シナリオの習作を書いてみる No1

こんにちは、ブログ第1稿です。
私の周りでの出来事、世の中の出来事についての覚え書き、感想を書いていきたいと思います。
又、映画大好き人間ですので映画についても書いていくつもりです。(中・高生時代は年間100本近く見ていました。遙か昔ですが。)
シナリオ風みたいのものも書いてますので随時載せていきます。
実は去年シナリオセンターの通信講座を受講していたのですが勤務のパターンが変わり書き続ける事ができず見事に挫折してしまいました。
まぁ、根っから飽きっぽい性格で長続きしない性分ですので当然の結果かも。
いつまで続くやら分かりませんがボチボチ書いていくつもりです。


「使えないソフトバンク携帯」 共同通信デスクが怒ったわけ
http://www.j-cast.com/2010/09/07075292.html?p=all
私はアイホーン、ドコモ両方のユーザですが確かにアイホーンは繋がりにくい時がありますね。特に室内ではそうですね。
まぁ、私の場合アイホーンは遊びに近い使い方なので支障はありませんが。
仕事ではドコモを使っています。
私はタクシー・ドライバーですがお客さんを乗せて大阪の御堂筋を南下していると淀屋橋の交差点辺りでお客さんの携帯が一瞬切れるみたいです。
聞いてみると大概auかSBの携帯みたいですね。
ドコモではそういうトラブルは聞いたことはあまりないですね。資本力の違いですかね。専門家ではないのでよく分かりませんが。


さて、シナリオの習作?を随時載せていきます。たいしたシナリオではありませんがご勘弁を。
まだ、ほんの出だしですが読んでやってください。

レインドッグとは雨で嗅覚が鈍りさ迷う犬の事です。

ハードボイルドだぞ!!


登場人物(今のところ)
○沢田幸一(五十九歳)企業調査員
○今川美沙子(四十五歳)スナック・ミサのママ
○吉見竜二(四十歳)スナック・ミサのマスタ−、ミサの経営者
○吉見真理子(17歳)竜二の娘・高校2年生
○北川(五十九歳)大阪府警難波署刑事課長
○樋口(四十五歳)タクシー・ドライバー



   レインドッグ
字幕『もしまた自分の心の欲求を捜しに行くとすれば、裏庭で十分なんだわ。だって、もしそこにないなら、実際には最初からなくしてなどいないのよ!』
            オズの魔法使いより
               (F・I)
大阪市街(早朝)
(F・O)
大阪市内のオフィス街の車からの風景
車窓を次々と重なるようように流れてゆく風景・・・・しばらく流れる風景続いて・・・キャメラ引くと車を運転する沢田健二(五十九歳)の横顔
早朝の閑散としたオフィス街を走り去る沢田の車

○大阪・下町のビル街(早朝)
大阪環状線のガード際にある古びたビルに車を止める沢田。車を降りるとビルの一つに入ってゆく。

○沢田の事務所・遠景(早朝)
朝焼けの中、環状線を始発電車が走り去る。ビルの窓にキャメラ近づいてゆくと沢田の姿。

○沢田の事務所内
沢田の事務所ドアーに沢田企業調査事務所のプレートが貼ってある。
入った所に事務机と応接セットその奥に小さな台所が仕切りなしにあるだけだ。
沢田、事務机の椅子に座り煙草を取り出し一服吸い始める。物音に気づいて振り返る沢田。開けはなれた窓の枠に一匹の猫がいる。じっと沢田を見つめている。
しばらく見つめ合う。
沢田、無視して再び煙草を吸うがしばらくして窓の方を振り返ると猫がいない。
沢田、何気なく足元を見ると猫が床に座って沢田を見つめている。沢田、立ち上がり台所に向かう。古びた冷蔵庫を開け鯖の缶詰を出し缶切りで開け始める。じっと見つめる猫。開いた缶詰を床に置くと猫が近づいて臭いを嗅ぎ始める。沢田、カップにインスタントコーヒーを淹れて猫を見ている。
猫、一口、二口食べると食べ残して窓に飛び上がり沢田を見つめている。
沢田、缶切りを猫に投げつけるが当たらず猫は窓を飛び降りる。
美沙子「相変わらず友達いないのね」
入り口を振り返る沢田。
今川美沙子(四十五歳) が立っている。沢田、しばらく美沙子を見つめる沢田。
沢田「人はそう変わらないさ。二年たっても
三年たっても」
美沙子「三年よ」
美沙子、部屋に入ってくる。
沢田「今日は友達としてかい、お客さんとしてかい?」
美沙子、応接椅子に座りながら部屋を見回している。
美沙子「両方よ。それに・・・」
と言って黙る。
沢田、窓際の椅子に座り新しい煙草に火を付ける。しばらく沈黙が続く。
沈黙を破り美沙子、天井を見つめながら
美沙子「真理ちゃんがいなくなったのよ」
沢田「吉見さんの娘が?」
美沙子「もう丸一日帰っていないのよ」
沢田「真理ちゃんは、もう高校二年だろ。
友達と遊び回っているのじゃないか」
美沙子「真理ちゃんはそんな子じゃないし、もしそうなら連絡してくるはずよ」
沢田「一緒に暮らしていても君の娘じゃないだろう。娘の気持ちがわかるのかい。」
美沙子「あんたよりはね」
沢田、煙草の煙を天井に吹き上げながら
沢田「吉見さんはどう言ってる?
店が忙しくって娘の事は、ほったらかしかい」
美沙子「心配ないって・・・私、警察に届けようって言ったんだけど吉見渋るのよ。」
沢田「やばい商売でもしてるのかね・・・」
美沙子「普通のスナックよ。だから私、沢田さんに探して貰おうって・・・吉見、渋々承諾したわ」
沢田「言っとくが俺の仕事は企業調査で、それも下請けの調査事務所の調査員だ。刑事じゃないんだぜ」
美沙子「前は刑事だったでしょ」
沢田「タクシーの運転手もやったぜ」
美沙子「頼むわ!お礼はちゃんとするわ」
沢田「君の金かい、それとも吉見の金かい」
美沙子「どっちでも良いじゃない、お金に困ってるでしょ。仕事無いんでしょ」
新しい煙草に火をつけてしばらく考えている沢田。美沙子の方を振り返り・・・
沢田「金は吉見さんから貰う、夕方に店に行くと伝えておいてくれ」
美沙子、立ち上がり出て行こうとする。
美沙子、立ち止まって振り返る。
美沙子「傷はどう?」
沢田「ああ、大丈夫さ」
歩き始める美沙子。
沢田「美沙子、幸福なのか」
美沙子「ええ」
美沙子、頬笑んだように見える。
出て行く美沙子。
沢田、窓に寄り、下を見る。
自転車で走り去る美沙子。
その近くで座っている猫、沢田を見上げている。

