【書評】他人が必ず、あなたに従(したが)う黒すぎる心理術
「他人が必ず、あなたに従(したが)う黒すぎる心理術(ロミオ・ロドリゲス・Jr 著:PHP研究所出版)」の書評です。
本書の説明
Amazon内容紹介から引用
●「黒すぎる心理術」の世界へ、ようこそ!
本書では、あえて心理術の黒い部分にフォーカスし、その強烈なパワーを日常生活やビジネスライフに活かしていただく方法をご紹介します。
マインドコントロール、洗脳、人心掌握術……。どのキーワードを見ても「悪」のイメージを強く持ってしまうのではないでしょうか。実際に、世の中で起こっている犯罪の多くで、このような心理術が悪用されてしまっているのです。
しかし、ここで大事なのは、これらの黒い心理術自体は、決して悪い技術ではないということです。ナイフと同じで、果物をむくために使用するのも、人を傷つけるために使用するのも、すべては使い手の意志に任されているのです。
本書の心理術は、正しく使えば、相手の心を上手に読み取り、人間関係を円滑にするものです。随所に、交渉を円滑に進める技術、状況の打破する技術、そして相手との人間関係を最高のものにしていく技術などがちりばめられています。
闇の世界に引き込まれないよう、絶対に悪用することなく、大切な人たちのために使っていただきたい一冊です。
●内容
1章・相手の本音を確実に見抜く
2章・誰とでも一瞬で心を通わせる
3章・絶対にNOと言わせない
4章・思い通りに他人をコントロールする
5章・絶体絶命のピンチから脱出する
6章・大嫌いな相手に反撃する
感想
2ページごとに各1つの心理術について紹介されています。
どこかで聞いたことがある心理術や、初めて聞く心理学まで様々でした。
数多くの心理術を学ぶことができ、心理学を学んだことがない初心者には特におすすめできる本かと思います。
仕事や恋愛など様々なところで活躍してくれると思いますが、情報量が多すぎるためすべてを使いこなすには時間がかかりそう・・・
時間が足りないのはどうして? 「週40時間の自由をつくる 超時間術」
いつも「忙しい」「時間がない」なんて感じることはありませんか?
この記事で紹介する本『週40時間の自由をつくる 超時間術(メンタリストDaigo著: 実務教育出版)』は、読むことであなたの自由な時間を増やしてくれます。
この本を読めば、あなたの「忙しい」「時間がない」が消え、より幸福感を得られるでしょう。
では、内容を一部紹介していきます。
本書の説明
Amazon内容紹介から引用
「本当は○○したいんだけど、時間がない」
「仕事だけで毎日あっという間」
「どうでもいいことに時間を奪われて、大事なことがなかなか前に進まない」
現代人共通の悩み、「時間がない」。
本書では、心理学・神経科学・脳科学など最新の科学的研究成果をもとに、この「時間がない」と私たちが感じる根本的な原因に迫り、その解決法をわかりやすく実践しやすい形で提示します。
これまでの時間術本とはまったく違う本書、『超時間術』。
◎この本を読めば、あなたが時間に追われている根本的な原因に気づくことができます。
◎そして、この本に書かれていることを実践すれば、時間に追われているいまの状態を脱し、あなたの本当の時間を取り戻せるようになります。
【CONTENTS】
◇時間にまつわる3つの勘違い
◇時間感覚を正す7つのフィックス
◇それでも時間がないあなたに贈るストレス対策
◇職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方
◇自分の時間を取り戻す8週間プログラム
本書の内容
「時間がない」は勘違い
本書では、「時間がない」は勘違い、錯覚であると述べられている。
実は意外と自由な時間は存在し、なんと現代人は週に40時間ほどの時間を無駄に余らせているという。
さて、その40時間はどこへ行ったのでしょうか。
この錯覚に飲み込まれないようにすることで、本来ある時間を大切に使うことができます。
本書では、その錯覚に飲み込まれないようにする方法がたくさん書かれています。
まずは「忙しい」をやめよう
「忙しい」と口に出すのはやめよう。
「忙しい」が口に出してしまうと意識が逸れ、今本当にやるべきことに集中ができなくなってしまうとのことです。
簡単にできることなので、ぜひ「忙しい」の口癖をやめましょう。
欲望とぶつかり合うと「時間不足」を感じてしまう
例えば、学校の課題が残っているのに「ゲームをしたい」という欲望に飲まれ、ゲームをしたり・・・
こういった「やるべきこと」に対して「欲望」は敵なのです。
欲望を優先してしまうからこそ、「時間不足」を感じてしまうのです。
などなど
錯覚の原因意外にも、本書では時間不足の錯覚をなくしてくれる方法がたくさん書かれています。
