教員は気働き屋さん
日記的な感じです。
ぼくは,気働きが,嫌いです。
職場の後輩でこういうことを言う人がいました。
A子「みんなが色々と気働きで動いているのに,○○さんはやっていない。気付けていないのかなんなのか,かわいそう。」
れ「そう。A子さんは,気働きはどんどんするべきだと思う?」
A子「はい。気付いた人がやらなければいけないという形はおかしいと思います。ですが,誰かが気付かないといけないことなので,若手が率先してやるべきだと思います。」
れ「そうかもしれないね。」
A子「なので,働かない○○さんは,なんなんですかね。」
れ「まあまあ…。」
悪い癖です。肯定も否定もせず,なんとなくおさめようとしてしまうところ。
人の悪口は苦手なので,「その刀をおさめなさいよ」で終わってしまいました。
どの仕事でもそうなんでしょうか?
教員は,気働きがとても多いです。むしろ気働きを称賛する世界でもあります。
「変だなあ。」と思うわけです。
割り振られた分担やそれぞれの分掌が仕事の範囲なのに,色々と気働きをする文化がある。
それって,「事前の役割分担が適切にされていない」から気働きが必要になるんですよね。
あと,「どこかで仕事をしているかもしれないから」という謎のプレッシャー。気付けなかったり参加できなかったりすると,後からやいのやいの言われたりします。
なぜ「気付く」ということに労力をさかねばならないのか…。
おそらくこのA子ちゃんは,将来気働きができない若手を影でこそこそ言いまわる人になってしまう気がします。
そして若手はもっと気にして,気働きをしなければと気働きをし…。最悪の悪循環です。
たまにはいいじゃないですか。気付かないふりしても。
目の間にどうしてもすぐ片づけたい仕事があれば,そっちを優先したっていいじゃないですか。
別に周りの人の評価をあげても出世できるわけでもありませんし,給料があがるわけでもありません。
得られるリターンは,その後,ちょっと仕事がやりやすくなるだけです。
何人かいる有象無象のお手伝いさんよりも,あなたにしか頼めない唯一のお手伝いさんスキルを磨いた方が,よっぽどいいと思います。
それ,何のためにやりますか?
私の暮らす地域では,コロナウイルスの影響で休校が続いています。
勉強を教えられないことや,表情を見られないことなど,たくさんの不安はありましたが,個人的には多くの学びがある期間でした。
その中でも「あれは何のためにやっていたのだろう?」と考えることがありました。
そもそも普段なんとなく考えていることだった
「なんのために6年生を送る会で劇を披露するんだろう」
「なんのために運動会で優劣をつけるのだろう」
「なんのために音楽集会で全校に対して歌声を披露するのだろう」
「なんのために起立させて礼をさせるのだろう」
「どうして寸分の狂いもなく並ばせる必要があるのだろう」
1つ1つ明確に答えられますか?
私はとりあえず,最後以外はなんとなく答えることができます。
「6年生をねぎらうため」
「運動が得意な子でも苦手な子でも楽しめる場だから」
「歌声や合奏を披露して自信につながるから」
「社会でも起立して礼をするところもあるから」
くらいでしょうか?
もっと真剣に考えれば,きっちりとした理由もあるんでしょう。
でもそれ,本当はなんのためにやっているんでしょうか?
これを考えることになったきっかけ
どなたの動画だったかはっきりとは思い出せませんが,YouTubeを見ているときに,「誰のために提案をするのか?」という動画に出会いました。
その動画では
「売り上げは上司が作れるものではない。提案の先にいるお客様一人一人でできている。あなたの提案はどうだ。上司が気に入るかどうかを気にして作っていないか」
と伝えていました。
これを教育現場に置き換えるとなんだろうか?と考え始めたのが,しっかりと考えることになったきっかけでした。
先生のがんばりの先にあるべきものは?
これは間違いなく,胸を張って言えます。
「子どもたちの成長」です。
では,この間作成した掲示資料はどうか?
気合を入れて華やかに飾った教室後方は?側面は?
子どもたちのためにきっと役に立つと考えて,残業してまで意気込んで作った教材は?
職員総出で準備した行事は?
わざわざ時間を割いて話し合った壁面は?
