因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

面白い作品は生まれ続けている。

はじめまして、あるいは、おひさしぶりです。

 

約3年ぶりにこのブログを再稼働させます。

書き方も、書くペースもかなり変わるとは思いますが。

今久しぶりに確認したら、ほぼ毎日視聴したアニメの感想を書いている時期もありますしね。

さすがに同じことをまたやるのは無理ですから。

 

気ままに、気が向いたときに、アニメや漫画、ラノベについて書いていくことになるでしょう。

 

このブログの更新が止まってから今までの間にも、どれだけ面白い作品があったことか。

 

2022年12月現在、直近のアニメで、今とりあえず思いつくのを適当に挙げておきますか。

 

例えば、前クールの『リコリス・リコイル』。

なんか勢いがすごかった印象がありますね。作品の内容ではなく、反響が。

もちろん作品自体も面白かったし全話見ましたが、これといった爆発要因があったようには思えません。僕が知らないだけかもしれませんが。

それこそこのブログを一番書いている時に視聴していたら、反響も含めて感想を書いたりしたのかな?しないかも。

本作の物語は、オリジナルだけあってワクワク感がずっと継続していましたね。

だからといって、奇をてらった展開や、だれも望んでいない爆弾回を投入したりすることもなかった気がします。

身も蓋もない言い方をすれば、絶妙な塩梅の名作でした。

もちろん、誉め言葉です。

工夫しながら、王道を最後まで貫き通したという印象です。

正直、王道を最後まで貫き通して名作として終わらせるのが一番難しいように思えるので。

しかも同時に邪道への可能性も必ずしも排除していない、という印象もあり、そこもまた好印象でした。

個人的には、現時点で今後も時間が空いた時に繰り返し視聴するだろう作品リストにもう入っています。

最後に適当なコメントを加えるとすれば、少女2人のバディものが今後絶対増えるだろうと確信させる作品でした。

やはり『かわいい』の空間に、無粋な男は基本的にはいらないのかと、あらためて考えさせる作品でもあったかもしれません。

いわゆる『きらら』系になじみのある人なら周知のことかもしれませんが、『リコリス・リコイル』は一応シリアス系の作品でもあったので、より広範囲にね。

いや、それを言えば『まどマギ』もそうか?はて?

 

次に、まさに直近の作品に言及するならば、やはり『ぼっち・ざ・ろっく!』ですかね。

初回からほぼ毎話、リアルタイムで視聴していました(dアニメの配信タイミング)。

個人的な感想をいえば、視聴を続ける程度には面白いが、ふとした気まぐれで見るのをやめてしまうかもしれない、という程度の作品でした。

そう、伝説の第5話を見るまではね!

まあ、絶妙でしたよね。

まどマギ』以来、どんなアニメも3話までは要注意、という警戒網を敷いてきた身としては、正直気が抜けていました。

なんでしょうね、どうしてここまで『ぼっち・ざ・ろっく!』が爆発したんでしょう?

もちろん今は最高に注目している作品であり、それこそ5話以降は、もう一つの神回と言われる8話まで視聴していますが、どれもハズレ回がないという印象です。

個人的には、今期のアニメの中ではぶっちぎりの良作であると断言できますね。

このような経験は、これまでもあまりなかった印象です。

例えば、何か大きなきっかけで真相が明らかになり、これまでの見方が大きく変わった、という作品はそれなりにあります。

また、もとから前評判などもあって特定のタイミングで爆発することを知っていて、それを待ちながら視聴を続けた結果として、その我慢が報われることはありました。

さらに言えば、特にアニメオリジナル作品の場合には『お?』『お?』『おおー!!』という感じで順当に期待値が跳ね上がるケースも多いです。

その点、『ぼざろ』は微妙でした。

最もわかりやすい不満として、主人公のぼっちが真の実力を発揮するのはいつ?ということがずっと頭に残っていたわけです。

普通のアニメで言えば、1話か3話、そうでなければ最終話付近まで温存というのが鉄板という印象です。もちろん作品のストーリーにもよりますが。

結果、4話まで進んでぼっちちゃんはただの陰キャムーブしか見せず、原作を知らない僕からしたら、『なるほどね、ぼっちちゃん覚醒はまだ先だな、これ』と勝手に想定していました。

それがまさかの5話での爆発。

結果として、これまで最大の不満だったぼっちの覚醒が見えた以上、主人公のぼっちちゃん以外のキャラにも目を向けるようになります。

すると、相乗効果的に他のキャラたちの魅力も一気に見えてくるわけです。

今世界を揺るがす『ぼっち・ざ・ろっく!』ムーブメントの中には、僕と同じ印象を抱いた人も多いんではないでしょうかね?

