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「グラン・トリノ」クリント・イーストウッド監督 | 主演

以前に一回観たかもしれないな、途中の展開を知っていたので。

 

まず、結論としては、めちゃめちゃいい映画でした。イーストウッドの渋い、哀愁もあるんだけど、忘れてはならない「昭和」の男、みたい役とその演技や、タオ役という女々しい、弱々しい若者が成長していく姿、そして展開としての事件が起こるその展開やいかに、というのもスムーズでよい(なかなかむずかしいですよね。このあたり)

 

ただ、わかるんだけどまだわからないんだよな、という気持ちが入り交じった読後感(自分の生き方やこうありたいんだけどできないんだよな~みたいな感情がそうさせるのかもな🤔)

 

身内とのうまいつきあい方がわからないとか、自分が同じくじいさん&独り身になったとしたら、同じような(孤独な?)人生になっちゃってるんじゃないかな、っていまから心配しちゃってる感じ。(ほんと、みんなどうやって人間関係つくってるんだろ、とか思っちゃう。特に社会人になってから、かつ家庭を持つ、持ってない関わらず。仕事の関係を除く?もしくは除かないのか?できる人は。でも小さい社内だけの関係で閉じこもりたくないんだよな🤔みたいな作ってもないのに考えちゃうんだよな)

 

にしても、アメリカ人がなんで(いや全員ではないと思うんだが、、そして、アメリカ留学していた人とか同年代で比べると、比較的大人っぽく振る舞える確率多いと思っていて)同年代で比べたときに、大人っぽい雰囲気を持っているのかがちょっとわかった気がする。

 

このモン族のタオを育てるシーン、いいですよね!大人の男同士の会話で、女々しいことを言ったりしないで、ハッタリっぽいことで同じような感情を引き出させて流すやつ笑 これかもなと笑

 

一人で飲みに行ける行き着けをいくつか作って、大将と仲良くなる、みたいなのが、人生を豊かにしていくのかな!? そんなことをかんがえさせられた映画でした。


#人生とは

#どんな人生を送りたいか

#いまを大事に、いまのつながりをね

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「疑惑のチャンピオン」スティーヴン・フリアーズ監督 | ベン・フォスター主演

自転車をやらない自分でも、アームストロングの名は聞いたことがある。また、ドーピングの件も同様に。その真相というか、全貌を語った映画。

 

その上で、ツール・ド・フランスのタフさと熱狂、狂気とアームストロングの栄光とその顛末を描いている。

 

でも、ドーピングすればあんなに勝てるものなのか?というのも不思議でしたが、勝つための執念が半端ではないのでしょう。そこだけは認めるが、倫理を反してしまったということか。ガンの克服から、元仲間や元エージェントの口説きとアイデア、チーム編成の戦略など、もう「敗北」を味わいたくないとただならぬものがありましたからね。

 

ただやはり、クスリに頼らなければならないのはやっぱりフェアじゃないよな。


#いい映画

#だけどチートはフェアじゃない

#でもガンからの復活はすごいわ

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「Ray/レイ」テイラー・ハックフォード監督 | ジェイミー・フォックス主演

レイ・チャールズの伝記映画。

 

ブルースの天才、ピアニスト、と断片的なことしか知らなかっただけに内容は衝撃だった。(盲目なのはスティービー・ワンダーだけではなかったのか)(たしか、和田アキ子の守護霊にレイ・チャールズがついてるという、和田アキ子もすごいし、お互いすごいねという変な知識あり笑)

 

全般的には、音楽がいい。演者は本人か?というぐらい声もいいし、演奏もいい。それも僕も知っている「I Got a Woman」がかかった時はしびれたね。その流れも、これまで店のピアニストとしては(しかも盲目のレイは)ウケるモノを演奏できないといけない(職を失ったら次の仕事を得るのも普通の人より大変だから)。でもそれではどんなに上手くても人真似でしかない。自分の音楽ってなんだ?ってときにふと思いつく曲。ほんと、自分のルーツと結びつくと一本筋が通るもんなんだなと改めて思った。