すべて,時間を割いた努力の向こうに子どもたちの姿はあるでしょうか。
もしかして,それを見る職員の姿を思い浮かべていませんか?
または,保護者や地域の姿を思い浮かべていませんか?
もしそうだったならば,やる必要はありますか?
やめたとして,目の前の子どもたちの成長を妨げるでしょうか。
結論
このコロナウイルスの影響で,あらゆる学校活動や行事が中止になりました。
コロナウイルスの危機が去った後,またこれまでと同じように戻っていくのか。
「なんのために」を見つめ直して,新しい教育をつくっていくのか。
いいきっかけになりそうです。
1年間の記録をつけて,事務作業を効率化しよう
先生って意外と事務作業が多いですよね。
特に年度初めや学期終わりや年度末など。
いつも何かしらの事務作業がありますが,節目になると特に増えます。
「授業だけに集中したいのに…!!」といくら思っても,やらなければならないものは仕方がありません。
そこで今回は,「やらなければいけないことは効率化しよう」ということをお伝えします。
なぜ1年間の記録をつける必要があるのか
それは,「先生の仕事のパターンは,大体同じ」だからです。
学校によって1年間の行事などは多少異なるかと思いますが,大抵やることは同じですよね。
新学期:子どもを迎える準備などなど
学期末:成績処理などなどなど
年度末:要録処理などなどなどなど
同じことを毎年繰り返しているのに,やらなければならないことが抜け落ちたり慌てたりするようでは,時間がもったいないですよね。
そこで,記録をつけることの重要性がでてきます。
記録をつけるメリット
- これまでの動きが分かる
- 先を見通して行動できる
- 改善して,より早く・より良いものにできる
- 授業準備に使える
- 何をやろうか迷い悩み考える時間がなくなる
- すぐ行動できる
- 働き方改革ができる
ざっと挙げてもこれだけあります。
これだけのメリットがあるので,今すぐやりましょう!
具体的にどんな記録をとるか
実際に私がつけている記録をお見せします。
私は,主にiphoneに記録をとっており,意識的に手帳や紙媒体は極力使わないようにしています。
(重いし,どこかにいくし,書くものも必要だし…)
記録に沿って行動するデメリット
- あまりに先取りしすぎて,今年度の変更点があとから出される
あとから変更点が出されるの,最悪ですよね。
進めておくと変更点が出されても対応できるのですが,なるべく避けたいところです。
慎重に先取りすることが大切です。
結論
- 空いた時間を使って1年間を振り返ろう
- なんでもよいので記録をつけよう(できれば改善点も)
- 事務作業の効率化につながるので,今すぐ始めよう
- 自分のやりやすいように変えていこう
記録は,あとあと自分を助ける道具になります。
効率化を目指して頑張りましょう!それでは!
教員のジャージって何を着たらいいの?”専門性の高いジャージ”をすすめる3つの理由
教員をしている以上,ジャージとは切っても切れない関係ですよね。
今回は,”専門性の高いジャージをすすめる理由”を紹介します。
専門性の高いジャージの意味とは
「専門性」
教師として,意外と何度も聞く言葉ですよね。
「専門は何ですか」とか「国語が専門です」とか「算数が専門です」とか。
洋服にも専門性ってありませんか?
サッカーをするならプーマとかアディダスとか。
バスケをするならジョーダンとかアシックスとか。
陸上で新記録を出したいなら,ナイキとか。
それぞれ専門性があるなら,教員が着るなら○○というのがあってもいいんじゃないでしょうか。
私は
教員が着るならアウトドアブランド
を圧倒的にすすめます。
これまでの失敗経験
これまで,私もいろいろなジャージに挑戦してきました。
初任の頃はとにかく安く済ませたかったので,
・1枚1000円もしないような安いジャージ。
・どこが作っているのか分からない安ジャージ。
・ドン・キホーテのジャージ
などを買って着ていました。
どれもこれも,今は1着も残っていません…。
やっぱり「安かろう悪かろう」なんですよね。
安ければ薄かったり,ゴムがゆるかったり,冬は寒かったりします。
着てみたきっかけ
そんな風に安ジャージで冬を迎えて寒い思いをしていたころ,キャンプに興味を持ち
始めました。
それと同時に,アウトドアを始めるなら,道具だけじゃなくて洋服も買ってみようと思ったのが,着てみたきっかけでした。
着てみて驚きました。
少し奮発して高めのズボンを買いましたが,温かいだけではなく,伸縮性も抜群でした。
また,どれだけ寒くても風を通さず,動いているとぽかぽかしてくれるので寒くなると,とても重宝しています。
高いイメージがあるけど,どうなの?