○沢田の事務所(早朝・遠景)
事務所の窓に立つ沢田。カメラ引くと
環状線の高架を電車が行く。
街はすっかり明けている。タイトル、出る。

○タイトル『レインドッグ』

○スナック・ミサ・外景(夕方)
大阪市郊外、寂れた旧道らしき道がはしっている。野原が多く人家がまばらに建っている。その上を高速道路が通っている。その橋脚の傍らにある古ぼけた平屋の家がスナック・ミサである。
夏の熱気が濛々と立ちこめている。
旧式の車が一台走ってくる。砂埃が立つ。
ミサの前に止まり、沢田が降りてくる。
店の中からカラオケの歌声が聞こえてくる。

○スナック・ミサ・室内(夕方)
入ってくる沢田。小さなカウンター、数席のボックス席そして小さな舞台がある。
その舞台で老人が歌っている。それに手拍子している同じような老人数人がボックス席にいる。吉見(四十歳)、所在なげにそれを見ている。沢田、カウンターの椅子に座りポケットから煙草を取り出しライターを探す。店名入りの使い捨てライターをカウンターを滑らして沢田に渡す。
ライターを取り火をつける沢田。
沢田「こんなに早く店開きしてじいさん相手に商売かい。」
吉見「金になるなら何でもするさ」
沢田「結構な事だ」
吉見「何か飲むかい」
沢田「酒はだめなんでね」
吉見「相変わらずだな、ウーロン茶でいいかい」
沢田「ああ、それでいいよ」
吉見、冷蔵庫からウーロン茶を出しグラスに注いでカウンターに置く。
沢田「真理ちゃんの行き先に心当たりはないのか」
吉見「ないね。あったらこんな所でいないでサッサッとそこへ行くさ」
沢田「心配しているようには見えないがね。心当たりがあるように見えるんだがね」
吉見「あるわけないだろう。ともかく、あんたは黙って探して連れ戻してくれればいいんだ」
沢田「探すには手がかりが必要だ、あんたの家に伺っていいかね。」
吉見、苦い顔をして水で薄くなった水割りを飲む。
吉見「美沙子が家にいる。美沙子に聞いてくれ。そして早く店に来るように言っといてくれ」
沢田、ウーロン茶を飲み干し立ち上がる。
沢田「ごちそうさん
沢田、出て行こうとする。
呼び止める吉見。
吉見「あんた、前はタクシー会社に勤めていただろう。あのじいさん、ばあさんにタクシーを呼んでやってくれ。迎車料金はとるなよ。安くしてやってくれ。」
沢田「運転手に言いな」
出て行く沢田。

○スナック・ミサ・外景(夕方)
出てくる沢田。煙草に火をつける。
空を見上げる沢田。夕焼けが美しい。
沢田、携帯電話を取りだす。
沢田「ああ、所長。お久しぶりです沢田です。
タクシーを配車お願いできますか・・・」
電話をしている沢田。(L・S)
やがて車に乗り砂埃をたてながら去ってゆく沢田(L・S)真っ赤な夕焼け。


次回、続く

見ての通りの典型的な、人捜しで事件に巻き込まれるという探偵映画のシナリオです。
遅筆というより、まあ生まれつきの怠け者&飽き性なので次回いつになるか本人にも不明ですが期待しないでお待ちください。

それでは本日はこれで!