(また後半の大衆化したと言われようとカントリーをやるシーン。これもすごいね!結果も出せることもそうだが、自分の感じたことを通すことは重要だな。黒人差別に対する意思もそうだし)(その一方で、これまで騙されてきたことから自分を守る術を身につけてきたこと、契約などで守る武装をすることもしてきたことには感服)

 

また、スターにはつきものなのかもしれないが、これまで付き添ってきた人物が去るのは寂しかったな。


自分がステージアップするときには必要なのかもしれないがレーベルを変えるシーン、また、これは避けらなかったのかと思うマネジャーが辞めるシーン。新しい人間が自分の立場を作るために、叩けばホコリが出る(誰でも一つや二つあったりするでしょ)ところを過大に伝えるとかね。この辺はきついわ。

 

でも一番キツかったのは麻薬だわな。ジャンキーはキツい。家庭崩壊、仲間の危険、つぶれるだけでなく、死んでしまう可能性だってあっただろう。

 

だが、中毒をほかの合法の?薬なしで意思で薬を断ったのはすごいね。ほんと、クリーンになってよかった。

 

最後に、家庭(家族)と自分の暗闇の恐怖(×ヘロイン)や音楽から家族を選択したことはこの映画の救いだ。うまくいえないが、自分のこと、自分本意から家族主語になれるのって人間として一個次のステージにいる気がするんですよね。それもはじめから、Weで語るよりも。

 

ーーー

そうか、ほかの人の感想読んでわかったのは、母と妻の偉大さ。母の盲目になっても自立させる精神(ものごいになるなと)と妻の想い(別れててもいいもんな、あの状況。それでもレイを想い、家庭を、息子を、家族を想ってたんだろうな)。女性の偉大さだな。

#レイ・チャールズ

#ブルースの神

#ハッピーエンドでよかった

#この音楽好きだわ

#天才の危うい人生の一面ってあるけど

(180519)

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「アバウト・タイム 愛おしい時間について」リチャード・カーティス監督 | ドーナル・グリーソン | レイチェル・マクアダムス主演

これはまた見返したくなる映画。人生振り返って自分はちゃんと1日1日を大切に過ごしているんだろうかってね。

 

ほんと、ここではないどこか、いまではないいつかを夢見て、いや夢も見てないで逃避してるかもしれない。(やれ会社の仕事内容がなんだ、コンサルとの政治的戦略がなんだ、他部署の嫌みな勢力がなんだ、、こんなんどうでもいいわ)

 

まじで自分がいまをしっかりと楽しんでるかってこと。

 

職場でしかめっ面のとき多いかも、もっと笑顔でもいいかも、もっと友だちと会話したり、悩みを共有したり、助け合ってもいいかも。カッコつけないで。

 

もっと家族に好きだって、愛してるって、ありがとうって伝えてもいいかも。

もっと早く、いまできることを先延ばしにしないでやるといいかも。

 

ほんといい映画だった。

#悪いやつでてこない

#日常が最高なんだと

#タイムトラベル

#でも1日を最高に

#人生の節目に終わりにどう思われたいんだ

(20180509)

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「セッション」デイミアン・チャゼル監督 | マイルズ・テラー主演

遅ればせながらですみません。「セッション」、これまた最高でした。ストーリー知らずに観たので途中衝撃ではありましたが💦笑

 

天才を育てるにはこうするべきなのか、、と考えさせられた。でもそんなことはさておき、主人公の成長にシンクロする気持ちと音が物語ってます。(ほんと言葉が無力。私のね)

 

出したい音を出せたときの喜び。先日たまたまドラムをはじめた友だちから聞いた言葉ですが、この映画をみてこんな感覚なのかもなと想像してました。

 

またテーマのひとつで強く想起させられたのが創造。イノベーションってことですね。よくイノベーションは異質のものの掛け合わせとかいいますが、よくよく考えると敵対同士というのが究極の異質同士ですよね。その敵対同士の掛け合わせ(セッション)を軸として置きつつ、ライバル、恩師、憎しみ、怒り、自分への怒り、努力、狂気、全力、全霊、、が絡み合ってマッシュアップする。

 

半分はカタルシスがあって、もう半分はジャズ、音楽の力からの高揚、というのが読後感かな。また観たい。

 

