ジャニヲタへのSTEP
素敵なお題をお借りして、ジャニヲタになったきっかけについて書いてみたいと思います。以下、ジャニヲタになった経緯を簡単に書いていきますが、端的に言いますとKAT-TUNの中丸雄一さんに惹かれた経緯になります。
「シューイチ」がすべてのはじまり
私がはじめて好きになったジャニーズグループはKAT-TUNです。KAT-TUNという存在を意識するようになったきっかけは、中丸さんが毎週出演されている日曜朝の日テレの情報番組「シューイチ」。裏でやっている特撮番組を観終えたら日テレにチャンネルを変えるのが昔からの習慣だったので、何の気なしに放送当初から「シューイチ」は観てたと思います。
ただ、この時の私は全くと言っていい程、男性アイドルに興味がありませんでした。当時高校生だった私は女性声優ヲタ*1で、もっぱらアニメや漫画、特撮にのめり込んでいるようなヲタクでした。そして、男性と女性どちらに惹かれるかといえば、圧倒的に女性を選ぶようなタイプでした。
そんな訳でジャニーズについてはびっくりするほどの無知で、中丸さんがKAT-TUNであるということすら理解していなかったように思います。ある日、いつものように「シューイチ」をつけていたると母が、「この子変わってるよね~」と言ったのが中丸さんでした。わたしは母との会話の中ではじめて、シューイチに出てるその人がKAT-TUNであることを知りました。遅すぎる。(1年以上番組見ていて知らなかったとかどんだけぼんやり見てたんだと思ったけれど、そういえば当時の私はテレビがついてても他の作業をしてることの方が多かったのでした。)
「えっ、この人ってあのKAT-TUNのメンバーなの…?」と意外に思ったのが第一印象。”あの”っていうのはつまり、”いかつくてチョイ怖なニーチャン達”という認識です。そのKAT-TUNにこんな優しげな印象の方がいるのか、と思ってそのギャップに興味をもったのが全てのはじまりでした。
「STEP BY STEP」との出逢い
そこで中丸さんに興味を持った私はとても運の良いことに、ふと眺めていたテレビ番組表で『ザ少年倶楽部増刊号 小山慶一郎・中丸雄一 part2』*2という番組を見つけました。これは少クラで司会を務めていた小山さんと中丸さんにフォーカスした回で、その中でお二人の少クラでのソロパフォーマンスのダイジェストが放送されていました。
そこで観た中丸さんのソロ曲「STEP BY STEP」*3のパフォーマンスによって、わたしのジャニヲタ人生は決定付けられました。
衝撃を受けました。
ジャニーズってこんなにお洒落な曲を歌うのか。なんだこの澄み渡るような綺麗な歌声は。あのシューイチの人はこんなに美しいパフォーマンスをする人なのか。歌声も曲もビジュアルも何もかも美しいな……
そこからはもう一直線でした。もっと色んな作品に触れたくてKAT-TUNのCDやDVDを少しずつ買い揃えていく中ですぐにKAT-TUNをまるっと好きになりました。KAT-TUNって、いかついニーチャンたちっていうよりかわいいお兄さんたちじゃないかと気付いたころにはもうどっぷりです。
そして現在
こうして2012年にジャニヲタ生活がはじまって3年半くらい経ちました。今も変わらずKAT-TUNが大好きです。今では持ち前のDD気質によってNEWSとHey!Say!JUMPも応援している在宅ヲタになりました。まさかジャニヲタになるとはゆめにも思ってなかったので人生何があるか分からないもんだなぁと思います。
あの増刊号の録画はいまも手元に残っていて、いまだによく「STEP BY STEP」を観返しています。ここで放送されたのはたった1分ちょっとのダイジェスト版ですが、何度観ても初めてみたあの時の新鮮な感動が蘇ります。