一部の原作ファンなどからしたら、こうして流行に乗るのを嫌う人も、もしかしたらいるのかもしれませんが、これは仕方がないです。

だって、アニメが僕のような単純な人を乗せるつくりをしていたんですから。

また、『ぼざろ』が流行ってきたから便乗して急に肯定的な意見を出し始めたと批判する人がいるとしたら、それも間違いであるように思えます。

原作を知らないとはいえ、僕は1話からアニメを見てきていましたが、まさに5話を前評判などまったく知らずに見ていたら、視聴後に一気にネットでの評判を検索するようになったのです。

5話を見て、みんなはどう思ったのか知りたいと思ったほど衝撃だったわけです。

ただし、度肝を抜くような展開が用意されていたわけではない。あくまで、王道中の王道の展開を、満を持して披露した、ということでしかありませんでした。

しかしその披露の仕方が、なんとも絶妙でした。

なんというか、押し売り感がなかったのでしょうね。

誰もが期待していた展開であるのは確かなんですが、そのお披露目の時に、『はいはい、これだろ?』って見せられるのと、『お待たせっ!!』と見せられるのでは、天と地の差があるわけです。

その点、『ぼざろ』アニメは後者の『お待たせっ!!』を見事に達成したとしか言えません。

いや~おもしろい!

当然のことながら、早くもアニメ2期を希望します!

 

というか、復帰の簡単な報告だけのはずが書きすぎました。

 

ひとつだけ最後に言っておきます。

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のアニメ第2期が、2023年1月から始まるようです。

偶然にもこのブログの最期の記事は、『防振り』アニメ第1期の感想でした。

その点、ある意味復帰にはちょうどいいかもしれませんね。

 

とりあえず、今後もアニメを中心に適当に書いていくことになると思います。

今回みたいにダラダラ書くこともあれば、まとめて何かを真剣に書くこともあるかもしれません。

 

 

 

防振り 12話「防御特化とつながり。」【アニメ感想】

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。アニメ12話(最終話)の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

ペイン率いる集う聖剣に追い詰められた楓の木。

その結果、メイプルが魔王になりました。

そしてイベント後にはみんなでパーティー

 

いつも通りの面白さ。良い最終回でした。

それと、最後にちょっとだけアニメ2期が匂わされていました。期待しちゃいますね。

 

 

 

【今回の防振り】

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会

 

ペインの攻撃で大ダメージを受けたメイプル。

しかし不屈の守護者のおかげでHP1だけ残して生存。

 

そこからメイプルは捕食者や毒竜を使って牽制しようとするも、そのすべてをペインによってさばかれ、変わらず絶体絶命。

そこでメイプルにカバームーブを使わせようとしたイズ。しかし、超加速を使ったペインからの攻撃を受けてしまい、イズが退場。

 

クロムはマイとユイを守りながらドラグと戦闘。

サリーとカスミはフレデリカによって拘束&攻撃。その隙に楓の木のオーブを狙うドレッドと、それを迎え撃つカナデ。しかしそのときペインから攻撃を仕掛けられ、カナデも退場。

 

そしてメイプルにとどめの攻撃を仕掛けるペイン。

すると、メイプルは盾を手放し、カウンターの砲撃をお見舞い。ペインに直撃。

しかし、メイプルと同じく不屈の守護者によって生存していたペイン。

 

あらためて追い詰められるメイプル。

そこで、とうとう暴虐を発動。

モンスター化したメイプルに食われ、ペインが敗北。

続いてドラグ、ドレッド、フレデリカも暴虐メイプルによって退場。

 

かくして、集う聖剣トップメンバーとの戦いになんとか勝利した楓の木。

 

その後、イズとカナデも復活し、今後について話し合い。ちなみに一日一回しか変身できないためメイプルは暴虐状態を維持。モンスター姿でお茶を飲んだり。

イベント2日目が終わったばかりだが、メイプルの奥の手を見せてしまった以上、楓の木は次の段階に移行することに。

その目的は、6位という現在の順位を維持するために他ギルドがポイントを取りにくくすること。

 

それから、ギルドを全滅させてオーブ自体の数を減らすために、暴虐メイプルを筆頭にして攻めまくる楓の木。

そしてこの動きに他ギルドも便乗。これまで以上に激しいギルド同士の潰し合いに突入。

 