紙の本・電子書籍・オーディオブック 果たしてどれを利用するべきなのか 各メリットやデメリットを紹介
本には、紙の本やKindleなどの電子書籍、最近ではオーディオブックもありますね。
果たして、どれを利用するべきなのか。
では、それぞれメリットやデメリットを紹介します。
紙の本
メリット
記憶が定着しやすい
スタヴァンゲル大学のアン・マンゲン氏の研究より、紙の本を読んだ人は電子書籍などを読んだ人と比べて記憶量が多いということが分かっています。
パソコンでノートをとるより、シャーペンで手書きでノートをとったほうが記憶が高まるのと一緒ですね。
売れる
電子書籍やオーディオブックは売れないが、紙の本は実体があるので売ることが可能。
紙の本は電子書籍やオーディオブックと比べて値段が高いことが多いが、売ることを考えたらむしろ紙の本が一番安く買えるのかもしれないですね。
本が家にあると賢く見える
ビジネス書が家にたくさんあると、やはり賢く見えます。
読書量と年収は比例するともよく言われていますね。
デメリット
値段が高い
電子書籍、オーディオブックと比べて値段が高め。
場所をとる
もちろん紙の本は実体するものですので場所を取ります。
本棚も必要となってくるでしょう。
電子書籍
メリット
どこでも読める
スマホで読めるため、場所を取ることもなくどこでも読むことが可能。
時間の空いた時にいつでも読めるのはとても魅力的だと思います。
購入後すぐに読める
紙の本と違い、購入後すぐにダウンロードし、読むことができます。
値段が安い
紙の本と比べて値段が安いです。
目次から読みたいところへジャンプできる
目次から気になる見出しをタップすることで、ジャンプすることが可能な電子書籍もあります。
目次を見て気になるページまで捲っていく作業は要らず、すぐに気になったところへジャンプし読むことができるため便利です。
マーカーを付けられる
Kindleでは気になった個所にマーカーが付けられる機能があります。
デメリット
端末によってサイズが小さく読みづらい
スマホで読むには小さい気がします。
オーディオブック
メリット
イヤホンがあればどこでも聴ける
イヤホンを持ち運ぶ必要があるが、どこでも聴けます。
また、両手が空くため、何か作業をしながらでも聴くことが可能。
聴きながらメモを取れるのは大変良い点だと思います。
購入後すぐに読める
電子書籍と同様、購入後すぐにダウンロードし、読むことができます。
値段が安い
電子書籍と同様、紙の本と比べ値段が安いです。
活字を読むのが苦手でも大丈夫
活字を読むのが苦手でも、そもそも聴くものなので大丈夫です。
デメリット
イラストがない
イラストがないので、分かりづらいこともあります。
イヤホンを持ち運ぶ必要がある
外で使用する際にはイヤホンを持ち運ぶ必要がありますね。
結論
読んだ本の内容を記憶に残したいなら紙の本
価格、利便性を考慮するなら電子書籍
活字を読むのが苦手な方にはオーディオブック
が良いと思われます。
こんな勉強、やっていませんか?非効率です。 「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法(メンタリストDaiGo著:学研プラス出版)」 書評
「勉強って、どんなやり方したら効率が良いんだろう?」
そんな疑問を持つあなたに、なんと答えそのものが書かれている本「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」の書評です。
ん?なんで答えそのものなのかって?
それは、この本にはほぼ科学的に証明されている(現在)効率が良い勉強法が盛りだくさんの本だからです!
本書の説明
Amazon商品の説明から引用
★★★莫大な収入とスゴイ肩書きをゲットせよ!
DaiGo式・オキテ破りの勉強法を本書で初公開★★★
慶應義塾大学理工学部在学中は人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究し、人間の「心」を探求。
同時に英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてあまたのテレビ番組で唯一無二のパフォーマンスを展開。
その後、活動をビジネスおよびアカデミックに方向転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発者、作家、大学教授といったスゴイ肩書きを次々に獲得。
ベストセラー著作を連発し、発行部数はすでに累計300万部を突破――。
メンタリストDaiGoは一体どんな方法で膨大な量の知識・スキルを学習し、それらすべてを効率的に結果につなげているのか?