演奏も歌も照明もダンスも、すべて調和がとれていて洗練された素敵なパフォーマンス。
青い照明と優しく透明感のある歌声によって美しい別世界に連れていかれるような感覚がたまらなく好きです。
「STEP BY STEP」に出逢えてよかった。
個人的に好きな楽曲7選(Hey!Say!JUMP編)
タイトルの通り、Hey!Say!JUMPの楽曲から個人的に好きな楽曲を7つ選んでお気に入りポイントなどをつらつら書いてみたいと思います。
今年度のはじめ頃に彼らに惹かれて今までリリースされたCDを少しずつ集めているのですが、まだまだ手元にあるCDが少ないためおそらく私にとって未だ見ぬ名曲がたくさんあると思いますが、とりあえず今まで聴くことができた楽曲からのセレクションです。好きな曲なら両手で数えきれない程ありますが書ききれません故、ひとまず7つを……
1.パステル(3rdアルバム『smart』収録)
爽やかで軽妙なリズムが楽しいお洒落な曲。
特にサビなんかは食い気味なメロディーが散りばめられててついつい身体がノっちゃう。
スクラッチが入ってくるのも個人的にポイント。
9人それぞれ歌の個性や工夫があって面白いです。何回聴いても飽きない。
個人的に好きなフレーズは、1番のBメロ「大切な事ほど言いにくいよ」のとこ。
冒頭~Aメロまで文字数多めでせかせか歌ってたところから、比較的一音一音ゆったりと歌うパートに変化するという結構印象的な部分。伊野尾くんの真っ直ぐで純粋な歌声がよく映えててグッとくる。初めて聴いたときにすごくハッとさせられた覚えがあります。歌割グッジョブ。
あと2番冒頭部分の有岡くんパートも好きです。淋しさとか空虚さがありありと伝わってくる歌声。
いろんな曲聴く中でホントに表現力豊かな方だなぁと感じます。
2.My World(3rdアルバム『smart』(通常盤 / 初回プレス仕様) Disc2 収録)
ファンキーで力強い楽曲。
不確かなこの世の中を生き延びる強い意志を表した歌詞が彼らによく似合います。
前奏中の八乙女くんのベースソロから始まり、一曲まるまるベースのサウンドを楽しめるのがポイントですね。
要所要所で入ってくるブラスもイカしてて、“ファンキー”、“ブラス”、“ベース”なんてワードが好きな人にはドンピシャなのではないでしょうか。つまり私のことです。
3.ウィークエンダー(シングル『ウィークエンダー/明日へのYELL』収録)
ファンキーなディスコ・チューン。とにかく完成度が高いシングル曲。
テンポの良いラップが癖になる。「ウィークエンドナイトは終わんない」の“ナイ”と“ない”の押印が気持ちいい。あ、2番で言えば「ナイト」の“ナイ”も。
1番と2番の歌詞が見事に対照的なのが面白いです。特に、1番「恋は、キラリ」→2番「恋は、ギラリ」といった微妙な発音の変化などが曲の中でいいスパイスになっているように思います。
4.Through the night(シングル『ウィークエンダー/明日へのYELL』通常盤 収録)
メンバーそれぞれのイイ声を堪能できるヘヴィなEDM。
サビのソロパートとユニゾンによる畳みかけるような掛け合いの格好良さに心掴まれます。
特に2番サビは、高木くんの雄々しいヴォーカルと有岡くんの悲哀を帯びた歌唱というソロパートの対比もあってかなり印象的。
それにしても、こんなに細かく歌割しても曲として破綻しないの地味にすごいと思う。ここ数年のJUMP楽曲聴いてるとよく思うんだけれど。メンバー全員の歌唱能力の高さとよく練られた歌割の成せる技……!