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会

 

大勢の敵に包囲されている炎帝ノ国。

全滅覚悟でそれを迎え撃つミィたち。その前に現れた暴虐メイプル。

しかしメイプルはミィたちには攻撃せず、包囲していた敵の方を一気に掃討。

 

楓の木の狙いは、ここに集まったたくさんのギルドを潰すこと。それを炎帝ノ国にも手伝ってもらう必要があるというサリー。

同じく、周辺でギルドを潰し始めた集う聖剣。

 

サリーとカナデの連携スキルによって、暴虐メイプルが7体になるという異常事態も勃発。

 

ともあれ、集う聖剣、炎帝ノ国、楓の木の共同戦線という様相を呈すことに。

 

結果、イベント3日目にもかかわらず残ったギルドは6。そしてそれらのギルドの獲得ポイントはみんな10位以内。10位以内のギルド全部に同じ報酬が与えられるため、この時点で、第4回イベントはほぼ終了。 

 

今回のイベントを振り返る運営。その悩みの種はもちろんメイプル。

しかし、もはや看板プレイヤーとなってしまったメイプル。彼女の影響で新規プレイヤーが増え、彼女に対抗するために努力する者が多くなってしまった以上、いま無理にメイプルを弱体化するのはゲーム的に逆効果。結果、見守ることに。

 

第4回イベントの結果。楓の木は3位。

楓の木の拠点でイベント打ち上げパーティーが開催。集う聖剣と炎帝ノ国のトップメンバーたちもメイプルに誘われて参加。第4回イベント名場面集を見て盛り上がるみんな。

 

それから。

メイプルとペイン、ミィの3人がパーティを組んだり、いろいろ。

 

ここでおしまい。

 

 

 

【感想】

面白かった。良い最終回でした。まさに期待していた通りの展開。

 

ペイン強かったですね。イズとカナデを倒し、メイプルにも致命傷を与えていました。

でもそれ以上にメイプルがヤバかっただけ。彼女ひとりで集う聖剣のトップメンバー全員を倒しちゃいましたからね。

暴虐発動後は、完全に勇者ペインと魔王メイプルの戦いって感じでした。

 

メイプルとペイン、2人とも不屈の守護者を持っていたというのも面白いところでしたね。 ある意味では、ペインはメイプルを一回倒し、メイプルはペインを二回倒したことになります。

 

いつになったらメイプルは暴虐を使うんだとずっと思ってました。

ただ、インパクトこそ抜群ですが、暴虐ってそこまで万能ではないはずですよね。

結果だけ見れば、最初からメイプルが暴虐状態になっていればもっと簡単だったのではないかと思いたくもなりますが、ペインが最後あっさり食われて負けたのは、もうHPが1しか残ってなかったというのもありますよね、たぶん。

だからあの結果は、機械神モードのカウンター攻撃で致命傷を与えたからこそでしょう。最初から暴虐状態だったとしたら、むしろペインには勝てなかったんではないでしょうか。他のフレデリカたちはともかく。

 

結局最後は全部メイプルがもっていったので、まさに期待通りの結末でしたね。

やっぱりここまで来たらメイプルが圧倒するところを見たかったですし。

ただ、サリーやフレデリカなど他のプレイヤー同士の戦闘が続いた場合、それぞれの対戦結果はどうなっていたかも気になりますよね。そこらへんは今後のお楽しみなのかな。

 

そして集う聖剣と楓の木の決戦の後の混戦状況では、上位ギルドが順位を維持するために結束するという流れになっていました。

楓の木が炎帝ノ国などを壊滅させなかったのは、自分たちより上位だったから。そこを倒して上位になってもたいして意味がなく、むしろ一緒に下位ギルドを潰した方が楽。

要するに、なかなか汚い手段と言えますね。玄人のサリーが考えそうなことです。

実際のMMOでもこういった上位ギルドの結託による独占とかがあったりするんでしょうか。世知辛い世の中ですね。

 

そして最後は上位ギルドが仲良くなってハッピーエンド。

本作ではそもそもライバルキャラがみんな良い人ばかりですから、こういった展開になっても全然不思議ではありません。  

もちろん各自の友好的なライバル関係は続くんでしょうが。

 

とはいえ、これからの展開がどうなるのかは気になるところです。

現時点で最強のプレイヤーであるペインにメイプルが勝利し、名実ともにメイプルは最強になったわけですから。

強くなったペインやミィとの再戦なども当然盛り上がるでしょうが、それとは別のライバルが必要でしょう。

 