そして、驚くべき収入を手にし、スゴイ肩書きを次々に獲得し続けているのか! ?
本書ではDaiGoが自らのサクセスストーリーを実現させた「人生を最大化する勉強法」をまるごと初公開します。
もちろん、入学試験、資格試験、昇進試験、検定試験にもバッチリ役立つノウハウが満載です。
最短の時間で最大の成果を手に入れるDaiGo式・オキテ破りの勉強法。あなたもぜひ、試してみてください! !
【目次構成】
1章 やってはいけない! 7つの勉強法
2章 「超効率勉強法」の基本
3章 学習効果を激しく高める! 「勉強前」7つのテクニック
4章 記憶の残り方が変わる! 「勉強後」5つのテクニック
5章 上級者向け! 勉強の効果をさらに高める7つの学習習慣
6章 才能の差はこうして超えろ! 地頭を良くする科学的トレーニング
本書の内容
学校の先生のやり方を覆そう
まず本書を読んで衝撃を受けたことは、学校の先生は教えるプロだけど学ぶプロではないとのこと。
読んでいて、確かにそうだなと、感動しました。
ということは、何か勉強していて分からないことがあれば、先生に教えてもらうのは効率よさそう。
科学的にやってはダメ!7つの勉強法
■ハイライトやアンダーライン
これは重要なところだけマークを付けても、「なんでそこが重要なのか」が分からない。よって、応用問題には使えないとのことです。
さらに、重要な部分のみを暗記するのなら、もっと効率の良い方法が存在している。
先生に、「ここアンダーラインね」と言われても、アンダーラインを引く必要はないかもしれませんね。
■語呂合わせ
これは、よく元素記号を覚える際に使われる、「水平リーベ・・・」とかのこと。
確かに語呂合わせがあまり有効でないことは私自身も実感したことがあり、「水平リーベ・・・」を覚えても、元素そのものの名前が思い出せなかったりしたことがある。
■テキストの要約
ん?これは有効っぽいけど?と思った私。
しかし、テキストの要約というのはかなり難しいとのこと。
良い手段ではあるのだけれども、これについては本書で詳しく紹介されています。
■忘れる前に復習する
先生ってよく、課題、宿題に今日授業でやった範囲の問題出したりしません?
今日授業でやったところは、帰って家で復習するように。なんて言ったりしません?
実は忘れる前に復習するよりも、忘れるタイミングで復習した方が良いとのことなんです。
■集中学習
ぶっ続けで勉強すること。
私もテスト前日とかにはよくやっていましたね。
そもそも人間には集中力が続く時間には制限があります。
また、記憶の定着率を上げるためにも休憩はとったほうがいいのです。
■自分の学習スタイルに合わせる
はい、私です!
これが科学的に効率が悪い勉強法だとは思わなかった...
まぁー、科学的に効率の良い勉強法を使用するのが結局良いよねってこと。
成績を残せる正しい勉強法の1つの共通点
正しい勉強法に共通する、1点の共通点。なんでしょう?
それは、アクティブラーニングです。
アクティブラーニングとは、自分から進んで勉強をすること。
簡単に言うと、先生から言われて勉強する、受け身の体制ではなく、
自分から勉強するという、自発的な体制のことです。
確かに受け身の体制で勉強した部分よりも、自分から進んで勉強した部分のほうが記憶に残っている気がする。
勉強をする前にしておくべきこと
■既に自分の知っている知識を思い出しておく
「~を知るためにココを勉強する!」ではなく、それと関連付きそうな、既に知っている知識を思い出しておくのです。
脳内の考え方は、簡単にいうとマインドマップです。
勉強をし、既に知っている知識を思い出しておくことによって、その知識と新たに入ってきた知識を脳内で結び付けてくれます。
そうすると、記憶の定着率が上がるのです。
※本書では、この他にも勉強の前にすべきことが書かれています。
勉強後にするべきこと
■昼寝をし、起きたらテストをする
勉強後に昼寝をすることで、記憶の定着率が上がります。
よく、徹夜の勉強は効率が悪いと言われていますが、そんな感じです。
睡眠をとることで、記憶の定着率を上げてくれるのです。
さらに、昼寝から起きたら、昼寝する前に勉強していた部分をテストすることでさらに記憶が定着してくれます。
※本書では、この他にも勉強後にするべきことが書かれています。
本書を読むことで得られるもの
・科学的に証明されている効率的な勉強法
・頭の良さ
感想
衝撃を受ける内容が多かったです。
本書では、科学的に証明されている勉強方法がたくさん書かれています。
その中から自分に合う勉強法を実践してみよう、との内容です。
勉強法の他にも、ワーキングメモリの鍛え方やマインドセットについても書かれています。
部下を操れるテクニック「アクノレッジメント」とは? 「コーチングのプロが教える「ほめる」技術(鈴木 義幸著:日本実業出版社)」書評
部下、生徒、あるいは友達や恋人でもいい。
「自分の指示したことを行ってくれない」
そんな経験はないだろうか。
本書では、相手を操る「アクノレッジメント」について、またその手法についてを教えてくれる。
タイトルでは、「ほめる技術」となっているが、実際の内容は「アクノレッジメント」の内容だ。
著者はこの「アクノレッジメント」という言葉はあまり知られていないため、分かりやすく「ほめる技術」としたそうだ。
本書の説明
▼Amazon[商品の説明]より引用
●あのロングセラーがコンパクトになって登場!