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とまあ、以上がこの映画の感想。その上で、蛇足的にこの映画のワンシーンから抱いた自分の着想をつらつらと。

 

果たして、主人公は後半舞台袖で親父と向き合って何を思ったんだろうか。

 

そして、その後の顔つき、いいですよね。「このやろう、仕組みやがった、いつまでも調子こきやがって、おまえの思いどおりになると思うなよ」というかいわずか、とにかく気持ちが爆発しそうになるやつ。

 

「大将軍がみる景色」。

これはいま僕が好きな漫画『キングダム』で出てくる言葉なんだが、これを思い出した。

 

そう、「描く画」の取り合いなんですよね。

描く画とはこれまた僕の好きな漫画『サンクチュアリ』に詳しいのですが、会社でいえばビジョンだし、ビジネスマンで個人でいえば「○年後のありたい姿」ですかね。

 

しかもその実力があれば周りはフォロワーになってついてくる訳ですよね。それだけのエネルギーがあれば。

「このあと(この場は、自分たちは)どうなるねん」「どうすればいいんですか」「(でも)ついてきます!」という具合に。

 

(この映画、このクライマックスのシーンでいえば、ここは現実の世界ではここまですんなり他の人はついてこないかもしれない。なぜなら、まず構造上楽譜どうした?どうなってる?という話が一つ。また、実力の見せ方や見せるタイミングと「やるな」と思うまでが早すぎる気がする。たとえば、ウッドベースは距離的に近いからさておき、遠くのトランペット?とかはその前の曲で「なんだあいつ?」って評価してそうで、現実的には距離とエネルギーのシンクロ力って比例すると思う)

 

(ただ一方で、ジャズってそもそも即興で演奏する音楽という側面があるので、それが【フォロワー力】に通じてるかもとは思った。【即興で、この場だけ、いまだけ、この空間だけ】、いまここでこのエネルギーで何が起きんねんこれから!!っていうことに魅了された人たちですからね)

 

 

とはいえ!!!

 

なんだかんだいっているけども!!!

 

最後の砦である、教授をやる気にさせるだけの実力とその過程は見ごたえあり。

 

(あの、想像以上かつ熱気でほほの汗ぬぐうシーンとか、熱くなって、いかりを超えてその画に乗っかるシーン(上着脱ぐシーン)とか、おりゃーって気持ちにさせられますもんね)

 

そりゃ、教授的にも、ここで乗っからなければ、このすさまじいドラマーを制御できない無能と思われるだろうし。でもそれよりも勝るのが、その【画】をみたいですよね!単純に!そして最後に、最後のフィニッシュ前、アイコンタクト、ここは演出的に絶妙な間ですね。敵か味方か。教授を悪者に振り切らせることもできただろう。

 

この映画、最高でした。

(180518)

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「英国王のスピーチ」トム・フーバー監督 | コリン・ファース主演

以前から気になっていた作品。これはおもしろかったな。

 

学んだことは「言葉で人の心を揺さぶるダイジさ」というところ。主人公は題名どおり国王。この映画をみてわかったのだが、首相は国民に選ばれるが、国王で血筋でしかない。権力はなく、権威しかない。

 

また、国民とのコミュニケーションは言葉でしかその存在を示すことができない。(これは時代背景的にそうなのか、世界大戦時代、ラジオで国民に訴えかけていた。いまの時代に置き換えても、、でもやはり言葉で人の気持ちに訴えかけているよな)

 

でも、この映画を観て、言葉ってそんなに無力ではないと感じさせてもらった。(思想的なことはさておき、やはり、日本人で、天皇のお言葉は響くものはあるから)

 

で、翻って自分の生活に置き換えて考えてみると、これって英国王に限ったことではないと思う。ぜんぜん特異なことではない。いま仕事でも、部のメンバーや会社、人を雇うときにも言葉がダイジで、言葉一つでやる気になったり、気持ちが失せたり、本当営業部時代に、毎年、相も変わらず売上だなんだと決起大会や朝礼でいわれるのを聞いて、どれだけモチベーションが上がらなかったか(録音して、カセットテープでかければいいやんと思っていた笑 あまりにも変わらないから)。

 

本当、言葉の力を再認識させられたいい映画でした! 

(20180214)

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