今買っているアウトドアブランドは「mont-bell」(モンベル)です。
理由は2つ。
・Tシャツのデザインがかわいいのに2000円台
・フリースのデザインがかわいいのに5000円を下回るものもある
「安さ」と「デザイン」と「機能性」を求めると,モンベルに行きつきました。
決してとても安いわけではありません。
しかし,丈夫で長く使えることとデザイン性を兼ね備えています。
何より,アウトドアブランドですから,ハイキングや登山などを前提として作られている商品がたくさんあります。
丈夫じゃないわけがありません。
結論
- 教員のジャージはアウトドアブランドがおすすめ
- 特にモンベルがおすすめ
- 意外と安価なので一度行ってみるべし
- もしハマりそうなら,早めにポイントカードを作るべし
これから春・夏モデルが出てきて,かわいいTシャツが店頭に並びます。
まずはお近くのモンベルへ足を運んで,見てきてくださいね。
それでは!
児童預かることになりました
自分の学校でも預かりスタート
コロナウイルスの影響で、私の学校も休校です。
幸い、家庭訪問をしたり毎日電話をしたりと、病原菌の感染リスクを上げたり意味の分からないことをせずに済んでいます。
他自治体では、家庭の事情を鑑みて受け入れているところもあるみたいですね。
本校でも、次週より受け入れが決まりました。
対象は1から3年生の児童です。
やる事自体は反対ではありません。
保護者の負担を減らしたいという気持ちもありますし、なにより子どもたちも学校に来れるという安心感もあるでしょう。
ですが、考えたいこととして
・もしコロナウイルスが発症し、感染が拡大したらどうするのか
・そのときに保護者やマスコミからくる問い合わせへの対応は?
・そもそも休校をした本質の意味はなんだ
の3点があります。
ネットの記事には色々とありますよね。
休校を称える記事もあれば、保護者の都合を無視なんていう記事も見ます。
「なぜ休校をしない?」なんて書いている記事もあります。
色んな人が色んな立場や目線で書いているのでいちいち気にしていたらキリがないんでしょうが、それでも学校に問い合わせがくることもあるでしょう。
また、いざ感染が確認されたときの保護者の不安もかなり大きいものとなるはずです。
私の勤務先では、児童受け入れについて、「感染が確認されたら受け入れ中止」となっていました。
ここで疑問なのが、「そもそもなんのために休校をしたんだ?」ということです。
ここ何週間かが感染のピークだから、休校をしたんじゃないのか?
それなのに受け入れをする、というのは矛盾しているように感じてしまいます。
でも、いざ保護者の立場になると、コロナウイルスへの心配事と日常生活の負担のどちらをとるかという判断になるのでしょうね。
すべての対応が手探りで行われている感じが否めませんが、こんな非常時なので仕方ないことでもあると思います。
もし本当に発症した場合、どうなるのでしょう。
学校が判断しているわけではないということは、世間様にとっては関係のないことでしょうから、学校に問い合わせが来そうですね。
教員の残業が減らない3つの理由
はじめに
どうも!れっどです!
今回の休校で,国語の単元まるまる1つ残したれっどです。
どうするんでしょう・・・。ワカランネ。
さて,休校なので,子どもたちは学校にいません。
家庭訪問や電話等をしている自治体もあるようですが,私の勤めるところでは「体調の変化があったら学校に電話してね」という対応です。
なので,基本的に教員から何かのアクションをすることはありません。
それなのに,定時で帰る人たちはいつもと同じメンバーでした。
これって不思議すぎません?