今回、メイプルの影響による新規加入者も増えていると運営が言っていましたから、そこらへんが伏線になっているかもしれませんね。

要するに、学園ものでいうところの後輩キャラたちが今後台頭してくるとか。その新キャラに、例えばドラグとかドレッドとかトッププレイヤーが負けた、とかいう展開になったら面白そうじゃないですか。

ただ、基本的にはほのぼのした作品なので、間違ってもクソ生意気な新キャラなんて登場してほしくないですね。

 

とりあえず総評として、この防振りアニメはずっと面白かったです。

特に不満らしい不満はありません。もうちょっとスキルとか戦闘を細かく見たかったというのはありますが。

今後の展開も気になりますし、アニメ2期決定に期待したいです。その続報があまりにも遅くなるようなら、原作にでも手を出しちゃいましょうか。

 

以上、防振りアニメ12話の感想でした。

 

 

 

防振り 11話「防御特化と強敵。」【アニメ感想】

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第11話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

 前回と同様、今回も激戦が続く第4回イベント。

 まずはミィたちとの戦いが決着。

そして楓の木は、とうとうペインたち集う聖剣と戦うことに。

 

まさにクライマックス突入。盛り上がってきました。 

 

 

 

【今回の防振り】

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会


炎帝ノ国のミィ、ミザリーマルクスと戦うメイプルとマイ&ユイ。

ミィが到着したことで一気に劣勢になるメイプルたち。

ノックバック攻撃や防御貫通攻撃のせいでマイとユイを守り切るのが難しくなり、シロップに乗せて2人を退避させることにしたメイプル。

 

これで1対3。

それでも超高防御のメイプルになかなかダメージを与えることができず、シロップや毒竜の反撃も食らい、ミィはとうとう大掛かりの必殺技を使うことに。

ミザリーマルクスが時間を稼ぎ、発動に成功。継続的にダメージを受ける炎の檻に捕えられたメイプル。

 

悪食を使い切ってしまったメイプル。仕方なくスキル機械神を発動し、全武装展開モードで脱出に成功。

その圧倒的な火力を前にして、撤退を選ぶミィたち。

しかしそこを逃がさずメイプルが全力砲撃。ミザリーマルクスは退場。ミィはなんとか生存。

 

残されたミィ。一矢報いようとメイプルに接近し自爆攻撃。

しかしその決死の攻撃を食らってもなお生存しちゃったメイプル。

 

戦闘には勝利したものの、すでにミィの指示で炎帝ノ国のオーブは持ち去られてしまっていたためメイプルたちの実入りはゼロ。

そのかわりとして、周辺ギルドのオーブを奪いに行くことにしたメイプルたち。

 

復活後、メイプルに一矢報いることができなかったとわかり泣いちゃうミィ。

 

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会

 

それから、拠点防衛はイズとカナデに任せ、それ以外のメイプルやサリーたち全員で積極的に他ギルドからオーブを奪いに行くことに。

 

 だが小中規模のギルドの多くはすでに壊滅しており、だんだんオーブ集めが困難に。そのため次の段階へ移行することにした楓の木。

ただ、最大の懸念材料が集う聖剣。借りを返しに来る可能性大。

互いに疲弊しているがこの機に乗り込んでくるとサリーは予想し、オーブを持って拠点を移すことを提案。

 

しかしその準備が整う前に、ペイン、ドラグ、ドレッド、フレデリカのトッププレイヤーだけで楓の木拠点に乗り込んできた集う聖剣。

大規模ギルドの利点を捨て、少数精鋭で移動時間を短縮。それでも勝てると踏んだうえでの行動。

 

メイプルと戦ってみたかったというペイン。タイマンへ。

サリーとカスミの前にはドレッド。

マイ&ユイ、クロムの相手はドラグ。

イズとカナデが守るオーブに仕掛けるのはフレデリカ。

 

そして、ドレッド、ドラグ、フレデリカのサポートを受けたペインがメイプルに強烈な攻撃。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

戦闘ばかりになってもやっぱり面白い。メイプルが基本的にぽわぽわしているので、過酷な戦闘シーンでもシリアスになりすぎない。

むしろメイプルの最強っぷりが存分に見られて大満足です。

 

とはいえ、やはりトッププレイヤーとの戦いはなかなか苦戦している模様。

今後の事を考えて奥の手を隠したりする必要があるとはいえ、対人戦で追い詰められているメイプルは新鮮で良きです。

それに結局最後はメイプルが勝ってスッキリすると予想できちゃうからどこか安心してもいますし。

 

