「言語化の魔力」を読んで~私を動かした三つの言葉~
「言語化の魔力 樺沢紫苑」を読んで、私を動かした三つの言葉を紹介します。
「それはそれとして」鈴木大拙の言葉
この言葉は、私のメタ認知力を高め、マインドフルネスを深めた言葉です。
鈴木大拙は禅を世界に広めた人の言葉であり、とても力のある言葉に出会えて感動しています。私は、何度も挫折しながら、瞑想を実践しており、雑念がわいてきたときに、「今」に戻る訓練をしています。瞑想中は、雑念や妄想がわいたときに、「OK、それはそれとして、今に戻ろう」という訓練をするようにしました。このことにより、鬱の感情が出た時でも、「鬱な気持ちが生じてきたな。OK、それはそれとして、今に戻ろう」というメタ認知が働き、自己受容することで、以前より鬱の感情で振り回されることがなくなりました。
「やれることをやれる範囲でやっていく」
私は三日坊主の癖があり、なかなか良い習慣を身に着けることができずにいました。
三行ポジティブ日記も途中で挫折したりして、罪悪感で自分をいじめていました。しかし、この言葉を自分にかけることで、「やれることをやれる範囲でやればよい」と気づいたら再度チャレンジすればいいんだという気持ちになれることができました。メタ認知が働き、その時の罪悪感も、それはそれとして認めて、その時、やれることをやれる範囲でやればよいと思えるようになれたんだと思います。三行ポジティブ日記も、何度も挫折しながら続けることができるようになりました。
「ボランティア活動や金銭的な寄付だけが他者貢献ではありません。人の役に立つこと、相手が「助かった」「うれしい」「ありがたい」と思うことをすればいい。」
今まで、アドラーのいう他者貢献はボランティアや寄付というイメージにしばられていて、なかなか、他者貢献できずにいました。他者貢献できる機会はたくさんあるのに、灯台下暗しの状態でした。他者貢献という言葉をもっと身近に考え、身近な人の幸せを実現していくことが、幸せへの道だと気づかされました。今までは、平日は働いたのだから、土日は自分の趣味の時間に使うのが当然だと考えていました。だから、家の仕事は家族に言われてから、いやいやながらしてきました。読んだ後は、嫌がらずに、積極的に自分から、家の手伝いをすることができるようになれました。結果的に家族関係も良好になってきました。これからは、仕事に関しても、周りの「傍をらく」にしていこうと思います。
「言語化の魔力」は、ナラティブ(語り)の力があり、読んで知識を習得するというだけではなく、実際に私を動かす力があるようです。
コンサルティングとは何か?堀紘一を読む
今週読んだ本:コンサルティングとは何か?堀紘一
堀紘一は、日本の経営コンサルタント。ドリームインキュベータ (DI) 代表取締役会長。
40字要約すると、「コンサルティングの仕事は、グラフを書くこと。何をX軸とY軸にするのか突き止めよ。」となります。
以下、書籍の抜き出し
現実社会で真に重要なのは、問題を解くことではなくて、何が問題なのかを探り当てること
本当の意味でのコンサルティングとは、経営戦略のコンサルティングに他ならない
コンサルティングの仕事の本質とは、「何が問題かを突き止め、その答えを考える」ということ。
つまり、「知っていることを教える」のではなく、「考える」ことこそがこの仕事の価値なのである。
「コンサルタントの仕事を一言でいうとなんだ?」と聞かれたら、私は、「グラフを書くこと」とでも答えるだろう。
一番重要なのは、何をX軸にして、何をY軸にするのかということ。
そして、Xを変じるとYの値がどう変化するのかといった、XとYの因果関係を突き止めること。
これを繰り返すことが、コンサルティングの本質なのだと言い切ってしまっていいと思う。
先生も人間である
先生も人間である
生徒に好き嫌いあっても仕方ない
出来る生徒、手のかからない生徒を好きになるのは仕方ないのではないか
先生は頭のいい人より、人間的に尊敬する人になってほしい
大学の先生は、人格者を求めても仕方ないのではないか
「修行とは、矛盾や不条理に耐えることだ」立川談志
理不尽な仕打ちを受けたら、すぐにはやり返さない
一生を通じて、こちらは生産的なことをして続けて、成長することで、仕返しをしよう