車、パワーアーマー。
まさにパワードスーツといった武骨なデザインの強化装甲服で、殆どCGを使わず?再現されていたのが凄い。シーズン1ではそれほど出番が無かったが、もう少しパワーアーマーのアクションシーンが観たかった。

 

まぁそうは言っても海外ドラマの常で、尺を伸ばすために冗長なシーンも多い。
このシーンをこんなに長くやる必要ないだろ・・ワンシーンで十分!っていうのも結構あって、テンポを阻害していた感はある。1エピソードは1時間だが、45分くらいで十分にストーリーを進められると思った。
・・が、それでもかなり見応えのあるドラマで、最終話のエピソード8で、大方の伏線も回収されており、納得感のあるエピローグだった。
4月11日の配信開始から4日間でAmazon Prime Videoの歴代トップ3にランクインし、シーズン2の制作も決定したそうで、さもありなん、という感じ。
シーズン2の配信が今から楽しみだ。

Amazon Prime Video よ、やればできるじゃないか!


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『バタリアン [Blu-ray]』 & リ・アクション/タールマン&トラッシュ

 

『バタリアン』のBlu-rayと、スーパー7のリ・アクション/タールマンとトラッシュのフィギュアが同日に届いた。

本作の国内でのBlu-ray化は今回が初めてだそうで、値段はお高めだったけど購入したが、久しぶりの『バタリアン』、やっぱり面白かった。
立て続けに吹替版と字幕版を鑑賞してしまったが、続けざまに観ても楽しめる。
上映時間が91分というのも、コンパクトで無駄がなくていい。

 

 

Amazonレビューで炎上していた高橋ヨシキ氏デザインのジャケット。
クールと言えば言えるけど、やっぱり作品イメージからするとコレジャナイ感もあり。

 

 

お馴染みのポスター画像が、ブックレットや盤面には使えて、なぜジャケットでは使えないのか疑問ではあるけど、まぁこれはこれでいいんじゃないだろうか。

 

 

 

それにしても、特典の「劇場チラシ復刻縮刷版」を改めて読んでみたけど、本当にウソしか書いてなくて笑った。ウソしか書いてない。さすが、東宝東和の真骨頂というくらい、ウソしか書いていない。

 

 

リ・アクションのタールマンとトラッシュ、さすがスーパー7のラインナップといった感じで、つい2体とも購入してしまった。

 

 

これはブリスターを破けないヤツ。

 

 

 

 

 

しかしまぁ、もはや40年も前の作品なのに、未だに観れるし、未だに根強いファンが多いコメディ・ホラー作品も珍しい。
こんなふざけた作品なのに、役者は真剣に演じているのでクセの強いキャラクターが活き活きとしているし、ストーリーもメリハリがあってテンポもいい。ドリフのコントを髣髴とさせるボケもキラリと光るコメディ作品ながら社会風刺も効いていて、長年、多くのファンに愛される作品だけあるなぁ、と改めて思った。
あと我々日本人にとっては、当時の東宝東和がメチャクチャなプロモーションをやってくれたことも、この作品が余計に印象付けられたフィクターになっており、日本にとっても特別な作品になっているなーと、改めて感じた。


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