メイプルに負けて涙目のミィは可愛かったですね。

メイプルが機械神モードになったときのBGMは完全に敵のボスキャラと対峙したときのそれでした。よくわかってらっしゃる。もはやどっちが主人公なのやら。

ちなみに、素のミィをミザリーマルクスは知っているんでしょうかね?今回はメイプルがミィの素の姿を知ることはなかったですが、今後何かしらの機会にバレて仲良くなったりしたらいいですね。

 

そして、とうとう集う聖剣との戦い。

集う聖剣に先手をとられるかたちになりましたが、幹部連中とのタイマン勝負に限りなく近いかたちになったので、見ている側としては大満足の展開となってくれました。

 

最強のプレイヤーであるペインがメイプルにダメージを与えるところで今回は終わってしまいました。

これまでの評判や期待などから考えても、さすがにペインはメイプルをかなり苦しめるくらい強くなければ逆に困りますからね。

でもまあメイプルが負けるとはまったく思えないのがすごいところです。

それに今回ミィたちとの戦いで機械神は披露しましたが、まだインパクト大の暴虐は使用していませんから、次回はそこらへんに大逆転への糸口があるんでしょう。

 

次回はもう最終回かな。

とにかくメイプルが気持ちよく勝つ展開を期待します。

 

以上、防振りアニメ11話の感想でした。

 

 

 

ちはやふる3 第24話「かぜをいたみ」【アニメ感想】

ちはやふるアニメ3期24話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

最終回でした。

精神的にどん底の千早と太一。かるた部をつくり前向きな新。

メイン3人の明暗がくっきり分かれています。

 

最終回としてはなんとかうまく着地しましたが、これからどうなる、というところで終わっちゃいました。

残念ながらアニメ4期決定の知らせは今のところなし。待ちましょう。

 

 

 

【今回のちはやふる

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

精神的支柱だった太一がいなくなった瑞沢かるた部。

そんな中意外なことに頑張っているのが花野。新入部員に対してもしっかり対応。

 

しかし千早への影響は甚大。

太一の思いにずっと気づくことができなかったショックから、かるたをもう取れないと涙を流す千早。

 

かるた部を辞めて予備校に通い始めた太一。

その予備校には講師として働く周防名人の姿。

 

その頃。

かるた部をつくりチームを結成するために奔走し、なんとか団体戦に出場できるメンバーを確保した新。

 

そして新率いる藤岡東は早速富士崎と練習試合することに。

そのとき桜沢先生から、千早と太一が瑞沢かるた部を辞めたと聞き動揺する新。

そして練習試合の方では、新が理音やヨロシコに勝ち続けてはいるものの他のメンバーがみんな負け、団体戦としては負け続ける藤岡東。

 

声かけなど、富士崎から団体戦に必要なことを学ぶ新。それは他のメンバーも同じ。

チームの難しさを実感しながらも少しづつ前に進む新たち。

 

そして千早と太一へメール。

藤岡東かるた部の写真と「近江神宮で会おう」とのメッセージ。

千早と太一からもらったものを返そうとする新。

 

ここでおしまい。

 

 

 

【感想】

とても良い最終回だったと思います。

 

まず、かなり綺麗に終わらせることができたことに驚きました。

なぜなら原作の順番そのままにこの最終回をアニメ化していたら、かなり後味が悪い感じで終わりそうだったから。

それを見事に、瑞沢かるた部側のエピソードをかなりカットして、そのかわり新の方の話を少し前倒しにするという方法でうまく着地させてくれました。

そして今回カットされた瑞沢かるた部のエピソードは、もしアニメ4期があった場合には序盤にもってくることができます。

 

同時に、このアニメ3期の最終回のおかげで再認識できたこともあります。

瑞沢かるた部の不穏な雰囲気から察せるように、ここからしばらくの間の展開は個人的にあまり好きではないんですが、それは千早や太一を主人公として見るからなんですよね。

ここからしばらくは新が主人公だと考えると、見方がいろいろ変わってきます。原作を読んでいたときは新のエピソードをある種の癒し要素と思っていましたが、むしろそっちが主軸だとするならば、今後の展開をもう少し好きになれるかもしれません。

 

このような主軸の交代劇を今回、チームを作っていろいろ初々しく悩む新の姿を見せることで示していると考えることができます。

実際、構図としてはわかりやすく出来上がっています。千早と太一がかるた部を作って頑張り始めたときは新がかるたを辞めていましたが、今はまさにその逆になっているわけですから。