コーチングの基本図書として2002年の刊行以来、読み継がれてきたロングセラーが新書版に装いを変えて登場。
常に携帯しながら、部下指導などさまざまなビジネスシーンで、どうコミュニケーションをとればいいか迷ったとき、
ヒントを得ることができる。
●「ほめる」のにも技術がいる
人はほめて使え、とはよくいわれることだが、相手のタイプによってほめ方を使い分けないと、逆効果になることもある。
たとえば、行動的、野心的で人に指図されるのを嫌う「コントローラータイプ」はその人自身でなくチームの仕事ぶりを
ほめるのが効果的。
●「アクノレッジメント」をすぐに実践できる
コーチングの基本概念である「アクノレッジメント」は「ほめる」だけでなく、相手を「認める」こと全般を指す。
相手を認め、ほめて、存在承認を与え、そして動かすコーチングの手法を具体的な例をまじえながらやさしく解説する。
本書の内容
昔と今はやはり違う
昔は、上の立場の人間から指示されれば、下の人間は何も言わず従った。
それと比べ、今はどうだろうか。
現在は転職など、辞めたくなったら辞めることができる。
そんな時代なことから、現在は上の人間から指示をされても動かない人間が多いのである。
そう、昔のやり方では人は動かすことが出来ない。
今に合った形で、相手を動かしていこう。
今の人間は自分で選択し、行動する方が現実的になりやすい
今の人間は、他人から「こうしろ」と言われるよりも、自分で「こうしよう」と決断したほうがその成果が現実的となりやすい。
勉強面でも、アクティブラーニング(自分から積極的に勉強すること)が効率的である。
どうやら現代の人間は何においても、自分から選択して行動する方が成功しやすいのだろう。
アクノレッジメントとは
さて、先ほど「今に合った形」とは言ったものの、「それはどんな形だ?」と頭の上にはてなマークが浮かぶことだろう。
本書では、このご時世「アクノレッジメント」により、人を動かすことが出来ると書かれている。
この「アクノレッジメント」は、簡単に言えば相手の存在を承認してあげること。
つまり、相手の承認欲求を満たすことだ。
先ほども記述したが、本書のタイトルは「褒める」となっているが、本書の中身はアクノレッジメントの手法について書かれている。
アクノレッジメントの手法
本書では、たくさんのアクノレッジメントの手法について書かれている。
褒め方、謝り方、任せ方、影響を言葉にする方法、相手の変化を言葉にする方法、4つのタイプ別に聞くアクノレッジメントの手法など...
その中でも私が一番ためになったことが、次に紹介する褒め方のアクノレッジメントだ。
褒め方にもY、Iのスタンスがある
褒め方には、Yのスタンス、Iのスタンスの2つが存在する。
Yのスタンス = 君は毎日コツコツ頑張っていてすごいね
Iのスタンス = 君のおかげでうちの会社は売上が上がり助かっているよ、君は天才だ
この2つの褒め方の違いはお分かりだろうか?
そう、YのスタンスはYou(相手)のみを指す褒め方であり、IのスタンスはI(自分)への影響も含めた褒め方なのである。
1番重要だと思ったこと
昔は、やれと言われればやった時代。
今は、やれと言われてもやらない時代。
だからこそ、この本書で紹介されている「アクノレッジメント」を行うべきだ。
これが、本書で一番重要なことではないだろうか。
本書を読むことで得られるもの
- 相手を行動させる技術
- 人間関係が上手くいく方法