私が一番好きな箇所は、岡本くんの「I can make it through the night」のフレーズ。
彼の重量感ある歌唱によってサビが安定感をもって締めくくられる心地よい充足感。
英語詞をビシッと決められるメンバーがいるのってグループとして強みだなぁと思います。だって純粋に格好良いもん。
こういうヘヴィな曲において大黒柱たりうる彼の渋みのある声が好きです。
5.Walk(4thアルバム『JUMPing CAR』収録)
最初に聴いたとき、「深夜アニメ(可愛い女の子が出てくる系)のエンディング曲か……!?」と軽く衝撃を受けた。ポップで可愛いアニソンみたいな曲。こういうの大好き。
ドラムのリズムが裏・主役。自分はドラム叩けないけどなんか叩きたくなるノリの良さ。
女の子が歌うアニソンのような曲を歌えちゃうのは強い。
6.Shall We?(シングル『キミアトラクション』通常盤 収録)
最高のハロウィン・ソング。
ギミックとかコーラス満載でとにかく音が豪華。
豪華で遊び心をいっぱい盛り込みつつも癖っぽさがあまり強くなくて聴きやすい印象。
個人的には2番Bメロ~サビの流れと歌割がファンタジー色強めで大好きです。
2番Bメロ「Clap your hands ためらわず」の岡本くんが圧倒的で格好良い……!
なんか異能の力を持っていそうなオーラを感じる歌声です。勝手に”フロアの支配人”という設定で想像して聴いてます。
そんな岡本くんの呼びかけに応じるかのように、八乙女くん演じるオオカミ男が雄叫びをあげるという展開の素晴らしさよ。この部分のおかげで曲の世界観がより物語チックに深まってるように思います。満月をバックに狼へと姿を変える様子が目に浮かぶ。
そしてサビの「闇が闇と踊り歌う」というフレーズ。この曲での伊野尾くんの歌い方がミステリアスで儚げなので非常に霊的な存在のよう。こういう幻想的なの大好きです。どんなイメージを想像しながら歌われたのでしょうか。とても興味深いです。
歌割や歌声からメンバーそれぞれの曲中での設定を想像してみるのが楽しい楽曲です。
↓そして+α。
7.殺せんせーションズ(DVDシングル『殺せんせーションズ』収録)
Hey!Say!JUMPのそっくりさんグループ・せんせーションズによる映画『暗殺教室』の主題歌。
ヘビーメタルにデジタルサウンドを掛け合わせたとにかく激しい、けれどポップで聴きやすいっていうバランスがいいですね。
間奏部分とかユーロビートかと思うようなバリバリのシンセサイザーでテンション最高潮。ユーロビート大好き人間です。
私がJUMPを意識し始めたのは確かこの曲だったように思います。
自分が毎週観てる音楽番組「MUSIC FAIR」に出演してて、「Hey!Say!JUMPがMUSIC FAIRに出るの珍しいなぁ」なんてぼんやり観てたら、めっちゃ自分好みのデジタルサウンドのダンスナンバーを披露してて、「こういう曲もやるんだ~」とホイホイされました。ダンス上手いし格好良いな~って感じました。
それ以前から音楽番組などで彼らのパフォーマンスは何度か観る機会があり、グループ全体の歌唱・ダンス等のパフォーマンス・スキルの高さはよく認識していたんですが、(おそらく私の音楽の好みの問題で)なかなかフックがなくてハマるところまでいけてなかったのがこの「せんせーションズ」によって一気に引き込まれた感じです。
『JUMPing Car』(初回限定盤1)に“Hey!Say!JUMP”がせんせーションズの「殺せんせーションズ」をカヴァーしたバージョンが収録されているのが面白いです。良企画。アレンジに加えて歌割も本家と変えてあるので、比較して聴くと各々の個性がよく分かるのが楽しいです。
……とにかく個人的なお気に入りポイントを書いてみました。
全然書き足りないですが挙げればキリがないです。楽曲もフレーズも。
でも、楽曲を聴いて心に湧きあがったものを言語化すると新たな発見があって楽しいです。
今度はKAT-TUNのお気に入り曲について書いてみたいです。