 

こうなるとなおのことアニメ4期が待ち遠しいんですが、残念ながら4期決定との知らせはありませんでした。

願わくば、アニメ2期と3期の間みたいに何年もは待ちたくないところです。原作のストックは余裕でありますし。それどころか、分量だけで言えばもう少しでアニメ5期までのストックがたまりそうです。

 

とりあえず総評として、アニメ3期もずっと面白かったです。一番好きなところだったというのもありますが。

あとは、アニメの続編を待ちましょう。

 

以上、ちはやふるアニメ3期24話(最終回)の感想でした。

 

 

 

ちはやふる3 第23話「わたるふなびとかぢをたえ」【アニメ感想】

ちはやふるアニメ3期23話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

ちはやふるの中でも最大級の事件が起きた回でした。 

アニメ3期の最終回目前で特大の爆弾が投下された感じ。

 

良くも悪くも、今回のエピソードをきっかけに物語のトーンが一変します。

 

 

 

【今回のちはやふる

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

有志が集まり開催された太一杯。

ルールは3人1チームの源平戦。優勝賞品は、なぜか太一からのキス。

 

源平戦は、千早、新、太一がはじめてチームを組んでヒョロ君たちと戦ったときのルール。しかも会場もあのときと同じ。

 

結果、優勝は同点で千早と太一。

優勝賞品の件で太一は一瞬焦ったものの、千早のほうは同点一位には納得できないから決定戦をしようと提案する始末。しかし時間がなくここでお開き。

 

なんだかんだみんな楽しんだ太一杯。集まってくれたみんなに感謝を告げる太一。

最後はみんなで記念撮影。

 

その後、部室に2人きりになった千早と太一。

小六のかるた大会のとき、新のメガネがなくなった事件。その犯人が自分だと告げる太一。動揺する千早。

 

「ずっと卑怯じゃない人間になりたかった」と言う太一。

そして「好きなんだ」と千早に告白。

 

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

太一のこと、新のことを考える千早。

そして太一が聞いたのは、千早の「ごめん」の言葉。

 

その後のかるた部は、表面的にはいつも通り。

しかし、実力テストで理系総合1位を取った机くんは、太一がかるた部を辞めさせられるのではないかと心配。

 

そして、新入生への部活紹介の行事。

突如、太一がかるた部を辞めたことを知らされた千早たち。

最初こそなんとか部活紹介を進めようとしたものの、こらえきれず涙を流して走り出した千早。

 

帰る太一に追いつき、涙ながらに「退部なんていやだ」と言う千早。

そんな千早に静かにキスをして、かるたをやれないと告げる太一。

全部真っ黒に見えるから。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

まあ、とうとうこのときが来たかって感じですよね。

言ってしまえば、このアニメ3期は最初から今回のエピソードに向かうためのものだった気もしますし。

 

千早の気持ち自体はまだ曖昧ではありますが、太一からの告白は断るかたちになりました。

結果、太一は真っ黒。

 

札が真っ黒に見えるというこの現象には前例がありますね。

太一のことを見下していたのかと気づいたときの新。そのときは村尾さんが新の闇を晴らしてくれていました。

ただ太一の場合は、かるたと千早への思いが直結しているのでさらに被害が大きい。

今後、太一がどう再起していくのかが最大の見所になってきますね。

 

今回の最後、太一が千早にキスしたところは賛否両論ありそうですね。

一応今回のエピソードの中では、太一杯の優勝賞品というかたちで軽く伏線があったわけですが、だからといってそれを回収したからいいわけではないですし。

あくまで個人的な意見として、ちはやふるは一応少女漫画だからこの展開はもしかしたらアリなのかもしれませんが、これがもし少年漫画だったとしたらさらに反発が強かったような気もします。特に今の時代は。

 

さて、どんどんシリアスになってきちゃいました。かるたではなく恋愛模様のせいで。

 

以上、ちはやふるアニメ3期23話の感想でした。

 

 

 

ランウェイで笑って 10話「負けられない」【アニメ感想】

『ランウェイで笑って』アニメ第10話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

芸華祭本番。今回は育人のショーのお披露目。

会場の評判は上々。育人の家族も感動。

でも心&千雪や遠の出番はまだこれから。

 

久しぶりに育人が活躍していました。ここまでいろいろありましたが、なんとか主人公の面目躍如という感じでしょうか。

 

 

 