だって,一日中事務作業できたんですよ。
不思議すぎる・・・。
そこで,「教員の残業が減らない理由はここにもありそうだな」と薄々思っていたことが確信に変わったので,ブログに書き残します。
単純にやること多い
これはもうさんざん世間で言われていることなので,特にありません。
やること多いです。
これから教員になるあなたに,教員になったら絶対に言う言葉を予言しましょう。
「これ,教師の仕事?」
絶対言うからな!!
効率化を考えていない
1人1人が,「効率化」を図っていけば,日々の業務がもっとスリムになると思います。
授業があるのはどうにもなりませんが(というか授業が本業),それ以外の事務仕事って,もっとスリムにできるなあってことが多すぎます。
誰かがスリム化を図っても大した効果はありませんが,みんなが同じ方向を向くと,大きなスリム化につながります。
あとは,意識がそろうと,みんなが同じ方向に努力しだすから,よりよい結果につながるのよね。
じゃあ,具体的にどうやったらいいの?
・・・どうしたらいいんでしょうねえ。
定時への意識が薄すぎる
今回一番伝えたかったことです。
働く時間は決まっていて,働いている時間に対してしか給料は出ないのに,定時に対しての意識が薄すぎる!!
「今,あなたがやってることに対してお給料出てないですよ」と言ってやりたい。
うちは「若手が定時で帰るなんてありえない」なんていうばかげた風潮はないので,私はさっさと帰っていますが,こんな古臭い文化が残っているところは大変でしょうね・・・。
無賃労働をするよりも,その時間早く帰ってゆっくりして,勉強したい人はすればいいし,筋トレしたい人はすればいいし,家事がしたい人は家事をしましょうよ。
今使っている電気代とストーブ代も,税金ですよ。
おわりに
いくら一人が「働き方改革!」とか文科省から「月の残業45時間!」なんて言われても,職員の意識が薄かったらなんにもなりません。
残業を減らすためにも,一人一人ができることを,もっとしていく努力も必要なんじゃないかというお話でした。
保護者対応のススメ④ーNG編ー
はじめに
どうも!れっどです!
先日,冷蔵庫を見に行きました。
扉に液晶がついていて,タッチパネル式になっているのを見てめちゃめちゃ驚きました。テレビの世界が目の前に・・・と驚き,値段にも驚き。
もっと頑張らなくてはいけませんね。
さて,今回は,保護者対応のススメNG編です!
これまで,色々な提案をしてきましたが,これだけはやらない方がいいよ!というのをお伝えします。
レッツゴー!
NG①「かもしれない」で返事をする
これ,かなりアウトです。
確証がとれているものなら,いいんです。
ですが,なんの根拠もないのに返事をしてしまうと,二次クレームに発展することがあります。
私も昔,やってしまったことがあります。
100%の確証もないのに,子どもから聞き取った話を伝えてしまい,後日,間違いが発覚しました。
学校の会議室で,直接謝罪したこと,忘れられません。
これを防ぐためには,伝える内容を吟味するしかありません。
また,悩んだら,保護者の方に待っていただいてから,必ず主任か管理職に確認して返事をするようにしましょう。
保護者に対しても,迷惑をかけてしまいますからね。怒られるのは当然です。
NG②やたらと自分の意見を伝える
意外とやってしまいがちです。
アドバイスを求められているときならいいのですが,そうでないときは,相手にとってうっとうしいだけです。
ただ,必要なときには,自分の意見や考えをしっかりと伝えましょう。
意見を求められているときに,自分の考えを伝えられないと,かえって相手に不安を抱かせてしまいます。
不要な心配はかけさせたくないものです。
NG③うんうんマンになってしまう
教員あるある。
親「○○なんですよ」
れっど「うんうん」
親「どう思います?」
れっど「うんうん」
親「あの・・・・?」
れっど「うんうんうんうんうんうん」
まずいですよね。
うんうんマンは卒業しましょう。
相手との会話でも,嫌がられるはずですし,自分がやられてもいい気持ちはしないはずです。
適切な相槌を打ちましょう。
おわりに
NG編,結構教員あるあるですよね。
自戒も込めて,書いてみましたが,いかがでしたか?
もしも,「やばっ,自分だ」と思った方は,私と一緒に直していきましょう!
(自分も,たまーにうんうんマンです・・・。)
文部科学省が出している保護者対応のサイトは,こちら
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/1297226.htm