【今回の『ランウェイで笑って』】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

芸華祭本番。

遠には敵愾心を丸出しにして、心&千雪には優しく微笑む育人。

 

そして始まるショー。

育人の直前に出番なのは木崎。

 

木崎が育人の事を目の敵にしていたのは、育人が柳田のショーを台無しにしたからではなく、「負けた」と思ってしまったから。

そんな彼女のショーは、かなり攻めた和服のコレクション。審査員の評価もなかなか。

ただ綾野麻衣だけは、柳田の影響を受け過ぎと考えている様子。

 

続いて、育人のショー。

初っ端から思い出をくすぐる演出に涙を流す妹たち。

そして一着目が披露された時点から、これから世界中のファッションの調和が見せられると予想できる育人のショー。良い意味で。

審査員たちも次にどこの国の服が出てくるのかと予想して楽しむことに。

しかし最後の一着で多くの予想を外して、どこの国にも属さずどこの国にも属するミニマリズムの服が登場。

ただし綾野麻衣だけは予想通り。「私でもそうする」と。

 

会場からは大きな拍手。

大声で育人を褒め、涙を流す育人ママ。

 

その頃、育人のショーの大歓声を聞き、あらためて奮起する千雪と心。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

 一応これまでの総決算と言える育人のショーの回でした。

でも、なんか漫画で読んでいたときほどの盛り上がりは感じませんでした。

 

思い浮かぶ最大の理由はテンポですかね。

アニメではショーの進行と審査員の感想や家族の感動がリアルタイムで描かれていたからかもしれません。

家族が感動するシーンとかはもっと漫画っぽくというか、実時間から切り離された無音の中での独白みたいな感じで強調してくれた方が良かった気がします。だってそういう演出って普通にありますよね?

それに審査員たちの感想も、今回こそじっくり見せてほしかったところです。結局そこを丁寧に説明してくれないと、育人は名ばかりの主人公になっちゃいます。

 

あとは、やはりここまで育人の家族との絆がアニメではあまり感じられなかったからでしょうか。

だってそういうシーンがアニメでは全然印象に残らなかったから。たしかに節目となる大事なシーンは描かれていましたが、日常的なところはかなり省かれてきた印象です。

やっぱり感動のためには、一見不要に思える日常が大事ということですかね。 

 

とはいえ、こういったどこか物足りないという感想は原作漫画を読んでいるからのものかもしれませんね。

アニメから入った人も十分楽しめていればそれで問題なし。

 

今回で育人のショーは終わりましたが、まだ心&千雪や遠の出番が残っています。

この順番から言って、盛り上がりはまだこれからです。

 

次回が楽しみです。

 

ちなみにですが、育人のショーでモデルをやっていた子。

聞いた感じ声優は新人かゲストかなと思っていたら、案の定アナウンサーの方でした。

 

以上、『ランウェイで笑って』10話の感想でした。

 

 

 

アズールレーン11話「【怪物】あまねく海に戦いを」【アニメ感想】

アズレンアニメ11話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

加賀の暴走をきっかけとして、セイレーン&オロチが陣営を越えた脅威だとあらためて認識したアズールレーンとレッドアクシズの両陣営。

 

常に最前線で戦うエンプラとそれを見守るベルファスト、暴走した加賀を連れ戻すことを第一に考える瑞鶴、みんなを助けようとする綾波・ジャベリン・ラフィー・ユニコーン

そして、天城の姿をしたオロチに操られるかたちで暴走を続ける加賀と赤城。

 

セイレーン&オロチvsアズールレーン&レッドアクシズの最終決戦という構図が完全に出来上がりました。

 

3ヶ月も延期された11話。やはりあっという間に来ましたね。面白かったと思います。

 

 

 

【今回のアズレン

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© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.&Yostar, Inc./ アニメ「アズールレーン」製作委員会

 

アズールレーン基地から黒のメンタルキューブを奪っていったピュリファイアーと交戦するベルファスト達。

そこにエンプラも駆けつけ攻撃。

ガッツリ攻撃を食らったもののピュリファイアーは無事。でもお楽しみはこれからという感じですぐ撤退。

 

その後、オブザーバーやピュリファイアー、テスターたちセイレーンが、黒のメンタルキューブを発動。

曰く「過去の再演、あるいは未来の演算」。

メンタルキューブから発した光はオロチを包み込み、加賀の前には赤城の姿が。

 

セイレーンやオロチとの戦いはもはやアズールレーン陣営だけの問題ではないと判断するロイヤルとユニオン。

一方、加賀の暴走に揺れる鉄血・重桜のレッドアクシズ

重桜だけでなく各陣営にセイレーンの手が伸びているのではないかと疑うオイゲン。

オロチと共に加賀も討たなければならないかもしれないと戸惑う重桜。その中で、何がなんでも加賀を連れ戻すと決意する瑞鶴。

 

その頃、巨大艦船オロチ。

目の前にいる赤城が偽物だと気づいた加賀。

するとそこに現れたのは、眠る赤城を抱える天城。しかしその天城も本物ではないという加賀。

 

その天城の正体はオロチ。赤城がそう望んだから。

加賀に対して「あなただって偽物じゃない」と言い放つオロチ。空母・加賀が、失われた天城のパーツを使って改装された船であるという事実をあらためて突きつけ、赤城が加賀を愛したのはそこに天城の影を見たからだ、と。

泣き崩れる加賀。

 

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© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.&Yostar, Inc./ アニメ「アズールレーン」製作委員会

 

セイレーンとの決戦に向かうアズールレーン

しかしすでに重桜がセイレーンと交戦している様子。

 

テスターたちセイレーンの上位個体の軍勢を相手に苦戦する重桜の雪風達。

そこに加勢する鉄血のオイゲン達。

 

瑞鶴・翔鶴姉妹の前に立ち塞がったのは加賀。その背後には、目を覚ましたもののどこか意識が朦朧としている赤城と、天城の姿をしたオロチ。

 

回想。今とは全然違って仲が悪く喧嘩している赤城と加賀。そして、その2人をゲンコツで仲裁する天城。

 

加賀たちはセイレーンに利用されているだけと瑞鶴たちが説得しても、ただ赤城の願いを叶えるだけだと聞く耳を持たない加賀。

 

そこで現れたアズールレーン

瑞鶴・翔鶴への加賀の攻撃を防いだ綾波・ジャベリン・ラフィー・ユニコーンたち。

加賀に対して、「みんなを助けに来た」という綾波

 

セイレーンを次々に倒した先に、赤城と天城の姿を見て驚くエンプラ。

 

そのとき、妖しい光を放ちながら攻撃の準備を整える巨大艦船オロチ。

朦朧としている赤城には、過去の本物の天城の言葉は届かず。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

まず、3ヶ月も延期しただけあって作画などのクオリティは特に問題ありませんでしたね。良かった。

 

ストーリー的には最終決戦前にようやくまとまってきた感じ。

やはり最後まで敵として立ち塞がることになった赤城・加賀姉妹。その背後にいるセイレーンやオロチ。 

そして、赤城や加賀をただの敵として倒すのではなく連れ戻すためにも共闘することになったアズールレーンとレッドアクシズ

 

セイレーンの打倒よりも加賀たちの救出を目的としている瑞鶴や綾波たちの活躍は、これまでの流れをちゃんと汲んでいて、とても良きでした。

セイレーンとの戦闘に特化しているエンプラにはベルファストという保護者がちゃんとついていますし。

 

今回のエピソードの核となっていた天城・赤城・加賀の関係については、アズレン独自の計画艦の実現や史実とかを含めるとちょっとややこしいところですね。

 

とりあえず簡単に言えば、もともとは天城と赤城が姉妹。しかし天城が失われたことで、その代わりとして加賀が赤城と姉妹空母になったという感じです。

 

キャラの関係性の点で大事なのは、赤城にとっては姉として、加賀にとっては尊敬するライバルとして、天城はかなり特別な存在だったということです。

 

この3人をめぐるストーリーは原作ゲームではイベントとして披露されました。

現在とは全く違い血気盛んに喧嘩している赤城と加賀。そしてその2人を笑顔のままゲンコツで黙らせる天城。

この場面は数あるイベントの中でも特に印象的なシーンでした。

アニメ制作側もこのシーンをなんとかアニメ化したかったんだな、というのがよく伝わります。

 

とりあえず今回で、セイレーン&オロチとの戦いと赤城&加賀の救出という流れでまとまり、次回の最終話まで突き進んでいけそうですが、それでもエンプラやセイレーン関係の謎はそのままになりそうですね。あと、今回のオイゲンが見せた不安とかも。

まあ、そこらへんは原作ゲームの方でもまだ明らかになっていないことですから仕方がないです。

 

しかしこうなると気になるのはアニメ2期があるのか、でしょうね。

うーん、難しそう。

 

とにかく次回の最終回を楽しみにしましょう。

 

以上、アズレンアニメ11話の感想でした。